タスクとリレーション

今週は東京暮らしの日々です。
初秋のような暖かさかと思えば今朝は極寒!
寒暖差が激しく、体調管理に気をつけねば、です。

さて、本日は、半年間にわたって
取り組まれた改善活動の発表会です。

改善も組織開発に通ずる活動ですが、
今、日経新聞に連載されている
中村先生(南山大学教授)の組織開発の記事から一部引用します。

『組織には、タスクとリレーションという重要な2つの軸があります。
タスクの軸とは仕事や業績に関心を向け、その達成のために、
働きかけることを重視するものです。

一方、リレーションの軸では、人や関係性といった
人間的側面に関心を向け、関係構築を目指して
働きかけることを大切にします。

職場や組織が活性化して成果を上げるには、
タスクとリレーションの両方が機能することが必要です』。

組織開発では、タスクとリレーションはトレードオフではなく、
両輪となることで、組織のパフォーマンスが持続的に高まる。
さて、今日の発表が楽しみです!

「どうぞ」と「どうだ」の違い

週末、前職の同窓会をかねて金沢に行ってきました。
おめあては「小松弥助」さん。
絶品お寿司はもちろんのこと、
お店の空気がなんとも心地よいのです。

お店の方に訊くと、大将が常々おっしゃっているのは
お客様に対して「どうだ(すごいだろう!)」という姿勢ではなく
「どうぞ」という、感謝の気持ちや謙虚な姿勢を
大事になさっているとのこと。

「どうぞ」と「どうだ」。
一言違いですが、意味は大違い。
このお気持ちが、お店の心地よさを作っているのだなあ、と。

また、「手から手のたなごころ」ということで、
握ったお寿司を左の手のひらにそっと、のせてくださいます。
『たなごころ(掌)』とは手のひらのことですが、
なんとも優しい響きの言葉です。

職人さんが渡して下さる右手と、
いただく側の左手を合わせると「合掌」。

なかなか予約が取れないお店ですが、
日本各地からお客様が足を運ぶ理由があるのだなあと、
感服したのでした。