捨てる!

ここのところ、話題になることが多い「捨てる」ということ。
書類を捨てる、洋服を捨てる、古いやり方を捨てる。
捨てる対象は多岐に渡ります。

先日の管理職研修でも、
「これだけ変化が激しい中で、
今までのやり方、自分なりのやり方では、
通用しない、潔く捨てることも大切だ」という意見が
挙がっていましたが、私自身も「捨てることの必要性」を
最近とみに感じています!

これまでのやり方で大きな失敗をすれば、
決心はつきやすいのかもしれませんが、
なかなかそういう機会はありそうでないものです。

「少しづつ新しいものに変えて行く」、ということでは、
ついつい今までのやり方に戻ってしまいそうです。
しかし、意外と自分をその行動にいざなってくれるのは、
周りの人との”対話”だなあ、と思います。
先日の湯河原ダイアログでも、
自分の中に立ち上がってきたことが、いくつもありました。
もちろん、いざ手放すとなると執着があり、
なかなか簡単ではないのですが。

将棋の羽生氏の本の一説にもありました。

『豊富な経験と知識は、プラスに働くこともあるが、
新しい発想をする際には、
先入観なしに物事を見ることを阻んでしまう。
これを克服するためには、思いきって自分の経験や
知識を捨てて考えること。
“捨てる”には未練が残ることもあるが、
記憶も前例も意識的に、手放さなければ、
新しい発想を得ることはできない』。

桜の季節

関東地方の桜が咲き始めていますね!
今週はずっと東京に滞在なので、
お仕事が終わったら、毎晩、千鳥ヶ淵、目黒川、上野公園と
桜見物に行ってみようかなあと思います。

関西は、まだまだつぼみ情報。
今週末には吉野山にと思っていましたが、
ほとんと咲いていないようです・・。
となると来週土曜日か!?
いやあ、なぜこれほどまでに桜に心惹かれるのか。

風雪を耐え、力を蓄え、1年に一度、見事に咲く桜。
人々を魅了し、そして一瞬にして散っていく。
カッコイイ生き様に通ずるものがあるなあ、
と思うからでしょうか。

『悪い時が過ぎれば、よい時は必ず来る。
おしなべて、事を成す人は、必ず時の来るのを待つ。
あせらずあわてず、静かに時の来るを待つ。
時を待つ心は、春を待つ桜の姿といえよう。
だが何もせずに待つ事は僥倖を待つに等しい。
静かに春を待つ桜は、一瞬の休みもなく力を蓄えている。
たくわえられた力がなければ、時が来ても事は成就しないであろう』。

松下幸之助の言葉です。

春を待つ桜。静かに待つ桜。
素敵です!

別れの季節

会社に行く前、必ず立寄るスターバックスは、
とても心地よい空間です。
朝はシーンとしていて、仕事がはかどるはかどる。

さて、このお店にひときわ笑顔が素敵なスタッフの方がいます。
この笑顔に癒され、今日も1日頑張ろう、と思えるような
パワーをいただける方。
しかし、卒業のため、今月いっぱいでお店を辞めるそうです、
ああ、残念!今日でお会いするのは最後ですが、
カップのホルダーに、嬉しいメッセージをいただきました。

体のメンテナンスをずーっと担当下さっていた方も、
ご結婚、引っ越しで、つい先ごろ辞められました。
退職、異動、移転と、この時期はお別れの季節。
人とのご縁は永遠ではないものの、なんともさみしいものです。

人間関係を通じて、生きる喜び、楽しみを知り、
幸福に感じることも多々あります。
もちろん苦労や悲しみもあるのですが、それこそも
自分を磨いてくれる必要な出来事なのだと思います。

別れの季節は悲しいものですが、
その方々との豊かな時間は、映像のように、
記憶に刻み込まれています。

去り際

昨夜のイチロー引退報道には驚きました。

『やりがい、達成感、満足感を味わうことはあったが、
楽しいかと言うと違う。
そういう時間を過ごしてきて、将来はまた楽しい野球をやりたいな。
プロ野球選手になりたいという夢が叶うと、
そうじゃない野球を夢見る自分が存在した。
もっと早く終わってもおかしくなかった。今この状況が信じられない。
神戸の球場で寒い時期に練習するので、凹むんですよね。心折れるんですよ。
でも仲間に支えられてやってきたけど、最後は今まで自分なりに
訓練を重ねてきた神戸でひっそりと終わるのかなと、あの当時想像していた』・

いろんな思いを抱え、25年間のプロ人生を貫かれたことに
頭が下がります。

『メジャーや、新しい世界に挑戦するのは勇気がいるが、
成功すると思うから行く行かないという判断基準では、
後悔を生むと思う。

やりたいならやってみればいい。
できると思うから挑戦するのではなく、
やりたいと思えば挑戦すれば良い。
そうすれば結果に後悔はないと思う』。

一言一言がこころに刺さります。

誰にでもやってくる引退の時。
それは自分の限界が来た、と思う時かもしれないし、
次のステージに向かう時かもしれません。
しかし、どんな理由にせよ、イチローのように後悔なく
去っていきたいものです。

エゴから離れるには・・

沖縄最終日。
今日も快晴で24度になるようです。
昨日もセミナー終了後、国際通り、
陶器のやちむん通りを散策、堪能しました!

さて、最近は自分の「エゴ」と向き合う、
いや、向き合わざるを得ない日々が続いています。
聖人君子のようには生きられないにしても、
ちょっとは考えてみようよー、と思うことが・・。

サンマーク出版のベストセラー、「神との対話」の
一説にもこんな言葉があります。

『自分のために選んだことを人にしてやればいい。
幸せになろうと思ったら、人を幸せにしてやりなさい。
豊かであろうとするなら、人を豊かにしてやりなさい。
もっと愛が欲しいのなら、人を愛しなさい。
それも真剣にすること。自分の利益のためではなく、
本当に人のためになろうと思うこと。
そうすれば、すべてはあなたに返ってくる。

この新しい考え方があなたの経験になる。
あなたの状態になる。
いったんその状態になれば、
宇宙で最も強力な創造のマシンが動き出す。
神聖なあなた自身というマシンが。
そこであなたはその状態を想像しはじめる。
これで円は完成し、あなたはもっともっと多くを創造する。
それが、物理的な存在としての、あなたの中に現れる』。

わたしがわたしがと動いたことは、
結局、実は結ばないどころか、失うものも大きいのだなあ、と
思います。

確かな幸せの作り方

茶色いお菓子マスター、
近藤亜紀さんが、本を出版されました。
「小さいけれど確かな幸せの作り方」。

亜紀さんのFBやブログを日々楽しみにしており、、
いつか本を!と切望していただけに、
出版を待ちに待っておりました。

AKIさんは京都府南部でお菓子教室を23年、
2015年からは、精白されていない材料を使った、
身体にやさしい「茶色いお菓子教室」を展開されています。
バレンタインチョコや、記念日ケーキで
我が家も長年お世話になっていて、
みんな亜紀さんのお菓子の大ファン!

ということで、発売と同時に本を注文し、
読ませていただきました。
子育て、夫婦の関係性、食事、夢の叶え方まで
楽しく美味しく暮らすコツを教えて下さいます。
また、スイーツやお料理、調味料のレシピまで付いていて
1粒で2度美味しい!

本を読んで感じたことは、
「丁寧に暮らすことは自分を大事にすること」
なのだなあということ。
何気ない日常の中での小さな幸せこそが、本当の幸せなのですね。
日々つつがなく過ぎていくことは、
当たり前ではない、ということにも気づかせていただけました。。

また、「お菓子づくりは全ての材料をうまく繋げること」というくだりからは、
お菓子づくりは人間関係を紡いでいくことと一緒だなあ、と思いました。
分離させず、うまく手を繋げるには「お互いの状態を近づけてやること」。
冷たいものは常温に、熱いものは冷ます。
固いものはゆるめてから、一度に合わせるのではなく、少しずつあわせていく。

幸せに生きるヒントがいっぱいです。
娘が嫁ぐ日に手渡したい1冊です!

ひらめきに大事なこと

何かに行きづまったとき、
ボーっとしていると、突然閃くことがある。
「デフォルトモードネットワーク」という
耳慣れない言葉があります。
これは、、何もしていない脳の状態のこと。

大脳新皮質には記憶の断片が埋め込まれていますが。
ボーとしている時にこそ、自在にこの断片を
繋ぎ合わせ、新しい発想を生み出すことができるだといいます。

20数年前、大きな課題に直面していた時、
いろんな論文を読んだり実験方法を検証しても、
まったく解決の糸口が見つからない。
しかし、お風呂でボーっとしている時に突然閃いた!
そのことが後々IPS細胞につながったという山中教授。

閃きの極意は、ボーっとしていること。
そのためには記録の断片を蓄えておくことも大事ですね。

バラバラであった記憶の断片が
突然結びついてつながり
意味のあるネットワークが布置する!

脳はすごい。

一瞬でいい関係を築く!

敬愛する戸田久実先生の新刊、「コミュニケーション大百科」。
日々に生かせる事例満載で、一気に読みました!
高2の娘も「ママ、この本とってもわかりやすくってすぐに使えるね!」と、
親子でクイズ形式でも楽しませていただきました。

アンガーマネジメント・アサーション・アドラー心理学を
ベースにした研修が大好評の人気講師、久実先生なので、
とても実践的で、あるある話に笑う、うなづく!

気まずかったり、言いづらいシーンで、
相手を不快にせずに切り返すコツなど、
一瞬でいい関係を築くコミュニケーションのポイントが、
とてもわかりやすいです!

特に印象に残ったフレーズです。

・人の話の整理ができない人は自分の話の整理もできない
・セクハラにはユーモアを交えてぴしゃりと返す
・自分の話に値引きシールは貼らない
・相手があわてているときこそゆったりと構えて聴く
・断る時は「できません」より「そのかわり」を付け加える
・会話中に自分の言いたいことばかり考えている人は嫌われる
・何度も同じ話を繰り返す人にはさらりと切り返す

先日も、「何度も同じ話を繰返す上司。
黙って聴いている時間が苦痛で仕方ありません。
どうしたらよいのでしょう」とおっっしゃっていた方に、
早速、この本をオススメしておきました。

私が注意したいのは、
「ぼんやりした表現は相手の頭をぼんやりさせる」。ギクリ!
「ちゃんと片づけてね」とか、「働きやすい環境を作るね」とか、
ついつい言ってしまいます。
社内では、「社長の言葉が理解できない、もはや宇宙人レベルだ」
と言われたことも(笑)!!
それだけに手放せません!

記憶の歩留まりを上げる!

年齢を重ねると、記憶力が落ちると言われています。
確かに私も人やお店の名前が出てこなかったり、
えーっとあれは・・と苦労することもしばしばです。

しかし、これまでの研究では、
理解をともなわない純粋な記憶力については、
若者も高齢者も変わらないとされているのに、
なぜ物忘れが起きるのか?

精神科医 和田秀樹氏の講演録(三菱UFJ月刊誌記載)より
一部引用します。

『記憶するには、入力(記銘)・貯蔵(保持)・出力(想起)
という段階を踏みます。
入力につまずくのは内容が理解できない時。
そういうときは見えをはらず、人に聞いたり入門書を
読んだりし、理解したら必ず復習する。

入力した情報はいったん海馬に置かれ、
30日以内に同じ情報が入力された場合にのみ、
側頭葉に転写され、貯蔵されます。
逆に再入力されなければ、
その情報は捨てられてしまうのです』。

そうだったのか!!
30日以内のリマインドは必須だ。

さらには、覚えた直後に睡眠を挟むと、
記憶の歩留まりが倍程度よくなるので、
新たに学んだり復習するのは、就寝前がベストだと。

そして、もっとも重要なのが出力。
問題集計の勉強をしたり、ブログに学んだことを書くなど、
しっかりとアウトプットする。
出力することは早期力の鍛錬になるため、
中高年以降は出力重視の勉強に切り替えるとよいそうです。

ブログ、続けていこう!

ABCDE

面談の日々が続いています。
その中で、ハッと気づかされることがあったり、
お互いが、行動にコミットすることもあり、です。

事を成し遂げるのに
大事なことはABCDE。

Aは「aspire」。
最初に何か「したい」と、
思わなくてはならない。
つまり志が必要です。

Bはbelieve」。
自ら信じなければいけない。
志を持つのはいいけれども。
「そんなこといったって、
私はできませんよ」
というのでは駄目。

そして退路を絶って
「commit」しろということ。
具体的に計画を作る。

そして「do」。
やるしかない。

最後に大事なことは
「enjoy」。
おもしろく、楽しく前向きにやってこそ、
展望が拓けていくのだ。

このABCDE,心に留めて、ですね!

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