会社を変革するということ

今日は、京都流議定書に参加しましたが、
基調講演は、カルビー会長兼CEOの松本晃氏。

冒頭「1989年11月9日、“異常な40年”が終わった」
という言葉からスタートしましたが、
この日は日経平均株価ピークの日であり
ほどなく、ベルリンの壁が崩壊し、東西の冷戦終結。
これ以降、かつての高度経済成長の時代は、終焉を迎えたのだから、
私たちは変わらなければ衰退することは必至。
しかし、変革というのはとても難しい。
それは『既得権益を奪うこと』だから。
お金、地位、権力。
これらを奪い取らねば、変革は進まない。
自身の会長室もなければ車も接待交際費も
ほとんどなし。

今日もおひとりで飄々と、
会場を歩いていらっしゃいました!

松本氏が現職に就いたのは2009年。
「悪しき昭和の文化が根付いた組織風土を壊し、
みんなが活躍できる会社にしよう」と誓われました。
しかし、社員の生産性の高い仕事を阻んでいるのは「上司」だと。

必要もない定例会議を増やし、膨大な資料を部下に作らせる。
くだらないことのために部下がクリエイティブな仕事を
する時間を奪っていく。
ということで定例会議はなくし、この7月1日からは完全在宅勤務もオッケー。
しかし、それは単なる甘い職場を作るということではなく、
「成果にコミットする」ことが第一義です。

『働き方改革は、改革そのものが目的ではなく、
人材をどう活用していくか、
イノベーションが起きる環境をどうつくっていくか、
そのための仕組みや制度をどうつくっていくか』。

これがカギです。
そして結果として、お客さまから支持を得、
売上や利益を伸ばしそれを従業員に還元していくこと。

終始引き込まれた素晴らしいお話でした!
まだまだ書ききれませんので、続きは次号で。

寝る前に考えること

眠りにつく前に、どんなことを考えていますか?
その日にあった出来事を思い出したり、
翌日の自分の行動や出来事に想いを馳せたりと、
そのときの状況に左右されることが多いかもしれません。

寝る前というのは、一日のうちで最も大切な時間のひとつです。
なぜなら、眠りにつく前に何を考えるかによって、
睡眠の質が変わり、翌日に大きく影響するからです。
『楽しいことを考えながら眠りにつく』。
とにかくこれが大事だと、脳科学を研究されている
先生がおっしゃっていました。

感謝できること。
自信になったこと。
喜んでいただけたこと。
 
ポジティブな感情を伴う出来事を思い浮かべて眠ると、
質のよい眠りが訪れます。
疲れが取り除かれ、翌朝も気持ちよく
目覚めることができるというわけです。
反対に、嫌なことを考えながら眠りにつくと、
イライラが脳を刺激してアドレナリンが分泌され、
眠りの質が悪くなります。疲れが取れにくくなり、
次の日は倦怠感や鬱々とした気分を抱えながら起きることになります。
すると、朝から気分が落ち込み、元気が出にくい一日になってしまいます。
 
昨夜は考える間もなく、寝落ちましたが、
今日もすっきり気分で行って来ます!

ごきげんで生きる

私の大きな関心事は、
「いかにごきげんで生きられるか」。

自分のごきげんは自分で取る!
上きげんで生きるためには、
日々の中にちょっとした行動や、
思考を取り入れることで、可能になります。

早寝早起き。
ちょっとした合間にお茶タイム。
自分との小さな約束を守る。
時々自然の中に身を置く。
ひとり時間をたいせつにする。

そして、今日目にした「ごきげんに生きる」ためには、
「五感を使ってちいさな幸せをキャッチする」、
というフレーズ。

これはいいなあ、と思います。
身の回りにあるよろこびをキャッチするのが「五感」。
この五感をフルに使うことで、
小さな幸せが毎日の生活の中に、
ちりばめられ幸せ度も上がります。

しかし、こころが”今ここ”になく、
余計なことを考えていると、
「心ここに在らざれば、みれども見えず」。
になってしまいます。

いまここに集中し、見て聴いて、
触って、味わって、小さな幸せを
感じることができたら、毎日はとてつもなく
豊かなものになりますね!

人手不足とCS度

朝カフェは1日の始まりを
ごきげんなものにする
楽しみの一つですが、
一部のお店のスタッフ不足は
深刻なようです。

今朝、立ち寄ったのは、駅ナカのカフェ。
カウンターだけの12席ほどのお店ですが、
スタッフは、店長さんらしき方とアルバイト女性。
しかし!次々お客様がいらっしゃるものの、
まったく回っていません・・。

朝の通勤途中にサッと食べようと、
ほとんどの方がトーストと珈琲を頼まれていますが、
来るのが遅すぎます。
時間がない!と申し立てに行かれるが、
人力には限りがあるので、
いまひとつ改善されません。

結局食べられず出て行く人、
持ち帰りにする人。
それを包むのにまた時間がかかる。

さらには、オペレーションが
標準化されていないのか、
トーストの焼き具合はムラだらけ。
色が濃すぎるものあり、薄すぎるものあり。
ここで焼きが薄い!とクレームをおっしゃる方が出て、
また焼き直すという、二度手間。

先日も、チェーン展開されている
和食屋さんに入りましたが、
注文後、30分近く待ち、
ようやく定食が出てきました。
ホールと調理場に、
スタッフ一人ずつでは、
到底まわりません。

お客様はイライラし、
人手不足で現場は疲弊。
まさに負のスパイラル。

オペレーションである程度は
改善できたとしても、
このような人手不足では、
限界があります。

6月の有効求人倍率は1.51倍。
バブル期でもっとも高かった1990年の
1.46倍をも上回りました。
この状況はますます悪化するのではないかと
憂慮します。

ビジネスモデル自体を価値転換する、
私たちの満足度指標を見直す、
必要性が出てきたようにも思います。

脳の負担を軽くする

会場入りまであと5分。
ぎりぎり、書きあげられました!
ブログを書くことはインプットしたことを整理し、
自分の中をスループットし、アウトプットする
大事な時間だと、思っています。

先日、スピーチ講師が話されてていた、
「話し手は、聴き手の脳の負担を軽くすることが大事」
という言葉が、響きました。

講演やセミナーでも、最初に力が
入れば入るほど、クドくなってしまい、
聴き手の心を遠ざけてしまいます。
「軽やかで自然な導入、
しかし気づいたらハマっている」。

先日の講演話者の方もまさにそうでした。
自然体で軽やか、しかしわずかな時間で
惹きつけられ、はまってていました。

うまく話そう!興味を持っていただこう!
と、気負えば気負うほど、言葉に言葉を重ね、
聴き手の脳の負担が重くなり、心が離れてしまう。
かしこまった話をすればするほど、
これまた脳の負担が重くなり、
私には関係ない話だ、と、聴き手を「当事者」ではなく、
「お客様」にしてしまう。

また、話の中に取り上げる事例は、
「私にもできそう」と、思えるサイズ感のものを、
選ぶことが大切だと思います。
たいそうな事例を話せば話すほど、
脳の負担が重くなってしまい、
私には無理、別世界だ、と思われてしまう。

身近なこと、私もそれならできそう!と
思う話材を取り上げること、大事ですね。

細部を大事にする

「神は細部に宿る」という
言葉があるように、良い仕事は
細部をおろそかにしない姿勢から
生まれるものです。

セミナーに参加下さった方が
おっしゃっていました。
「研究開発に携わっているが、
開発というのは地道な作業。
地道なことを厭わず、日々努力、継続することで、
価値の高いものを生み出していける」。

さらに。
「小さなことをおろそかにしないように
している。自分の身、場を清める、など。
実験器具を手洗いすることもあるが、
適当に要領よく洗うのではなく、
細部に一分の隙もないほどにまで洗いぬく。
なぜならばそれは雑作業ではく、
製品開発に大きく影響するのだから」。

仕事に向き合うプロの姿勢、が
垣間見えました。

寂聴さんの言葉

仕事で東北に行くことは、
あまりないのですが、
今回は貴重な東北出張の機会でしたので、
前泊の折、世界遺産がある平泉まで
足を延ばしてきました。

金色堂で有名な中尊寺は、
かつて瀬戸内寂聴さんが、
受戒、得度されたお寺でもあります。
ということで、寂聴さんの
本やCDもあったので、
青空講話のCDを購入。
軽快なトークは90歳をこえて
いらっしゃるとは到底思えません。

『私たち人間はなぜ生まれてきたのか、
それは幸せになるため。
良寛の漢詩にあるように、
「花は花として無心に咲いている、
しかし花が咲いたらいい香りがし、
蝶も無心で寄ってくる。そこには何の取引もない。
こんな風に人間も無心でいたら、悩みのないのだが、
欲望が出てくるとたくさんの悩みが生まれる。
だから、人間が幸せになるということは、
生まれたときのように無心になることで、
幸せになれるのだ』。

花は人を喜ばせようなんて思っていない。
ただ、花は花として、無心に咲いているのですね。

さらに寂聴さん曰く。

『自分だけが幸福になったってしょうがない。
地球では子供たちが飢えて苦しんでおり、
戦争もなくならない。
いま、わたしたちが生きている
地球のすべての人が、
みんな満足にごはんが食べられて、
子供はちゃんと学校に行けて、という、
ささやかでいいから最低の幸せを
みんなが持たないと本当の幸せとは言えない』。

貧困と戦争がなくなれば、
どれだけたくさんの人が笑顔になれるのか。
その第一歩は、自分の大切な人を笑顔にすることからですね。

達成感

昨夜はホテルに帰り、そのまま
目覚ましもかけずに寝込んでしまいましたが、
体内時計様ありがとう!
いつもの時間にすっきりと目覚められました。

朝のワークタイムはちょうど2時間。
メールボックスを開いてみると、
思いのほか、急ぎの仕事がたくさん!
しかし、デッドラインを決め、
出発までには、すべて終えることができました。
ああ!達成感。

早々にパッキングし、予定電車に乗り込む。
予定通りサクサク移動ができて、
ああ!達成感。

カフェに着いて、今日1日をシミュレーション、
研修準備も帰りの新幹線予約もばっちり。
ああ!達成感、です。
ブログもかけて、さらに達成感!

会場入りまでのあと15分で、
もう一歩で完成の提案書を
仕上げたいところ、です。

私は、小さな達成感を日々の中に
取り入れることで、俄然やる気が高まります。

生き急いでいるようにも見えますが、
これが性分なのだと、
自分を受け入れることとします(笑)。

感動

「感動することをやめた人は、
生きていないのと同じことである」。

「感動することをやめた人は、
生きていないのと同じことである」。

相対性理論を発見した、
20世紀最大の天才科学者と言われる
アインシュタインの言葉です。

人は日々、創造、発見、新たな出会いなどの中から、
「感動する」、ということを繰り返しています。
たとえば知識を身につける、今まで知らなかったことを
知ることができた!と感動する。その知識を
使ってみることでさらなる感動が生まれる。
「使ってみる=行動する」原動力は、「意欲」です。

未来のことなど何一つ決まっていない。
だからこそ、常に新鮮な見方、考え方をすることで、
意欲がわいてくるのでしょうね。
世の中は不確実なことばかり。
脳科学者の茂木健一郎氏によると、
その不確実性を楽しむことで、
脳はどんどん活性化されていくのだそうです。

新しいものに出会うか、出会わないかは、
自分次第。出会うことで感動が生まれ、
脳が刺激され、創造性が生まれる。

その感動を言葉に表現することで、
感動の回路は、これまたどんどん
強化されていくようです。

仕事もプライベートも、新たなチャレンジの連続です。
しかし、その不確実性を楽しんでいくことで、
人生は豊かなものになると信じています。