お互い様の精神

関東は夜明けが早い!5時にはもう明るくなってきます。
今朝も快晴です。

さて、30年にわたり女性リーダーの強みの発見や育成を支援している、パーソナルコーチ、サリー・ヘルゲセン氏の日経ARIAインタビュー記事から一部引用します。


女性は人間関係を構築する優れたスキルを持っています。しかし、それを活用するのは得意ではありません。ドイツのある研究でも、女性は自分のネットワークをあまり効果的に使わないという結果が出ています。例えば、「こういうポジションに就きたい」といった具体的なゴールがあって、そのために「助けていただけませんか?」と協力を仰ぐような、戦略的なお願いをすること。あるいはもっと小さな、「この本を300冊売るのを手伝ってくれないかしら?」といった戦術的な依頼も苦手です。

 なぜ人に何かを依頼することをためらってしまうのか。それは、依頼された人が自分に「使われた」と感じてしまい、それが申し訳なく思えるからなんですね。人間関係を活用するのは利己的なこと、自分は人を利用するような人間に思われたくない、と。

 しかし、そのように考える必要は全くありません。
自分が人にリクエストをするということは、暗示的に、「私もあなたを助けるリソースになれる、力になれる人間なんですよ」と示すことでもあります。しかし、なかなかそこまで考えが至らないために遠慮してしまうのです。

ふむ、確かに自分にもそういう傾向はあるが、お互い様の精神で!ですね。





大事に使う


長年愛用しているキャリーバッグが
ギシギシと音を立てるようになったので、
先日、ショップで修理をしていただきました。
ああ、なんとスムーズに動くことか!

万年筆が書きづらくなってきたので、
これまたお店でクリーニング。
つまり感もなく、スラスラと書きやすい!
これは独立した時に買ったので、もう22年使っていますが、
いまだここ1番の時には活躍中。

白の洋食器セット一式は1993年に買ったので、
どひゃー、28年物。
先日、娘が入学式に履いていった靴は、30年前に買って
2度しか履いていないもの。ハンドバッグは両親が退職記念に
イタリアで買ってくれた、これまた24年物。
捨てるものも多いが、思い入れのあるものは、意外と長く
愛用していることに、書きながら気づく。

自分の体もちゃんとメンテし鍛えて、長らく大事に使いたい。
今宵のホテルまでの2.5キロは歩くとしよう!





仕事の報酬

毎年、この時期になると読み返す、
田坂広志氏の「仕事の報酬とは何か」。
新入社員必読の1冊でもあります。

仕事には『収入』や『地位』という
目に見える報酬のほかに、
『能力』『仕事』『成長』という
目に見えない3つの報酬がある。

一所懸命、仕事に向き合うことで、
ビジネスパーソンとしての「能力」が身につき、
自分自身の作品としての「良き仕事」を
残すこともできる。
さらに「人間的な成長」も遂げることができる。
これこそが最高の報酬だと。

自ら求めて得るべきは、「能力・仕事・成長」の報酬。
結果として与えられるのは、「給与・収入・役職」などの報酬。


師匠から学ぶ3つのものは、「呼吸・着眼・心得」。
師匠との出会いを妨げるのは、自分自身の驕った心。

あの人はこうだから、と欠点を責めるのではない。
他人の中にある「欠点」は、必ず自分の中にもある。

この本は、マイ名著10選の中に入る、不動の1冊です!





新入社員への言葉

サントリーの広告はこの時期、
伊集院静氏による、新入社員への
メッセージが掲載されます。
もう何年続いているのだろう?
いつも楽しみにしていますが、
新入社員だけではなく、
私にとっても、仕事の原点を思い起こす、
貴重なメッセージです。

印象に残ったフレーズを、一部引用します。

『新社会人おめでとう。
今日、君はどこのどんな職場に立っただろうか。
どこであれば、どんな仕事でも、そこが君の出発点だ。

(中略)

50年前なら、勤勉で、真面目な働き手を求めた。
それも必要なひとつだが、今は違う。
何を求めているか。
それは、今までにない発想と、君だけの情熱だ。

(中略)

もう企業を、社会を、大転換させなくてはイケナインダ。
金儲けだけの企業じゃダメだ。
人を、社会を豊かにする創造をなすのが企業であり、品性だ。


「人を、社会を豊かにする創造をなすのが企業であり、品性」。
この言葉にしびれます。



新年度スタート!

4月1日、新たな期のスタートです!
この1年で大きく変わった学びのカタチ。
オンライン、オフライン、動画視聴と、複数の学びのスタイルを組み合わせ、
成果につながる「ブレンディッド・ラーニング」でご支援する機会が、
飛躍的に増えました。

ブレンディッド・ラーニングには、テクノロジー、コンテンツ、ファシリテーションの力が必須ですが、この1年、チーム一丸となり、専門家の力もお借りしながら進んできましたが、この流れはますます加速する傾向にあります。

ビジネスパーソンの学びは”イベント”ではなく、「価値を生み出すためにイノベーションを起こせる人財になること」・「変化に対応して必要とされるスキルを習得すること」。

従来の集合研修をそのままオフライン化しただけの学習設計ではうまくいきませんし、大量の動画や資料を一方的に提供し続けるプログラムでは、却ってやる気を削ぎ、学習効果を下げることにもなりかねません。

1年間はアジャイルで走り続けてきましたが、経験学習をしっかりと検証し、それぞれの手法のメリット・デメリットを理解した上で、設計を最適化。
BOAの(事前学習→当日→事後学習)プロセスは、幾通りものやり方がありますが、どれ一つ同じものはない。その経験値こそが財産です。


今年度は、社会の課題解決につながる新たな事業も立上げ予定ですが、皆で一丸となって進んでまいります!今年度もどうぞよろしくお願い申し上げます。