もうすぐATD

今年のATD(Association for Talent Development)
カンファレンスは、サンディエゴにて開催されるので、
来週から渡米します。

基調講演者には、なんと!
バラク・オバマ前大統領が登場されます。
オバマ氏人気もあって、今年は参加者が
ずいぶん増えるかもしれません。

事前にいただいたセッション情報によると、
VUCA時代において、変化に適応していけるような
人や組織を生み出していくことが求められる中、
特に、最先端の技術や、
心理学・行動科学・神経科学の知見を活用した
学習のあり方を扱う「ラーニング・テクノロジー」
「ラーニングの科学」のトラックは、
今年も充実しているようです。

昨年のカンファレンスで知った、
「マイクロラーニング」という学習法については、
既存コンテンツで作るべく鋭意進行中です。

また、科学的な知見を元に、
組織文化やリーダーシップの変化について言及する
セッションも多いとのこと。
資料もしっかりを読み込みながら、
カンファレンスに臨みます!

シャスタに4日ほど滞在し、
いろんなものを浄化してから(笑)、
サンディエゴに向かいます。

コラム「反転学習を取り入れる」(2018年4月26日)

考える教育研修(3)「反転学習を取り入れる」

■反転学習とは

出典:http://flit.iii.u-tokyo.ac.jp/about/index.html

反転学習とは、受講者が事前に自宅で講義内容を予習し、後日の講義で予習を応用した問題を協働して解いたり、議論したりして、より深い学びを得る授業形態のことです。ある場所に集まって行う学習と講義後の復習の順序を反転していることが「反転学習」と呼ばれています。2000年代後半からアメリカの教育現場で導入が進み、注目されはじめています。
従来の学習形態は、教室や研修室などで実際に集まって講義を行い、自宅で復習することで学習内容の定着を図るものでした。
一方、反転学習は、自宅であらかじめ、eラーニングなどのデジタル教材を利用して学習し、受講者が予習することが求められます。
その後、実際に集まった研修では知識の伝達ではなく、予習内容をもとにディスカッションや参加型の学び合いを行うことでより深く知識が定着することをねらいとしています。

『反転授業』の著者達によると、「授業のビデオを作ることが反転学習定義ではない」と指摘し、「ビデオを1本も本書で示した指導アイデアのすべてを実践している教員もいる」と断っています。
著者達にとって、反転学習のアイデアはまずは「学習者と学習に焦点を置く考え方」であり、「学習の主導権を生徒に渡すこと」でした。特に「後者は多くの教師にとって受け入れるが難しいだろう」と語っています。つまり反転学習の趣旨は学習の主役は生徒や受講者であり、能動的な学習を実践させることにあります。
参照:ジョナサン・バーグマ/アロム ジョナサン・バーグマ/アロムズ著『反転授業』( Your Flip Your Classroom: Reach Every Student in Every Class Every Day)(オデッセイ コミュニケーションズ、 2014年 5月)

■反転学習導入のメリットと課題

反転学習の最大のメリットは、予習で得た知識を用いて、能動的に学習に取り組めることです。講義で初めて情報に触れる従来の学習法では、「講師に何を教えてもらえるのだろう?」という受動的な態度が至極当然です。しかし、反転学習では、自分ですでに予習してきたことを講義の場でどう応用するかが問われます。また、わからない点があれば質問ができるのもメリットです。どんな課題や問題でも同じですが、何がわからないかがわからないと質問もできない状況です。自発的に質問ができることは、理解を深める上で大きな意味があるのです。

予習で基礎的な知識を身につけているので、講義の場ではペアやグループでの議論など協働する時間を十分に確保できることも大きなメリットです。受講者は他人との議論を通して解答を見つけていくプロセスを学ぶことができます。

サンノゼ州立大学はMITのコースを活用した反転授業を同大の工学部のコースで実験的に行いました。その結果、反転を行ったクラスの中間試験の成績が従来の講義形式のクラスに比べて上昇したことが確認され注目を集めました(The Chronicle of Higher Education, 2012)。

反対に課題として、教材、動画コンテンツ作成における企業側の負担が大きいこと、eラーニングやシステムのコスト負担もあります。
また受講者が予習をしてこないと、講義を理解できない、わからないことを多くすべて解決できない、などが上げられます。その意味では、学習意欲の差、取り組みの差がそのまま仕事の質や生産性にも影響を与えるという問題点があります。
しかし、これまでの横並び、詰め込み式の一方的な教育・研修スタイルを改善するのが反転学習であり、上手く長所を生かし、自発的に働き、考える社員の育成を促すことです。結果的に企業の業績向上にも寄与するのです。

「せっかく」と「つい」

「せっかく」だからと「つい」で、
余計なものをため込む、抱え込む、という発想。

せっかく、こんなにご馳走が並んでいるのだから、
つい、あれもこれもと食べ過ぎる。

せっかくこのお店に来たのだからと、
つい、あれもこれもと買い込んでしまう。

せっかくここまで来たのだから、あれもこれもと
つい、予定を詰め込みすぎてしまう。

「せっかく」という思いが、「つい」という行動を生み、
その結果、「あれもこれも」という結果を招く。

「せっかく」という思いは、
「損」とか「後悔」をしたくない気持ちなのからか?
これまた執着なのだなあ、と思う今日この頃。

求めない

加島祥造の詩集「求めない」より。

「求めない―すると、本当に必要なものが見えてくる」
「求めない―すると自由になる」
「求めない―すると簡素な暮らしになる」
「求めない―すると今じゅうぶんに持っていると気づく」
「求めない―するとそれでも案外生きていけると知る」
「求めない―するとキョロキョロしていた自分が可笑しくなる」
「求めない―すると心が静かになる」
「求めない―すると人に気がねしなくなる」
「求めない―すると自分にほんとうに必要なものはなにか分かってくる」
「求めない―すると命の求めているのは別のものだと知る」

しかし、加島氏はこうも考えます。
「人間は、求めなければ、
進歩も前進もありえない。
そして”求める”ことは、
人間に備わった性でもある。
そのことをけっして否定するわけではない。

「求めない」とは、
求めすぎることを戒める言葉なのでしょうか。
過剰になること、際限なく求めることはやめる。
それだけでも楽で自然な生き方ができそうです。

ゴールデンウィーク休業のお知らせ

平素は格別のお引き立てを賜り、厚くお礼申し上げます。
誠に勝手ながら、弊社では下記期間につきましてゴールデンウィーク休業とさせていただきます。
ご不便をおかけいたしますが、何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます。     
                                 
【休業期間】   4月28日(土)~5月6日(日) 

毎朝の呼吸法

UNI H&H大学院の早朝瞑想会。
フェイスブックの非公開グループで、
毎朝5時半から呼吸法をライブ配信くださっています。

SO-AM呼吸法を毎朝15分ほど行うことで、
心身が整い、視界がクリアになることを実感しますし、
朝から細胞が元気になるようにも思います。

呼吸って大事だなあ、と思います。
「息を磨く」ことを
深めていきたいと思っていますが、、
毎日、無理なく続けられるこの呼吸法。
日曜を除いては、日々の習慣になりつつあります!

心のスキャニング

『人間は、ある段階までは論理的に考えたとしても、
それ以降は、”直感にゆだねる”ことが大事。
私たちの中には、大きな叡智が宿っていて、
そこにゆだねることが大事なのだ』と、
田坂広志氏はおっしゃいます。
スターウォーズでダースベーダーと闘うルークに、
オビアンケノビが「ルーク、フォース(心眼)を使え!」という
あの感覚、です。

1日の振り返りをする”反省日記”についても、同様だと。
反省日記も、ある段階からは、ただ書くのではなく、
その日1日の自分を、心の中でスキャニングしていく。
きっとどこかで、不調和を感じる瞬間があったはず。
それが今の自分の課題になっていることが多しなので、
自分の不調和に鋭敏になることが、大事なのだといいます。

たとえば「愛想の悪いタクシードライバーにムカッときて、
自分も乱暴に行先を告げたまま、ぶすっとしてたな」とか、
「〇〇さんにキツイ感じで言ってしまったけど、
イライラしている時は要注意だな」とか。
そして、その不調和に対してごめんなさい、と和解をすること。
それだけでも自分の心がスーッと整うのだと。

田坂氏曰く、伸びる人は、よい意味で不器用。
要領の良い人は、適当にかいつまんでやってみて、
やった気になっているが要注意だと、ぎくり。

真正面から取り組み、徹底的にやってみる。
不器用とは、実は天が与えた才能なのですね。

ミャンマー支援団体設立しました

MHDA-表

本日4月17日付けで、
一般社団法人ミャンマー人財開発機構を
設立致しました。

きっかけになったのは、
2年前のミャンマー訪問です。
日本語学校や僧院で、日本語を学ぶ学生たちの
キラキラ輝く目に惹き付けられました。

アウンサン市場で出会った、
娘と同い年のまーちゃんは、
「働かないといけないから、
学校には行けないの」と言いました。
学びたくても学べない、という
現実を知りました。

人財育成に長年携わる中で、
学ぶことは人生を変え、
国を豊かにすることを実感しています。

1人でできることには限りがあっても、
多くの人の智恵と熱意を集めることで、
大きなエネルギーを生み出すことができます。

ミャンマーという国は、
成長への潜在力を持っていますが、
支援が必要な領域も多く存在します。
人財開発もその一つです。

この社団法人を、
日本とミャンマーを結ぶ架け橋に
したいと思います。

まずはできることから、ということで、
日本語を学ぶ学生への奨学金の授与。
今年の秋もミャンマーに行きます。
また、ミャンマー人財との交流や、
ミャンマーの大学での寄付講座の開催など、
夢は広がります。

日本とミャンマーとの人財交流や、
ミャンマーにおける人財開発に関心をお持ちの方は、
またどうぞ、お力添えをいただけますようお願い致します。

個人の方は、1口1万円~、法人は1口5万円~、
ということで、賛同いただける方を募っております!

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