攻めの眠り

睡眠のエキスパート、
菅原洋平氏が提唱する「攻めの眠り」。

人間は1日に2回、大脳を積極的に眠らせる
システムが働きます。
起床後、8時間後と22時間後。
22時間起きていることはまずないので、
注意すべきは8時間後。
6時起床の場合、14時あたりです。
眠気とは、覚醒し続けて疲弊した神経を修復し、
さらに高いパフォーマンスを発揮させる、
脳のための戦略的なシステム。
このシステムを有効に活用するためには、
眠くなる前、つまり起床から6時間後に
目を閉じることが大切だそうです。

横になって眠らなくとも、目を閉じるだけで
脳にたまった睡眠物質を減らすことができる。
6分~15分未満が最も睡眠物質を減らせる
有効な時間です。

お昼休みに少し目を閉じ、
効果的に脳を休ませることで、
午後からも、高い集中力を発揮できる。
脳の仕組みを知り、少しの工夫を
することで、効果も変わってきますね。

プロの条件

『プロであるためには
高い能力が不可欠である。
その高い能力を獲得するためには、
時間とお金を惜しまない。
犠牲をいとわない。代償を悔いない。
それがプロである。

犠牲をケチり、代償を渋り、
自己投資を怠る人は
絶対にプロになれないことは、
自明の理であろう』。

確かに世の中には、
唸るような人が
たくさんいます。

昨日お会いした人は、栄養のプロ。
「人は血管に始まり、血管に終わる」
「血糖値のコントロールが人生のコントロール」
などなど、本質的なアドバイスをズバズバ。
何を訊いても、理論と具体的なアクションを
明快に答えて下さいます。

自分自身にも、もちろん投資を怠らずで、
50代後半だというのに、
彼女のロングヘアはツヤツヤ、
白髪もほとんどなく、スタイルも
見惚れるばかりです。
そして驚くほどいつも元気です。

翻って自分を省みる。
先般お会いしたお客様が
おっしゃっていました。
「常に高みを目指されている先生だからこそ、
その方のお話を聴きたいと思うのです。
現状維持の方は、話を聴いていると
すぐにわかります』。

身が引き締まるお言葉ですが、
学び続ける姿勢、高みを目指すあり方、も
影響力なのだと思います。

自分の花を咲かせる

渡辺和子氏の「置かれた場所で咲きなさい」は、
大好きな本の一つですが、
今しがたもついつい手を止め、
印象に残ったページを繰り返し読んでいました。

『初めての土地、思いがけない役職、
未経験の事柄の連続、それは私が当初考えていた修道生活とは、
あまりにもかけはなれていて、私はいつの間にか
“くれない族”になっていました。

「あいさつしてくれない」。
こんなに苦労しているのに「ねぎらってくれない」。
自信を喪失し、修道院を出ようかとまで思いつめた私に、
一人の宣教師が一つの短い英語の詩を渡してくれました。
その詩の冒頭の一行、それが「置かれたところで咲きなさい」、
という言葉だったのです。

岡山という土地に置かれ、
学長という風当たりの強い立場に置かれ、
四苦八苦している私を見るに見かねて、くださったのでしょう。

私は変わりました。
そうだ。置かれた場に不平不満を持ち、
他人の出方で幸せになったり不幸せになったりしては、
私は環境の奴隷でしかない。
人間と生まれたからには、どんなところに置かれても、
そこで環境の主人となり自分の花を咲かせよう、
と決心することができました。

それは「私が変わる」ことによってのみ可能でした。
いただいた詩は、「置かれたところで咲きなさい」の
後に続けて、こう書かれていました。
「咲くということは、仕方ないと諦めることではありません。
それは自分が笑顔で幸せに生き、
周囲の人々も幸せにすることによって、
神が、あなたをここにお植えになったのは
間違いでなかったと、証明することなのです」

結婚しても、就職しても、子育てをしても、
「こんなはずじゃなかった」と思うことが、次から次に出てきます。
そんな時にも、その状況の中で「咲く」努力をしてほしいのです。
どうしても咲けない時もあります。
雨風が強い時、日照り続きで咲けない日、
そんな時には無理に咲かなくてもいい。
その代わりに、根を下へ下へと降ろして、根を張るのです。
次に咲く花がより大きく、美しいものとなるために』。

環境から逃げることなく、あきらめることなく、
自分の花を咲かせたいですね。

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心乱れると・・

朝から和歌山へ。
早めに会場に着いたので、
カフェという名の野外喫茶(笑)で
珈琲タイム。

暑い・・そしてブーンという音。
もしや、蚊もいるのではないか!?
そんなことを思っていると、
えらく心がざわついてきました。

そんな心持ちでは、動きも雑になるのか、
バッグの中のタオルを取ろうと思うと・・・

ああああ、珈琲を白系のマリンジャケットの
袖口にバシャリとこぼしてしまいました!!
茶色のシミがべったり、ひえー。

すぐに洗面所に向かい、ジャケットを脱いで
朝から洗濯。汗は噴き出る。濡れたジャケットに
袖を通す、気持ち悪い!と、朝からばたつくハメに。

どんな環境にもなじめるわけではなく、
衆生のみゆえ、心整う環境に身を置くことも
大事だなあ、と思います!

蓮の花

蓮の花がもうまもなく見頃です。
仏教においては蓮の花は、
とても大切な意味を持っています。
多くの仏像は蓮の花を台座にし、
天女は蓮の花を手にしています。

「汚れたこの世(濁世)においても、法(教え)の花(さとり)を開かせる」。
蓮は、泥の中にありながら、決してその泥の色には染まらず、
優美な花を咲かせます。
汚れた泥の中に、根を張り、茎を伸ばし成長しますが、
花だけは濁りなく美しいのです。

学生の頃に学んだ仏教学。
最近また、仏教に触れる機会が
増えてきました。
人生の折り返しを経た今、
あのころとは違う気付きがあるように思います。

さしすせそわか

先日の研修で、小林正観さんのことが
話題になりました。
「社長が正観さんに似ている!」とか、
「ありがとう」のパワーについて、とか。

偶然、その日、正観さんの資料をお持ちになっていた、
受講生の方が、「さしすせそわか」の法則について、
7分プレゼンをしてくださいました。
資料まで全員にコピーして下さったので、
そちらから一部引用させていただきます!

さ・・・さわやかであること。
お金や勝ち負けにこだわらず、さわやかに生きる人を
神様は応援する

し・・・幸せを口にすること
私は幸せ、と言える人は謙虚な人。
私ほど幸せな人はいない、と言い続ける人は
幸せになる

す・・・素直であること
「だって」や「でも」で切り返さず、
「なるほど」、「そうね」、と受け入れる生き方

せ・・・誠実であること
示された善意や好意を「ありがとう」と受け入れ、
それに応える人間関係

そ・・・掃除をすること
神様はきれいな場所が好きらしい。居場所がないと
すぐに出ていってしまう

わ・・・笑うこと
笑いとは肯定である。否定したところに
笑は生まれない。笑いによってどんどん
人間は浄化される

か・・・感謝すること
「ありがとう」の言葉が味方をつくり、
人生を楽しくする

ハイジの法則

データ整理をしていたら、
世界一のエスティシャン、
今野華都子さんの講演録が出てきました。

運命を好転させる習慣、
「ハイジの法則」。

■肯定的なハイ……「ハ」

肯定は、自分と周りのすべての可能性を広げていきます。

■いつもにこにこ……「イ」

一時的な営業スマイルではなく、
普段の生活の中で、どんな顔をしているのかです。

■自分から……「ジ」
 
待っているのではなく、
自分から働きかけることが大切です。

「ハイジの法則」というのは
なんとも覚えやすい語呂合わせ、
そして今からやれることですね!

上善は水のごとし

このタイトルに書いたのは、
老子が残した言葉です。

『最上の善なるあり方は、水のようなもの。
水は、あらゆる物に恵みを与えながら、
争うことがなく、誰もがみな、いやだと思う
低いところに落ち着く。だから道に近いのだ』。

水は、大地に恵みを与え作物を育てたり、
人々の喉を潤したりと、さまざまなものを
私たちに与えてくれます。

さらに川を流れる水に目を移すと、
しなやかに方向を変えながら、
岩を避けるようにして流れていきます。

また、水は四角い器に入れると四角になり、
円い器に入れると円くまるように、
柔軟なものの代表でもあります。
しかし、水をノズルで噴射して、
金属を切断することだってできます。

もっとも柔軟な水に、
大きな力が潜んでいる。
そんな水の性質を、
人間の理想のありようにたとえた老子。
短い言葉の中に、深いメッセージが込められていますね。

未来は言葉でつくられる

”未来は言葉でつくられる”は、
とても面白い本でした。
そして、『”未来を創る力”を持った言葉
(=ビジョナリーワード)』を考えることで、
未来は確実にわたしたちの手の中にある。
そんな風にさえ、思えました。

・「ポケットに入るラジオをつくれ。」(井深大・盛田昭夫)
・「女のからだを自由にする」(ココ・シャネル)
・「すべてのデスクと、すべての家庭にコンピューターを」
 (ビル・ゲイツ)
・「ATMのように手軽にクルマが使える世の中に。」
 (ロビン・チェイス)

機能するビジョナリーワードの条件は、

1.解像度
2.目的地までの距離
3.風景の魅力

確かに、未来を創った言葉には、
これらの要素が備わっています。

「美しい言葉」ではなく「新しい意味を持った言葉」、
曖昧な言葉ではなく「目的地」が明確な言葉、
「見えるもの」ではなく「見たいもの」。

言葉がこれらの要素を満たせば、
人々を巻き込み、未来を変えるリーダーになることも、
決して夢ではありません。

ああ、”はじめに言葉ありき”、ですね。
その言葉を聞いただけで、胸が熱くなり、
それにコミットしたくなるような言葉。

「一人ひとりが人生に花束を。宝石のように輝きを」。
私のビジョナリーワードですが、
いや、もう少し考える余地ありかなあ、と思いました!