早いもので、9月最終日。上期〆日でもあり、一つの節目です。
BPSを設立したのは、2002年今から19年前です。
右も左もわからない中、チャンスを下さったお客様のおかげで、
少しずつ仕事が広がってきました。
心に沁みるアドバイスとともに、大事な人財育成の仕事を
任せて下さったことへの感謝が尽きることはありません。
こういった原点を忘れず、慢心せずに1つ一つの仕事に
真摯に向き合っていきたい、と強く思います。
コロナ禍において、これまでの組織形態、業務フロー、
マネジメントのありかたを大きく変える企業が増えています。
その背景には、「正解のない時代に突入した」ことが、
影響しているように思います。
これまでのように正解を持っているリーダーが、
指示命令によってチームを統率していくという
中央集権的なスタイルを脱却し、先が見えない中で、
メンバーと連携しながら、自律的・主体的に最適な解を
導きだしていくことが必要になってきました。
不確実で、激動する環境に素早く柔軟に対応しながら、
成果を創出していくやり方が「アジャイル」と表現され、
注目されるようにもなりました。
研修においても大人数の集合型は難しくなり、
一気にオンライン化、ハイブリッド型(集合+オンライン)、
オンデマンドラーニングが浸透しました。
ブレンディッドラーニングという新たな学びのスタイルも確立され、
複数の学び方を組み合わせることで、研修効果が高まる
手ごたえを感じています。
大きな変化の中で、わたしたちも対話を重ねながら、
「自らをエンパワーし、周りの仲間をエンパワーできる力」をつけるべく、
変容に向けての旅を歩み出しました。
“未来に向けて“力強く一歩を踏み出す場づくり支援”に、
これからも力を注いでまいります!
月: 2021年9月
日日是好日
昨日は、夕食にとサバを2度焼きしていたら、
ちょっと目を話したすきに、な、なんとグリルからボーっと炎が立ち上がった!
トレイにたまったサバの油に引火した模様・・。
つい水をかけてしまったが、水蒸気爆発を起こしたら、
火が燃え広がって、えらいことになるところでした。
こういう時は消火器を!でしたが、反射的に水をかけてしまっていた・・。
自宅にはずいぶん前に買った消火器しかないので、早速購入しました。
ケガの功名としよう。
今日は、先日ネットで購入したジャケットが届いた!
おお、これはいい!と、同じサイトを今日見たら、な、なんと。
このジャケットが、購入価格の4分の1になっている!!!
愕然としたが、気を取り直す。
毎日いろんなことがありますが、それも含めて「日日是好日」。
そんな言葉が浮かんできて、本棚から手にとったこのタイトルの本。
大好きな1冊です。
”世の中には、「すぐわかるもの」と、
「すぐわからないもの」の二種類がある。
すぐわかるものは、一度通り過ぎればそれでいい。
けれど、すぐにわからないものは、フェリーニの『道』のように、
何度か行ったり来たりするうちに、後になって少しずつじわじわとわかりだし、
「別もの」に変わっていく。そして、わかるたびに、自分が見ていたのは、
全体の中のほんの断片にすぎなかったとに気づく”。
いやあ、まさに。
茶道もそう。ゴルフもそう。新たな分野の学びもそう。
学びといえばこんな一説も沁みる。
”ものを習うと言うことは、相手の前に、何を知らない「ゼロ」の自分を
開くことなのだ。それなのに私はなんて邪魔なものを持ってここに
いるのだろう。心のどこかで「こんなこと簡単よ」「私はデキるわ」と
斜に構えていた。私はなんて慢心していたんだろう”。
ギクリ・・。
低いところに流れ、方円の器に随う水のようにありたいものです。
自分は何も知らないことに気づいてからが、学びのスタートだなあ、と!
現場での適切な判断力
先月の勉強会で野中郁次郎氏のYouTubeをご案内いただき、
野中氏の世界観にハマる!
「フロネティック・リーダーシップ」。
暗黙知と形式知のスパイラルに基づき、
現場で適切な判断を下すことができる
実践知のこと。
このフロネティック・リーダーシップを
発揮するためには、6つの能力が必要です。
1.善い目的を創る能力
2.場づくりがうまいこと。
→人と人、人とモノ、ヒトと環境との関係性が生まれる場を創ること
3.ありのままの現実を直視する能力
4.その直感の本質をきちんと概念化する能力
5.その概念を実現する政治力
6.上記1から5を組織で共有する能力
野中氏の洞察力、言葉の斬新さ、
着眼点には、いつも目を開かされる思いです。
今では一般的な言葉にさえなった
「暗黙知」という概念を提唱したのもこの方。
レトリック力の凄さにも惹きつけられます!
微差が大差 その2
連休週間も終わり、新たな週のスタートです!
さて、先日のclubhouseテーマは「微差が大差」。
これは、先日の宮田氏の講演で印象に残ったフレーズですが、
さらに深めたいと、自分のイタい経験も踏まえて、
皆さんが大事にされていることを伺いました。刺さる意見満載!
・自社でセミナーを開催する際には、会場のセッティングに妥協せずに、
ベストを尽くす。資料の置き方、音、照明、机のレイアウト、名札。
ま、これくらいでいっか、は禁物!
・気づいたことはすべて行う。何かコトを成す時に、100のファクターが
あるとして、こんなもんでいいか、を積み重ねると「なんか今一つだった」
という評価に繋がる
・切手の貼り方、事務所の整え方一つに、仕事に対する姿勢が表れる
・「今」に力点を置くこと。目の前の人やコトに丁寧に向き合うことで、
言い回し一つ、相手への気遣い一つが変わってくる。
・見えないところにエネルギーを遣うことが大事であり、そういったところに
意識のアンテナが立っているか?を自分に問いかけたい
・自分にとっては微差でも、ある人にとっては大差、ということもあり。
お互いチームメンバー同士で補い合えたらいいね
・関係性の中に”丁寧さ”があることが大事。雑な関係性の中には、
雑な空気感が漂う
<参加費無料>10/18開催「これからの一般職・事務職」 を考えるオンラインセミナー
一般職・事務職の仕事はゼロになる事は無いと言われています。しかし、多くの業務は徐々に自動化、AI化、RPAの仕組みへと間違いなく吸収されていきます。その時、求められる‶価値を生み出せる人ならではの能力“とはどのような能力なのか。ポジションアップをどの様に考えるのか。組織としてどう捉えるのか。これからの一般職・事務職を取り巻く様々な課題を共有し、情報・意見の交換の場として一緒に考えてまいりましょう。
詳細はpdfを参照ください。↓
「これからの一般職・事務職」 を考えるオンラインセミナー.pdf
なお、この座談会では一方的に講義を受けるのではなく、参加者同士のコミュニケーションによって、悩みの共有・相互解決を支援する場となっています。
enjoy!
いつも別れ際に「enjoy!」と挨拶下さる方。
ご本人からもその空気感が伝わってくるので、
思わず笑顔になります!
そういえばenjoyで思い出したのが、
事を成し遂げるのに大事なABCDE。
このEがenjoyです。
Aは「aspire」。
最初に何か「したい」と、
思わなくてはならない。
つまり志が必要。
Bは「believe」。
自ら信じなければいけない。
志を持つのはいいけれども。
「そんなこといったって、
私はできませんよ」
というのでは駄目。
そして退路を絶って
「commit」しろということ。
具体的に計画を作る。
そして「do」。
やるしかない。
最後に大事なことは
「enjoy」。
おもしろく、楽しく前向きにやってこそ、
展望が拓けていく。
今日もごきげんで!
眠りの質
眠りにつく前に考えていることって何でしょう?
寝る前というのは一日のうちで最も大切な時間のひとつ。
なぜなら、眠りにつく前に何を考えるかによって、
睡眠の質が変わり、翌日の行動にまで影響するのだそうです。
楽しいことを考えながら眠りにつく!!
とにかくこれが大事だと、脳科学を研究されている先生が
おっしゃっていました。
また、寝る前に考えたことは夢に強く影響するのだそうです。
・お客さまに感謝されてうれしかったこと
・難しい仕事をやり遂げて自信になったこと
・同僚にピンチを救ってもらってありがたいと感じたこと
ポジティブな感情を伴う出来事を思い浮かべたり、
感謝しながら眠ると質のよい眠りが訪れます。
その結果、疲れが取り除かれ、翌朝も気持ちよく
目覚めることができるというわけです。
反対に、寝る前に心配事や嫌なことを考えながら眠りにつくと
イライラが脳を刺激してアドレナリンが分泌されたままになり
眠りの質が悪くなります。
結果、疲れが取れにくくなり、次の日も倦怠感や
鬱々とした気分を抱えながら起きることになります。
楽しいことを考えたいと思っても、
その日あった嫌なことが
頭から離れないこともあるでしょうが、敢えて切り離す。
眠りの質に気を配り、心身の状態を整えることが、
豊かな日々に繋がっていきますね、きっと!
微差が大差に!
先日、経済同友会の会合でお聞きした、
金工作家でもあり前文化庁長官、宮田氏のお話。
面白すぎてあっという間の時間でした。
「ちょっと工夫することで、結果はまったく違ったものになる」。
ま、いっか、は禁物だと痛感した次第です。
印象に残ったのは、『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」8資産一括で、
世界文化遺産への登録が認められた時のお話!
6年前に訪れただけに、興味もひとしお。
当時、諮問機関イコモスの勧告では、沖ノ島周辺の4資産だけの登録だったの
が、「8つで一つの海洋信仰であり文化だ」と論ずる日本側の一括登録主張に
理解を示し、承認。この背景には、日本側関係者らのロビー活動が功を奏した
とのことです。
この際、宮田氏は明日に出発を控え、コンビニに行ってA3用紙をゲット。
(コピー機でスタートボタンだけを押し、手に入れたというのが面白い!)
ここに8資産を絵にかき、これを審査会場のロビーで見せながら、
「これで一体だ」ということを、訴えたのだそうです。
この絵の写真を見せていただきましたが、なんとも素晴らしい。
最後まであきらめず、自分にできることで力を尽くす。
そして、このようなちょっとした工夫が審査員の心を掴み、大きな結果に
つながるのだと感動しました。
「鼻歌まじりで命がけ」
という最後の言葉も印象的でした。
力を入れず、しかし命がけでコトにあたる。
講演のあとの質問で、「文化財は観てもらってこそ価値があるが、
コロナ禍においてそれが叶わない中、どのようなことが必要だと思われるか?」
という質問に、「動けないからこそ、身近なものを改めて見直してみることが
大事。今この時期だからこそ、文化財の修復に力を入れたい」とおっしゃって
いました。身近なところにこそ、磨きをかけることで、お宝になるものが、
あるはず!
5秒ルール
今日は、ATD感想共有の機会をいただきました!
ということで、ようやくATDスイッチオン。
今年も基調講演者は3人でしたが、その中の一人、メル・ロビンス氏。
氏の5秒ルールの本は、全米で100万部以上売れています。
日本でも翻訳本が出版されているとは、知りませんでした!
・やりたいことをやり始める時に、考えすぎて立ちすくむ
・行動したいという気持はあるが体が動かない
・目覚めてもつい、ベッドの中でゴロゴロしてしまう
こういう時にこそ「5秒ルール」。
やりたいことをやり始める際に「5・4・3・2・1」とカウントダウンし、
動き出す。
5秒ルールを実践していくと、物事を始めるのに
躊躇する気持ちがなくなり、運命が次第に好転していくのだと。
こんな時代だからこそ、1歩踏み出す自信や勇気、持ちたいですね!