朝から銀座を散策しつつ、いつものカフェへ。
今日は見える化セミナーです!
さて、昨夜は京都経済同友会の例会でしたが、
コミュニケーション・ディレクター、さとなおさんこと、佐藤尚之氏。
元電通のクリエーターで、個人サイトの運営や、
広告関係の本も何冊か、書かれています。
講演は、「ファンベース」について、お話下さいました。
まずファンベースとは、何か?
さとなおさんは、以下のように定義されています。
「企業やブランドのファンを大切にし、ファンをベースにして、
中長期的に売上や価値を向上させていく考え方」。
そして、単に買ってくれている人は、ファンとは言えず、
「企業やブランド、商品が大切にしている価値を支持してくれる人」がファンだと。
モノというよりは、その企業の姿勢や開発にまつわるストーリー、
そこに関わっている人。
なぜ、ファンベースが必要なのか、についての理由は以下の4つです。
1.ファンが売上の大半を支えている(パレートの法則はほぼ正しい)
2.時代的・社会的にファンの重要度が増していく(超人口減少・高齢化・モノを買わない若者)
3.ファンが新規顧客を増やしてくれるから(口コミの信頼度)
4.広告宣伝が効きにくくなった(情報過多の時代)
では、ファンベースのための活動は?
ファンが支持している価値自体をアップさせること。
つまり、いいところをさらに伸ばそう!です。
ファンミーティングも興味深いお話でした。
また、ファンが感じている価値を、他に代えがたいものにすること
共感・愛着・信頼を高める!です。
昭和の場末のバーのお話が一番印象的でした。
昭和の雰囲気満載のバー。客層は大人・シニア世代がメインで、
売上の80%を20%のファンが支えている店。
しかし、店主はこのままでは顧客の高齢化で、
店が続けられなくなるのではと考え、若者や女性にも来てもらえる店にしようと
若者向けの品揃え、レイアウトに変える。
しかし、却ってファンは少しずつ離れてしまう。
一瞬増えた若者は、もっといい店があればそちらに行き、定着しない。
結果、店はつぶれてしまう。
これからを考えて行く上で、ヒントをたくさんいただけました!
さとなおさんの本、読んでみよう。
