視・観・察

「子曰く、其の以うる所を視、
其の由る所を観、
其の案ずる所を察すれば、
人いずくんぞかくさんや。」

論語に出てくる孔子の言葉です。
「視」とはその人の行動を知ろうとすること。
「筋の通った行動をしているか?」
一番評価がわかりやすい部分です。

「観」とはその人の行動の背景にある、
理由や動機を知ろうとすること。
なぜそのような行動をとるのか。
行動に表れているのは、氷山の一角のようなもの。
その奥にある、動機やそこに至った背景。
「なぜそのような行動をとるのか」。
この問いかけを大事にしたいものです。

「察」とは、さらに一歩進めて
その人は何に価値を置き、
何に満足して生きているかを察知すれば
必ずその人の真の性質が明らかになるものだと。
外面に現れた行為が正しく見えても
その行為の動機が正しくなければ
その人は決して正しい人物とはいえない。

なんとも深い、人間洞察です。









正しく見る


『指導者たるものは、できるかぎりとらわれを排して、
ものごとをあるがままに見るように
つとめなければならない。
そうしたあるがままの認識があって、
はじめて適切な指導も生まれてくる』
(松下幸之助氏 『指導者の条件』より)

ついつい人は、自分の感情に影響されたり、
自分の都合の良いように物事を見てしまいがちです。
それでは正しい判断はできない。
あるがままに認識するからこそ、
適切な指導も生まれてくるのだと。

先入観や思い込み、捉われを排して、
相手を知ろうとする。
その上で、個々に合った指導を行うことが大切なのだと。
「あるがままに見る」というのは、
なかなか難しいことではあります!










寄り道こそが人生!

毎週土曜のclubhouseでの深層対話がスタートし、早3ヵ月!
毎回、呼び水係のお題が楽しみでもあり、ドキドキでもあります。
今週は「寄り道こそが人生」がお題でした。

イタリア人にとっては「寄り道こそが人生」。
しかし、わたしたち日本人は、子どものときから「寄り道しないで、まっすぐ家
に帰りなさい」と言われ続けて育ち、寄り道を過程を楽しむことに、罪の意識を
感じてしまうのではないか?とは、確かに。

トロイア戦争の英雄オデュッセウスは、妃が待つ故郷に帰ろうとするが、なんと
10年間漂泊させられる。冒険したり、妃とは別の女性と子供を設けたり、
寄り道を楽しんでいる感じが否めない!

メンバーも、それぞれの寄り道人生を語り出す。
期せずして寄り道人生を歩むことになったことが、今のパートナーとの出逢いに
繋がったり、新たな事業展開に繋がったことも。
しかし、渦中は出口がないような焦燥感に捉われることもあり、寄り道ではなく
迷い道だったという声もあり、身につまされる。

しかし、今になって思うことは「寄り道こそがわらしべチャンス!」という
言葉に、一同深く頷く。
目的や目標を定めずに、心の赴くままに動いたことやピンときたことが、
今に繋がっていることも少なからずあるのだなあ、と。

私は、29歳のとき。ある目的のために会社を辞めたものの、思い描いていたこと
が実現できずにモヤモヤしている私に、先輩が「●●会社が研修インストラクタ
ーを募集しているよ。良かったら面接に行ってみたら?」と、声をかけて下さっ
たことが今のお仕事に繋がっています。


37歳のとき。
セミナー会社にPRに行った際「藤井さんがやれるというテーマは、
すでに著名な先生が登壇下さっています。そうだ!事務改善のセミナーはできま
せんか?それであれば登壇いただきたい」と、まったく未知の世界(笑)の話を
打診下さったことが、この方面への歩みをスタートするきっかけになりました。

この1年、「効率こそが第一義」を手放すことで「寄り道こそが人生」の醍醐味
も感じられるようになったなあ、と思います!







19周年


本日で弊社は創立19周年。
子供が1歳の時に、それまで個人でやっていた事業を法人化し、
本気で人財育成の道を進んで行くことを決めた日。

これまでたくさんの方のご支援をいただき、今日を迎えられたことに、
感謝ばかりです、本当にありがとうございます。

原点に立ち返り、これからも仲間とともに、この道を歩んで参ります。










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