エンパワーメント研修

緊急事態宣言中はまったく出張もなく、規則正しい日々が続いています。
加えてバランスの良い食事効果か、代謝も上がり体調も良いことこの上なし。
リモートワークの時には、三食作る時間も気分転換になり、
NHKオンデマンドを見ながら、というのもお楽しみ。
昨日みた西成高校のドキュメントには、感動しました。
貧困の連鎖を断つための、西成高校のチャレンジ。これは必見です!

さて、答えのない時代には、問題を発見/設定→解決する力に加えて、
リーダーの「あり方」を問われる決定的な場面がいくつも生じます。

意思決定には「あり方」が大きく影響しますが、
ここに向き合うことは正直コワイ。
なぜならば、目を逸らしたくなる自分がいるからです。

しかし!明日から半年間にわたって弊社で実施いただく
エンパワーメント研修は、自分ととことん向き合うことがベースです。
自分との深層対話(内省)することで、日常の自分の「あり方」が浮き彫りになり、
場合によっては見たくない「現実」を直視することがあるかもしでません。
自分の闇(エゴ)と向き合うことで、お悩みや自己否定のツボにどっぷりとはまってしまいそうですが、
チームメンバーと対話することで視野が広がったり、視点が変わったり。

自分たちの可能性の枠が広がり、自己受容しつつも
他者と繋がれるチームづくりのジャーニーが始まることが、
とても楽しみです!

粛々と

朝活一段落。
日々、「どひゃー!」と驚くことや、
期せずして起こることもありますが、
今朝もそんなことが満載でした。
レジリエンス力が鍛えられえること、この上なし!

「宿命に生まれ、運命に挑み、使命に燃える」。

”宿命”は、自分の意思ではいかんともしがたいもの。
”運命”とは、努力次第で変えていくことができるもの。
”使命”とは、自分が生まれてきた意味であり、今世で果たす役割。

コントロールできないことを言い訳や理由にせず、
自分がやるべきことを、粛々と続けていくこと。
それが運命を変え、未来を変えることにも
つながるのだなあ、と思います!

どこまで投資する?

今日も始発で大阪へ!
いつものカフェで朝活中ですが
朝から資格試験の勉強をする人、仕事にいそしむ人、とさまざまです。
自律的なラーニングの場!といった印象。

『プロであるためには
高い能力が不可欠である。
その高い能力を獲得するためには、
時間とお金と投資を惜しまない。
それがプロである。

犠牲をケチり、代償を渋り、
自己投資を怠る人は
絶対にプロになれないことは、
自明の理であろう』。

どこまで投資すれば納得するのだろうか。
いや、プロとしての評価は、お客様や周りが決めるものなので、
自己完結や自己満足するものではないですね。

以前、お客様がおっしゃっていました。
「わたしたちは、常に高みを目指されている方の
お話を聴きたいと思うのです。現状維持の方は、
話を聴いているとすぐにわかります』。

身が引き締まるお言葉です・・。

中今を生きる

始発で大阪へ。いつものカフェで朝活中です。
さて、ことあるごとに「朝活はいいですよー」と
伝えていましたが、睡眠に詳しい医師の志村氏の記事によると、
「人類の16%は朝活をしてはいけない」のだと。
曰く、遺伝的に夜型の人が16%いるのだといいます。
この人たちが7時前に起きる生活をするのは健康に悪いのだと。
力説した方々、すみませーん!

さて、先日、「中今に生きる」という言葉に触れました。
自分の命というのは、先祖様から受け継ぎ、
それはまた、次の世代にリレーされていく。
その「中の今」を私たちは生きています。
自分の命というのは自分だけのものではなく、
お預かりしている命であり、未来に伝えていく命だと。
過去があって現在があり、現在が又未来を築くのだとしたら、
そのまっ只中が”中今”。
一所懸命「中今」を生きることが、バトンをつなぐことですね。

混沌とした中で、迷うことや立ちすくみそうになることもありますが。
目の前のことを一所懸命に且つ淡々と!

社会心理学講義

大阪に向かう列車に乗車中、
この時間とはいえ、車内には結構な人がいます。

さて、敬愛する出口治明氏が「この数年で最高のビジネス書!」と
勧められている、小坂井敏晶著の「社会心理学講義」。
すべてのビジネスパーソンの羅針盤になる必読書だという言葉に惹かれ、
3ヵ月前に購入!しかし、なかなか読む気になれませんでしたが、
週末、一気に読みました、いや、読むというよりは、目を通したというか・・。

この本は、社会心理学を俯瞰する教科書ではなく、
「人間をどうとらえるか」について、一環して論じています。
すべてのビジネスは人間がつくる社会を対象としているのだから、
まず、人間とはどういう生き物で、人間がつくる社会とはどういうものか、
ということをリアルに認識することが大事。
この前提にたって、小坂井氏は人間と社会に対して深い洞察を展開されます。
自分自身をも否定しつつ!

・個々の知識よりも、どのように問を立てるかを学ぶ力が大事。
この本においても、社会心理学を材料にしながらも、
そこから、より一般的な問い、自分自身の問いを見つけなければ、
勉強の意味はない。

・我々は慣れた思考枠にとらわれていないか。
敵は「常識」。常識の中でも倫理観は特にしぶとい。
真理はどこにもなく、正しい人間のありかたや
社会の形など、いつになっても誰にもわからない。
だからこそ、現在の道徳・法・習慣を常に疑問視し、
異議申し立てする社会メカニズムの確保が大切。
今日の異端者は明日の救世主かもしれない。

・多数派の影響はすぐに表れるが、その場限りで消えやすい。
少数派の影響は時間の経過とともに、徐々に影響効果が浸透していく。
多数派に影響を及ぼせるのは、常識を批判するにとどまらず、
それにとって代わる見方を積極的縫い主張する場合のみ。

ノウハウ本ではないだけに、
そこはかとない、「もやもや」が残る本でした。
しかし、このもやもやが「問い」に繋がっているのかもしれません!

読書の質を高める

始発で大阪へ。
電車もガラガラ、カフェもガラガラ。
どこもかしこもすいています。

さて、週末は読書に新刊の原稿チェックにと、
活字の虫と化す。
ついついダラダラ読書をすることもありますが、
参考にしたいのが、「読書の質を高める方法」。
以前、日経新聞に書かれていました。

読書の質を高める方法は大きく3つ。

(1)本を読む目的を明確にし
(2)本を読む時間を決め
(3)本の内容を誰かに説明するつもりで読む

以上の点を意識しながら読むだけでも、
大切な内容が記憶に残り、しかも速く読めるという。
本を漫然と読み始めてはいけない。
読み方によって読書の「成果」は大きく変わるのだ。

(1)本への「質問」を決める

本を読む目的を明確にすると、
大切な記述を見過ごさず、記憶にも残りやすい。
この本を読んで何を知りたいのか。
本に対する質問を設定する。
質問は、「上司とのコミュニケーションを
上達させるコツは?」というように具体的なほど良い。

(2)読む時間を決める

「会社に着くまでの30分にここまで読む」といった具合に、
読む時間をあらかじめ決めると、ダラダラ読みを回避できる。
集中力が高まるため、速く読めて、内容が頭に入る。

(3)人に説明する前提で読む

本の要点や感想を誰かに説明することを前提に読むと、
伝えるために内容をしっかりと咀嚼して理解しようとする。
本を読んだら、SNSやブログに感想を書くことを習慣にするといい』。

(3)が最近習慣化されていないことに気づく。
今週は意識的にやってみたいと思います!

もう15年!

2006年1月中旬にブログをスタートし、
ちょうど15年が過ぎました!
何を書いていたのだろうと、初日の記事を読んでみると。

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今日は子供の保育園での参観日でした。
「子供さんのいいところを、お母さんから話してもらいましょう」と、
先生からの提案。
うちの子供をはじめ、自分のいいところをお母さんに話してもらっている
子供たちは皆とっても嬉しそう。
大人だってそうですよね。あなたのこんなところが素敵。
って言ってもらえたらとってもハッピーな気持ちになれて、
自分にも自信が湧いてくるのではないでしょうか。
褒め言葉は、相手に関心を持っているからこそ言えること。
親子共々、幸せな気持ちになれた時間でした。
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おおお、娘は保育園児だったのか!
子供の成長を見ていると、年月が経ったことを実感します。
あと15年続けたら70歳か~。
そういえばヤフーニュースで「ありがとう浜村淳です」の
淳さんは86歳だと報じられていて、これまたびっくり。
独身時代、いつも朝はこのラジオが流れていました。
あやからせていただきたいです!

力を抜く!

始発で大阪に向かう朝です。
準急電車に揺られて、本を読んだりブログを書いたり。
こののちは、研修会場近くのスタバでお茶タイムの予定!

さて、今年もチャレンジだ!と思いつつも、
今朝、講話を聴いていて気づいたことは
「ワタシ、えらく力が入りすぎているんじゃない?」ということ。

なんとか形にせねば!失敗してはならない!と思いが強すぎると、
「これって違うんじゃないか・・」と思っても、後戻りできない。
いずれそれは、義務になってしまって楽しくない。
やめることも変えることも時には必要だな、と思います。

たとえそのやり方をやめてしまったとしても、その経験はきっと学びになる。
これだけ時代の変化が早い中では、身軽さ、柔軟さも一つの強みになりそうです。

年を重ねると、「いまさら失敗してはならない」と思いがちですが、
人生そのものが大いなる実験場!失敗ではなく実験、ですね。

癖を活かす

今朝は自宅近くや奈良では結構な雪が降っていましたが、
京都市内・大阪市内はそうでもありませんでした。

さて、連休中は読書にDVD三昧!
DVDは手塚治虫のアニメにハマる。
火の鳥、ブッダ、三つ目が通る、と
乱読ならぬ乱視聴。小さいころにとはまた違った印象で楽しみました。

読書は雑誌・ビジネス書・小説などなど並行して何冊も読みふける。
印象に残ったのは、法隆寺の大修理に棟梁として立ち会い、
見事に復元した昭和の宮大工、西岡常一氏の著書「木に学べ」。
以前にも読んだことがありますが、手に取りたくなりました。

「棟梁は、木の癖を見抜いて、性質を見極めそれを適材適所に使うこと。
癖があるからはじくのではなく、それぞれの癖を活かして使うことが腕の見せ所」。

「建物は良い木ばかりでは建たない。北側で育った”アテ”という、
どうしようもない木がある。しかしアテは、日当たりの悪い場所に使うと、
何百年も我慢する良い木になる」。

組織にも、通ずるものがあります。

「木も人間も自然の中では同じようなもんや。
どっちか一方がえらいということはないんや。
互いに歩み寄って、はじめて”もの”ができるんですわ。
それを全部人間の都合でどうにかしようとしたら、あきませんな。
いまは太陽はあたりまえ、空気もあたりまえと思っとる。
心から自然を尊ぶという人がありませんわな。
このままやったら、わたしは1世紀から3世紀のうちに
日本は砂漠になるんやないかと思います」。