メンテナンス

長年愛用しているキャリーバッグが
ギシギシと音を立てるようになったので、
ショップで修理をしていただきました。
ああ、なんとスムーズに運べることか!

万年筆が書き辛くなってきたので、
これまたお店でクリーニング。
つまり感もなく、スラスラと書きやすい!

人間もこれと同じだな、と思います。
良い状態で人生を送るには、
定期的なメンテナンスが大事ですね。
この時間は未来につながる
「投資時間」だと思います。

ライフシフト100年時代。
マルチステージで充実人生を過ごすには、
大事にしたいことです。

リーダーのあり方

先日の日経新聞に掲載されていた、
小林りんさんと西水美恵子さんの対談は、
これからのリーダーのあり方について、
たくさんの気づきをいただけました。

小林さんは日本初の
全寮制インターナショナルスクールをつくり、
西水さんは世界銀行副総裁として、
途上国の貧困解消に尽力された方で、
現在はリーダー育成に力を注いでいます。

情熱をもってビジョンを語り、
自ら行動し、周囲を動かしてきたお二人に、
共通する強い想いは「社会を変えるには、
優れたリーダーの育成が必要だ」ということ。
以下、一部引用します。

『会社を変えたいのであれば、
社長や部長を巻き込むなど”地ならし”に
99%の力を注ぎ、行動は最後の1%でいい』

『真のリーダーは、頭とハートと行動が
つながっていること』

『新次世代のリーダーは真の意味で多様性を
受け入れることができる。見えないものを見る努力、
聞こえない声を聞く努力のできる人が、
リーダーシップを発揮できる』

『十人十色の個性や多様性を生かすことが
リーダーの役割。自分と違う意見に耳を傾け、
その背景にあるものに思いをはせること。
相手を思いやる力が必要だ』

『優れたリーダーは自分が熟知していることと知らないこと、
得意なことと不得意なことをシビアに見つめ、
あくまで謙虚だ。その姿勢が組織に伝わることで、
強いチームができる』

朝の効能

今日は午後からの研修です。
心にも余裕あり、ということで、
朝からキッチンストックコーナーの掃除、
シューズコーナーの断捨離、
家中に掃除機をかけて、夕食の仕込みをして。
と、あれこれスムーズに進む間に
どんどんとエンジンがかかり、
仕事も執筆1本、報告書2本が、
サクサクサク~っと進みました。

研修会場の近くでノマド中ですが、
ブログを書いたのちは、研修の最終準備に入ります。

朝はやっぱりいいなあ、
と改めて実感します。
朝のスタートダッシュが1日の生産性を
決めますね!

直感力

直感とは瞬時に導き出されるもの。
その背景には、過去の経験や知識、
無意識に考えていること、
もっと遡ると、DNAの中に記憶として残っているもの。
これらの膨大なデータベースの中から、
瞬時に導き出された答え。

『直感は7割正しい(羽生善治氏)』。

羽生氏は何より直感力を重視。
公式戦で直感的に閃いた一手の7割は、
正しい選択だったと言う。
データや前例に頼ろうとする戦法では、
肝心な閃きが失われていくのだと。

直感は意味のある答え。
直感の精度は、経験の影響が大きいように思います。
経験が重なれば重なるほど、
直感は研ぎ澄まされていきます。
となると、どんな経験も貴重ですね!

多動力

堀江貴文氏の「多動力」読了。
ずいぶんと売れているようですので、
読んでみました。

多動力とは、
いくつもの異なることを
同時にこなす力のこと。

・多動力がある人は、次から次に興味が移り変わってしまい、
 まったくもって落ち着きがない
・モノは忘れる、なくす、不注意でケガさえもしてしまう
・やるべきことをしていないのに、やりたいことばかりしてしまう。

なんだかマイナスの要素が強そうな印象ですが、
これからの時代は、多動力こそがもっとも必要な能力だと、
堀江氏は説きます。
インターネットの時代では
「オープンイノベーション」が前提となり、
あらゆる産業の「縦の壁」が溶けてしまう。

たとえば、新しいプログラムコードを作ったのならば、
それを公開し、みんなで改良したり、
新しい組み合わせを考え、さらに新しいもの
を作るのが「オープンイノベーション」。

『こんな時代においては、
情報それ自体の価値はなくなる。
とにかくチャレンジしようという、
行動力と、アイデアを進化させる力が求められる』。

というくだりには納得しました。
しかし、自分はどちらかというと、
以下の傾向強しです。

「一つひとつの仕事に全力投球せねば不誠実だ」と
考えるバカ真面目が、あまりにも多いことに驚く。
そういう人間ほど仕事が遅く量も質も悪かったりするから
タチが悪い(ギクリ・・)。

相変わらずバッサバッサとキレ味鋭く、
吠えていて、やっぱりとっても面白い本でした!

落ちないリンゴ

着眼点を変えることがいかに大事か。
「落ちないリンゴ」の話を思い出します。

平成3年9月、津軽地方を襲った台風19号の影響で、
収穫直前のリンゴが木から落ちました。
そして、9割がたのリンゴが出荷できなくなりました。
リンゴで生計を立てている農家にとっては、死活問題です。
絶望感でいっぱいになりました。

しかし、若いリンゴ農園経営者の間から提案されたこと。
それは、暴風にも耐えた「落ちないりんご」を、
受験生に縁起物として販売しようというアイデアでした。
一つ1000円。

全国8カ所の神社で販売された[落ちないリンゴ]は
瞬く間に完売し、リンゴ農園の経営は守られました。

9割がたのリンゴが落ちてしまったという“事実”に対して、
落ちたリンゴに目を向け絶望した人と、
落ちなかったリンゴに着眼し、アイデアを出した人。
このちょっとした視点の差が、大きな結果の差を生むのですね!

学びの最先端

本日訪問した京都府立清明高等学校は、
最先端の学びが体現されており、
見学時間中、感動の連続でした。

「学びアンダンテ」という基本コンセプトのもと、
一人ひとりの生徒が、自分のペースで、
ゆっくり・じっくり・しっかり学習し、
自己の成長を実感できる教育を推進されています。
これぞ自己肯定感の醸成。

生徒一人ひとりがタブレットを持ち、
ICTを活用した学習指導がなされています。
タブレットは、1年目は学校貸与、
2年目以降は全員個人購入となります。

自らの課題や進路に応じた自学自習スタイルで、
先生と双方向でやりとりしながら、
「自分に合ったものを選んで、自分のペースで学べる」。
これぞ完全カスタマイズの学びです。

入学時、2度の面談を経て、
自分はどういった方面の力を伸ばしたいのか、
どこに進学したいのか、個々のゴールを
設定するところからスタートだそうです、すごい!

個別学習と一斉学習、協働学習が交わりあい、
柔軟な教育システムが確立されている様に、
感動しました。

校内のレイアウトや色調、空間の取り方、
自然の取り入れ方にも随所に細やかな
配慮がなされていて、これまた驚きの連続でした。

先般ATDで話題になっていた
「マイクロラーニング」や「アジャイル」が
この学校では実践されています。
まだまだ知りたい、清明高校です!

感動

「感動することをやめた人は、
生きていないのと同じことである」。

相対性理論を発見した、
20世紀最大の天才科学者と言われる
アインシュタインの言葉です。

人は日々、創造、発見、新たな出会いなどの
中から、「感動する」ということを繰り返しています。
たとえば知識を身につける、今まで知らなかったことを
知ることができた!と感動する。その知識を
使ってみることでさらなる感動が生まれる。
「使ってみる=行動する」原動力は、「意欲」です。

未来のことなど何一つ決まっていない。
だからこそ、常に新鮮な見方、考え方をすることで、
意欲がわいてくるのでしょうね。
世の中は不確実なことばかり。
脳科学者の茂木健一郎氏によると、
その不確実性を楽しむことで、
脳はどんどん活性化されていくのだそうです。

新しいものに出会うか、出会わないかは、
自分次第。出会うことで感動が生まれ、
脳が刺激され、創造性が生まれる。

その感動を言葉に表現することで、
感動の回路は、これまたどんどん
強化されていくようです。

仕事もプライベートも、新たなチャレンジの連続です。
しかし、その不確実性を楽しんでいくことで、
人生は豊かなものになると信じています!

ストレスを力に変える

ATD基調講演のスピーカー
ケリー・マクゴニガル氏。
スタンフォード大学で心理学の教鞭をとり、
日本で出版されている本も多く、
とても聡明で美しい女性です。
ストレスと上手に付き合うことの
重要性をお話になりました。

『アメリカで3,000人を8年間、
統計をとった結果、前年に
ストレスを感じた人の中で、
「ストレスが健康に良くない」と
信じている人の死亡リスクは、
43%高くなった。
「ストレスは害」と意識して
亡くなった人の総数は約18万人。

しかし注目すべきはそれとは逆に、
ストレスを感じているものの、
さらに健康になった人たちがいる、
その違いは、ストレスを
有害と信じているか、
無害と信じているかの差だと。

だから、「ストレスは万病の元ではない。
有害だと信じることが万病の元だ。」と、
話されていたことが印象的でした。

また、ストレスを感じると
オキシトシンが出るので、
社交的になったり、人にやさしくなれる。
オキシトシンが出ることによって、
癒されたり、他人を気遣うような心になったり、
人を信頼するなどして、
マイナスの気分を何とかプラスにしようと、
体が勝手に動いてくれるのだそうです。

ストレスとは上手に付き合っていきたいですね!