仕事の報酬

毎年、この時期になると読み返す、
田坂広志氏の「仕事の報酬とは何か」。
背筋が伸びる思いになりますが、
新入社員の方たちにもお勧めしたい1冊です!

仕事には『収入』や『地位』という
目に見える報酬のほかに、
『能力』『仕事』『成長』という
目に見えない3つの報酬がある。

一所懸命、仕事に向き合うことで、
ビジネスパーソンとしての「能力」が身につき、
自分自身の作品としての「良き仕事」を
残すこともできる。
さらに「人間的な成長」も遂げることができる。
これこそが最高の報酬だと。

自ら求めて得るべきは、「能力・仕事・成長」の報酬。
結果として与えられるのは、「給与・収入・役職」などの報酬。

仕事の師匠から学ぶ3つのものは、「呼吸・着眼・心得」。
師匠との出会いを妨げるのは、自分自身の驕った心。
あの人はこうだから、と欠点を責めるのではない。
他人の中にある「欠点」は、必ず自分の中にもある。

 

新年度スタート

4月1日、新たな期のスタートです。
今夏は会社設立20周年、節目の年でもあります。
この1年は、バランスを大事にしたいです。
ついついブルドーザーのようにガシガシ進みたくなりますが、
ちょっと待った!と、進むことと立ち止まることのバランス。
公私のバランス、心と体のバランス、集中と緩みのバランス、
人との関係のバランス。何かを過剰に取り入れるのではなく、
調和が美しく取れている状態。
バランスを整えることで、物事がうまく運んでいくのではないかと、
思ったり。
今期もどうぞよろしくお願い致します!

今期のお礼

今朝は、日の出とともに、千鳥ヶ淵まで6キロ散歩。
桜が満開で素晴らしかったです!

さて、無事に年度末を迎えることができました。
お客様・パートナー・仲間に、
この場を借りて、改めてお礼申し上げます。

慌ただしいこと、この上ない年度末でしたが、
次年度は、これまで先送りしていたこと、
やり残したことに着手します!、

人には無限の可能性がある、
それを引き出す場を、いかに創出していくのか。
謙虚に、真摯に、されど理想は高く、
新たな年度も、進んでまいります!

 

おばあちゃんのように

ここ数年、ずっと達成できなかったプライベートでの目標を
ようやく昨日達成できました~!

やり抜く力に必要なのは、メンターと仲間の存在。
自分1人では孤独を感じることもありますが、
伴走下さる方の存在は大きいと、つくづく思います。

以前、ATDカンファレンスでスタンディングオベーションの嵐だった、
スタガ・ミトラ氏の話を思い出しました。

貧困層の子供たちにパソコンを用意し、
とにかくほめてくれるおばちゃんを増やしたら・・。
劇的に習得率が向上したという。
ただ、子どもたちを励まし続ける。

「いいね」「すごいね」と褒めたり、
「それは何なの?」とか「もう一度やってみて」
「それ、もっと見たいな」と、働きかける。

おばあちゃんのような関わり、
大事です!

蓄えられた力

関西でも、桜が一斉に咲き出しました!
明日から東京。ホテルから千鳥ヶ淵へ、
早朝散歩に行ってみようかと、
この時期ならではの楽しみが広がります!

さて、桜と言えばいつも思い出すのが、
松下幸之助氏のこの言葉。

『時を待つ心は、春を待つ桜の姿といえよう。
静かに春を待つ桜は、一瞬の休みもなく力を蓄えている。
たくわえられた力がなければ、時が来ても成就しないであろう』。

『何ごとをなすにも時というものがある。
いかに望もうと、春が来なければ桜は咲かぬ。
いかにあせろうと、時期が来なければ事は成就せぬ』。

桜が満開のこの時期だからこそ、
ひときわ感じ入る言葉です!

「蓄えられた力」。
それは日々の鍛練のたまもの。
待つ、という忍耐も必要です。

カムカムエヴリバディのぶんちゃんもまさに!
今週まさかの急展開。

『どこで何をして生きようとお前が鍛錬し、培い、
身につけたものはお前のもの。決して奪われることのないもの』

日々の努力というものはどんな形になっても自分のもの。
いずれ来るであろう機会に備えているのだからこそ、
チャンスを掴めるのだという、虚無蔵さんの言葉が刺さります!

自分に問いかける

いよいよ春が来た。
ほどなく桜も咲き始めますね。

今年も奈良の宇陀市にある「高見の郷」や、
「又兵衛桜」を愛でたいものです。

さて、今週はモヤモヤ攻撃!?に、やられそうになりましたが、
ようやく心も晴れてきた感じです。
モヤモヤの原因は何なのか。

・すぐに答えが出ない問いが立っているからか?
・新たにチャレンジしようと思ったことが、
 想像以上にハードルが高いことに愕然としたからか?
・期末なので慌ただしいからか?
・自分の思い通りにならない!と、自分の中のエゴが暴れているからか?

と、書いてみて気づく。
ほとんどが「外に原因がある」というスタンスではないか!

このことにモヤモヤしている自分を俯瞰してみる。
「いったいこのことは、自分に何を問いかけているのだろう?」
「気配の向こうにある願いとは何か?」

週末は自分との深層対話を楽しんでみよう!

あるがままに見る

『指導者たるものは、できるかぎりとらわれを排して、
ものごとをあるがままに見るように
つとめなければならない。
そうしたあるがままの認識があって、
はじめて適切な指導も生まれてくる』

(松下幸之助氏 『指導者の条件』より)

ついつい、自分の感情に影響されたり、
思い込んだり、都合の良いように解釈しがちですが、
それでは正しい判断はできない。
あるがままの認識をして、
はじめて、適切な指導も生まれてくるのだと。

仏教の八正道でも、まず説かれるのが「正見」。
自分中心の見方や偏った見方をせず、
物事を正しく見ること。

とはいえ、ありのままを見るというのは、
なかなかに難しいことでもあります!

ドーナツ経済学

1年以上前に買いましたが、
なぜだか、読む気になれなかった本、
「ドーナツ経済学が世界を救う」
ようやく読了。

ドーナツの図が意味しているのは、
限られた地球資源=境界線の範囲内で、
すべての人々のニーズを満たせるよう追求することであり、
それこそが人類の幸福の根幹だと、著者は説きます。

それ以下には誰も落ちてはならない境界線と、
それ以上に地球へ負荷をかけてはならない境界線。
この2本の線で挟まれた部分が人類にとって安全で公正な範囲で、
その形がまさにドーナツ!
境界線があることに不自由があるかもしれないけれど、
それが、人間の創造力を解き放てる、というのも納得です。

では、私たちは何から始めるのか?

「繁栄とは?」
「豊かさとは?」
「経済成長なき未来をどう生きるのか?」

このように、大きな問いをたてることも大事ですが、
日々実践できることも少なからずあります。

・食生活が地球に与える影響を考え、食べるものを選ぶ
・地球環境を考え、移動手段を選ぶ
・姿勢に共感できる企業の商品を購入したりサービスを利用する
・自社の存在目的を考え直してみる

ドーナツ図が示すような豊かな人間性あふれる経済社会の実現には、
人類と地球のためのパラダイムシフトが不可欠です。

読み応えある本でした!

今感じていること

今日の東京は、春を飛び越え初夏のような暑さでした。
いい天気なので、てくてく歩こう!と、
3キロの予定が、Googleマップの罠?にハマり、
結局4キロ近くうろうろすることに。
汗だくになりましたが、いい運動でした。

さて、先日のclubhouseでは、afterコロナを見据え、
今、何を感じているのか?
思い思いに語りました。

・オンライン上の繋がり方が変わってきた
・答えのない問いが増えた
・出入り自由なコミュニティが増えた反面、
 入口で良し悪しをジャッジし「奥の院」まで至らぬこともあり
・消費動向が読めない。乱高下し乱気流模様
・トレンドやマス(大衆)がなくなるのではないか
・健康への関心の高さ