VUCA時代のリーダーリップ

久しぶりに始発で大阪へ。
すっかり人の数は戻っていますね。
変わらないのは、全員がマスクをしているということ!
これとて1年前には想像もしていなかった光景です・・。

さて、VUCA時代のリーダーシップ。
コロナ前からも言われていましたが、
ここにきて、旧来スタイルからの変化を
迫られているように感じています。
なぜならば、かつての成功体験は通用せず、
誰も答えを知らない時代に突入したから、です。

トップダウンのスタイルは、過去の成功パターンが通用することが前提。
しかし、答えのない時代に実績を上げるためには、
リーダーが自分ひとりで考えていたって、限界があります。
だって過去のパターンは通用しないのですから。
メンバーからの提案に耳を傾け、トライアンドエラーを
早いスピードで実行し、検証し、修正する。

しかし、失敗を責めるような組織風土では、
新たなチャレンジは生まれません。
それができるようなサイコロジカルセイフティ(心理的安全)が担保され、
集団で学び学習できるチームづくりが必須です。

じゃあ、どんなリーシップスタイル?
立教大学の石川淳先生は、「謙虚なリーダーシップ」だと言います。
自分を客観的に見て、強みや弱みを知り、部下や周囲のフォロワーに感謝し、
任せることも大切。
苦手を悟られてはならない!とばかりに、抱え込んでしまったり、
新しい提案があっても、それを否定したり批判したりでは、
誰も何も言わなくなってしまいます・・。

とはいえ、これって特別なことではなく、
人として当たり前のことなのでしょうが、
肩書がつくと、できないとか、助けてと!言えなくなったり。
ついつい窮屈不自由になることがあるのだなあ、と。
自分への反省も込めて、です!

変容の時

1週間ぶりの投稿です。
先週は「過去・現在・未来」それぞれの課題満載で、
早朝から深夜まで働きマン炸裂。
加えて、発信することへのそんな時は書くことへのエネルギーも湧かず、
このままブログをフェードアウトしようかなー、と思ったことも・・。
しかし!今朝、打合せでお会いした方から、
「ブログ読んでますよ!」というお言葉をいただき、俄然やる気が。
ありがとうございます!

さて、改めてではありますがCOVID-19をきっかけに、
働き方が大きく変わりました。
リモートワークが一気に進むことで生まれたメンバーの孤独感や
チームコミュニケーションの機能不全。
こんな中だからこそリーダーには、
「クラリティ(明快さ)とエンカレッジ(メンバーを勇気づけること)が、
今まで以上に大切です。

また、既存のビジネスモデルでは収益が上がらないことから、
ゼロベースで新たな業態開発の必要性に迫られている企業も少なくありません。
私たちの業界においても大人数集合型は難しくなり、
一気にオンライン化、混合型(少人数集合+オンライン)が進みました。

しかしながらこの急激な変化は、
想像もしなかった課題を突きつけられたのではなく、
問題意識は感じながらも遅々として進まなかったことが、
一気に表面化しているように感じています。。

社内でもこの期間、対話を重ねながら
“人と組織が成長する支援のあり方”について、
今一度原点に立ち戻り、考える機会をいただきました。

行動指針にある「お客様の成功を支援するために、何ができるのか?」
「会社の成長と個人の成長が重なり合うような支援って?」。

働く価値観がこれまで以上に多様化している中、
”結果にコミットしながらも、働く人々が笑顔で自分らしく幸せに生きるために、
未来に向けて力強く一歩を踏み出す場づくり支援”。そんな未来が見えてきました。

そのためには、私たち自身もお互いをエンパワーしながら自律し、
力強くつながり、成果を出せるようなチームに向けて変容してまいります!

9月最終日

いよいよ9月も最終日。
娘はようやく今日、初登校の日を迎え、
夫は3年間お世話になったパーソナルトレーナーの方の最終日、
私はと言えば。名古屋で手羽先を食べるか、
味噌煮込みうどんか、味噌カツか!?と迷いつつ、
結局、新幹線に飛び乗りました。
それぞれの9月が終わろうとしています。
会社も無事、半期を終えることができました。
ようやくここにきて、いろんなことが整ってきた感あり、です。

下期は「頭の中に空いたスペースをつくる」ことを大事にしたいです。
『頭の中に空いたスペースがないと、集中できない。
対局場に向かうために移動するとき、基本的になにも考えずに
窓の外の風景を見たり、将棋に関係ない本を読む』。

羽生善治氏の言葉です。

何も考えない時間か~。
そういえば、先日、グランピングに行った時、
ボーっと日の出を見たり。ぶらぶら散歩するのは極楽タイム
普段は、ずいぶんと生き急いでいる感じがします

2日目。ノープランで行った賤ケ岳で、
ぼーっと眼下の景色を見ていたら、地元ガイドの方にお声かけいただき、
渡岸寺の国宝の十一面観音立像とのご縁をいただけました。
この観音様はあまりに美しすぎて、しばし動けませんでした。
計画的且つ効率的に進めようとすることも時には必要ですが、
そればかりではなあ・と思います。

頭の中の空いたスペース!ですね。

人生の豊かさを生み出す5S

昨日のセミナーでは、5Sの話が参加者の方から
いくつか出てきました。5S,九州といえば、
思い出すのは、工業デザイナー、水戸岡鋭治氏の言葉です。

『私自身はデザインというものを、
「整理整頓」の作業をすることだと考えているんです。

一般的な枠ではなかなか思い切ったことはできませんが、
どうしてここはこんなにすっきりしたんだろうと感じる時、
そこには必ず整理整頓をした人がいる。

それが設計者であったり、デザイナーであったり、
政治家であったりと立場の違いはありますが、
デザインの力によって空間は変化していく。
さらに、そこにいる人たちの意識までが変わっていきます。
だから私たちは現場に行くと、赤・黄・青の三つの紙を用意し、
これはダメという部分には赤、注意には黄、
OKには青を貼っていくんです。
そうやって皆さんに一目で分かるようにし、
色のバランスや形の統一、使い勝手などを調整していく。

要は整理・整頓・清掃・清潔・躾という5S、
日本の会社を立て直す時に用いられてきた五つを、
デザインの中に持ち込んで実践していくんです。

私がJR九州の仕事に携わった30年前には、
日豊本線にせよ鹿児島本線にせよ、
夜乗るとビールの空き缶が床をゴロゴロ転がったり、
つまみが散乱したりしていて、酔っ払いがいっぱいいたんです。
だから子供たちや女性もなおさら嫌がっていたんですね。
その混乱した状態を整理すると、
そういう振る舞いができなくなってくる。
躾けられていくといいますか。

やっぱり環境によって人は育つもので、
そこでマナーやモラルを身につけたり、
ホスピタリティが生まれるところまでいくのでしょう。

デザイナーや設計者はそういった心地よい環境をつくることで
豊かな時間と場所を提供し、それによって
人の行いが変わる可能性を追求しているのだと思うんです』。

水戸岡デザインの観光列車は九州を飛び出し、全国各地に誕生しましたが、
長崎新幹線の車両が楽しみです!

「せっかく」と「つい」

博多にやってきました!
せっかく博多に来たのだからと、
つい夜遅くにラーメンともつ鍋を食す。
これが今までのパターンでした!
が、昨夜は自分を制することができました(笑)。
「せっかく」と「つい」というパターン。
ついついやってしまいがちです。

せっかくこんなにご馳走が並んでいるのだから、
つい、あれもこれもと食べ過ぎる。

せっかくこのお店に来たのだからと、
つい、買い込んでしまう。

せっかくここまで来たのだから、あれもこれもと
つい、予定を詰め込みすぎてしまう。

「せっかく」という思いが、「つい」という行動を生み、
その結果、「あれもこれも」という結果を招く。
いやあ、欲深い!

静寂と活気

4連休あけは名古屋からスタートです!
今朝は一気呵成にスタートしましたが、
いよいよ半沢直樹がTVerでも一挙公開されたので、
観たい誘惑にかられつつ。

連休中はパソコン断食し、仕事の資料は開かずに、
自然に癒され、美しいものを愛で、
美味しいものをいただき、会いたい方に会う。
仕事から完全に離れることで、
クリエイティビティが刺激されたことも多々あり、です。

目の前の仕事に追われていると、
こういう時間を取ることは難しいものですが、
「空っぽにする時間」をもっと取っていきたいなあ、
と思います。

『行動の最中には静寂を、そして休息においては、
活気を学ばなくてはならない(ガンジー)』。

美と豊かさ

昨日は自然に囲まれた環境の中で、
動画撮影の機会をいただきました!
手入れされた緑と自然の中に身を置くと、
豊かさが内面から満ち溢れてくるな、と思います。
ハードな行程ではありましたが、
昨夜はぐっすりと熟睡できました。

敬愛する日本画家、千住博氏の言葉。
「美とは本来、五感のすべてを通して感じるもの。
しかし今、人間にとっての美が、
視覚に偏りすぎていることに危険を感じる。

パソコンの中には、視覚情報はあっても、
においや手触りはない。
五感を使って美を感じる感性が
薄らぐということは、
生きる感性が薄らぐこと。
これは生命の尊さに、
鈍感になるという意味でも恐ろしい。

今日のこの時間は一度しかない。
そう思って与えられた時間を慈しむことは、
人生の豊かさにつながる。
そして、豊かさとは、美的感覚にも通じるもの。
豊かさとは生きる理想であり、
また、美でもあったのではないか」。

最近オンラインを多用していますが、
オンラインならではの効用も多々あります。
しかし一方においては、においや手触りを実感できる場に、
意図して身を置くことも大事だと思います!

自信

先日の対話の中で、「自信」について
話す機会がありました。

『自信とは、自分を裏切らないこと。
決めたこと、自分や周りとの約束をやり遂げるという、
小さな達成感の積み重ねが、自信につながる』。

自分を信じる、と書いて『自信』。
決めたことを行動に移していけば、
自分への信用が積み重なり、
結果として自信につながるとは、まさに!
です。

とはいえ、「決めたことはやり遂げねばならない!」と、
目的を見失ったこだわりを貫くことは本末転倒ですし、
撤退する、やめる、という決断もまた大事ではありますね。
「あり方」について、昨日も気づき満載の時間でした。

心を整える

日常生活で生まれるストレスや心配事など、
気づかないうちに私たちの心のグラスは、
いっぱいの状態になってしまっていることがあります。
こういった状態だと、美味しい食事も楽しい会話も美しい景色も、
心の底から味わうことができない・・。

心の洗濯には、いくつかの方法があるけれども、
まずは「1日1度は静かに座って身と呼吸と心をととのえる」。
そしてもう一つは、「ひとつのものに集中する」こと、大事だなあと思います。

ごはんを食べながら本を読んだりスマホを触っていては、
本当の美味しさは感じられない。
たまには姿勢を正して、会話もせず、ゆっくりよく噛んで、
食材をしっかりと味わってみる。
ひとつひとつの動作に集中していくこと。
そういう習慣を身につけていけば、、
本当の”ものの価値”がわかるのかもしれません。

今朝は、庭にマットを敷いて30分座ってみました。
風はすっかり秋の気配。
いい時間をいただけました!