間違いを認める

今朝の日経新聞一面を見て驚いた!
日本電産会長兼CEOの永守重信氏の言葉。
一部抜粋します。

『50年、自分の手法がすべて正しいと思って経営してきた。
だが今回、それは間違っていた。テレワークも信用してなかった。
収益が一時的に落ちても、社員が幸せを感じる働きやすい会社にする。
そのために50くらい変えるべき項目を考えた。
反省する時間をもらっていると思い、日本の経営者も自身の手法を考えてほしい』。

「間違っていた」、と言えるリーダー。
「反省する時間をもらっている」と思えるリーダー。
いやあ、ここまでのものを築いていたら、
なかなかこうは思えないだけに、改めて尊敬の念が湧き上がってきます。。

終息したのちを考えるafterコロナではなく、
コロナとどう共生していくのかという、withコロナの時代。
自分の生き方や仕事、人間関係、どう舵を切っていくのか。
大きな転換点ですが、ついつい自分の驕慢さや高慢さが
邪魔をしてしまいます。まだまだ修行は続く!

印象に残った言葉

仏教を学ぶ機会をいただき3年になりますが、
”自分の心の状態”を見つめる、
とても良い機会をいただいています。
こんな時期だからこそ、特に!

印象に残った言葉です。

『今のこの生で、自己にできる限りの責任を負わなければ、
苦しみは、先々の生にわたって続いていく。
わたしたちの行為の結果は、遅れてやってくる。
来世になることもある。
過去世の自分を知りたければ、今の自分の状態を見ることだ。
来世の自分を知りたければ、今の自分の行いを見ることだ』
(チベットの生と死の書より)

『もし人から蔑まれた時は、その人は、
前世の悪業のために、悪しき生存体系へ落ちるはずだにもかかわらず、
今世、他人によって蔑まれることによって、前世の悪行が消滅され、
この上なく正しい悟りを得ることができるだろう』(金剛般若経より)

業の清算!
まだまだ到底そんな領域には至れませんが、
そう思えたら楽になることもあるなあ、と思います。

最大の敵は!?

朝日新聞デジタル。
コロナの影響下ということで、
有料記事を無料で解放してくれています。
さて、釘付けになったのは、
サピエンス全史でおなじみのユヴァル・ノア・ハラリ氏ヘの
インタビュー記事。
感染の拡大によって、どんな変化が起きているのか?
という問いに対して、ハラリ氏曰く。

「悪い変化も起きます。我々にとって最大の敵はウイルスではない。
敵は心の中にある悪魔です。憎しみ、強欲さ、無知。
この悪魔に心を乗っ取られると、人々は互いを憎み合い、
感染をめぐって外国人や少数者を非難し始める。
これを機に金もうけを狙うビジネスがはびこり、
無知によってばかげた陰謀論を信じるようになる。
これらが最大の危険です」。

まさに最大の敵は自分自身!!
こんな時だからこそ支え合い、つながり合うはずが、
ささいなことで憎しみ合ったり、
目先の欲のために周りの人を蹴落とし、自分だけはと走り回る。
出どころのよくわからない情報に振り回されて、
不安になったり、疑心暗鬼になったり。
とはいえ、ついつい心がすさんでくると(笑)
こうなってしまいそうだ!要注意。

支え合い、分かち合える、より良い世界をつくるのか、
恐れと不安と憎しみと争いがはびこっている世界をつくるのか。
まさに分岐点に立っているのですね。
どれだけ私たち人間は、コロナに試されているのだろう、
とさえ思います!

テレワークのメリットと課題

テレワークが一気に進みましたが、
弊社スタッフをはじめ、テレワーク中の方に聞いてみると
メリットもあれば、課題も同じ位あり。

【メリット】
・通勤時間ゼロで、仕事のスタートダッシュが良くなった。
・突撃セールスなどの対応が不要になり割り込みが減った
・集中度はオフィスよりも高まった
・今日のTO DOを見える化しZOOMの朝ミーティングで
 情報共有することで、連携度向上
・投下時間の予実を見える化し検証することで段取り力、ひいては業務の生産性向上
・ZOOMでつながり、バーチャルオフィスを仕立てることで、
 リアルの職場よりも報連相がしやすくなった

【課題】
・従業員の納得度が大事
 →業務の不公平感をどう払しょくするのか
・仕事の目的が不明確であったり、指示の仕方がまずいと、業務への納得度が下がる
・「ハンコ」問題は大きな壁。押印のために出社せねばならない
・マイクロマネジメントになりがちで、部下のモチベーションが下がる
・孤独感をどう払しょくするのか?ついつい追い込まれた気持ちになってしまう
・成果をどう評価するのか

他にもまだまだ出てきそうです!

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先週あたりからとみに、恐れや不安、怒り、閉塞感が
世の中に満ち溢れてきたように思います。
あ、もちろん自分もです。
気づくと呼吸が浅くなっている!

築いたものが、砂上の楼閣のように崩れていく。
「ああ悲しい」。「ああ悔しい」、「ああ、もったいない」。
いやあ、これってまさに”執着”のなせる業。
だいたい「自分が築いた」なんて思うこと自体
おこがましい!しかし、ついつい・・。
不変のものなど何もないはず。
またゼロから生み出したらいいやん、と思いながらも、
堂々巡りになることも。

一方、周りの方々の思いやりに助けられることも、
本当にたくさんあります!

「マスクが少し手に入ったので送りますね」
「運動不足だと思うので動画を作りました。良かったらお家でやってみてください!」
「閉塞感のある新入社員の方に向けて、コンテンツを無料でお届けします」
「なんとしてでも生き残れるよう頑張りましょう!助成金の一覧送ります」
「こんなわかりやすい動画を見つけました。良かったら申請の参考にしてください」
「こんな時だからこそ、仲間が繋がれる場を創ります」

実家の両親からも、とてもありがたい申し出をいただき、
涙こぼるる。

今まさに、みんなで支え合い乗り越える時なのだと、
改めて思うとともに、反省しきり。
私は何ができるだろう?

変容のタイミング

今週も刺激的な1週間でした。
まさに文明開化の如し!
創業の頃の気持ちや姿勢を思い出します。

生活リズムは、2月までとは一転し、規則正しいこと極まりなし!
特に、夕方以降の時間のつかい方が、劇的に変わりました。
コロナ以前は、出張のための新幹線移動や会食、
勉強会と夜も活動していましたが、今は皆無(笑)。
しかしあのままのペースで進んでいたら、
身体を壊して強制終了になっていたかもしれません。

最近、夕方以降はおうちタイムを堪能しています。
ゆっくり食事をしたのちは、読書に映画、瞑想にストレッチ。
こんな時間の過ごし方はまず、考えられませんでした。

最近のお楽しみは、以前、娘に「大人気だよ」と教えてもらった”鬼滅の刃”。
アマゾンプライムで26話まで一気に観ましたが、
続きが知りたくてたまらないので、コミックを買おうか思案中。
敵に屈せず、諦めず戦い抜く姿勢は、
こんな時だからこそ、余計に響きますし、
前に向かっていく勇気やパワーをもらえます。

内観する時間も取れるようになりました。
自分が恐れているものは何?
自分にとってかけがえのないものは?
コロナの先に、どんな未来を見たいのか?

分離から統合へ。
もっともっと!から。足るを知るへ。
対立から調和へ。
奪い合いから分かち合いへ。
破壊から共創へ。
拡大からダウンサイジングへ。

自分自身も、外の世界もパラダイムシフトする
タイミングなのだなあ、と思います!

オンライン研修急増!

緊急事態宣言を受け、オンライン研修に切り替えたい、
というご依頼が急増しています。
「うちはZoomを使います!」「Teamsです!」
「社内の会議システムを使います!」などツールもさまざま。

オンライン研修を6時間ぶっ通しでは、
参加者も講師も疲労度Maxのため、
半日×2回にしたり、動画を活用したり、
自学自習の時間を設けたり、
バーチャルグループワークを行ったりと、
あれこれ工夫しながらデザインします。

講師のオペレーションスキルも大切なので、
急遽、勉強会も実施。コロナの影響で崖っぷち!
ではありますが、毎日が新しいことづくしで、
刺激に満ちてもいます。

学びのスタイル、場所、時間、も多様。
まさに「学びの柔軟性」にチャレンジするチャンスです!
今後はオンラインとオフライン、
さらには複数の手法も融合したブレンディッドラーニングへと
広がっていきそうです。

柔軟心(にゅうなんしん)

一つの事象に対しても、捉え方は人それぞれ。
いいも悪いもなくて、人の数だけ価値観があるから、当然のこと。
とはいえ、しまった!と反省したり、もやもやすることもある中、
友人がこんな言葉を送ってくれました。

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■柔軟心(にゅうなんしん)

人の数だけ価値観があります。

立場が変わればものの見方も違います。

違いを受け入れ互いを尊重する柔らかな心。

苦しみの根源は自分の思い通りにならないこと。

思った通りに事が進むことは殆どないでしょう。

良いことも悪いこともすべてを受け入れながら前に進む。

その為には、柔らかな心が必要なのです。

            華厳寺(鈴虫寺)
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施策一つとっても賛否両論。
全員が納得する結論を出すことは、到底難しいのだと思います。
国も会社も個人同士の関係性においても。
なぜながらば、見えている世界や、入って来る情報、
背負っているもの、そして価値観も違うから。

しかし、違いを受け入れながら尊重できるような柔らかな心を
少しずつ持てるといいな、と思います!

新入社員の方へ

今日は10人未満での少人数新入社員セミナーです。

異例づくしの社会人スタートにとまどっている人も多いでしょう。
従来型の入社式は変更を余儀なくされ、、自宅待機のまま、
トップの訓示を聞いた人もいると思います。
研修も大人数での対面指導でなく、オンライン、または少人数で。

コロナの終息はまだ見えないし、不安を感じている人もいるでしょうが、
しかし、人は必ず過去の難局や危機を乗り越えてきましたし、
このままの状態がずっと続くわけではありません。

むしろ、こんなと時にこそ、新たな価値が生み出されたり、
イノベーションが起きることは、歴史を紐解くと明らかです。

皆さんは人財不足の中で、活躍を期待される希望の星です。
また、DXの担い手でもある若い皆さんがたが、
デジタルを活用し、本当の意味での働き方改革の旗手になることも
期待できます。

今日のセミナーが。たくましく歩んでいただける一助になることを
願いつつ、精一杯お伝えして参ります!