課題設定の質を上げる3つの視点 ~チームで成果を上げよう!~

みなさん、こんにちは。
ビジネスプラスサポートの浜崎です。

秋とは?と思うくらい、急に寒い日が増えてきましたね。
温かいものが恋しくなる季節です。 風邪など引かないようくれぐれもご自愛くださいね。

さて、10月に入り、下期に突入した企業様も多いことと思います。
上期を振り返り、個人の目標、チームの目標と次のチャレンジへと 動き始めている方も多いのではないでしょうか。

目標を達成するためには、そこに到達するために目の前に横たわる“課題(またはタスク)”をクリアしていくことになるわけですが、 本日は、この「課題設定」について考えてみたいと思います!

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そもそも「課題」とは何か?

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課題とは、「解決したい問題」と「現状」の間にあるギャップ。
たどり着きたいゴールまでに立ちはだかっている“関門”とも言えるかもしれません。

関門は一つかもしれませんし、複数あるかもしれません。
そして、その関門を越えるために、個人であれば、知識やスキルを身に付けたり、チームであればメンバーで何をするかを考え協力し合う、個人にも組織にも存在しうるものです。

では、その課題はどのように設定すると質の高い課題設定になるのでしょうか。

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質の高い課題設定とは?

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この問いについての解が、最近読んだ「問いのデザイン 創造的対話のファシリテーション」
(安斎勇樹・塩瀬隆之著/学芸出版社)の中にありました。

その3つの視点とは

です。

その課題に取り組むことによって、

  • 「構造的に、効果的に解決できる」視点になっているか(効果性)
  • その課題を解決することは「社会にどのような付加価値をもたらすのか?」
    「良い社会の実現に繋がるのか?」(社会的意義)
  • それに取り組む面々が「解決したい」と心から思える課題になっているか?
    (内発的動機)

目の前に見えていることだけに対処していては、その奥深くにある要因を見過ごしてしまうこともあるかもしれません。様々な角度でその”関門”を捉えるからこそ効果は最大化していくのだと思います。

また、自分本位や自社本意、自己目的化、他責などから生まれる課題設定では他者の協力はもちろん、外部の理解は得難いかもしれません。

そして、何より取り組む面々が「やらされ感」満載で向き合っていてはうまくいくものも途中で座礁してしまいそうです。

もちろん、この手前の問題の設定も重要になってきますが、この辺りについては、ぜひ安斎先生・塩瀬先生の著書をお読みください。

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今までの枠から脱却しよう!

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この3つの視点を知った時に感じたのは、「効果性」は甘く見積りがち、「社会的意義」は抜けてしまいがちな視点ではないかということです。

アジャイル的に物事に取り組んでいくことも大切だと思うのですが、構造的な視点が抜けると、「あ。これがあった」「あ、それも考えなくていけなかった」というようにモグラたたきのようになってしまいかねません。

また、「何のために」という視点が狭くなってしまっては、本質的な部分が抜け落ちてしまうかもしれません。

課題に向き合い、取り組む時というのは、「それを解決する術」に目が行きがちで、余もすると自分の都合の良いようにやることを設定しがちです。

特に、新人や若手を巻き込む時というのは、この3つの視点を置いた上で考えてもらうプロセスや、実際に取り組んでもらうことで、成果として得られる結果は 大きく差ができるのではないかと思いました。

は封印し、スピードが大切なことであっても、時間がないからこそ、しっかりと課題の定義を設定することが、近道であり、かつメンバーの モチベーションを醸成するきっかけになるのかもしれませんね。

ぜひ、個人だけでなく、チーム視点でも考えてみて下さいね。
最後までお読みいただきありがとうございます。

ファシリテーション研修

こんにちは。ビジネスプラスサポートの川勝です。
今期、弊社では立て続けに「ファシリテーション研修」を実施することになりました。
そこで、今回はファシリテーションに関するブログです。

弊社のファシリテーション研修ではまずファシリテーターの役割理解から始めます。
何事にも、言葉の定義や意味づけを確認してから進めるのは重要ですね。

ついつい、話すのが上手い人がファシリテーターになる、と思われがちですが、ファシリテーターは「うまく≪こと≫が運ぶように舵取りする」方を指すので、まずは参加者の話をよくキクことからスタートします。

ファシリテーターがどんどん話してしまうと、他の参加者の意見がその陰に隠れてしまうことも・・・。
張り切り過ぎは禁物ですね。

皆様の会社の「会議進行」はいかがでしょうか?
限られた時間の中で成果を求められる時代、少しでもムダな会議は減らし、効率化を図りたいですよね。
ファシリテーション力を鍛えることで、その効率的な会議進行が実現します。

ご興味がおありでしたら、ぜひビジネスプラスサポートにお問い合わせください。

ミスと向き合うということ

こんにちは。ビジネスプラスサポートの角田です。
9月になっても蒸し暑い日がしばらく続いていましたが、
数日前からようやく少しずつ涼しくなって来ましたね。

さて、本日は「ミス」についてお話したいと思います。

弊社では、ミスゼロや業務改善の研修を数多く手掛けてきましたが、そんな弊社でも、ミスは時々起こってしまいます。
メールの見落としや、社内情報共有アプリでの伝達漏れなど、様々なケースがあります。

そんな時、つい、「なぜこんなミスを…」と自己嫌悪に陥ってしまう方もいるのではないでしょうか。
私もその一人です。

しかし先日、ある講師からトヨタ自動車の有名な哲学でもある
『人を責めるな、仕組みを責めろ』
という言葉をかけられ、ハッとしました。

ミスは主に個人の不注意などによって起こるものです。
二度と同じようなミスを起こさないために、個人が気を付けることも勿論大切ですが、業務の仕組みを少し見直すことで、防げることも多々あります。

弊社では、ミスが発生した際には、すぐに報告し、チーム全体で改善策を話し合う機会をこまめに設けています。

皆さんの職場では、ミスが発生した時、どのような対応をされていますか?
BPSでは研修により、より良い職場環境を作るお手伝いをさせていただきます。
お気軽にご相談くださいませ。

心理的安全性

こんにちは。ビジネスプラスサポートの藤原です。

さて、最近「心理的安全性」というワードを耳にする、目にする機会が増えてきように感じております。

「心理的安全性」とは、組織行動学を研究するハーバード大学のエドモンドソン氏が1999年に提唱した、チームの中で、周囲に対して恐れずに自由に発言・話し合える状態や環境であることを指します。

Googleは2012年から約4年間かけて、成功し続けるチームに必要な条件を探る調査「プロジェクトアリストテレス」を実施し、心理的安全性の高いチームは下記の特徴がみられました。

■(Googleからの)離職率が低い

■他のチームメンバーが発案した多様なアイデアをうまく利用することができる

■収益性が高く、「効果的に働く」とマネージャーから評価される機会が 2 倍多い

実際のところ、心理的安全性をキーワードにした研修のご相談をいただくことも増えてまいりました。

ご興味がおありの方はぜひ、お問い合わせくださいませ。

生成AIの可能性

皆様こんにちは、ビジネスプラスサポートの川勝です。

皆さんは業務あるいはプライベートで生成AIを使用されることはありますか?

ChatGPTをはじめ、生成AIは文書や画像などに特化したものなど、さまざまな種類が登場してきています。
私も、思考の整理をしたり、新しい切り口のヒントにしたり、または文章校正に役立てたりなど日ごろから生成AIの力にお世話になっています。

しかし便利だからこそ、著作権問題やセキュリティにも気を付けながら使用しなければ、
重大な過失につながる可能性もありますね・・・。

来週は生成AIの勉強会に参加します!
便利なツールに振り回されるのではなく、効率的に使えるように、人間自身が知識をアップデートしなければ、と思う毎日です。