いよいよ開催!

いよいよATD ICE2022開催!
この3年はバーチャル参加です。

14のラーニングトラックの中で、特に興味があるのは、
今回初めて設けられた「Future Readiness= 未来への準備」。

学習機能が進化し続けている中、
どのようなテクノロジーを選択していくのか?
何が必要で何が不要なのか?
未来を見据え、投資すべき領域はどこか?
どのようにラーニングエコシステムを設計するのか?
「未来を見据え備える」ことのヒントが得られそうです!

ATDカンファレンスは、ラーニングに関わるトレンドや、
今後の方向性のヒント満載。
「Evaluating Impact=成果測定」も関心のあるテーマですし、
3名のキーノートスピーカーも必聴。

オンデマンド対応のコンテンツも多くあるので、
90日間、じっくり聴けるのも嬉しいことです!

善きことを行う

オーディブルで稲盛和夫氏の「生き方」を聴く。
この本は私のバイブルです!
折に触れ読み返しますが、
オーディブルで聴けるのも嬉しいことです。
「6つの精進=六波羅蜜」の一部を引用します。

『人生の中で、善きことを思い、善きことを実行していけば、
運命はよい方向へと変わっていく。
そのためには、お釈迦様が魂を磨き、心を高め、
悟りの境地に到達するための修行として説いている
「六波羅蜜」を実践することだ』

六波羅蜜の1番目は「布施」
自分がいまあることに感謝し、人様のために何かをして差し上げること。
その思いやりの心、優しい心を持って世のため、人のために尽くす。

2番目は「持戒」。人間としてしてはならないことを定めた
戒めをひたすらに守っていく。

3番目は「精進」。ただ一所懸命に働き、誰にも負けない努力をすること。

4番目は「忍辱」。苦しいことや辛いことも耐え忍びなさいということ。
人生は波瀾万丈であり、いつ何どき苦難が押し寄せてくるか分からないが、
その厳しい試練を耐え忍んでいく。

5番目は「禅定」。心を静かにすること。
忙しい毎日の中で心を静めることに努める、

6番目は「智慧」。ここまでの5つの修行に、
日々懸命に努めていくことで悟りの境地、つまり偉大な仏の智慧に至ることができる。

学生時代、毎週仏教学がありました。
その時はよくわかりませんでしたが、今は一言一言が、
染み入ります。

あれから2年半

改めてこの2年半を振り返ってみると、
一定割合の職場がハイブリッドワークにシフト。
生き方や働き方のパラダイムシフトが起き、
職場と家庭の境界があいまいになった感もあります。

組織に従属し、ワークとライフのバランスを図る生き方から、
自分で主体的に選択できるよう学び続け、
ワークもライフも楽しむ生き方へと、価値観の転換も起きている。

価値を生む源泉が効率性から創造性にシフトし、
人間中心の世界観の中で、組織のあり方、リーダーのあり方も、
変わってきつつある。
メンバーが自ら考え、共創する「自走する組織」。

なんという変化が次々と起きているのか!
このような環境下においては、生涯を通じて学び続けることが不可欠だろうし、
ラーニング・コミュニティが第三の社会基盤になるはず。

しばらくおこもりし、いろんなことを整理したいと思います!

人生に委ねる

ゴールデンウィーク気分も完全に吹っ飛び、
今日から本格的に仕事スタートです!

先日のclubhouseは「5年後、10年後にどうなっていたいか?」がテーマ。
それぞれが、自分の想いを語りましたが、
「人生に委ねる」という言葉がとても心に響きました。
コントロールの世界観ではなく、委ねるということ。

ティール組織の著者、フレデリック・ラルー氏の来日講演の中でも
こんな風に語られていましたが、その時は全然意味がわかりませんでしたが、
今は、少しだけ理解できるような気がします!

「人生の目的は神秘的なもので、自分で発見するようなものではない。
私がすべきことは、人生の目的が私を通して実現されるように、
できる限り自分の人生をオープンにし、目的が入ってくるための
スペースを用意することです」。

「いまは人生が自ら語ってくれるのを待ち、
その声が聞こえたらベストを尽くすだけ。
人生の目的は自分が宣言するものではなく、突き付けられるもの 。
自分はそれに従えばいい」。

スペースを空けておかないと、声にも気づけない。
ところで、声に気づく感覚って?

自分の内なる声に耳を傾けることや、体の声を聴くこと。
また、スケジュールを詰め過ぎず、「ぼーっと」する時間を
大事にすることなのか?

スペースが詰まっている方が落ち着く(笑)ので、
生き方をちょっとずつ変えていきたいとも思うのでした!

文化的価値

昨日は、リアルで山口周氏の講演拝聴!
「文明的価値から文化的価値へ」というテーマで、
90分、とても質の濃いお話でした。

2016年、フィナンシャルタイムズの記事に
「美術系大学院にエグゼクティブの入学が増えている」という
記事が出た。ビジネスを論理的思考だけではなく、
アート的な側面「感性」や「審美眼」で捉えることの重要性を
実感しているのか。

これからの時代は「正解を出せる人」より「問題を見つける人」。
向こうから問題を投げかけられる、クイズとパズルに代表されるような、
20世紀型能力はAIに凌駕され、いずれコモディティ化する中で、
勝ち残るのは「安い」「早い」。
投げかけられた問題に答えるというよりは、
新たなに問題を見つけ、問題を設定する力が、
イノベーションを生み出す。

また、「予測より構想」、「役に立つより意味があること」を
考え生み出していく力が、必要なのだと。

「もっと快適で便利な世界ではなく、
真に生まれてきて良かった、と思える社会を、
私たち一人ひとりが、どのように創っていくのか」。

これまた、大きな問いをいただきました。

これは驚き

「UNIQLO and MARNI(ユニクロ アンド マルニ)」誕生の
ニュースは、衝撃でした!
大好きなブランドMARNIが、ユニクロ価格で購入できるとは、
心躍りますが、即売切必須。
手に入れるのは、至難の業に違いない・・。

『シンプルで上質、そして機能や細部への工夫に満ちた服という
ユニクロの理念に、MARNIならではのクリエイティブな
息吹を吹き込むことで、大胆で革新的なLifeWearが誕生』。

一見、対極にあるもの同士がが組み合わさることで
生まれる価値。
5月20日の発売が楽しみです!

バタフライエフェクト

今から四半世紀以上前、大好きだった番組、
NHK「映像の世紀」。毎回楽しみに観ていました。
今年、この新シリーズ「映像の世紀 バタフライエフェクト」
が始まりました。

『一羽の蝶の羽ばたきが嵐を起こす』。
蝶の羽ばたきのような、ひとりひとりのささやかな営みが、
いかに連鎖し、社会や世界を動かしていくのか?

今回のclubhouseは、各人のバタフライエフェクトに
まつわるお話でした。

・早朝食事会で、たまたま隣合わせに座り、受け取った1枚のちらしが
その後の繋がりや、大きな連鎖を生むこととなった。Uさんありがとう!
・大学受験の帰りに受け取った新設校のちらしが、自分の今に繋がっている
・新幹線で隣合わせた外国人の方に、隣で焼肉弁当を食べても良いか(笑)
確認したことがきっかけで、30年以上にわたる日米交流が始まった
・丘のジープ島体験が、community発足のきっかけになった

「自分の中の、小さなバタフライがはばたくかすかな音を
聞けるかどうかが大事」。この言葉が印象的でした。
声をキャッチできるかどうかは「自分が整っていること」、
そしてある種の「このままではまずいかも」という、サバイバル感覚。

このかすかな音と声に沿って動いてみること、ですね!

手厳しい一言

日経新聞夕刊「わたしのリーダー論」、毎回楽しみです。
今回は、日本IBMで「女性初」を歩み続けてきた、
内永ゆか子氏へのインタビュー記事。

「上司や部下からの時には手厳しいひと言が、
リーダーとしての成長につながった」という以下のくだりに、
思い当たること満載で、深く頷いたのでした・。

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ある時、部下に自身へのアドバイスを求めたところ、
「私たちをもっと好きになってください」と言われ、衝撃を受けた。
当時は、部下が素晴らしい発言をしても、
もっと良いことを言おうとしたり、
部下たちと張り合ったりすることがあった。

部下を好きになるよりも、負けたくないと構えてしまっていた。
そうすると相手にも構えてしまう。

それからは仕事で誰かと対立することがあっても、
心の中で『私はこの人が好きなの』と思うようにしている。
そうすると不思議なことに、自然に顔がにこやかになり、
相手との関係もほぐれてくる。

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ついつい「もっと良いこと、すごいことを言って、
周りに認めてもらわないと」と、無意識にやっている自分がいるなあ、と。
鎧でガチガチに固めていた頃は、それがさらにひどい!
社内外でも「負けてはならない」と、戦闘モード(笑)。

自分がナンボのもんかと思うのですが、
これも承認欲求の表れなのか・。

昨日「日本人の承認欲求」という本を読み、
”人間にとって丸ごとの自分を承認されることが必要だが、
日本人にとっては、その場が会社なのである”、という話と
繋がっている感じもしました。

コア・バリュー・リーダーシップ

怒涛の日々も一段落です。
ようやく本を読む、心の余裕も出てきました!

「組織を変えるリーダーは自己変革から始める」。

こんなキャッチに惹かれて購入した
「コア・バリュー・リーダーシップ」読了。

社会や市場のパラダイム・シフトが起きている中、
これまで主流とされていた経営の考え方が
今の時代にそぐわなくなったことが、少なからずあります。

人の生き方についても、多くの人にあてはまる「人生のレール」のような
ものが敷かれていたけれど、今は良くも悪くも選択肢のある世の中。
「生き方」も「幸せのかたち」も多様です。

こんな時代、リーダーのあり方も変わってきた。
VUCAな時代、激しい変化の荒波を乗り越え、
会社と人を導いていくためには、
「自分は何を目的に生きているのか?」
「自分はいったい何者なのか?」
これらを定義し、人生の指針として貫いていくことが大事だと。
こういった軸がないと、外的な環境や変化に翻弄されてしまい、
正しい経営判断やリーダーシップを発揮することができなくなる。

そして、「人間」に対する
理解がないとリーダーは務まらない。
そのためには「自分(己)」を深く知ること。
自分と深くつながらないと、他人とつながることはできない。
会社の戦略遂行や人の管理のみではなく、
人間としての在り方を問われているのだ。

真っ先に着手すべきは「自己の創造」。
自分が一生涯を通じてどんな人間であいたいのかを
常に認識し、日々の生活や仕事の中で実践していくことが、
自己変革に繋がっていく。

リーダーシップというのは、突き詰めて考えていくと、
人間関係。肩書や役職に依存するのではなく、
周囲の人の「人望」があってこそ成り立つ。