セルフトークで思考整理

東京暮らし4日目です。
毎朝、カフェオープンと同時に、研修会場近くのカフェで朝活。

いつものメンバーがいつもの席で、
朝のひと時を過ごしているのを見るのも好きです。
店内はシーンとしているのですが、
たまに独り言をつぶやいている人もいます・・。

大丈夫?って思うこともありますが。
いやいや、独り言は心理学の分野ではセルフトークと言われ、
冷静に行動するための手段の一つとして上手に生かせるように、
市民向け講座でも取り入れられている、という記事を目にしました。

セルフトークを通じて自分の思考を整理し、気持ちを楽にしたり、
不安や孤独による心理的ストレスを和らげることもできるそうです。

ポイントは、自分や他人を責めるような言葉を使わないということ。
「自分はダメだ」、「あの人が嫌いだ」、という言葉ではなく、
「今日も自分はよく頑張ったなあ」など、
自分や相手の価値を認める言葉に置き換えること。

とはいうものの、独り言の内容や回数によっては、
心配な側面もあるそうですので、適度に、ですね!

ぼんやりの時間

対象にあまりにもこだわっていると、
ひらめきがやってこない。
だから、ぼんやりの時間も大切だと思います。

「陰の力、虚の力、緩の力、静の力、
休の力、無為の力、空の力を軽んじては、
ものごとの実体を真に理解することは難しい」。

ただ時間に追われる毎日のなかでは、
創造性を高め、優れた作品を
生み出すのは、至難の業。

時間は、誰にも等しく与えられており、
翌日に繰り越すことも、多めに貸し付けて
もらうこともできません。
だからこそ、優先順位決めがとても大事です。

今日、森のリトリートの話を伺いました。
森のリトリート*は、森の中で心身ともにリラックスし、
深く内省し、互いに対話することで、自分自身や事業の原点について
本質的な気づきや洞察を得るための2泊3日の合宿型プログラム。

「一人で森にいる体験」と「焚き火を囲んだ参加者との対話」を
交互に繰り返します。一人でいる時は自然と内省が進み、
対話では体験の言語化による気づきや、他の参加者の話の中からも
ヒントが見つかります。行ってみたい!

新元号

新元号は「令和」!
凛とした中にも、やわらかで優しい響きが感じられます。

厳しい寒さを越え、咲き誇っている梅の花を彷彿とさせ、
1人ひとりが夢や希望を咲かせていく。
明るい時代につながるような印象を受けます。

645年の大化から始まり、248番目の元号です。
令和の「令」が使われたのは、今回初めて。
日本最古の歌集「万葉集」が典拠ですが、
梅の花の歌32首より、引用されました。
日本古典からというのも初めてです。

「初春の令月にして、
 気淑く風和ぎ、
 梅は鏡前の粉を披き、
 蘭は珮後の香を薫す」

万葉の時代はとてもグローバル。
その中で、日本独自の文化が培われたというのは、
今の時代に通じるものがありますね。

平成はあと1か月。
混沌とした閉塞感のある時代でしたが、
公私ともに、ジェットコースターみたいに
とても刺激的な30年でした。

平成に想いを馳せながら、
令和に希望を託して!

捨てる!

ここのところ、話題になることが多い「捨てる」ということ。
書類を捨てる、洋服を捨てる、古いやり方を捨てる。
捨てる対象は多岐に渡ります。

先日の管理職研修でも、
「これだけ変化が激しい中で、
今までのやり方、自分なりのやり方では、
通用しない、潔く捨てることも大切だ」という意見が
挙がっていましたが、私自身も「捨てることの必要性」を
最近とみに感じています!

これまでのやり方で大きな失敗をすれば、
決心はつきやすいのかもしれませんが、
なかなかそういう機会はありそうでないものです。

「少しづつ新しいものに変えて行く」、ということでは、
ついつい今までのやり方に戻ってしまいそうです。
しかし、意外と自分をその行動にいざなってくれるのは、
周りの人との”対話”だなあ、と思います。
先日の湯河原ダイアログでも、
自分の中に立ち上がってきたことが、いくつもありました。
もちろん、いざ手放すとなると執着があり、
なかなか簡単ではないのですが。

将棋の羽生氏の本の一説にもありました。

『豊富な経験と知識は、プラスに働くこともあるが、
新しい発想をする際には、
先入観なしに物事を見ることを阻んでしまう。
これを克服するためには、思いきって自分の経験や
知識を捨てて考えること。
“捨てる”には未練が残ることもあるが、
記憶も前例も意識的に、手放さなければ、
新しい発想を得ることはできない』。

桜の季節

関東地方の桜が咲き始めていますね!
今週はずっと東京に滞在なので、
お仕事が終わったら、毎晩、千鳥ヶ淵、目黒川、上野公園と
桜見物に行ってみようかなあと思います。

関西は、まだまだつぼみ情報。
今週末には吉野山にと思っていましたが、
ほとんと咲いていないようです・・。
となると来週土曜日か!?
いやあ、なぜこれほどまでに桜に心惹かれるのか。

風雪を耐え、力を蓄え、1年に一度、見事に咲く桜。
人々を魅了し、そして一瞬にして散っていく。
カッコイイ生き様に通ずるものがあるなあ、
と思うからでしょうか。

『悪い時が過ぎれば、よい時は必ず来る。
おしなべて、事を成す人は、必ず時の来るのを待つ。
あせらずあわてず、静かに時の来るを待つ。
時を待つ心は、春を待つ桜の姿といえよう。
だが何もせずに待つ事は僥倖を待つに等しい。
静かに春を待つ桜は、一瞬の休みもなく力を蓄えている。
たくわえられた力がなければ、時が来ても事は成就しないであろう』。

松下幸之助の言葉です。

春を待つ桜。静かに待つ桜。
素敵です!

別れの季節

会社に行く前、必ず立寄るスターバックスは、
とても心地よい空間です。
朝はシーンとしていて、仕事がはかどるはかどる。

さて、このお店にひときわ笑顔が素敵なスタッフの方がいます。
この笑顔に癒され、今日も1日頑張ろう、と思えるような
パワーをいただける方。
しかし、卒業のため、今月いっぱいでお店を辞めるそうです、
ああ、残念!今日でお会いするのは最後ですが、
カップのホルダーに、嬉しいメッセージをいただきました。

体のメンテナンスをずーっと担当下さっていた方も、
ご結婚、引っ越しで、つい先ごろ辞められました。
退職、異動、移転と、この時期はお別れの季節。
人とのご縁は永遠ではないものの、なんともさみしいものです。

人間関係を通じて、生きる喜び、楽しみを知り、
幸福に感じることも多々あります。
もちろん苦労や悲しみもあるのですが、それこそも
自分を磨いてくれる必要な出来事なのだと思います。

別れの季節は悲しいものですが、
その方々との豊かな時間は、映像のように、
記憶に刻み込まれています。

去り際

昨夜のイチロー引退報道には驚きました。

『やりがい、達成感、満足感を味わうことはあったが、
楽しいかと言うと違う。
そういう時間を過ごしてきて、将来はまた楽しい野球をやりたいな。
プロ野球選手になりたいという夢が叶うと、
そうじゃない野球を夢見る自分が存在した。
もっと早く終わってもおかしくなかった。今この状況が信じられない。
神戸の球場で寒い時期に練習するので、凹むんですよね。心折れるんですよ。
でも仲間に支えられてやってきたけど、最後は今まで自分なりに
訓練を重ねてきた神戸でひっそりと終わるのかなと、あの当時想像していた』・

いろんな思いを抱え、25年間のプロ人生を貫かれたことに
頭が下がります。

『メジャーや、新しい世界に挑戦するのは勇気がいるが、
成功すると思うから行く行かないという判断基準では、
後悔を生むと思う。

やりたいならやってみればいい。
できると思うから挑戦するのではなく、
やりたいと思えば挑戦すれば良い。
そうすれば結果に後悔はないと思う』。

一言一言がこころに刺さります。

誰にでもやってくる引退の時。
それは自分の限界が来た、と思う時かもしれないし、
次のステージに向かう時かもしれません。
しかし、どんな理由にせよ、イチローのように後悔なく
去っていきたいものです。

エゴから離れるには・・

沖縄最終日。
今日も快晴で24度になるようです。
昨日もセミナー終了後、国際通り、
陶器のやちむん通りを散策、堪能しました!

さて、最近は自分の「エゴ」と向き合う、
いや、向き合わざるを得ない日々が続いています。
聖人君子のようには生きられないにしても、
ちょっとは考えてみようよー、と思うことが・・。

サンマーク出版のベストセラー、「神との対話」の
一説にもこんな言葉があります。

『自分のために選んだことを人にしてやればいい。
幸せになろうと思ったら、人を幸せにしてやりなさい。
豊かであろうとするなら、人を豊かにしてやりなさい。
もっと愛が欲しいのなら、人を愛しなさい。
それも真剣にすること。自分の利益のためではなく、
本当に人のためになろうと思うこと。
そうすれば、すべてはあなたに返ってくる。

この新しい考え方があなたの経験になる。
あなたの状態になる。
いったんその状態になれば、
宇宙で最も強力な創造のマシンが動き出す。
神聖なあなた自身というマシンが。
そこであなたはその状態を想像しはじめる。
これで円は完成し、あなたはもっともっと多くを創造する。
それが、物理的な存在としての、あなたの中に現れる』。

わたしがわたしがと動いたことは、
結局、実は結ばないどころか、失うものも大きいのだなあ、と
思います。

確かな幸せの作り方

茶色いお菓子マスター、
近藤亜紀さんが、本を出版されました。
「小さいけれど確かな幸せの作り方」。

亜紀さんのFBやブログを日々楽しみにしており、、
いつか本を!と切望していただけに、
出版を待ちに待っておりました。

AKIさんは京都府南部でお菓子教室を23年、
2015年からは、精白されていない材料を使った、
身体にやさしい「茶色いお菓子教室」を展開されています。
バレンタインチョコや、記念日ケーキで
我が家も長年お世話になっていて、
みんな亜紀さんのお菓子の大ファン!

ということで、発売と同時に本を注文し、
読ませていただきました。
子育て、夫婦の関係性、食事、夢の叶え方まで
楽しく美味しく暮らすコツを教えて下さいます。
また、スイーツやお料理、調味料のレシピまで付いていて
1粒で2度美味しい!

本を読んで感じたことは、
「丁寧に暮らすことは自分を大事にすること」
なのだなあということ。
何気ない日常の中での小さな幸せこそが、本当の幸せなのですね。
日々つつがなく過ぎていくことは、
当たり前ではない、ということにも気づかせていただけました。。

また、「お菓子づくりは全ての材料をうまく繋げること」というくだりからは、
お菓子づくりは人間関係を紡いでいくことと一緒だなあ、と思いました。
分離させず、うまく手を繋げるには「お互いの状態を近づけてやること」。
冷たいものは常温に、熱いものは冷ます。
固いものはゆるめてから、一度に合わせるのではなく、少しずつあわせていく。

幸せに生きるヒントがいっぱいです。
娘が嫁ぐ日に手渡したい1冊です!