眼聴耳視

雨模様の朝ですが、登校する子供たちは元気!
いやあ、パワーをもらえます。
娘の学校で1年遅れの入学式を4月に開催下さるとの案内が、
先日、SNSで告知されました。
親はオンライン視聴だそうですが、それでも嬉しいことです。

さて、先日読んだ本の中にあった「眼聴耳視」。
眼で聴き、耳で視ること。

「眼で聴く」ことを意識すると、
目の前で話している方の姿勢・表情から
言葉を超えたメッセージが伝わってきます。
先日、高野山で見た、千住博画伯の障屏画「瀧図」「断崖図」。
そそり立つ崖、自然で柔らかく、光に満ちた滝。
空海の見た景色、声を挙げた様が伝わってくるようです。
見た目の影響力は、言葉よりも大きい。

「耳で視る」とは、聴きながら、
その情景が、ありありと思い描かれること。
しっかりと今ここに向き合いながら、
耳を傾け聴くことで、声なき声、
メッセージが伝わってくることです。

眼で聴き、耳で視るには、心が清浄であることも
大事だと思います!

時間の塊をつくる!

富山にやってきましたが、気温は1度!極寒の朝です。
久しぶりに路面電車にも乗ってみました!
仕事が終わったら、世界一美しいとも言われている、
環水公園のスタバにも行ってみようかと。
時間は2時間。理由は以下(笑)。

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「知的労働においては、”時間の活用と浪費の違い”は、
成果と業績に直接表れる(P.F.ドラッカー)」。
「大事なことを考えるのは、2時間程度の長さがほしい。
1日にまとまった2時間枠をいくつ確保できるか?
これが成果を左右する。
スケジュール表を埋めるのではなく、
空欄をつくることが大事。
そのためには、まず時間の使い方を記録し、
ムダを捨てる(やめる)・人に任せる。
さらには、残った業務を予定表に再配置し、
時間の塊を作る。
空欄をつくる発想が身につけば、
時間の使い方も変わる」。
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出版記念セミナー開催します!

【出版記念セミナーご案内】
3/18(木)に出版記念セミナーを開催します!
われらがIT部長!?森田圭美が、同文舘出版様より、
「今さら聞けないパソコン仕事の効率アップ50」を出版しました。

毎⽇のイライラはパソコン仕事にあり!
パソコン作業に時間がかかる、
パソコンが得意な⼈が⾝近にいなくて絶望的…。
そんなお悩みを解決する本です。

そこで出版を記念し、セミナーを開催します!
第⼀部は、同⽂舘出版の担当編集者津川雅代さんをお招きして、
森⽥、藤井との3⼈で出版にまつわるトークを展開。
第⼆部では、森⽥が書籍のタイトル
「パソコン仕事の効率アップ50」をテーマに、
特別セミナーを実施します。

参加下さった方には、いまスグ使える卓上組み立て冊子
『これだけ!ショートカット』をデータでプレゼント。
ショートカットを駆使するだけでも、ずいぶんと効率化できるなあ、と思います。

リモートワークにも必須の「パソコン仕事」。
効率アップのチャンスをお⾒逃しなく!

どなたでもご参加いただけますので、
気軽にお誘いあわせの上、
info@j-bps.comまでお申し込み下さい。

「使う!ロジカル・シンキング」の本

3月がスタートしました!
今日は20度近くまで気温も上がるようで、
暖かい1日になりそうですね。

さて、おすし師匠こと久保田康司先生が、
ロジカル・シンキングの本を出版されました。
先生はロジカルトランプの開発者でもあり、私も以前受講しましたが、
論理的思考力を高める画期的なラーニングツール!
楽しく頭を使いながら学ぶことができます。

この本の冒頭に「知っていても使えなければ意味がない」とありますが、まさに。
学んでも使えなかった人や、ロジカル・シンキングに苦手意識を持っている人が、
「使える」ために、具体的な事例を挙げながら展開されています。
随所に会話例が挙がっているのも、とてもわかりやすいです。

ロジカルとは、話の筋が通っていることであり、
話の筋を通すには、はじめから終わりまでがつながっていることが大事。
但し、自分勝手にものごとをつなげてしまうのではなく、
決まった法則に従ってつなげること。
法則はたくさんあるが、この本では「三角ロジック」「MECE」「フレームワーク」を活用。

印象に残ったのは「ロジカル・シンキングは正しく考えることであり、
正しく決めることではない」、という一文。
意思決定するための貴重な情報ではあるが、最終的な判断をするのは
倫理観・善悪・感情やその他さまざまな影響なども考えて、
判断することが大事です。

VUCA時代の問題解決時はもちろん、
日々の伝え方、文書作成にも使えること、間違いなし!です。

バイブル本

渡辺和子氏の「置かれた場所で咲きなさい」は、
バイブル本の一つですが、
今朝もつい手を止め、本の世界に浸る。
何度も繰り返し読んだページ。
以下、本より一部引用します。

『初めての土地、思いがけない役職、
未経験の事柄の連続、それは私が当初考えていた修道生活とは、
あまりにもかけはなれていて、私はいつの間にか
“くれない族”になっていました。

「あいさつしてくれない」。
こんなに苦労しているのに「ねぎらってくれない」。
自信を喪失し、修道院を出ようかとまで思いつめた私に、
一人の宣教師が一つの短い英語の詩を渡してくれました。
その詩の冒頭の一行、それが「置かれたところで咲きなさい」、
という言葉だったのです。

岡山という土地に置かれ、
学長という風当たりの強い立場に置かれ、
四苦八苦している私を見るに見かねて、くださったのでしょう。

私は変わりました。
そうだ。置かれた場に不平不満を持ち、
他人の出方で幸せになったり不幸せになったりしては、
私は環境の奴隷でしかない。
人間と生まれたからには、どんなところに置かれても、
そこで環境の主人となり自分の花を咲かせよう、
と決心することができました。

それは「私が変わる」ことによってのみ可能でした。
いただいた詩は、「置かれたところで咲きなさい」の
後に続けて、こう書かれていました。
「咲くということは、仕方ないと諦めることではありません。
それは自分が笑顔で幸せに生き、
周囲の人々も幸せにすることによって、
神が、あなたをここにお植えになったのは
間違いでなかったと、証明することなのです」

結婚しても、就職しても、子育てをしても、
「こんなはずじゃなかった」と思うことが、次から次に出てきます。
そんな時にも、その状況の中で「咲く」努力をしてほしいのです。
どうしても咲けない時もあります。
雨風が強い時、日照り続きで咲けない日、
そんな時には無理に咲かなくてもいい。
その代わりに、根を下へ下へと降ろして、根を張るのです。
次に咲く花がより大きく、美しいものとなるために』。

「無理に咲かなくとも、根を下へ下へと降ろして、根を張る」。
この言葉が特に響きます!

脳力を引き出す時間術

朝活を終え外に出たら快晴!
キリッと寒い朝ですが、雲一つない空が広がっています。

さて、週刊東洋経済2/27号のテーマは「脱・ストレス」。
コロナ禍で、働き方の変化やさまざまな制約が、
ストレスフルな社会を生み出しているということで、
脳・睡眠・運動・食事をテーマに、心身の整え方について、
特集されています。

面白かったのは、精神科医の樺山紫苑氏による、
「脳力を引き出す時間術」。
備忘録かたがた、一部引用いたします。

■朝の時間術
・不動明王起床術・・朝日の入る部屋で起床直後に5分目を開ける
・5分間のリズム運動または15分~30分の早足散歩
・よくかんで(1口20回以上)朝食をとる
・情報番組は脳が散らかるのでNG

■昼の時間術
・表に出て日光を浴びる
・歯ごたえのある食べ物をゆっくりカム
・集中力がもっとも低下する午後2時~4時は「場所替え」「休憩」「会議」で気分リセット
・仮眠は20~30分が最適。5分間も有効
・休憩中のスマホゲームは脳が興奮してしまい逆効果

■夜の時間術
・夕方に運動して脳をリセット
・仕事を終えたら仕事のことは考えない
・寝る前の2時間はリラックスタイムに充当
・暗記系の勉強は寝る前15分がおすすめ
・寝る前は1日の楽しい出来事を思い出す

■時間創出術
・2分で終わる仕事はすぐに終わらせる
・日々の決断は30秒で即断即決
・その場で次のアポイントを決める
・音声で学ぶ耳学を活用

特に、夜の時間術は今一つだったことに気づく。
2時間前からのリラックスタイムと暗記系15分、
やってみます!

答えを急がない

5ヵ月ぶりに千葉県へやってきました。
昨夜の新幹線も東京駅もガラガラ・・。
道中、「その女、ジルバ」を観てきましたが、
このドラマ、本当に面白い!
不確実な中な時代の中で、一歩踏み出す勇気や、
何があってもあきらめない!とパワーをいただけます。

わたしたちは、一瞬先は闇、刻一刻と状況が変わっている中で、
正解がない不確実な時代を生きていますが、その中で、
「自分の心柱を握り、動じないこと」が大事だなあ、と思います。

前に進む強靭さと、変化を受け入れる寛容さ。
そしてすぐに答えが出ない事態を受け入れる、
ネガティブ・ケイパビリティが大事だなあ、と。

合理性を追求するあまりに、大切なものを見落とすことのないように、
毎日を丁寧に生きたいです!

教養について

ここのところは、動画視聴やClubhouseを聴くことが多いですが、
今朝は本棚からこの本を手に取りました!
「人生を面白くする本物の教養」。
敬愛する出口治朗氏の本です。

「教養とは人からの評価を高めたり、
箔をつけたりするためのものではなく、
自分の人生をより彩り豊かにするためのものだ」。
教養を身につけるには、ある程度の知識が必要だが、
知識はあくまでも道具であり、手段にすぎないこと。
知っているだけでは十分ではなく、自分の頭で考えることで、
より腑に落ちる感覚が生まれるのだと。

考えるときに「タテ」と「ヨコ」で考える。
タテとは時間軸、歴史軸、
ヨコとは空間軸、世界軸。
二つの視点を交え考えることで、物事の本質を、
よりはっきりととらえることもできるのだなあ、と。

歴史といえば、始まりました!
NHK 大河ドラマ「青天を衝け」。
冒頭の「こんばんは、徳川家康です」には、
笑ってしまいましたが、あの話は実に深い・・。
混沌とした今の時代だからこそ、
渋沢栄一翁を取り上げるというのも、意味があるのだと思います。
これまた楽しみです!

本の書評

極寒の朝です!いやあ、寒い、寒すぎる・・。

元NETFLIX最高人事責任者のパティ・マッコード著
『NETFLIXの最強人事戦略』読了。
テック系人材が働きたい企業ナンバーワンにも
輝いたNETFLIX。その躍進ぶりは言わずもがなです。

環境変化が激しいVUCA時代に、
どうすれば持続的成長を実現できる組織を作れるのか?
そんなヒントも見え隠れする本でしたが、
著者がそこに深くかかわっていただけに説得力ある内容です。

「NETFLIXで私たちが開発した新しい人材管理手法をこれから紹介するが、
まずは今日の人材管理の大前提に異議を唱えたい。
すなわち、従業員の忠誠心を高め、会社につなぎ留め、
キャリアを伸ばし、やる気と満足度を上げるための制度を導入することが、
人材管理の仕事だとする考えである。そのすべてがまちがっている」。

いきなり強烈パンチ!

「ほとんどの企業が部署の目標、チームの目標、個人の目標を設定し、
人事考課で業績を目標と照らし合わせて評価を行っている。
このしくみや流れ自体は、実に論理的で合理的だ。
ただ、今の時代にはまったくそぐわなくなっている。
XをしたらYの報酬が得られると従業員に伝えるのは、
物事が不変だという前提にたっている。
しかしビジネスに不変のものなどない」。

確かに・・。

「ビジネスリーダーの役割は、すばらしい仕事を期限内にやり遂げる、
優れたチームをつくることである。それだけだ」。
「自由と責任」「徹底的に正直であれ」が企業文化。
お互いが納得するまで正直な議論を交わした後は、
合意した内容を必ず行動に移すこと、
それに成果が伴わないときは解雇を余儀なくされる。

必ず行動に移し成果を出す。
自由裁量であることの裏には、そこはかとない厳しさがある。
目を開かされる1冊でした!