カルロス・ゴーン氏逮捕のニュース、
衝撃でした・・。

巨額の報酬・不動ともいえるポジションを得ていながら、
なぜこのような重大な不正をしでかしたのか。
チェック機能が働かないという、権限一極集中の負の側面。

人間の欲には際限がないのか。
徳を積むということは、なかなかに難しいのか。

『人間の本質的要素は”徳”であり、知識・技術などは、
付属的要素にすぎない』。

『一度は運命を切りひらいても、たゆまず努力しないと、
その先は迷い道になってしまう。慢心かな、と思ったときに、
人としてのあり方に立ち戻り、自分の心をリセットすることが大切』。

こんな言葉を思い出します。

信用

『人の信を得るということ、
つまり信用を築き上げるということは
一朝一夕にはできません。

創業して間もない企業や中小企業は、
何とかして信用のある企業と、
いわれるようになりたいと、
トップから社員まで、
大変な努力を続けています。

こうして真剣な努力を続けていると
その成果が上がってきて、
信用のある会社だといわれるようになります。

問題はその後です。
ある程度信用ができてくると、
それを使い始める。
会社や社員の姿勢が、
だんだん高くなってくるわけです。

信用されていることに甘えて、
「これくらいの無理はきいてもらっても」と、
信用を使い出すと、長い年月をかけ、
血のにじむような努力によって
蓄積してきた信用が取り崩されてしまう。

先代はこのことを戒めて、
次のように言いました。

「信用は世間からもらった切符や。
十枚あっても、一枚使えば九枚になり、
また一枚使えば八枚、といった具合に減ってしまう。
気を許すと、あっという間に信用がなくなってしまう。
特に、“上が行えば下これを習う”で、
上に立つ者ほど注意しなければいけない」と』。 

コクヨ創業者の方のお言葉です。
今日は「信用」について語り合う機会をいただきましたが、
身を引き締めていきたいです。

ABCDE!

半年間の次世代リーダー研修最終回。
懇親会では、本音トークが繰り広げられていました。

自分が実現したいことをあきらめるには、まだ早い。
ビジネスパーソン人生あと20年、
人生はあと60年!

事を成し遂げるのに
大事なことはABCDE。

Aは「aspire」。
最初に何か「したい」と、
思うこと。つまり志や目標です。

Bはbelieve」。
自ら信じること。
志や目標を持つのはいいけれども。
「そんなこといったって、
私にはできませんよ」
というのでは駄目。

そして退路を絶って
「commit」。
具体的にそこに向かうための計画を作る。

そして「do」。
やるしかない。

最後に大事なことは
「enjoy」。
おもしろく楽しく前向きにやってこそ、
展望が拓けていく!

これは、富士ゼロックス元会長
小林陽太郎氏の言葉。

ま、いっか、と諦めてしまいそうになるときに、
勇気と前に向かうパワーをいただけます!

無知の知

「地頭力」や「考える力」で著名な細谷功氏の冊子読了。

「無知の知」というソクラテスの名言について触れていました、
自分がいかにわかっていないかを自覚することが大事で、
「知らないこと」よりも「知らないことを知らないこと」の方が
罪深い、とはまさに!です。

「自分がいかにわかっていないかを自覚すること」。
これが物事を自分の頭で考えるための本当の第一歩だと、細谷氏は言います。
「自分がわかっていないことを自覚している人」は、
安易に自分の正しさを主張せず、相手の言い分も尊重する。

好奇心も旺盛で「過去の栄光」にすがらずに、
未来に向けて着実に前進し、必要に応じて変化していく。
新しいものを、わけもわからずに信じない代わりに初めから否定もしない。

たとえば、何かを学習するときに、基本が大事という
当たり前のことを聞いた場合でも、無知の知が分かっている人ほど、
「その通りだけどそれができないんだよな」という反応をする。
これに対して中途半端にできる人は、
「そんなことよくわかってるんだけど、その先にあるテクニックを
知りたいんだよな」という話になる。

ついつい、やってしまいそうなことです・・。

体の声を聞く

『心や感情といった頭で考えていることが、
”自分自身”だと思いがちですが、
本来、自分の主体は「身体」です。
感情といったものは身体の一部であり、
頭の中を巡っている出来事にすぎません。
私たちの命をつかさどっているのは身体。
身体の声を聞き、その調和をはかるのが
本来のあり方です。

以前の日本人は、農作業やぞうきんがけ、
重い荷物を持つなど、身体を使うことは日常であり、
常に身体の存在を感じていました。
しかし、現代人はパソコンやスマホで、
多くのことができるため、
余計に「頭で考えていること=私」となって、
頭の中の出来事(思考・感情)に一喜一憂し、
振り回されてしまうのです。

呼吸に意識を向け、呼吸を楽しむようになれたら、
鼓動や脈拍などのとても微細な身体感覚に
意識を向けること。
微細なレベルの身体感覚が伴った状態では、
そこに存在するものがたくさん見つかるのです。
例えば、言葉に表現しきれないような、命そのものの豊かさ、
健康状態、円満状態など』。

これは、お寺の副住職の言葉です。
呼吸に意識を向ける。
最近いろんなところから、
このメッセージをいただている気がします!

ゼロトレ

金スマでやっていた「ゼロトレ」に釘付け。
5つの簡単なことを1日5分やるだけで、
1週間でウエストが13センチ減
な、何?と調べてみたら、公式HPもありました。

『加齢とともに首、肩、背中、腰、足指などはちぢんだり、
ゆがんだりしながら元(ゼロ)の位置からずれていきます。
これによって、関節や筋肉がかたまり、本来の動きができなくなります。
こうして体は老化し、太り始めます。
「ゼロトレ」は各部位が本来あるべき元(ゼロ)のポジションに戻すことで、
体形をよくし体重を減らし不調までも改善していく、画期的なダイエット法です』、

それにしても、金スマ効果はすごいのだろうなあ、と、
そちらにも興味が湧きました(笑)。

新たな1年のスタート

松山での仕事を終えて、高知に向かっています。
特急しおかぜで多度津まで行き、
特急南国に乗り換えると、
合計4時間あまりの長旅ではありますが、
本を読んだり考え事をしたりと、
ごきげんな時間でもあります!

さて、今日は新月でもあり木星の射手座入りという特別な日。
今夜21:40頃、木星が蠍座から射手座へ移動します。
木星は1年に一度だけ星座を移動し、
滞在している星座の特徴を「拡大・発展」させるパワーを持つ星。
そのため、木星がどの星座にいるかで、
私達にも、少なからず影響が出るといわれています。

射手座は、木星のホームグラウンドなので、
これからの1年は拡大、発展しやすい12年に1度のタイミング!
これまで将来のことを模索したり、迷っていたこと、
探究してきたエネルギーを、外の世界に表現するステージに入ります。
ラッキースターの木星は、豊かさをどんどん広げ
サポートしてくれるので、私たち自身の器を大きくすることも大切です。
以下は、この1年に適していること。、

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
●進みたい方向や望み、使命を明確すること
●新しい学びや経験に、投資すること
●波長が合う、なんとなく良いと思うものを選択すること。
●「変わらないこと」は大切に継続しつつも、新しいチャレンジをすること
●ピンと来たことや人に対しては、軽やかに行動すること
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来年は、新たな学びの領域にチャレンジします!
会いたい人には会い、行きたいところへ行く。
軽やかに行動できるような1年にしたいです。
おっと、まもなく多度津に着きます!

劣化する?

あまりに痛いところを突いてくる、
山口周氏の「劣化するオッサン社会の処方箋」。

私もまさにこの世代ですが、
固定化された職場で経験や年齢を重ねる中で習熟し、
地位が高まってきた昭和世代のキャリア形成。
経験や地位を重ねると、偉いと錯覚しやすい構造ですが、
世の中は破壊的変化が起きていて、
長い年月をかけて積み上げてきた
経験やスキルが、一瞬で価値を持たないものになってしまう・・。

だからこそ、これまでの経験や地位に甘んじることなく、
良質なインプットを継続的に行っていくことが大切。
年を取っているというだけでは、偉そうなふるまいが許容されない、
という時代を生きる覚悟が必要になってきますね。

知識を蓄積し、蓄積した知識に基づいて思考し、
思考したことをオピニオンとして表出し、
他者のオピニオンを傾聴すること。

蓄積する知識は10年も経てば劣化してしまうような、
旬の短い知識ではなく、何十年ものあいだ効果を発揮するような
知識を入力すべきだと。
つまり血気盛んな若者の、より深い思考を促すような
本質的な問いかけを行うための「教養」が必要。

私達の不幸は、70年代に絶滅した教養世代と、
90年代以降に勃興した実学世代のはざまに発生した、
「知的真空の時代」に若手時代を過ごしてしまったという点・・。

しかし今からでも遅くはない!
最後にはそう思える本でもありました。
昭和世代の皆さん、オススメです!

白雲自在

白雲自在(はくうんじざい)という禅語があります。

白雲自体にはこだわりがなく、
自由自在に風とともに空を流れていきます。

南から北に風が吹けば、北に流されますし、
北から南に風が吹けば、南に流れます。
風によって雲の形もどんどん変わっていく。
しかしながらどんなに形が変わっても
雲自体の実在は失いません。

強風が吹いても、動じずに流れていく白雲と同じように、
人間の心も「自由無碍」にしておくことが大切。
これは、周囲の評価にとらわれることなく、
今の自分をあるがままに見てもらえればいいのです。

そのためには、「他人からいい評価を得たい」、
「等身大よりも立派な自分を見せたい」という、
こだわりを捨てること。

そこにこだわり続けるから、
本来やるべき仕事をやる前に心が疲れてしまう。
それよりも今、自分が成すべき仕事は何かと考え、
それに集中し、丁寧に取り組んでいく。

そうすれば、人間関係に悩む暇もないでしょうし、
不要なストレスで心が疲弊することなく、
前進することができます。

これは、曹洞宗徳雄山建功寺住職、
枡野 俊明氏の言葉です。

とらわれやこだわりは、そう簡単には手放せない。
しかし、そのとらわれやこだわりが自身を苦しめるものであるならば・・。
少しずつでも手放したいですね!