廃棄と集中

昨夜、東京にやってきました。
新しいPCがサクサク、スピーディで快適すぎて、
いつまでもPCに向かっていたくなります(笑)。

さて、朝から読んでいた本の中の、
ドラッカーの一説に目が留まりました。

『トップ本来の仕事は、
昨日に由来する危機を解決することではなく、
今日と違う明日を作り出すことであり、
それゆえに、常に後回しにしようと思えばできる仕事である』。

ぐさりと本質に切り込む言葉です。

今、目の前にある問題は、
過去の意思決定と行動の結果。
この過去を優先すると、
問題の抜本的な解決は遠のき、
問題を前提にいくら計画を立てても未来は変わらない。
そこで行うべきことは、未来を計画する前に、
生産的でなくなった過去の活動を廃棄すること。

廃棄の本質は「資源の開放」。

過去の活動に縛りつけられている資源を、
今の自分の手に取り戻すことであり、
その資源を明日の機会に集中するとき、
成果があがる。
「選択と集中」ではなく、
「廃棄と集中」である。

しびれる言葉です!

パッチワーク型キャリア

今日は、女性活躍支援研修でした。
午前中は管理職の方向けの講演、
そして午後からは女性の方への研修でしたが、
この組み合わせが大事だと思います。
どちらか一方だけに、変容を求めるのではなく、
「お互いが変わっていく」ことです。

女性支援とは、”働きやすさ”改革だけではく、
”働きがい”を実感できるような場を作ること。
上司、女性ともに、アンコンシャスバイアス(無意識の偏見)を
払拭することです。
しかし、無意識なだけにそれに気づくことが
むつかしいのですが。

さて、女性がキャリアを考える上で、
必ず出てくるのが、「ロールモデルになる女性がいない」ということ。
しかし、完璧なロールモデルなど必要ありません。
そんな人がいたとしても、完全コピーでは、
自分らしさも発揮できません。
むしろ、パッチワーク型で考えることが大事だな、と思います。

パッチワーク型とは、いろいろな人の、
いい部分を「取り入れる」すること。
例えば、仕事のやり方はこの人がモデル、
仕事と子育ての両立はこの人のコツを、など、
「真似したい部分」だけを組み合わせていけば、
自分ならではの、ありたい姿が見えてきますね!

”今ここ”を堪能する

ありもしない未来を憂い、
過ぎてしまった過去を憂い、
今この瞬間に集中できず、
存分に堪能できないとは、
もったいないこと。
「今ここ」を味わうことを
大事にしたいものです。

オードリー・ヘップバーンの言葉。
『その日のために生きようとしてはいけません。
それではあまりに即物的だから。
それよりも、1日1日を
宝物のように慈しむべきよ。
生きていることそれ自体が、
どれほどありがたいことかを意識せずに
皮膚だけで生きているような、
つまりごく表層的な生きかたをしている人が、
とても多いように思うの。

どんな日であれ、その日をとことん楽しむこと。
ありのままの一日。ありのままの人々。
過去は、現在に感謝すべきだということを
わたしに教えてくれたような気がするわ。
未来を心配してばかりいたら、
現在を思うさま楽しむゆとりが奪われてしまうわ』。

まさに、今この時を精いっぱい楽しみ生き尽くす、ですね!

”学び支援”の連鎖

今朝、ミャンマーから戻ってきました。
日本語を学ぶ若者たちとの交流会では、
まっすぐな眼で自分たちの目標を
語ってくれました。

日本とアメリカに留学し、
コーチングやリーダーシップを学び、
ミャンマーのビジネスパーソン教育に
尽力したい、という男性もいれば、
日本の良書を紹介すべく、
翻訳家になりたいという女性。
日本企業で働き、ビジネスのことを学び、
ミャンマーで起業したい、という女性。
実現したい未来が、イメージできていることに
頼もしさを感じました。

日本語を学ぶことで、自分の将来への
可能性が広がり、目標も実現できる。
そして、皆さん口を揃えておっしゃることは、
「日本に留学したい!」ということ。

とはいえ、日本へ留学するには、
授業料に生活費にと、ずいぶんお金がかかります。
ミャンマーの日本語学校で2年学んだのちに、
日本に来日し日本語学校でさらに2年学ぶ。
そして大学受験し、4年間の大学生活。
計6年間となると、ざっと500万ほどの費用が必要です。

特に来日し、最初の2年間は、日本語だけではなく、
大学受験の勉強も重要です。
しかし、生活費を稼ぐためにアルバイト中心になると、
日本語は上達しない、受験のための学力は向上しない、
結局大学に入れない。あるいは入ったとしても、
希望の大学には行けない。
という負の連鎖になってしまいます。

そこで、大きな味方になるのが、奨学金です。
現在も、文科省からの奨学金もあれば、
ロータリー関連の「米山奨学金」などもありますが、
日本語を学びたい学生は去年と比べても倍増。
17,000人もいるということですから、ずいぶんと狭き門です。

「MYUI~あなたのあしたへ~」。
という名で、今回立ち上げた奨学金は、
ミャンマーで日本語を学ぶ人のためにと、
スタートしました。
しかし、現地で話を聞くと、
実はその先の方が、
ずいぶんハードルが高いのだなあ、と
わかったのでした。

これからも、少しずつではありますが、
”学び支援”の連鎖を広げて行きたいと思います。
「教育こそが国を変える」。
そして、支援の連鎖が広がることを願っています!

コアバリュー

おはようございます。
まもなく伊丹空港から成田を経由し、
ミャンマーに飛びます。

早朝の空港の雰囲気が大好きです。
今朝も5時半のオープンと同時にやってきて、
昇る朝日を拝みながら、本を読んだり仕事をしたり。
これぞ至福の時間!

ミャンマー行きのきっかけとなったのは、
昨年のミャンマー視察と、今年の年始早々に
受講したコアバリュー講座です。

2日間の講座では、自分と向き合う時間が続きます。
子供の頃から今に至るまで。そして未来のありたい姿。

こんなに自分自身のことを考えたのは初めてでしたが、
とても楽しい、そして驚きの発見が数々ありました。
今の自分を動かしている原動力は何か。
自分らしさの源は何か。それがコアバリュー。

わたしのコアーバリューは、
「挑戦」であり、
「ゼロから生み出していく」ということ。

人生を通じて実現したいのは、
「地球ワンワールド」。
なに?それ・・。地球は1つって、
海外で何かをしたいわけ?
その時はよくわかりませんでしたが、
いまはいろんなことが、つながった気がしています。

人生で大事にしたい

土台は4つ。
「貢献」「バランス」、「自然と一体化」
「旬=タイミング」を大事にしていくこと。

マイナスバリューは「無力感」や「自己嫌悪」。
ここから逃げ出そうとする自分がいることも
納得しきりです。

流されるのではなく、”真に自分が望んでいる
人生を生きていく力”に気づけるこのプログラム。
自分の魂が喜ぶことに出逢えた気がします。

「教育こそが国を変える」。
では、ミャンマーに行って来ます!

女性リーダー育成プロジェクト

今朝の東京は4度!真冬のような寒さです。

昨日で、半年間にわたっての
「女性リーダー育成プロジェクト」が節目を迎え、
懇親会ののち、最終近くののぞみで東京にやってきました。

今年の5月、参加者の座談会・上司ヒヤリング&研修から
スタートしたこのプロジェクト。
会社、参加者、上司、の三方のニーズと、
目指すゴールを鑑みて、支援プロセスを設計しました。
研修と研修の間をつなぐのは「Habi&Do定着支援システム」。
上司の方にも、がっつり支援をいただきながらの半年間でした。

最終回研修は、上司の方にも全国から集まっていただき、
参加者のプレゼン、そして午後からはこのプロジェクトの
OG女性、上司も集まっていただいての全体セッション。
皆さん発信力を発揮し、自分の想いや考えを堂々と
お話になっている姿に感じ入ったのでした。

半年間のダイアログを通じて、自己理解、他者理解が深まり、
自分がどうしていきたいのか、も見えてきたようです。
リーダーのスタイルは人それぞれ。
支援型もあれば、パッチワークモデル型もある。
さらには、後姿で見本を示す!というスタイルもありです。

懇親会では談論風発、昭和な雰囲気満載で、
熱く語り合う上司・女性・ダイバーの方々。
対話の中にこそ未来がある。
そんなことを実感した半年間でした!

禅的生活

今朝も3時半に起き、
ちょっと体操と呼吸法をし、
仕事にとりかかり、
朝食の仕込みをし、出てきました。

始発近くの電車に乗るので、
ゆっくり座れて快適。
通勤途中に朝日も拝めて言うことなし。

朝の7時前には研修会場近くに着き、
ゆっくりと珈琲をいただきながら、
至福の時間を過ごせます。
まさに禅的生活!

枡野俊明氏の”禅的生活”という
冊子を読んでいますが、
「いま」「ここ」を丁寧に生きるのが禅的生活。
ひと呼吸するその瞬間を丁寧に、懸命に生きる。

早起きして朝の空気を吸う、
一杯のお茶をおいしく入れる。
食事をおろそかにしない。
脱いだ靴をきちんとそろえる。

日々忙しくとも、先のことは考えず、
いまやることに集中する。
あれもこれもやらねば、と考えていると
頭の中がカオスになり、何から手をつけて
よいのかわからなくなってしまう。
余計なことを考えず、単純に目の前のことだけに
集中することが大事だと。

時には押し寄せる情報を遮断し、
自分と向き合う時間が大事だといいます。
世の中の空気を読まず、他人が自分を
どう見ているのかを気にせず、
自分はどうしたいのか、どうすべきかを、
自分で自分に問いかける。
そうでないと忙しさに流されて、
自分を見失ってしまう、とはまさにですね。

働き方改革〜「オフィスも働き方改革(5)」(コラム2017/11/21)

“オフィスの広さと香りの相乗効果”

東京都立科学技術大学の川上 満幸教授, 白井 朋実教授による研究論文『VDT作業における適正作業環境の設計要因』によると、VDT作業の適正な作業環境要因として、香り(濃度20%の覚醒作用)と、オフィスの大きさ(面積:4m×4m×高さ:2m)の重要性とその相乗効果が認められたとしています。(1)

論文を要約すると次のようになります。
■実験の内容
(実験の内容)
実験の対象にした作業は3桁の加減算式を被験者に計算させ、その答えを座位姿勢でキーボードにより入力する作業である。被験者は常にCRT画面を注視している状態であり、入力はブラインドタッチによるものとする。
実験の一連続作業時間は60分間とし、この作業時間中の総解答数、誤答数および脳波の出現量を測定する。作業の前後には疲労自覚症状調査、眼精疲労検査を行う。また、サーカディアンリズム(生物に備わる昼と夜を作り出す1日のリズムのこと)を考慮し, 実験を行う時間帯は同時刻となるようにする。なお、実験室内の環境は、平均室温21°C,平均湿度43%である。

(被験者)
被験者はランダムに抽出した眼、鼻、脳波ともに異常のない、男子21〜23歳の5名(平均:22歳)で、実験の対象作業には十分に習熟させる。

(実験条件)
実験の条件は、オフィスの大きさを縦2m×横2m,縦3m×横3m,縦4m×横4mの3条件(各条件:高さ2m)に、著者らのこれまでの研究結果から最も効果的であった、濃度20%の覚醒作用を有する香りを与えた場合(+FR)と与えない場合の2条件を組合せた計6条件である。

(香り)
香りの種類は覚醒作用を有する代表的なものとして,ジャスミン,イラン・イラン,ローズ,ペパーミントの4種類である。実験で使用した香りは、事前に被験者にアンケートを行い、この4種類の中から被験者の好みにより選択させる。被験者が選択した香りの種類は、ジャスミン 3名,ペパーミント1・2名である。

■実験の結果
① オフィスの大きさによる誤答率
図8の通り、オフィスの大きさが3m×3m以上で誤答率が少なくなる傾向にあることがわかる。

② 香り
図11は香りがない場合の誤答率、図12は香りがある場合の誤答率である。香りを使用することで誤答率が減少していることから、その相乗効果が認められた。

(結言)
VDTにおける適正な作業環境要因として、
1)作業空間としてのオフィスは適正なサイズが存在する。
2)濃度20%の覚醒作用を有する香りとオフィスのサイズ(4m×4m×2m)は、作業能率と品質の向上、ならびに作業負担の軽減に寄与できる重要なファクターであり、その相乗効果に期待できる。しかし、この指摘したサイズは実験結果からの値であり、実務で適用する場合は同帰式(例:図11~図12)を参考にして、オフィスのサイズを決定するのが望ましい。

■大手ゼネコンによる香りの実験
また大手ゼネコンでもオフィスにおける香りの実験を行っています。パソコンの入力作業が中心のワーカーが在籍するオフィスに空気清浄機を設置し、レモン、ジャスミン、ラベンダーの香りを流したところ、レモンの香りを流したときはキーパンチ・ミス率が45.8%まで低下したそうです。これは鎮静作用のあるレモンの香りがパソコン作業による緊張感を緩和したものと考えられます。同じように会議室で香りを流した実験でも、香りを流さない状態より「会議の能率が上がった」というアンケート結果が得られています。(2)

■オフィスへの活用
以上から、オフィスサイズと生産性は相関があり、オフィスサイズは(4m×4m×2m)のように余裕があるスペースであると生産性が高く、業務ミスも減少します。香りについても社員ニーズにマッチしたフレグランスを用意することで同じような効果をもたらします。前者では、紙資料保管からPCによるデータ保管、不要な什器、備品等の撤去、オフィス形状にマッチした最適レイアウトなどの対策を行い、オフィスサイズの確保が求められます。後者においては、働き方改革における香りの重要性を認識し、試験的でもやってみることをおすすめします。ロビーやショールームの雰囲気作りやイメージアップに、リフレッシュスペースでの疲労回復、会議スペースや執務スペースの倦怠防止、カウンセリングルームでの不安鎮静など、香りの効果を場所別に活用してみるのも良いでしょう。

(参考文献)
(1)『VDT作業における適正作業環境の設計要因』 川上 満幸教・白井 朋実共著 日本経営工学会論文誌 2002年5月
(2) 『オフィスと人のよい関係』浅田晴之、上西基弘、池田晃一 (著) 日経BP社 2007年10月

変化を恐れない

私たちの思考や行動の
60~80パーセントは習慣化(パターン化)
していると言われています。

習慣化していることのメリットは、
独自の成功パターンに従うため
リスクが少なく安心と感じ、
判断に時間がかかりません。

しかし、慣れたやり方や考え方ばかりを選択するのは、
「これは、こうあるべき(=当たり前)」
という思い込みが生まれ、
他のやり方を排除しようとする状態でもあり、
新たな発見や成長が、阻害されることもあります。

自分の価値観やパターンに囚われすぎると、
異なる価値観を受け入れない、
「柔軟性のないマインドセット」が出来上がります。
それは多様性を認めようとせず、
「自分に都合の良い現状や従来の考え方」を
維持することにもつながります。

”自分に都合の良い現状の維持”を望む人にとっては、
「現状」が幸せかどうかが重要なのではなく、
自分にとっての「当たり前」を維持し続ける事に
意味があるのです。

しかし、少しずつでもよいので、
すぐに結果の出る小さな進化(学習)を体験し、
想像よりリスクが小さく、自分にもできる!ということを実感したり、
自分が変化・進化したことにより、充実した結果を得た経験を思い出すことで、
前に進むきっかけを得られるように思います!

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