小さな約束

「この資料、あとで
メールしておきますね」
 
自分からそう申し出たのに
つい送り忘れてしまったことが、あります・・。

大事な約束事は覚えているのに
小さな用事や頼まれ事を
うっかり忘れてしまうのは
「大したことではない」と
心のどこかで思っているのかもしれません。

自分にとっては
優先順位が低いことでも
相手は約束したことを
覚えています。

すぐに送ったら「忙しいのにすぐに
送ってくれた」と
相手はうれしく思うでしょうし
何日たってもナシのつぶてなら
「結局あの約束は口先だけだったな」と
少し裏切られた気持ちに
なるかもしれません。

今日は部下育成セミナーでしたが、
参加された方の一人が、
こんなことをおっしゃっていました。

「誰に仕事を任せようかと
考えるとき、どんな仕事にも手を抜かず、
きちんと取り組む人には安心して仕事を
任せることができる」。

一方で、インパクトの大きな仕事には
興味を持って真剣に取り組むけれども
細かい仕事には手を抜いたり
納期を忘れたりするような人には
安心して仕事を任せることはできない」

ああ、そうだなあ、と思いました。

信頼とは、日々の積み重ねの上に
得られるもの。
気軽に口にしたことでも、
ちゃんと大事にできるかどうか。
人は、そういうところを
見ているのだなあ、と。

日々、精進です。

気がきく仕事って?

「あなたに仕事を任せたら安心」
お客様や周りから信頼される
仕事をするための要素は
いくつもあります

約束・納期を守る、
抜け・モレのない仕事ができる、
周りとの良好なコミュニケーションが図れるなど、
当たり前のことに加えて、
「気がきく仕事」というのも
欠かせません。

とはいえ、とっさの機転は思いつきで
出てくるものでは、ありません。
気が利く人になるためには、
今、目の前で起こっていること
=状況を把握する
ところから始めること。

状況を把握するとは、
周りで起きていることを理解しようとする
3つの力が大切です。
それは「観察力」、「傾聴力」、「想像力」。

この3つの力をフルに発揮することにより、
自分中心の発想ではなくて、
相手中心の発想が生まれます。
「おせっかい」ではなく、
気が利く対応ができますね。

また、「やらされ感」をもって
最低限の仕事をするのか、
創意工夫し仕事を創り出す
という気概をもって臨むのか。
同じ仕事でも結果は
大きく違ってきますね。

学習性無力感

心理学に「学習性無力感」という言葉があります。

獰猛なカマスと、小魚を一緒の水槽に入れて、
双方の間を透明の板で仕切る。
最初、カマスは、小魚を食べに行くため、
何度も体当たりを繰り返しますが、
ムダだとわかると、その後板をはずしても
小魚を食べようとはしません。

「どうせ何をしてもムリ。仕方がない」。
そんな時こそ、今、自分にできることに集中して、
現実をよりよく変えていくこと。

今日は、なんだかそんな心境です!

フロネティック・リーダーシップ

今日は一粒万倍日&天赦日。
今年の中でも上位に入る吉日です!
何かをスタートするには最良の日ということで、
新たなことを決断し、2つ始めることにしました。

人生は、日々判断、決断の連続です。
判断といえば、知の巨匠と敬愛する、
野中郁次郎氏が提唱する、
フロネシスをベースにした、
「フロネティック・リーダーシップ」。

フロネシスというのは、
『賢人の思慮、賢慮』のこと。
個別その都度の状況と、コンテクストの只中で、
最善の判断・行為ができる。
そのベースには、単なる経験ではなく、
哲学が重要になる。
そして、実践のみならず、教養も必要であるのだ、と。

関係性の中で判断する。
タイムリー、時間軸の中で考える。
世のため人のため、
きちんとした想いを提案していく。

このフロネシスをベースにした、
フロネティック・リーダーシップを
発揮するためには、6つの能力が必要です。

1.善い目的を創る能力
2.場づくりがうまいこと
  →人と人、人とモノ、ヒトと環境との関係性が生まれる場を創ること
3.ありのままの現実を直視する能力
4.その直感の本質をきちんと概念化する能力
5.その概念を実現する政治力
6.上記1から5を組織で共有する能力

言葉としては、なんとなく理解はできましたが、
どれもまったく体現はできていません!

引き算志向

「日本国旗の赤の面積は何パーセントだと思う?」
こんな質問を受けて、「40%位?」と答えたら、
なんのなんの。わずか18.8%でした・・。

白地に赤い丸がたったひとつだけの
日本国旗な、世界一シンプル。
しかし、「引き算は単に減らすことではなく、
むしろインパクトがあり、力強さを印象づける」
ことを教えてくれます。

「引き算の美学」。
茶道にしても禅にしても
俳句にしても、日本の伝統には、
この思想が反映されています。

経営にも通ずるように思います。
あれもこれも、と百貨店型の品揃えを
目指していた気がしますが、
引き算する勇気を持つことが、
自社の特長を際立たせることになり、
それは、力強いメッセージにも
つながるように思います。

可能性の枠

「毎日忙しくて時間がないから」とか、
「こんなことは苦手だから」と、
長らく回避していたことがありました。
しかし、避けられるどころか、
何度も向き合わざるを得ない出来事がやって来る。
ということは、それは自分の役割なのだなあと、
ようやく腑に落ちたのでした。

そのことを受け入れ、置かれた場所で、
一生懸命考え、取り組むことで、
「新たな自分との出逢い」があり、
自己肯定感が高まったり、
今まで気づかなかった自分の可能性を、
見出せるように思います。

今日はたくさんの対話の時間をいただきました。
対話することで自分の知らない自分に、
出逢える可能性もあります。
自分の頭の中にあることを、
人に話してみることで、
こんな風に思ってたんだ、と
自己理解が深まる。
また、話を聴くことで、
化学反応が起きることもあります。

「私はこういう人だから」と決めつけることなく、
しなやかに、自分の可能性の枠を
広げていきたいものです。

中道

昨日はジープ島の振返会。
メンバーが集まり、あののち、
自分の中や外に変化があったのか、
変わらぬ日々をなのか、をシェアする
時間となりました。

私の中に立ち上がってきた想いは、
「ハイブリッドな生き方」。
ジープ島に行くまでは、
息つくひまもなく、がむしゃらに
走り続ける日々でした。
お休みの日も何かをしていないと、
気が休まらない、という感じ。

・フェイスブックは365日毎日書かねば!
・朝は3時半に起きねば!
・隙なく生きねば!

いやいや、そんなに張り切りすぎずに、
「頑張る時があっても良し」
「ボヨーンとしている日があっても良し」

そんな風に考える自分がいて、
ちょっと肩の力が抜けた気がします。

とはいえ、二元の両極を行き来している感じなので、
日々の中に、緊張と弛緩のバランスを大切にする、
生き方ができればなあ、と思います。

さて、昨日のダイアログの中で出てきた「中道」。
ブッダが王族の暮らしと、それを捨て6年間苦行に入るが、
しかし、その中でも悟りを開くことはできなかった。
その中でたどり着いた「中道」という生き方。

「琴は糸を張りすぎても、緩くても、よい音は出ない。
ちょうどいい張り具合で、良い音が出るものだ。
悟りに至る道もこれと同じで。怠けても、張りつめ過ぎても
けっして悟りには至らない。人は努力する程度を考えなければならない」。

両極に偏らない、ちょうどよいあんばいの生き方とは、
簡単なようでむつかしいものです。

「仏の心を持って俗世を生きる」。
そんな言葉も沸き上がってきた、
豊かなダイアログタイムでした!

収集心

ストレングスファインダー2.0をやってみました。
”最も効果を上げる人たちは、自分の強みと、
行動を理解している人たちだ”という考えのもと、
自身の特長的な上位5つの資質を教えてくれます。

「最上志向」と「ポジティブ」は旧バージョンと変わらず。
「社交性」と「コミュニケーション」も想定内。
そして今回、そうかそうだったのか!と
至極納得できたのは資質の3番目にあった
「収集心」でした。

あっちこっちに興味が移る自分の習性は、
好奇心旺盛だからなのか、飽き性だからなのか。
正直、困った性分だ、と思うこともありました。

しかし、いろんなことを知りたがるのは、
この「収集心」によるものだったのだなあ、と、
自分を認められた気がします。

『あなたは知りたがり屋です。
読書をすればするほど、あなたの知識は増えていきますが、
知識が増えるほど知るべきことがほかにもあることを認識します』。

ふむふむまさに。
読書への飽くなき好奇心は止められません。

『意識して語彙を増やしましょう。
新しい言葉を集めて、その意味を学びましょう』。

『「目標志向」や「規律性」の資質が高い人と
パートナーを組みましょう。
彼らはあなたの知的好奇心が脇道にそれたとき、
軌道修正をしてくれるでしょう』。

面白い!

アウトシンカー

今宵は雪。
東京に向かう新幹線は、
徐行を繰り返しています。
大阪を出て3時間半で、
ようやく名古屋に着きました。、
名古屋は一面雪景色です!

今は23時30分ですが、
まだまだ、東京までの道のりは長い。
到着は夜中になること間違いなしですが、
こういう時は焦らず!慌てず!
休息したり、ノマドを楽しむことにします。

さて、”イノベーション人財育成”にピッタリな、
「アウトシンカー」のプログラム。

アメリカのブレッシングホワイト社が、
カイハン・クリッペンドルフ氏と、
彼の著書である「アウトシンク」の本をベースに、
共同開発したプログラムです。

昨日は、その全貌を学びましたが、
これはすごいプログラムです!
一刻も早くお伝えしたいとワクワクします。

他社が簡単に模倣できない
革新的なアイデアは、偶発的には生まれません。
アウトシンカー・プロセスは、
革新的で戦略的な100社以上の事例研究から証明された
「革新的なアイデアを生み出すためのプロセスと思考」
について、ケーススタディやディスカッションを中心に、
理解を深めていきます。
兵法三十六計の考え方もふんだんに取り入れた、
バランスの取れた中身です。

『イノベーションとは、
単なる発想やアイデアを生み出すことではない。
持続的に成長・発展するような、
競争優位性を持つものでなければならない』。

私たちも自社に置き換え実践しつつも、
世の中に啓蒙していきたいプログラムです!