オバマ氏のメッセージ

アメリカサンディエゴで行われた、
ATD(Association for Talent Development)
カンファレンスから戻ってきました。
例年以上に刺激的で、心に染み入る
メッセージをたくさんいただいた日々でした。。

今回のカンファレンスは75周年の節目の年、
ということもあり、基調講演者は、
バラク・オバマ前大統領。

会場前には朝の5時前から行列ができ、
登場された折には、大歓声と全員総立ちで大喝采。
大変な盛り上がりでした。
オバマ氏は、リラックスした雰囲気でソファに座り、
ATDのCEO,トニー氏との、
対談形式で話が始まりました。

ゆっくりと丁寧な口調で、
オバマ氏、両親、祖父母、
そしてパートナーのミシェル氏も、
裕福な家庭の出身ではなかったが、
教育を通じてに成功を掴んだこと、
教育が人生を変えること、
教育の大切さを語っていました。

印象に残ったことは、以下の話です。

「自分が何かになりたい」というよりも、
「自分がやりたいことを明確にすること」が大事。
社長になりたい、富豪になりたい、ではなく、
何をやっていきたいのか。
自分がやりたい、と思うことを、
一つずつ積み重ねていくことだ。

自分の価値観(バリュー)を持ち、
それに沿って生きることが大事だ。
変化激しき時代だからこそ、現実を直視し、
いろいろな人々の言葉に耳を傾けながらも、
自身のバリューや信念に基づいて
一歩ずつ変化を生み出していくこと。

圧倒的な存在感と、体現者だからこその、
ありかたそのものの影響力に、
しばらくは、口もきけませんでした。
あとからしみじみ感じ入るお話でした。

ATDでの気づきを、これからしばらくの間、
綴ってまいります。

シャスタ

サンフランシスコ国際空港に着きました。
あと1フライトで、シャスタの最寄空港、
レディングに到着予定です。

アメリカの聖地といえば、
セドナとシャスタ。
一昨年セドナに行った時は、
パワフルでダイナミックなエネルギーに
圧倒されました。

これから訪れるシャスタは、
「聖なる水の聖地」とも言える場所です。
写真を見ているだけでも、
シャスタ山を中心に、山、滝、湖、緑が
広がっています。
まだまだ雪深いところもあるようですが、
大自然を楽しめそうです。

自然の中に身を置くことで、
自分が整い、パワーが漲ってきます。
内なる自分の声と対話できるのも、
こういった場所ならでは。

明日は最低気温が1度になるようですが、
しっかり防寒し、シャスタの山歩きを楽しみます!

もうすぐATD

今年のATD(Association for Talent Development)
カンファレンスは、サンディエゴにて開催されるので、
来週から渡米します。

基調講演者には、なんと!
バラク・オバマ前大統領が登場されます。
オバマ氏人気もあって、今年は参加者が
ずいぶん増えるかもしれません。

事前にいただいたセッション情報によると、
VUCA時代において、変化に適応していけるような
人や組織を生み出していくことが求められる中、
特に、最先端の技術や、
心理学・行動科学・神経科学の知見を活用した
学習のあり方を扱う「ラーニング・テクノロジー」
「ラーニングの科学」のトラックは、
今年も充実しているようです。

昨年のカンファレンスで知った、
「マイクロラーニング」という学習法については、
既存コンテンツで作るべく鋭意進行中です。

また、科学的な知見を元に、
組織文化やリーダーシップの変化について言及する
セッションも多いとのこと。
資料もしっかりを読み込みながら、
カンファレンスに臨みます!

シャスタに4日ほど滞在し、
いろんなものを浄化してから(笑)、
サンディエゴに向かいます。

「せっかく」と「つい」

「せっかく」だからと「つい」で、
余計なものをため込む、抱え込む、という発想。

せっかく、こんなにご馳走が並んでいるのだから、
つい、あれもこれもと食べ過ぎる。

せっかくこのお店に来たのだからと、
つい、あれもこれもと買い込んでしまう。

せっかくここまで来たのだから、あれもこれもと
つい、予定を詰め込みすぎてしまう。

「せっかく」という思いが、「つい」という行動を生み、
その結果、「あれもこれも」という結果を招く。

「せっかく」という思いは、
「損」とか「後悔」をしたくない気持ちなのからか?
これまた執着なのだなあ、と思う今日この頃。

求めない

加島祥造の詩集「求めない」より。

「求めない―すると、本当に必要なものが見えてくる」
「求めない―すると自由になる」
「求めない―すると簡素な暮らしになる」
「求めない―すると今じゅうぶんに持っていると気づく」
「求めない―するとそれでも案外生きていけると知る」
「求めない―するとキョロキョロしていた自分が可笑しくなる」
「求めない―すると心が静かになる」
「求めない―すると人に気がねしなくなる」
「求めない―すると自分にほんとうに必要なものはなにか分かってくる」
「求めない―すると命の求めているのは別のものだと知る」

しかし、加島氏はこうも考えます。
「人間は、求めなければ、
進歩も前進もありえない。
そして”求める”ことは、
人間に備わった性でもある。
そのことをけっして否定するわけではない。

「求めない」とは、
求めすぎることを戒める言葉なのでしょうか。
過剰になること、際限なく求めることはやめる。
それだけでも楽で自然な生き方ができそうです。

毎朝の呼吸法

UNI H&H大学院の早朝瞑想会。
フェイスブックの非公開グループで、
毎朝5時半から呼吸法をライブ配信くださっています。

SO-AM呼吸法を毎朝15分ほど行うことで、
心身が整い、視界がクリアになることを実感しますし、
朝から細胞が元気になるようにも思います。

呼吸って大事だなあ、と思います。
「息を磨く」ことを
深めていきたいと思っていますが、、
毎日、無理なく続けられるこの呼吸法。
日曜を除いては、日々の習慣になりつつあります!

心のスキャニング

『人間は、ある段階までは論理的に考えたとしても、
それ以降は、”直感にゆだねる”ことが大事。
私たちの中には、大きな叡智が宿っていて、
そこにゆだねることが大事なのだ』と、
田坂広志氏はおっしゃいます。
スターウォーズでダースベーダーと闘うルークに、
オビアンケノビが「ルーク、フォース(心眼)を使え!」という
あの感覚、です。

1日の振り返りをする”反省日記”についても、同様だと。
反省日記も、ある段階からは、ただ書くのではなく、
その日1日の自分を、心の中でスキャニングしていく。
きっとどこかで、不調和を感じる瞬間があったはず。
それが今の自分の課題になっていることが多しなので、
自分の不調和に鋭敏になることが、大事なのだといいます。

たとえば「愛想の悪いタクシードライバーにムカッときて、
自分も乱暴に行先を告げたまま、ぶすっとしてたな」とか、
「〇〇さんにキツイ感じで言ってしまったけど、
イライラしている時は要注意だな」とか。
そして、その不調和に対してごめんなさい、と和解をすること。
それだけでも自分の心がスーッと整うのだと。

田坂氏曰く、伸びる人は、よい意味で不器用。
要領の良い人は、適当にかいつまんでやってみて、
やった気になっているが要注意だと、ぎくり。

真正面から取り組み、徹底的にやってみる。
不器用とは、実は天が与えた才能なのですね。

ミャンマー支援団体設立しました

MHDA-表

本日4月17日付けで、
一般社団法人ミャンマー人財開発機構を
設立致しました。

きっかけになったのは、
2年前のミャンマー訪問です。
日本語学校や僧院で、日本語を学ぶ学生たちの
キラキラ輝く目に惹き付けられました。

アウンサン市場で出会った、
娘と同い年のまーちゃんは、
「働かないといけないから、
学校には行けないの」と言いました。
学びたくても学べない、という
現実を知りました。

人財育成に長年携わる中で、
学ぶことは人生を変え、
国を豊かにすることを実感しています。

1人でできることには限りがあっても、
多くの人の智恵と熱意を集めることで、
大きなエネルギーを生み出すことができます。

ミャンマーという国は、
成長への潜在力を持っていますが、
支援が必要な領域も多く存在します。
人財開発もその一つです。

この社団法人を、
日本とミャンマーを結ぶ架け橋に
したいと思います。

まずはできることから、ということで、
日本語を学ぶ学生への奨学金の授与。
今年の秋もミャンマーに行きます。
また、ミャンマー人財との交流や、
ミャンマーの大学での寄付講座の開催など、
夢は広がります。

日本とミャンマーとの人財交流や、
ミャンマーにおける人財開発に関心をお持ちの方は、
またどうぞ、お力添えをいただけますようお願い致します。

個人の方は、1口1万円~、法人は1口5万円~、
ということで、賛同いただける方を募っております!

ムダも必要?

東京大学教授 西成活裕氏の
無駄学によると、
「無駄かどうかは期間と目的の
二つを定めないと決まらない」。
たとえば、学生時代、受験に関係のない科目を
勉強するのは時間の無駄だと思っていたが、
20年後にそうした知識が役に立って、
論文をまとめることができたという。
このケースの場合、期間設定が3年と短ければ、
無駄かもしれないが、20年とすれば無駄ではないかも
しれない。

ある組織で仕事の成績が悪かった人を
異動させたら、残った人の関係が急に険悪になり、
生産性が大いに低下してしまった、という例。
仕事でいい成績を挙げる、という目的では
ダメだったかもしれないが、組織の人間関係潤滑油、
という目的においては、大事な役割を果たしていたのだという。

いま、社会がどんどん短期的な視野に陥っており、
無駄だと思うことを切り捨てて、見せかけの効率化に走るのは、
大変危険だと感じている、とはまさにです。

まずは目的と期間設定を適切に定め、
それを組織できちんと共有していくことで、
ぶれない無駄の判断ができるのですね。

それこそが、長い目で見た時の、
真の効率化である、というお話にも納得でした。