手厳しい一言

日経新聞夕刊「わたしのリーダー論」、毎回楽しみです。
今回は、日本IBMで「女性初」を歩み続けてきた、
内永ゆか子氏へのインタビュー記事。

「上司や部下からの時には手厳しいひと言が、
リーダーとしての成長につながった」という以下のくだりに、
思い当たること満載で、深く頷いたのでした・。

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ある時、部下に自身へのアドバイスを求めたところ、
「私たちをもっと好きになってください」と言われ、衝撃を受けた。
当時は、部下が素晴らしい発言をしても、
もっと良いことを言おうとしたり、
部下たちと張り合ったりすることがあった。

部下を好きになるよりも、負けたくないと構えてしまっていた。
そうすると相手にも構えてしまう。

それからは仕事で誰かと対立することがあっても、
心の中で『私はこの人が好きなの』と思うようにしている。
そうすると不思議なことに、自然に顔がにこやかになり、
相手との関係もほぐれてくる。

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ついつい「もっと良いこと、すごいことを言って、
周りに認めてもらわないと」と、無意識にやっている自分がいるなあ、と。
鎧でガチガチに固めていた頃は、それがさらにひどい!
社内外でも「負けてはならない」と、戦闘モード(笑)。

自分がナンボのもんかと思うのですが、
これも承認欲求の表れなのか・。

昨日「日本人の承認欲求」という本を読み、
”人間にとって丸ごとの自分を承認されることが必要だが、
日本人にとっては、その場が会社なのである”、という話と
繋がっている感じもしました。

コア・バリュー・リーダーシップ

怒涛の日々も一段落です。
ようやく本を読む、心の余裕も出てきました!

「組織を変えるリーダーは自己変革から始める」。

こんなキャッチに惹かれて購入した
「コア・バリュー・リーダーシップ」読了。

社会や市場のパラダイム・シフトが起きている中、
これまで主流とされていた経営の考え方が
今の時代にそぐわなくなったことが、少なからずあります。

人の生き方についても、多くの人にあてはまる「人生のレール」のような
ものが敷かれていたけれど、今は良くも悪くも選択肢のある世の中。
「生き方」も「幸せのかたち」も多様です。

こんな時代、リーダーのあり方も変わってきた。
VUCAな時代、激しい変化の荒波を乗り越え、
会社と人を導いていくためには、
「自分は何を目的に生きているのか?」
「自分はいったい何者なのか?」
これらを定義し、人生の指針として貫いていくことが大事だと。
こういった軸がないと、外的な環境や変化に翻弄されてしまい、
正しい経営判断やリーダーシップを発揮することができなくなる。

そして、「人間」に対する
理解がないとリーダーは務まらない。
そのためには「自分(己)」を深く知ること。
自分と深くつながらないと、他人とつながることはできない。
会社の戦略遂行や人の管理のみではなく、
人間としての在り方を問われているのだ。

真っ先に着手すべきは「自己の創造」。
自分が一生涯を通じてどんな人間であいたいのかを
常に認識し、日々の生活や仕事の中で実践していくことが、
自己変革に繋がっていく。

リーダーシップというのは、突き詰めて考えていくと、
人間関係。肩書や役職に依存するのではなく、
周囲の人の「人望」があってこそ成り立つ。

モノも情報も流すこと

最近心がけていることは、
”モノや情報、タスクをため込むことなく流すこと”。

そのためには、「滞らないシステム」を
作ることが大事ですね。
日常の中に自分流のルールを取り入れていくことで、
以下のような滞らない状態を作ること。

・モノを捨ててからでないと買わない。
・インプットとアウトプットのバランスを図る
・スケジュールは7割ルールで詰め込みすぎない
→これはまだ未達成
・「決断の先送り」をせずに今、ここで決める

一方においては、すぐに答えの出ない問いについては、
寝かせておくことも大事だなあ、と。

一度止めて再開したこと

今日も始発で!
カフェでは、朝のタスク終了です。

clubhouseネタが続きますが、先日のお題は、
「一度やめて、また再開したこと」。

一度やめたことに再び取り組むというのは、
そこに強い動機があるからこそ、ですね。
また、寝かせることによってさらに味わい深くなる、
というお話もまさにです。
パンづくりの工程で、発酵を待つが如く。
・中村天風氏の本をまた読むようになった
・仕事のお付き合いではない仲間同士の楽しいゴルフ
・バンド結成!音楽を楽しむこと
・英語の学びなおし
・お金と時間を投資し、1年間がっつり学ぶこと
などなど。
寝かせ続けていて、永遠に寝かせるのではないかと
危惧しているのが「がっつりと体系立てた学び直し」。
進もうとしては立ちすくみ、また進もうとしてしている
今日この頃!

長く続けてきて良かったこと

始発で移動し、研修会場近くのカフェで一息。
まだ人もまばらな印象です。

さて、先日のclubhouseは、
「長く続けてきて良かったこと」がお題でした。

・毎日クイックルワイパーをかける!自分が整う
・毎朝体重と体脂肪を測る
・毎朝パートナーとハグしハイタッチしお見送り
 帰宅時のお迎えはオノマトペを存分に発揮し、リアクション豊かに!
・仕事を終えた後、1時間近くかけて記録する
・フランクリン手帳を20年近く継続

どれもあやかりたいことばかり!

私はといえばやはり早起き。
但し、1年前までは「早寝早起き」でしたが、
ここのところ、夜は熾烈な(笑)アクティビティ競争のため、
早寝は叶いません。
運動習慣も続けていきたいことです。

定着するか?

今朝の日経新聞1面は「日立、週休3日で給与維持」。
他にもNECやパナソニック、塩野義製薬も導入予定。
成果が上がれば、働く日数や時間にこだわらないという経営が
果たして今後も広がるのか?

週休3日制を導入するも、給与を約2割減らしたり、
1日当たりの労働時間を増やしたりする場合があるが、
給与が減るのであれば、週休3日では働きたくない!という人約7割。
確かに・・。

しかし日立製作所は自由に時間を配分し、
休日を増やす→給与は減らないというもの。
前提となるのは、生産性向上、ですね!
無駄な業務を徹底的に洗い出し、
効率化することが欠かせない。

各職場で効率的な働き方が進めば、
より多くの人が周囲に気兼ねなく、
週休3日を選べるようにもなりますね。

日本の労働生産性は主要7カ国(G7)で最下位続き。
週休3日制の導入は生産性向上とセットで。

それにしても週に3日休めるのは、やはり嬉しい!

センスメイキング理論

「センスメイキング理論」を提唱しているのは、
アメリカの組織心理学者カール・ワイク氏。

「起きている現象に対して、能動的に意味を与える思考プロセス」であり、
組織に大きなベクトルの推進力を持たせるための思考プロセスです。

正解を見出すことが困難な時代。
センスメイキングでは進むべき方向の「意味づけ」を思考します。
ビジネスの進むべき方向性を示す場合には、
組織全体で多様な方向性の議論を尽くし「腹落ちする」ストーリーを導き出す。
そのための方向性集約プロセスが「センスメイキング」です。

コロナを機に、社会・経済・働き方の変化はさらに加速する中で、
何をするのかが正解ではなく、「自分は何をしたいのか」に目を向ける。

センスメイキングのベースには、以下5つが欠かせません。

  1. つねに変化に目を向ける
  2. 人との交流を増やす
  3. 多様な人材を取り入れる
  4. 意見を共有する
  5. 振り返りを習慣付ける

自分の作りたい未来や、
妄想への腹落ちを導いてくれる考え方ですね!

分かち、与えること

愛知から千葉へ向かう新幹線です。
いよいよカムカムエヴリバディ、クライマックス!
車中で滂沱の涙。
しかし、このストーリーは最終回さながらでは!?

つい気になり検索すると、こんな情報が。
明日の最終回が楽しみです~。

『和菓子屋の『たちばな』のおはぎ、
登場人物のその後の人生、あの人とあの人が結婚するなど、
いろいろな結末を描き、情報量が多い内容になっています』。

さて、昨日の虚無蔵さんの名言にもしびれました。
「そなたが鍛錬し培い、身につけたものはそなたのもの。
一生の宝となるもの。されどその宝は、分かち、与えるほどに、
輝きが増すものと心得よ」。

宝は分かち、与えるほどに輝きが増すのですね!

オモロイことをやる!

今朝も始発で移動。
新入社員と思しき方々もちらほらと。

さて、今年のサントリーの広告、
伊集院静氏による新入社員へのメッセージは、
「真剣にオモロイことをやれ」。

一部引用します。

『ハチャメチャでもいい。
オモロイことには夢がある。
夢があるから苦しいことも辛いことにも
耐えられずはず。
オモロイことには光が当たる。
光の中には未来、明日がある』。

オモロイこと!
目の前のことに追われると、大事なことを
忘れてしまいそうになりますが、大事にしたい原点です。

「おもしろおかしく仕事をしよう」。
「楽しくなければ研修ではない」。
そんな言葉を数十年前にいただいたことを
思い出しました!