社会が求める”社会的自立”とは?

京都の朝も寒いです。

今日は、学校関係の方々への
「社会が求める”社会的自立”」をテーマに
講演させていただきます。

人財ニーズは、社会の動きに同調して変化します。
かつては、経済的に自立し、決められたことを
きちんとできることが「自立」でした。

しかし、今は、何が起こるか予測不能なVUCA時代です。
急速にグローバル化が進み、市場は急激な変化を遂げています。
終身雇用制度は崩壊に向かっており、
安泰といわれていた大企業の倒産も
目立つようになりました。

また、IT技術の進歩に伴う
イノベーションの加速によって、
あらゆる市場で既存ビジネスモデルの崩壊・再構築が始まり、
ビジネス界の新陳代謝はどんどん激しくなる一方です。

このVUCA時代に充実した人生を送るためには、
企業も個人も創造的な工夫が必要です。
「今までと同じ仕事のやり方で働く」、
「従来のビジネスモデルをそのまま継続する」だけでは、
難しい時代を迎えました。

ITによる技術革新が進み、
現在の小学生が社会に出る頃には、
現存の職業の49%が
無くなると言われているほどです。
(英国・オックスフォード大学の研究)

そのようなVUCA時代に社会が求めているのは、
より良い社会、組織を創るために、多様な人と協働し、
周囲に良い影響を与えてイノベーションを起こすことができる人財です。

決められたことだけをきちんとこなしていれば良い仕事は、
AIやロボットに代替されていくでしょう。
パターン化、マニュアル化が可能な仕事は、
低賃金化が進むと言われています。

そんな時代に必要な、「社会的自立に必要な5つの力」。
伝えてまいります!

リーダーの行動

今日は東京で「リーダー5つの力セミナー」です。
東京・名古屋。大阪で開催いただいている
このセミナーには、毎回たくさんのリーダーが
ご参加くださいます。
今日は今年最後のリーダーセミナーです!

と、出がけにテレビをつけると、
自治体市長、町長、市会議員の
度を過ぎたセクハラ・誹謗中傷、
といった信じられない言動が、
取り上げられています。

釈明会見もまったくもって意味不明。
見ているだけで気分が悪くなり、
早々に、テレビを消しました。
リーダー大丈夫か?と
思う今日この頃。

あのような言動に出てしまうのは、
ストレス過多?過信?傲慢?
セルフコントロールができていない?

とにもかくにも自分を整えることは、
とても大事ですね。
今年もあと3週間を切りました。
ずいぶんとあわただしくなってきましたが、
自分を整えつつ、今年も無事に終えたいと
思います。

セルフリーダーシップ

始発で出発し、カフェで一息ノマド中。
今日の寒さは、この冬一番でしょうね。
早々と、防寒効果大の最強コートを
着てきました!

さて、今日はセルフリーダーシップ研修です。
リーダーシップの第一歩は”自分自身に対して”。

相手をどうコントロールするか、を考えても
人を無理に変えることは、難しいものです。
価値観の違う人とは、コミュニケーションを取らない、
と言っても、周りとの連携なくして、
仕事をスムーズに進めることはできません。

人間ですから腹が立つこともあれば、
落ち込むこともあります。
相手や環境を憂いたり、愚痴を言ったり
することもありますが、
そこに長らく留まっていても、
自分も疲弊し、周りにも悪しき空気を
まき散らす。
いいことなど、一つもありません。

自分の行動や感情は、自分で選択できます。
出来事が自分を支配しているのではなく、
”自分”が選択しているのです。
他人や出来事を変えることはできなくても、
自分を変えることは可能ですし、
それによって、自分をとりまく環境が
変わることだってあるのです。

セルフリーダーシップ力は、
自身の人生を豊かにするライフスキルですね!

研修講師講座

今日は、”研修講師 養成講座”の基礎編です。
かつては、年に5回は開催していましたが
しばらくご無沙汰していました。

この度、3年ぶりに自社で開催しますが、
人財育成業界の未来を担う、
講師の方々の育成支援は、
大事なミッションだと思いますので、
今後は定期的に開催予定です。

今回参加くださるのは、
社内講師の方、プロ講師・コンサルタントの方と、
参加者も多様ですが、いずれも
企業の生命線である「人財育成」に関わる
重要な役割を担っている方ばかり。

講師には、豊かな人間性と、
人々に勇気とパワーを与える”ありかた”が大切です。
何を言うかよりも、「誰が言うか」。

また、自身の根底に「相手の成長を心から願う想い」が
あってこそ、相手の意識、行動を変えるトリガーに
なるのだと思います。

一人ひとりに関心を向け、目を向け、
教えてやるといった、上から目線ではなく、
小手先の知識を得ただけで研修をやりこなすのもなく、
謙虚に誠実に向き合うこと。
参加者の方から学べることも計り知れないのです。

この講座を通して、こういった心構えや、
伝えるスキル・場回しのポイントなどを
実践を交えながら進めていきます!

今日もどんなご縁をいただけるのか、
楽しみです。

ミスって何?

最終の飛行機で松山にやってきました!
ホテルの部屋から見える松山城の
ライトアップが美しい。
窓を開けると、市電のガタンゴトンという音が
聞こえてきて、気持ちがなごみます。

さて、今日はミスゼロの研修会でした。
ひとたびミスをしてしまうと、、
やり直すという二度手間が発生するだけでなく、
お客様や周りの同僚、関係部署に迷惑をかけ、
場合によっては信頼低下にもつながってしまいます。

仕事には必ず「目的」と「目標」があります。
しかし、環境や情報伝達の不備、勘違い、思い込みなどにより、
本来の目的・目標と、でき上がった仕事との間に
ギャップが起きてしまう。これが「ミス」です。

人はなぜミスをするのか。
ミスには必ず、それを引き起こす原因があります。
そこには、『人』に由来するもの、
『道具』に由来するもの、
『環境』に由来するものがあります。

『人』そのものの思考・行動のパターンによる
ミスが多いのであれば、集中して仕事に
取り組めるように思考を整理し、
仕事の進め方を見直すことが必要です。

『道具』の不備がミスの原因になっていることが
多いのであれば、仕事に使用する道具に
不備がないかを確認し、メンテナンスをする。

『環境』が原因だと考えられるのであれば、
オフィス環境やデスクまわりの環境整備、
メンバー間のコミュニケーション環境の
見直しが必要です。

「ミスは個人的な資質や性格によるものだから防げない」
という思い込みにとらわれず、適切に改善することで、
ミスの発生は限りなくゼロに近付けられますね!

引き算力

将棋界で長年第一線に立つ、
羽生善治棋聖が、史上初の
「永世7冠」を達成しました!
47歳という決して若くはない年齢、
体力の衰えも実感しつつ、不退転の決意で
臨んだ勝負だったと。

20代は「読む力」、30代は「直観力」、
そして40代は?という記者の問いかけに、
「無駄なことを省いて、引き算で考えることが大事」
という”引き算力”という言葉を
挙げていらしたことが、印象的でした。

「引き算=減らすこと」だと思いがちですが、
減らす、という意味だけではなく、
「新たな価値を生み出す引き算」もあるのですね。

禅、茶道、俳句に和食。
どれもシンプルにすることで、
その価値を高め、私たちの心に
訴えかけてくれます。

引き算こそが、実は私たち日本人の
伝統の中に息づいているものであり、
強みなのかもしれません。

周りを巻き込む

東京の朝は快晴、
今日は少し暖かい1日になりそうですね。

さて、今日は半年間の改善活動発表会。
事前に送られてきた資料を拝見しながら、
皆さんの活動に想いを馳せています。

周りを巻き込みながら、楽しく、
効率的に仕事に取り組める方法を実現。
成果も着々と上がっている様子です。

改善リーダーには、メンバーと一緒にゴールの絵を描き、
そこに至るシナリオを紡ぎだす力が必要です。
ゴールに到達するのに何より大事なことは、
実現のために必要な能力、資源、情報を持っている人々を
巻き込んでいく「巻き込み力」が大切になってきます。

”役職や権限がない・・・”
だったらあきらめるのではなく、
役職や権限のある人を巻き込んでいく。

”周りが聞く耳をもたない・・・”
であれば、相手がなぜ聞く耳をもたないのか、
相手を理解することから始めてみることです。
無理やり相手に押し付けても、
主体的にやってみよう、という気持ちは生まれません。
時間はかかっても、相手と対話することを大事にする。

”経験やスキルがない・・・”。
ならば、今置かれている状況こそ、
経験を積んだりスキルを磨くチャンスです。

リーダーシップとは、自分が自ら動く、ことから始まります。
人を巻き込むためには、まずは自分が
逃げることなくあきらめることなく、
自らも動き続けることで、
周りの人々を巻き込み動かす力に他なりません。

自分の中に小さなリーダーシップの芽はあります。
一歩づつ歩むこと、小さなことを積み重ねること、
自分が動くことでほかの人々を動かすリーダーシップは、
今、どんな立場からでも踏み出していける。
そんなことを実感する朝です!

振り返りと集中

予防学者、石川善樹氏と、
宗教学者、釈徹宗氏との対談記事を読了。

最初に論じているのは、
現代人の集中時間はどんどん短くなっていて、
連続して集中できる時間は、ほぼ8秒!
金魚の集中は9秒続くのに、
それ以下だといいます・・。

ついついスマホに手がのびて、
ネットにアクセスし、はまり込んだり、
絶えずSNSをチェックしたり。
そこからまた刺激が入るので、ますます
集中できない。

また、昔の農作業は日が沈むと
やめざるを得なかったが、
頭脳労働は家でもできるので、
脳内では、いつまでも仕事が終わらない。
だらだらやると、脳のリカバリーも効かず、
どんどん疲弊してしまう。
そこで大事なのが、「振り返る」時間。
脳は1日を振り返り、明日はこうしよう、
というところまで整理できて、
初めて今日の仕事が終わったと認識します。
明日、やるべきことを整理しておけば、
翌日も集中できるのだと。

また、ハーバードビジネススクールの先生は、
「1日の仕事を終えたら、必ずその場で振り返り、
最も印象的だったことを1行でも書くこと」を
推奨しているといいます。
これが5日たまると何らかの気づきがある。
何の感情も生まれない、が続いたら、
惰性になっているかもしれないので、
何かを変えた方がよい。

人間は感情の生き物なのに、
そこを無視し、「やるべきこと」ばかりを
やっていると、心がどんどんつらくなり、
依存や逃避が起きることも。
さらには、気を紛らわしているだけでは、
心身に破綻をきたすこともあるかもしれません。

1日の振り返り習慣。
大事ですね!

”おかげさま”と”ありがたい”

おかげさまで、今年もあと1か月。
無事に12月を迎えることができました。
ありがたいことです。

「おかげさま」。
陰で支えてくれている
人、モノ、に気づくこと。

「ありがたい」。
有り難きこと。
そうそう簡単にはないこと。
「有る」ことに感謝。

うまくいっているとき、
それは、自分の頑張りの賜物。
自分がもたらした結果。
ついつい驕ってしまいがちですが、
そんなときこそこの言葉を
思い出したいです。

当たり前のように使っている
言葉の意味は、実はとても深いのですね。