旅するように働く

”旅するように働く”って、惹かれる言葉です。
以前、『モバイルボヘミアン 旅するように働き、生きるには』
(本田直之 四角大輔 共著)を読み、
仕事とプライベートを分けるのではなく、
「仕事・遊び・生活」に垣根がない状態での生き方、
自分の性に合っているなあ、と思いました。

作家の有川真由美氏は、
旅するように生きるための7か条を
こんな風におっしゃっています。

【旅するように生きるための七カ条】
第一条 世の中に対して「なにができるか」考え続けること
第二条 失敗をあたりまえだと考えて、一歩を踏み出すこと
第三条 万が一の「逃げ道」を準備していること
第四条 出逢った人を大切にして、個人的なネットワークを築くこと
第五条 自分のモノサシをもち、自分の「好き」を追求すること
第六条 先の予定を決め過ぎない、モノをもちすぎないこと
第七条 むずかしく考えすぎず、ものごとを明るく、シンプルにとらえること

むずかしく考えすぎず、ものごとを明るくシンプルにとらえる!
これは大事にしたいことです。

マインドワンダリング

何年か前のNHKスペシャルで、
ストレスとの付き合い方、が特集されていました。

『日々のストレスはいったいどのようにして
心をむしばみ、うつ病を発症するのか』
そのメカニズムが解説されていました。
ストレスを感じると、ストレスホルモンが
副腎から分泌され、ストレス反応を
体に引き起こします。

その中でも注目されているのがコルチゾール。
これが一定量をこえて分泌されると、
脳の機能を破壊することがわかってきました。
ストレスにさらされ続けると、脳のある部分に変化が
現われます。それは、海馬。
海馬は、記憶をつかさどり、感情にも関わる部分です。
その海馬を構成する神経細胞の突起がむしばまれ、減少します。

もちろん、ストレスを受けたとき身体が反応し、
ストレスホルモンが出るのは、自然の現象。
それは太古の時代、自然の中で生き残るためにも必要なことでした。
生命の危険を感じたときに心拍数が上がり、
緊急事態に速やかに反応できる。

しかし、現代は、人間関係や過多な仕事、睡眠不足など、
絶え間ないストレスにより、ストレスホルモンが出続けている
状態であり、これは危険。コルチゾールを分泌させ続け、
脳を破壊するのです。

そして、その状態を加速するのは、「マインドワンダリング」。
過去のストレスを感じた出来事や、ありもしない未来の不安に
想いを巡らせ続けてしまうことです。
このマインドワンダリングが、私たちの生活の
非常に多くを占めているといいます。
ハーバード大学の行動心理調査によると、なんと
47%に上るとのこと。
つまり私たちは生活している半分近くでストレスを
感じやすい状態になっているのですね。

こうならないためにも、ストレスが
かかった時用のコーピング(気晴らし)を
リストアップしておくと、効果的。

ストレスを感じたときには本を読む、音楽を聴く、
などなるべく数多くコーピングすることが大切。
自らのストレスへの対策を徹底的に繰り返すこと、ですね。
”脱マインドワンダリング法”、リストアップしてみます

本を紹介いただきました!

人事担当者の方が読まれる本、
月刊「人事マネジメント」5月号に
拙著をご紹介いただきました。

ファイルも使用フリーということで、
こちらに紹介文を掲載させていただきます。

2018.5JMあとがき3

今日の東京は酷暑の1日でした。
お仕事を終えて、ホテル隣のいつものカフェで一息。
ああ、またまたデスクワークがはかどりすぎで、
閉店までいそうです。
断腸の思い(笑)で、20時にはホテルに戻りまーす。

人間関係と幸福度

6月がスタートしました!
早いもので、娘が行って5ヶ月が過ぎようとしています。
1度も直接話をしたことはないけれど、
たまに送られてくるメッセージからは、
いろいろと試行錯誤しながらも、
頑張っている様子が伝わってきます。
人間関係の中で悩んだり、喜びを実感したり。

「人間関係こそが、この世の機微であり、
幸福度に大きく影響する」。
それを伝えたいがために、
彼女に心理学者ロバート・ウォールディンガー氏の
TEDスピーチを彼女に送りました。

史上最も長期に渡って 成人を追跡した研究であり、
75年間で724人の男性を追跡し、
仕事・家庭生活・健康などを記録し続けてきました、すごい!
「幸福と健康の持続には何が必要なのかを探索する」、
ということを目的に、ハーバード大学で何代にもわたって、
壮大な研究を行ってきました。

その研究の結果、
「わたしたちを健康に、そして幸福にするのは、
すばり人間関係に尽きる」とロバート氏はいいます。

私たちはついつい、てっとり早く
手に入れられる幸せを手に入れようとします。
しかし、人間関係は複雑に込み入っています。
家族や友達との関係をうまく維持して行くのも
簡単なことではないですし、
地道な努力を死ぬまで続けていきます。

しかし、長きに渡る研究で、定年退職後一番幸福な人は
「仕事仲間に代わる新しい仲間を自ら進んで作った人達ですし、
最も幸せに過ごしてきた人は、人間関係がそれに大きく影響している、
ということでした。

”複雑に込み入っていて、地道な努力を死ぬまで続ける”とは
まさに。地道な努力の先に得られる日々の幸福度。
これもまた、なにものにも代えがたい。

このスピーチは、英語学習にも効果的、
とてもわかりやすい英語でした!

報告会

早朝から、会社近くのスタバでカフェワーク。
朝の6時から開けばよいのに(笑)と思いつつも、
今日の全体ミーティングでのメッセージを最終調整。

午後からは、ATDの報告会も行うので、
これまた頭が爆発しそうでしたが、
ようやく鎮火し、整理がつきました。

デジタル・トランスフォーメーションの中で、
ひとりひとりの人間性・価値・強みを大事にしながらも
「人がかわる・組織がかわる」支援をどのように行っていくのか?
談論風発で、そんなことを考えていける1日になれば、と
思います!以下はATDで印象に残ったメッセージです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・「これからの20年で、人類はかつてない変化を経験する」(オバマ氏)
・AIやロボットが広く活用されるようになり、
これまでの「働く」ことに対して、破壊的ともいえる変化が
もたらされるであろう未来の世界に、しっかりと準備をして備えていこう(ATDチェアマン)
・プロフェッショナルとしての職業人生が60~70年ある中で、
 学んだスキルや知識の平均効力が5年間程度。
 1つの職にとどまる平均期間が3~4.5年という状況では、
 スキルアップだけでなく、リ・スキルも常に必要。
 また、そこに向かうための「グロースマインドセット」を育むこと
・学習者の学習に対するエンゲージメントを高め、
 個々にカスタマイズされた学習を即時に継続的に
 提供できるようにする環境デザインの重要性
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ホルモンの力

人間の体とは摩訶不思議。
見えない力が働いて、パフォーマンスにも
影響するのだなあと。

例えば、やる気は気合いで出すものではなく、
ホルモンが出してくれるものだと言います。
やる気ホルモンの筆頭格は「セロトニン」。
朝の光は、脳を活性化してくれるため、
セロトニン分泌の大事なキーワードは「早起き」。

好奇心は「ドーパミン」。
集中力は「ノルアドレナリン」が、
作り出すのだそうです。
この2つが出ると、
最強の学習効果が発揮される。
これらを同時に出すのは、運動。
少し汗ばむほどの有酸素運動をすると効果的。

記憶力と発想力をつくりだすのが、
「メラトニン」。
人の脳は眠っている間に、
起きている間の
経験を何度も再生し、確かめ、
過去の知識との整合性を図り、
神経回路に定着させ、
知識やセンスに変えている。

夜の10時から夜中の2時までが、
このメラトニンの分泌加速時間帯。

「早寝、早起き、適度な運動」は、
脳を活性化するのですね!

カフェは仕事がはかどる!

夕方東京入りし、1社訪問ののち、
19時半からずーっとこのカフェにおります。
夕食はサラダプレートを、おやつはスコーンを、
飲み物はコーヒーとロイヤルミルクティを。
あああ、仕事がはかどるはかどる。

店内の席は、9割がたいっぱいです。
仕事をする人、勉強をする人。
前の男性は「税法」について学び中。
一生懸命ノートに書きながら
覚えていらっしゃる様子。

周りを見渡しても、ぼーっとしている人は
まずいない。ほぼ全員が仕事&学びモードと
いうのにも、びっくり。勤勉だ!

居心地の良いカフェは、
仕事がはかどり、ついついオーバーワークに
なってしまいます。
あ、あと30分で閉店!
ラストスパート。あと一息頑張ります!

当たり前ではないこと

今朝起きたら、右足の土踏まずが痛い。
なんでだろう?と思いながらも、
スタスタ歩いていたら、だんだん痛みが増してきて、
夕方にはプックリと腫れてきました。
ケンケンしないと歩けないほどに・・。

元気に歩けて当たり前。
元気に目覚められて当たり前。
元気に食欲モリモリで当たり前。

当たり前と思っていたことは、
当たり前でないことに、
改めて気づかされたのでした。

『あなたが行きたいところに行くには、足が必要です。
進むためには足がいるのです。
足が痛いということは、前進するのを恐れていたり、
あるいは、未来を恐れているのかもしれません。
あなたの足の痛みは、あなたに決意するようにと
サインを送ってきているのです。
不安を持つ必要はまったくありません』。

「からだの声を聞きなさい」には、上記のようなメッセージが!
ふむ、これもまた然りです。
とはいえ、まずは明日病院に行って、
しっかりと診てもらうことにします!

効率と非効率

今朝も普通電車に揺られて目的地まで。
快速だったら30分で行けるところが、
普通電車だと1時間10分かかります。

「7分、快速の通過待ちをします」とか、
「時間調整で4分停まります」とか。
ゆったりモードで電車は動いていきます。
本を読んだり、ブログを書いたり、
CITTA手帳を書いたりと、私にとっては
朝の極上時間です!

改めて考えると、「効率」や「生産性」というのは、
「目的」によって変わってきますし、
一人ひとりの「主観」や「バリュー」と、
関わってくるようです。

30分で行ける、とか2倍かかった、とか、
目に見える数値だけではなく、
人はその行動になんらかの「意義」や「意味」を
見出しているので、一見ムダに見えることでも、
実は当の本人は楽しかったり、それによって、
結果、生産性が上がることもあるのだなあ、と
改めて気づいたのでした。

職場でも、「チームのメンバーと話している時間なんてない。
仕事!仕事!」ということでは、一体感や連帯感が落ちたり、
情報も共有されずに、結果、二度手間やミスにつながることもあります。
「効率化」のもと、大事なことまでやめてしまわないことですね。

しかし、そのためには、
周りと雑談含めてコミュニケーションが取れるように、
仕事の効率化を図ることも大事。
と、矛盾しているようですが、
その狭間で、どうバランスをとっていくか、に
面白さがあるように思います!