ストレスコーピング

名古屋にやってまいりました!
移動多しの今週も、無事終盤を迎えています。

さて、日々のストレスは、
いったいどのようにして心をむしばみ、
うつ病を発症するのか?

以前NHKでやっていた番組は、
そのメカニズムを解説していました。

ストレスを感じると、ストレスホルモンが
副腎から分泌され、ストレス反応を
体に引き起こします。

その中でも注目されているのがコルチゾール。
これが一定量をこえて分泌されると、
脳の機能を破壊することがわかってきました。
ストレスにさらされ続けると、脳のある部分に変化が
現われます。それは、海馬。

海馬は、記憶をつかさどり、感情にも関わる部分です。
その海馬を構成する神経細胞の突起がむしばまれ、減少します。

もちろん、ストレスを受けたとき身体が反応し、
ストレスホルモンが出るのは、自然の現象。
それは太古の時代、自然の中で生き残るためにも必要なことでした。
生命の危険を感じたときに心拍数が上がり、
緊急事態に速やかに反応できる。

しかし、現代は、人間関係や過多な仕事、睡眠不足など、
絶え間ないストレスにより、ストレスホルモンが出続けている
状態であり、これは危険。コルチゾールを分泌させ続け、
脳を破壊するのだそうです。

そして、その状態を加速するのは、「マインドワンダリング」。
過去のストレスを感じた出来事や、ありもしない未来の不安に
想いを巡らせ続けてしまうことです。
このマインドワンダリングが、私たちの生活の
非常に多くを占めているといいます。
ハーバード大学の行動心理調査によると、なんと
47%に上るとのこと。
つまり私たちは生活している半分近くでストレスを
感じやすい状態になっているのですね。

こうならないためにも、ストレスがかかった時のために、
コーピング(気晴らし)をリストアップしておくと、効果的だといいます。
ストレスを感じたときには本を読む、音楽を聴く、
などなるべく数多くコーピングすることが大切。
自らのストレスへの対策を徹底的に繰り返すこと、ですね!

働きすぎ改革

東京での仕事を終えて、和歌山に向かっています。
大雨の影響で、新幹線が遅れているのですが、
最終の黒潮に、無事接続してほしいところです!

今朝は4時半にPCに向かって以降、
止まることなく仕事三昧。
打合せ4件、終日セミナー1本。

移動中の新幹線では、
資料作成にメール返信と、、
ちょっと働きすぎな感じかも。

しかし、集中しゾーンに入ると、
2時間位あっという間です。
ワーカーホリック気味という、
バブル体質を引きずっているので、
「働きすぎ改革」が自分には必要だと、
つくづく思います!

自信

毎日暑い日が続いていますね。
西へ東へと移動の日々ですが、
元気に乗り切れる自信・・あります!(笑)。

『自信とは、自分を裏切らないこと。
普段から決めたことは、必ずやり遂げるという、
小さな達成感の積み重ねが、自信につながる』。

自分を信じる、と書いて『自信』。
決めたことを行動に移していけば、
自分への信用が積み重なり、
結果として自信につながるとは、まさに!です。

3年前は、突然声が出なくなったことにはじまり、
気分がすぐれない、気持ちがウツウツする、
睡眠の質が低いのでいつもだるい、など、
すっかり自分の体調管理に自信がなくなりました。

これをきっかけに、質の高い睡眠・食事・栄養・運動を
マネジメントすることで、自分への自信を取り戻せました。
小さなことの積み重ね、大事ですね!

心を整える

「念を継ぐな」という教えが禅の中にあります。
一つのことばかり考えていると、どんどん、
まだありもしない方向に考えが膨らんでしまうということ。

「あの人とは気が合わない」。
「きっと私のことをよく思っていないに違いない」。
「陰で私のことを悪く言っているに違いない」。

などというように、あれこれ起こってもいないことを考え出すと、
どんどん不快な気持ちになり、イライラは募るわ、
疑心暗鬼になるわ、自信は持てなくなるわ、で
いいことは一つもありません。

ふっと思い始めた瞬間に、そこで考えることをやめて、
次の思いにつなげない。
これが「念を継ぐな」ということだと。
答えがないようなことを延々と考えすぎると、
お悩みのつぼにはまったり、迷いが生まれてしまいます。

座禅を組んでいるときに、喝!と入れられますが、
禅僧も同じようにドキリとはするようです。
しかし、一瞬ドキリとしても、心を鎮めるまでの時間が
禅僧は短く、一般の人は長くかかるそうです。
速やかに心を整えること、その秘訣は念を継がない、
ということにもありそうですね。

野心のすすめ

始発に揺られてやってきました。
研修会場近くで、朝6時過ぎから朝活中です。
ああ、この早起きという習慣は、
滞ったものを、すべて流してくれます。

さて、今しがた読んだ
横浜市長、林文子さんのインタビュー記事に
「清らかな野心」という表現がありましたが、
至極共感です。

野心という言葉には、
人を押しのけてでも自分が抜きん出よう、
というような、負のイメージがつきまといますが、
私はむしろ「大きな飛躍を視野に入れ、
新しいことに大胆にチャレンジしようという気持ち」だと
思いますし、大いに大事にしたいことです。

林真理子さんの本、「野心のすすめ」の一説は、
今も鮮明に覚えています。
”やってしまったことの後悔は日々小さくなるが、
やらなかったことの後悔は日々大きくなる”。

”野心を持つことができる人とは、
自分に与えられた時間はこれだけしかない、
という考えが常に身に染み付いている人”。

足るを知る、という感謝の気持ちを大事にしながらも、
やり残したことのないように、
この人生を駆け抜けたいです。
まだまだ折り返し地点です(笑)。

心のスキャニング

『人間は、ある段階までは論理的に考えたとしても、
それ以降は、”直感にゆだねる”ことが大事。
私たちの中には、大きな叡智が宿っていて、
そこにゆだねることが大事なのだ』と、
田坂広志氏はおっしゃいます。
スターウォーズでダースベーダーと闘うルークに、
オビアンケノビが「ルーク、フォース(心眼)を使え!」という
あの感覚、です。

1日の振り返りをする”反省日記”についても、同様だと。
反省日記も、ある段階からは、ただ書くのではなく、
その日1日の自分を、心の中でスキャニングしていく。
きっとどこかで、不調和を感じる瞬間があったはず。
それが今の自分の課題になっていることが多しなので、
自分の不調和に鋭敏になることが、大事なのだといいます。

たとえば「愛想の悪いタクシードライバーにムカッときて、
自分も乱暴に行先を告げたまま、ぶすっとしてたな」とか、
「〇〇さんにキツイ感じで言ってしまったけど、
イライラしている時は要注意だな」とか。
そして、その不調和に対してごめんなさい、と和解をすること。
それだけでも自分の心がスーッと整うのだとおっしゃいます。

やってみたい!と思いつつも、要注意なのは
この飽きっぽい性分・・・。
田坂氏曰く、伸びる人は、よい意味で不器用。
要領の良い人は、適当にかいつまんでやってみて、
やった気になっているが要注意だと、ぎくり。
真正面から取り組み、徹底的にやってみる。
不器用とは、実は天が与えた才能なのですね。

富山がすごい

サンダーバードで富山に向かっています。
富山は、大好きな県の一つです。
街並みが美しい、食べ物がおいしい、
セカセカしていない!

データでみても、富山は相当に
住みやすそうです。
「富山は、全国第1位の持ち家率や
1住宅あたりの延べ面積が示すように、
富山県の居住水準は、全国のトップクラスであり、
道路をはじめとした社会資本の整備や
火災発生件数の少なさと合わせて、
住みよい環境を形成しています。

また、共働き家庭が多いことや、
女性の就業率が高いことなどが家計を豊かにしており、
勤労者世帯の実収入も全国トップクラスにあります。
勤勉で、家族や地域のつながりを大切にしながら、
新しいものも積極的に取り入れるという精神を持っています」。

教育県としても有名。
ノーベル賞受賞者を何人も輩出しています。

◆田中 耕一氏
「田舎こそが創造性を引き出してくれる」
「立山連峰を見ているだけで心が落ち着く」

◆利根川 進氏
「子どものころに自然の豊かな所で伸び伸びと過ごせた」

◆梶田 隆章氏
「富山の自然を通して自然の不思議を感じてほしい。
それが自然科学への入り口である」

仕事脳の鍛え方

今日も酷暑でしたね・・。
むーっとした暑い空気がまとわりついてきます。

さて、名古屋からの道中、
「今からでも間に合う!仕事脳の鍛え方」の冊子読了。

『仕事ができる人の脳とできない人の脳は、
明らかに違います。
できる人の脳は、樹木が茂るように、枝ぶりよく育っています。
それは、得意なことを伸ばし、不得意なことに挑戦し、
困難を乗り越えることによって、脳が成長したからです。
使い方次第で、脳は死ぬまで成長し続けます。

自分は仕事ができない、何をやってもだめだ、と
諦めてはいけません。今からでも間に合います。
生活習慣や仕事のやり方を少し変えれば、脳は変わります。
筋肉と同じように、自分で鍛えることができるのです。
(みずほ総合研究所 「経営参考BOOK」より一部抜粋)』。

すごい!脳は死ぬ前成長し続けるとは、
100歳まで元気でいたい(笑)私には、
耳より情報です!
手軽な脳トレが紹介されていましたが、
、それほど難易度は高くなさそうです。

・通勤途中にテーマを決めて周囲を眺める。
「かわいいもの」なら、赤ちゃんの笑顔、女子高生のポーチなどが見つかる。
目的を持って周囲を見れば、情報収集力が高まる

・目を左右に動かすと、見たい範囲、理解できる範囲が広がり、
注意力と理解力が鍛えられる

・5本指ソックスをはき、足の指をしっかり広げると疲れが取れる。
左右のバランスを感じ、10本の指全部に気を配れるようになり、
連動系脳番地が刺激される

・若いころに好きだった音楽を定期的に聴いてみよう。
忘れかけていた出来事が次々によみがえる。
記憶が呼び起こされ、若いころに使っていた脳番地が活性化する

・アイデアが浮かばなくなったら、ひたすら歩いてみよう。
デスク作業で酷使した脳を休め、連動系脳番地に
新たな刺激を加えることで、再び脳が活性化する

どれも思いあたることばかりです。
特に、足の指をしっかり広げるということの重要性を
実感する日々ので、家では5本指ソックスを
履いてみようと思います。

「空(くう)」とは何か

般若心経の核心の思想は「空」。
「色即是空」とは、仏教がたどり着いた
究極の真理であり、大きな宇宙観をあらわしています。

色即是空の「色(しき)」とは五蘊(ごうん)の中の
「肉体」をあらわす言葉のことであり、
この世を作っている物質要素の一つです。
この「色」こそが「空」だといいます。
うーん、わかったようでよくわからない・・。

、この世界は常に移ろい続けています。
太陽は東から西へ、そして月は日々形を変えていく。
あるようでない、ないようである。
すべては移ろい行くからこそ美しい。
それこそが「空」なのだと。

「苦しんでいる心」も今ここにあるだけ。
一生続くわけではない。
毎日いやなことがあったとしても、
それが一生続くわけではない。
「空」の存在を頭に留めておくことで、
少し気持ちが楽になる。

仏教的な人生観が、
悩み多き今を生きる知恵にも
なる。そんなことを実感するのでした。