触発される日々

東京から名古屋に向かう車中です。
ここのところ、シンポジウムや
フォーラムに参加する日々ですが、
インプット→スループット→アウトプットすることで、
自分の中で熟成されたことが
立ち上ってくる感じです。

先週土曜日に参加した、
「京で輝く!女性活躍推進シンポジウム
~自分らしく働きたい,すべての人へ~」では、
ライフネット生命創業者、出口治明氏の講演拝聴。
還暦を迎えたのちにライフネット生命を立ち上げ、
70歳になって、APU(立命館アジア太平洋大学)の学長へ。
このしなやかさがすごい。

当たり前を疑うことから、
世の中は良くなっていく。
たとえば、「若者が高齢者を支える社会」などと、
一見当たり前のように語られていることを
鵜呑みにせず、数字・ファクト・ロジックをベースに、
自分の頭で考えることが大事。

生物学的に見ても、高齢者を若者が支えるというような
生き物はいない。
例えば定年制を廃止し、生きがいを感じることで、
健康寿命をのばし、一生現役!
「All Supporting All」の精神で、
みんなで支えあって行こう。

長時間労働では成果は出ない。
人間の集中力の限界は、2時間。
トータルでも2時間×3コマ、4コマが限界だ。
制限を設けることで、人間は考え、工夫を始める。
また、早く帰って「メシ・フロ・ネル」ではなく、
「人・本・旅」へ。

多様な場、人、機会とかかわることで、
新たな発想も生まれてくるのですね!

新たなスタート

今日は新月。
みずがめ座の新月、そしてこの時期は、
大きく変化する時期だそうです。

そういえば、ここ2週間ほどペンが
進まなかったことも、
今朝はサクサクと進みましたし、
なぜだか気持ちも、いつも以上にすっきり!
なんなんだろう、この感じは?と
思っていたら、今朝のメルマガにも、
こんな一説がありました。

『年明けから、なんとなく体調不良だった方、
気持ちが悶々としていた方は、
今日あたりから、流れが切り替わってくるはずです。
切り替わる流れに乗るために、
モノ、空間、時間、体、人間関係、仕事など、
まずは、整えてください。

そしてもうひとつ。

今回の新月は、未来に向けて、
大きく創造する時期です。
「どうせ無理」
「今の私には・・・」
とブレーキをかけるのではなく、
本当に望んでいる未来に向けて、
一歩を踏み出していきましょう。

心を解放し、想いのままに、
自由に自分を表現していきましょう。
もはや、遠慮や我慢は、何の意味も持ちません』。
(鈴木真奈美氏のメルマガより一部抜粋)。

なんだかとっても楽しみなことになりそうです!

コラム「探し物の浪費への考察(2)」(2018年2月15日)

探し物の浪費への考察(2)

前回の考察では、探し物が発生する主要因は「元に戻さない」ことでした。その解決策は、「定位置管理」「元に戻す習慣化」「モノの総量管理」の3つであることを述べました。
これらの手段が整理整頓であることは誰もが理解しています。しかし頭で理解することと、行動することは別次元です。探し物の浪費がなくなれば、本来の仕事へ集中でき、仕事はうまく流れます。納期遅れも解消でき社内からもお取引先さまからも信用を得られ、会社の発展に貢献できます。このように探し物をなくすことは仕事のスムーズな流れをつくる大切な要素なのです。
「仕事の流れ化」を阻むものが「停滞のムダ」であり、「探す」「手待ち」「やり直しする」「転記する」「確認する」「割り込み仕事で中断する」などが挙げられます。結果的に余計な労力となり、残業時間が発生し、心身ともに疲弊します。中でも「探す」行為が1日数十分、浪費していることから、「仕事の流れ化」を念頭に置いた環境整備を行うことを最優先すべきです。

環境整備の一連の流れは、
分ける:要るモノと要らないモノを分ける。

捨てる:要らないモノを捨てる。

整える:要るモノを使いやすいように配置する。

流れる:業務の流れとモノの流れをマッチさせる(作業動線をつくる)。

保つ:モノの定量、保管・廃棄ルールなどを決める。
定期的に掃除し、きれいにする。
の5つのステップによる流れ化です。

物事はシンプルにし、わかりやすくすることで、行動が容易になります。そして行動を促すには、行動するための時間を割り当てることです。仕事のスケジュールに組み込めば否が応でもやらざるを得なくなります。行動の源泉は決意でなく、日々のスケジュール項目として業務時間に割り当てるだけです。現在のムダな労力をなくし、後に可処分労働時間をつくるための環境整備を行うのです。
またモノや仕事環境だけでなく、現在足枷となっている業務のマイナス要素をなくすことも後の可処分労働時間を生み出します。よく現場では多忙だからそんな余裕はないと必ず反対勢力が存在します。しかし仕事に追われており、余裕がないからこそ、一旦立ち止まってマイナスや障害の要因を抽出し、楽してより生産性が上がるよう現在の業務を清算すべきです。仕事の流れ化の「分ける」行為は業務については、要る業務と要らない業務を分けることです。仕事に追われている部署ほど、業務の棚卸しは重要な解決手段です。仕事の流れ化の実現にはモノや環境と同じく、業務そのものも避けて通れないからです。

探し物の浪費は単なる整理整頓ができていないことの裏返しというより、モノや仕事の流れをコントロールしていないことに原因があります。余計なモノに振り回されないためにも、まず環境整備による流れ化を実践することをおすすめします。

6割メドで!

上司から頼まれた仕事を
細部にまで手を抜かず
完璧に仕上げたつもりだったのに
「これ、趣旨からずれてるよ。
やり直して」と差し戻された!
という声を耳にしました。

文字のフォントやレイアウトに凝ってみたり
作図機能を駆使してグラフを描いたり
細部にたっぷりと時間をかけて
「これで完璧だ!」と張り切って
提出したのに、上司の意図とは
違うと指摘されて、やり直しになる・・。

時はすでに締め切り直前で
やり直そうにも十分な時間すらない。
上司からしてみれば
「そんなに時間をかけずにもっと早く見せてほしかった」
と思っているかもしれません。

では、どのくらいの完成度で
上司に見せるのがいいのかというと、
体感値としては、「六割」くらいの完成度
のタイミングでしょうか。

大体のラフ案ができた時点で
全体の構成や切り口、強調する
ポイントなどが間違っていないかを
すり合わせるイメージです。

「このような形で進めたいと
思いますが、いかがですか?
意向と違っていませんか?」
六割くらいなら比較的早めに仕上がります。
上司のアドバイスを受けて
軌道修正しながら
残り四割の完成を目指す。

「ここだけは外してはいけない」
というポイントや、
「ここを間違えると元も子もない」
というポイントが仕事にはあります。
そのポイントさえずれていなければ
あとは肉づけすればよいのです。

ナレッジワーク系の仕事は、
ついつい時間をかけすぎてしまい、
完璧を目指そうとすると
時間がいくらあっても足りません。
凝りすぎて納期に遅れてしまったということでは、
本末転倒です。

質とスピードの程良いバランスも、
大事なポイントですね!

感動

「感動することをやめた人は、
生きていないのと同じことである」。

アインシュタインの言葉です。
人は日々、創造、発見、新たな出会いなどの中から、
「感動する」ということを味わっています。

たとえば知識を身につける、今まで知らなかったことを
知ることができた!と感動する。
その知識を使ってみることで、さらなる感動が生まれる。
「使ってみる=行動する」。原動力は「意欲」です。

未来のことなど何一つ決まっていない。
だからこそ、常に新鮮な見方、考え方をすることで、
意欲がわいてくるのでしょうね。
世の中は不確実なことばかり。
脳科学者の茂木健一郎氏によると、
その不確実性を楽しむことで、
脳はどんどん活性化されていくのだそうです。

新しいものに出会うか、出会わないかは、
自分次第。出会うことで感動が生まれ、
脳が刺激され、創造性が生まれる。

その感動を言葉に表現することで、
感動の回路は、これまたどんどん
強化されていくようです。

仕事もプライベートも、新たなチャレンジの連続です。
しかし、その不確実性を楽しんでいくことで、
人生は豊かなものになると信じています。

運マネジメント

運マネジメントの5条件。

1.自分は運が良いと思い続ける
2.運気を分けてくれる人と付き合う
3.メンター(師)を3人持つ
4.直言、苦言、諫言居士を3人持つ
5.学びと努力を継続する
          (新将命氏)

自分は運が良いと思い続けることですね。
運が悪いと思えば言動も暗くなりますが、
運が良いと思い続けることで、
言動も前向き、肯定的に変わる。

それにしても、やはり学びと努力の
継続は大事だなあ、と思います!

自分の原点

人にはそれぞれ使命がある。
人にはそれぞれ想いがある。

自分の会社を通じて
世の中に何を提供したいのか?
自分の原点にある「想い」って
何なのか?

今日の対話の中で、
そんなことを考える機会をいただきました。

まず、お腹の底から湧き上がってきた想いは、
「自分のように悔しい思いをする女性を
なくしたい!」という想い。
そう、女性の輝く未来を応援したいから
この会社をつくった、ということ。

自分が女性ということで受けた、
理不尽な差別を受けなくても済むように。
自分の足で立てるように。

一歩踏み出す自信と、勇気とエネルギーが沸き上がる。
研修やセミナーやコンサルティングを通じて、
そんな支援がしたい!という想いがあったのだと
改めて思い返したのでした。

妊娠8か月の時に言われた言葉。

「藤井さん、言うたら悪いけど、
そんなトドみたいな姿になったら終わりやな」。

キーッ!!

「女に何がわかる?
女は、家で旦那と子供の世話してたら
ええねん、それをしゃしゃり出てからに」。

クーッ!

悔し涙に暮れたこともありました。

しかし、こんなことを言ってくださった方も
ありました。

「藤井さんが組織をつくり、人を育てることの苦労や
会社を経営していくことの 大変さを、
身を以て体感したら、あなたの言葉は
今以上の説得力を持つと思いますよ」。

自分の過去に勇気をもらった
今宵のダイアログでした。