1年の感謝を込めて

今日で仕事納めです。
こうしてこの日を無事に迎えられたことに
皆々さま、感謝申し上げます。
ありがとうございます。

「今年は美しい背中を目指したい」という目標を、
新年に掲げました。
『背中はその人の鏡。うそはつけません。
人間性や品格、知性、やさしさ、
すべてを映し出します。
凛とし、毅然とした美しい背中、
曇りなき背中を目指したいです』。

という決意は素晴らしかったのですが・・。

また、今年は自分を整えることを大事にした1年でした。
体を整える、心を整える、関係性を整える、
そして年末には「場を整える!」。
自分を整えることで、良きものと引き合い、
より自分が整う。すべては自分基点、ですね。

さて、来年はというと。
「呼吸」を大事にする1年にしたいです。
ジープ島に行ったときに気づいたこと。
『息が整うことで、高いパフォーマンスを発揮できる』。
しかし、息が乱れると心が乱れ、
パフォーマンスが低くなります。
呼吸に意識を向け、息を整え、今ここを堪能する。

プライベートにおいては、来年は娘が1年いなくなるので、
夫婦のパートナーシップにも変化がありそうです。
二人になるのは16年ぶりですが、その分、
二人でしかできないことを楽しもうと思います!
子供は社会の預かりもの。いずれ手放す時がきます。
その時の予行演習ということで(笑)。

ブログも、来年1月4日までお休みをいただきます。
どうぞ皆様も、よき年をお迎え下さいませ。
1年間の感謝を込めて。

モーツァルトはすごい!

今朝は、電車もいつものスタバも
ずいぶんとすいています。
今日から冬休みの方も多いのかもですね。

さて、昨日はモーツァルト楽曲について
学んでまいりました。

5歳で初作曲し、35歳で亡くなるまでに、
900曲以上を残したというモーツァルト。
風景を見て、それを下書きすることなく、
そのまま音に変換できたという特異な才能は、
その音楽にあますことなく発揮されています。

優美で軽快な曲が多いですが、
高周波音と心地よい調べで
脳を活性化してくれるそうです。

また、モーツァルト楽曲の豊富な高周波とゆらぎが、
自律神経を刺激して、活動を促進させたり、
心身をリラックスさせ、ホルモン分泌を促す効果も
あるとか。

日本語はそもそもパスバンド(意味のある音として
聞き取ることのできる周波数帯)が低いのですが、
英語はその反対で優先パスバンドが高い。
ということは、高周波のモーツァルト音楽を聴くことで、
高周波数帯の耳が開く!英語も聞き取りやすくなる!
という効果が期待できるのではないかと。

ということで、今日から車の中も自宅も、
モーツァルト音楽です!

コラム「仕事の質はスピードに比例する」(2017年12月25日)

仕事の質はスピードに比例する

このタイトルの解をわかりやすく例えると、テクノロジーによる自動化に挙げられます。工場におけるオートメーションはもちろんのこと、AIによるソリューション、RPA Robotic Process Automation:人間が行うデスクトップ画面上の操作を、ルールに基づいて自動的に再現する技術)によるデータ交換、業務スケジュール管理など、テクノロジーの進化によってスピードが加速度的に早くなり、質はより正確になります。

コンピューターによるテクノロジーに頼らなくても、アナログでのカイゼンにより仕事の質はアップし、スピードは早くなります。なぜならムダを省けば省くほど、時間は短縮され正確度を増すからです。

井原西鶴の「日本永代蔵」巻五に「大豆一粒の光り堂」という話があります。

「大和の朝日の里に川端の九助という小百姓がいた。牛ももたず、馬小屋のような家に住み、年に一石二斗の年貢をやっとおさめ、五十余歳になるまですごしていた。毎年、節分の夜には疫鬼をはらうために戸口や窓に鰯の頭や柊をさし、心祝いの豆をまくのであった。ある年、九助は夜が明けてから豆を拾い集め、その一粒を野に埋めた。すると、夏には青々と葉がしげり、秋には実って一合ばかりの収穫があった。これを溝川のところにまき、毎年繰り返すうちにしだいに収穫がふえ、十年もたつと八八石にも達した。この代金で九助は大きい灯龍をつくらせ、初瀬の街道に立てて常夜灯とし、今も豆灯寵とよばれている。
こういった心がけなので、九助はしだいに家も栄え、田畑を買い集めて大百姓となった。
四季それぞれの農作物に肥料をほどこし、田の草をとり、水をあたえて手入れするので、稲の実りもよく、綿の栽培も順調であった。九助はいつも油断なく働き、そのうえ、万事に工夫をして便利な農具も発明した。鉄の爪をならべた荒おこし用の鍬、調製用の唐箕や千石どおし、さらに後家倒しの異名のついた千歯扱もつくった。また、女の綿仕事の能率化をはかつて唐弓という綿打ち道具をつくって成果をあげ、四、五年のうちに大和にかくれもない綿商人となり、財宝をどんどんたくわえた。 こうして三十年あまりで一千貫目の身代となり、八八歳で世を去った。」

「後家倒し」とは、この川端の九助が考案した「千歯扱き」です。
株式会社クボタHP「くぼたのたんぼ」によれば、次のように「千歯扱き」を紹介しています。

乾燥させた稲の穂先から籾を落とす作業が脱穀 (だっこく) です。稲扱き (いねこき) とも言います。「丁寧」と「能率」という矛盾する二つの要求を満たすために、さまざまな工夫がこらされてきました。
近世前期には竹製の扱き箸 (こきはし) が使われていました。竹を箸のようにした道具で、一日に扱く籾の量は男性が12束、女性が9束ぐらいだったそうです。

千歯扱きは元禄年間に発明された画期的な農具です。最初は麦を脱穀するための竹製の歯でしたが、やがて鉄の扱き歯に改良され、稲の脱穀用として普及しました。鉄の歯の隙間に稲の穂先を入れて、引き抜くと籾だけが落ちます。籾が付いたままの小さな穂先が多く出るので、さらに唐棹 (からさお) で何度も叩いて籾を分離します。粒々辛苦と言って、一粒一粒が苦労して育てたものです。一粒も無駄にはしません。
その後、足踏脱穀機、動力脱穀機と発達します。1時間当たりの作業能率は千歯扱きで約45把(元禄時代)、足踏脱穀機で約250把~300把(大正時代)、動力脱穀機では600把以上と伝えられています(昭和初期)。


参照:http://www.tanbo-kubota.co.jp/foods/tools/13.html

そのため、脱穀作業の臨時雇いの必要がなくなり、女性の賃仕事であった脱穀作業が無くなったため「後家倒し」と呼ばれた所以です。
足踏脱穀機が大正時代の発明であることから、元禄時代から約200年間も脱穀の主道具であったことを考えると、九助の発明がいかに素晴らしいものかが理解できます。つまり、「丁寧」=質、「能率」=仕事効率、スピードのそれぞれが矛盾することなく、一挙両得の効果を上げています。

また、仕事の質は仕事のやり方、段取りなどでも向上することができ、スピードは早くなります。

リクルートワークス研究所「全国就業実態パネル調査2017」では、週当たりの労働時間の把握に加えて、仕事の分解を試みています。具体的には、それぞれの仕事を、(1)本来の担当業務で成果と直結している仕事、(2)周辺的な雑務、(3)待機や客待ち等の手待ち時間に分けて、合計が100になるように割合を調査した結果が図表1です。業種により仕事の割合はまちまちですが、平均的には、本来業務74.3%、周辺雑務17.9%、手待ち時間7.8%になります。本来業務以外が約25%を占めており、そこに仕事効率化の余地があることがわかります。

参照:http://www.works-i.com/surveys/panel-surveys.html

今回の例では本来業務をテクノロジーやカイゼンで生産性向上としたものです。しかし仕事には本来業務以外が約25%もあり、これをなくせば生産性は約33%も向上するのです。

つまり仕事の効率化を図り、抜本的に生産性を向上する視点は、
① 本来業務のIT化、カイゼンの実践
② 周辺雑務の撲滅
③ 手待ち時間の解消
の3点にあります。
①では生産性が数倍から数十倍に、②と③を合わせて約33%向上します。前者では投資を必要とするものがありますが、充分投資額を回収し、より利益をもたらします。後者では投資せずにムダを省くことができます。

これらは来年のコラムでの課題として、考察していきます。
今年最後のコラムとなり、読んでいただきました皆様に、厚く御礼申し上げます。誠にありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

区切りの1日

今日は会社の忘年食事会、夜はソニータワー時代の
先輩・同期・後輩との忘年会。
今しがた戻ってきましたが、
おっと日付が変わってしまいました。

今年は混沌とした中にも、
次の10年に向けての光が見えた年でした。
”現状維持”とは衰退を意味します。
来年は新たな変容の年、と位置づけ、
現状維持気味だったここ数年に別れを告げ、
前へ前へと進んでいきます。

「終わらせないと始まらない」。
今まで築いてきたことを、
時には捨て去る覚悟も必要です。
また、進化のためには協働し、
自分たちだけではできないことを可能にする、
という挑戦も必要です。
終わらせること、挑戦することを恐れず、
一歩ずつ歩みを進めていきたいと思います。

チームのあり方についても、考えさせられる1年でした。
お客様のため、自分自身のために、という気持ちと、
チームのためにというスタンス、この両方が大切です。
自分軸だけでは、チームはまとまらない。
チームのためにというだけでも、
個々の良さが相殺されてしまう。
一人ひとりの個性、強みが際立っていてこそ、
強いチームができる。
そんなことに気づけた1年でした。

自分の至らなさに臍を噛む思いになることもありましたが、
この1年の学びと気づきは、本当に大きく、
起きたことに無駄なことなど一つもない、と
心から思える日々でした。
”我以外皆我師”。身をもって教えて下さった方々に、
心からの感謝を伝えたいです。

今日は、一つの区切りになった1日でした!

談論風発

今日はお世話になっている、
コンサルティング会社の方々と情報交換の会。
夏に続いて2度目ですが、
談論風発の中で、毎回、ピカリと
ひらめくこと多しで、今回も4つ、
これからの仕事に生かせる気づきをいただきました。
早速来年から実践です!

休憩時間に、
「毎回ベストなコンディションで、
登壇するためには、自分マネジメントを
どうしているのか?」という話になりました。

ジムのマシーンや水泳で、
体を動かし、そのことに没頭する時間を
大事にしている方や、
一人になれる時間を作っている方、
瞑想やヨガをしている方。
皆さんそれぞれに、
自分を整える時間をお持ちです。

私はといえば、「質の高い睡眠」、「栄養バランス」、
「適度な運動を日々の中に組み込んでいること」。
さらには「早起き」、「負の感情は早めに手放す」
ことでしょうか。
何よりも、「これだけメンテしているのだから、
体調不良になるはずがない」という根拠がありそうでない自信も、
功を奏しているように思います!

人生の目的

今年1年を振り返る時期になりました。

「わたしが自分の魂とつながり、
体の声をきき、バランスよく生きることで、
ゆるぎない安定感と、深く満たされて生きている、
という感覚を味わって生きること」

今年はじめに受講したコアバリューセミナーで
言語化した”わたしのコア”です。

”自分の魂とつながる”、とは、
「心の声を聞く」ということ。

”体の声をきき”というのは、
体の状態をスキャニングし
そこに意識を合わせること。

”バランスよく生きる”というのは
仕事とプライベート
オンとオフ、静と動、情と理。
人生のバランスを大事にするということ

自分が豊かさの源になり、
その豊かさをわかち合い喜び、
周りの人がハッピーになることで
自分も幸せになり、その幸せが
また周りに伝搬していく。

こんなサイクル、理想です。

『何の為に生まれて何をして生きるのか。
答えられないなんてそんなのは嫌だ!』

アンパンマンの歌、本質を突いているなあ、と
思います。

自分がここにいるという意味。
自分が果たしたいこと。
これからも大事にしたいです。