会社の未来

今朝の大阪は何事もなかったかのように平和な朝です。
一昨日の夜から帰宅難民の方、立ち往生の車と、
動けないさまを目にし、ストレスいかばかりかと・・。
電車や車に乗るときには何が起きるかわからないことを想定し、
飲料、食料、そして必ず洗面所に行ってから乗車、と思ったのでした。

さて、今週、日経新聞の特集は「目覚めるシャインたち」。

”職場は熱気に満ちているのか、それとも閉塞感に覆われているのか。
事業環境激変の中、硬直した上意下達の組織は成長できない。
「個」の力が、かつてなく重要だ”。

そんな問いかけから記事は始まっています。
一部、1/23朝刊から引用します。

”いい職場、悪い職場の違いは何か。1400万件の社員口コミで企業に評点をつけるオープンワークの協力を得て分析した。約3400社の上場企業のうち、評点上位5%と下位5%を抽出。19~21年の口コミから頻出ワードを可視化した。

上位5%で最多は「共感」だ。「フラット」「自由闊達」と共に壁のない職場が浮かぶ。
下位5%は「ワンマン」「イエスマン」など閉塞感が漂う。
成長力の差は鮮明だ。上位と下位、それぞれの21年度の純利益合計額を3期前と比べると前者は7.7%増え、後者はマイナス2.4%に沈む。

俺についてこいというリーダーシップスタイルや画一性は成長を妨げる。
メンバーが意見を言いやすいか?その中にこそイノベーションや成長のヒントがある。

また、オープンな意思疎通の一環として、毎週月曜午前に開かれる、
執行役員以上が参加する戦略会議。全社員にライブ中継され、視聴する社員は100人以上に達するという銀行。資料は原則、会議開催の1週間前からTeamsにアップされ、
意思決定の過程が見える化され、誰が何を話したか一目瞭然。

忖度、という言葉が死語になる日も遠からぬ将来やってくるのだろうか・・。

振り返ってみると・・

10年に一度の大寒波到来ということで、
昨日から万全に備えていますが、今朝はまだ寒さはましです。

偶然検索していたら、10年前のブログが出てきたので、
なつかしく読みふけっておりました。
この頃は四十肩やぎっくり腰にやられ、
カウンセリングにも通い、
結構、心身ともに傷んでいたのでした。

自分ではストロングだと思っていましたが、
意外と不調をきたしていたこともあったのでした。

そんなこともあり、この頃から自分をごきげんにすることや、
体のメンテナンスに力を入れ始めました。
睡眠・食事・適度な運動。
自分を整えることで、人生はより豊かに
輝きだすのだと思います。

そんなこんなを思いつつ、10年を振り返るのも楽しいです。
ブログやフェイスブックは、自分の日記みたいなもの。
10年後の私は、10年前の自分、つまり今頃を
どのように振り返るのか、これまた楽しみです!

ストーリーで魅了

「NEW SALES」読了。
先日ニュースピックスで著者麻野氏の話を聞き、
早速、この本を購入しました。

あらゆる営業にパラダイムチェンジをと、
「OLD SALES」から「NEW SALES」へ生まれ変わる必要性を、
7つのSを切り口に論じています。

1.Story(商品ではなく物語を売る)
2.Surprise(挨拶ではなく驚きを届ける)
3.Scenario(自社が主役の台本ではなく、顧客が主役の台本で動く)
4.Sympathy(自分のキャラクターではなく相手のキャラクターに合わせる)
5.Share(属人的なチームではなく再現性のあるチームをつくる)
6.Score(感覚的なチームではなく加賀カウ的なチームをつくる)
7.Significance(金銭報酬だけのチームではなく意義報酬にあふれるチームをつくる)

Storyのパートでは、「ソリューション営業も形骸化が進んでおり、
さらに一歩踏み込んだNEW SALESへの進化が必要」だと筆者は言います。
「理想→課題→価値→方法」のストーリーを顧客と一緒に組み立てられる営業が、
Story営業。

理想・・要は何が実現できたらいいのか
課題・・とはいえ、陥りがちな課題がいくつもあるよね
価値・・それらの課題を踏まえ、こんな価値をわたしたちは提供できます!
方法・・具体的にはこんな商品やサービスで

この4つが明確なつながりを持って提示されていることが大事。

他顧客事例などを用いながら、顧客とともに、実現したい「理想」を
描くことからスタート。
他社事例スライドには「要は何が実現されたのか」「顧客が抱えていた課題」
「顧客が自社の商品・サービスを選んだ理由」「顧客が得られた成果」を、
具体的な数値で示している企業もあるといいます。

実践的で値打ちのある内容でした!




並存の時代

昨日講演をお聴きしたのは、御立尚資氏。
「並存の時代とリーダーシップ」というテーマでしたが、面白すぎました!

現在起こっているパンデミックや地政学リスクは、たまたまなのか、必然なのか、
また、これから先の経営をリーダーとして牽引していく上で、
どう自分自身の時代認識を作るのかという内容でした。

今起きていることはルネサンスの時代にも通ずるものがある。
戦争、ウィルス、天災、富の二極化。
その中で芸術が栄え、知が深化し、新たな価値が生み出された。
とはいえ、時代はある日突然コロリと変わるわけではなく、
時代は並存する。
この「何と何が並存しているのか」を読み解くことが大事。

今はまさに並存の時代。
工業化社会のデメリット(環境破壊・少子化・成長鈍化)を享受しつつ、
ビッグデータやロボティクス、テクノロジーが世の中を根本的に変えていく、
新たな技術が並存する「工業化とデジタル化が重なる時代」。

世の中は複雑系なので、何かが起きたら何かが変化するが、
その変化をすべて読み切ることはできない。
しかしながら、おおむね方向性を読み、その方向で自分たちの未来のイメージを創り、
そこに向かって進んでいくことがリーダーの役割。

歴史、芸術、経済、テクノロジー、多岐にわたる知見をあますところなく
お話いただいた、あっという間の1時間でした!

なるようになる

週末から寒波がやってくるとのこと。
来週は、関西でも氷点下になる見込みとは、
移動が少々心配。備えなければ。

さて、今年に入って、いろんなことが動き整い始めていることを感じます。
なんとかしようとしたことも、結局は「なるようになる」。
「なんとかする」は、まさに自力。自分の力でなんとかする、と思うこと自体、
おこがましいことでもあるなあ、と。

私は自分の才能と努力で人生を切り開いてきました。
でもダメな時はダメ、人生はなるようにしかならないのです。
一生懸命やった後は仏様にすべておまかせします。 (瀬戸内寂聴)

「なるようになる」。
一見、投げやりな心持ちのようにも思えますが、違うのですね。
自分が今できることを、精一杯行った上で委ねる。
精一杯行うプロセスも大事。

すべての物事には「原因」があって「結果」がある。
「原因」がさまざまな「縁」によって「結果」につながる。
一生懸命やったことも、手を抜いたこともすべてが影響し、
「なるようになる」。

ならば、適当にやり過ごすのではなく、目の前のこと・人に心を込めて、
向き合うことも大事だなあ、と思います。
その結果がどんなことになろうとも、なるようになったのだから、
受け入れること、ですね。



多面的な魅力

セミナー登壇の前入りで、大分に来ています!
昨日は、由布院で一人温泉も堪能しました。
すっかり人が戻った感のある街中。
メイン通りは大変な賑わいぶりでしたが、
一つ路地を入れば、落ち着いた雰囲気というのも魅力。
由布岳のふもとにあるこの場所。
「由布院」は、温泉の本来の名称で、
「湯布院」は、旧湯平村と旧由布院町が
合併した際に作られた町名。

由布院と湯布院、静と動、陰と陽、新旧が混在している街に、
すっかり魅せられたのでした。

散策していて、偶然出くわしたミュージアム、
COMICO MUSEUM YUFUINは、隈研吾氏の設計。
予約定員制だそうだが、ちょうど10分後に空きがあり、ありがたいこと。
アート・建築・由布院の風景が三位一体となったミュージアムで、
シンプルながら、とても美しい。

1階は大好きな、草間彌生ワールド!
由布院でお目にかかれるとは嬉しいこと。

午前中、大分市内に移動しましたが、
今の時期は、関サバがおいしい時期(笑)。
夜にいただくこととします。

自分の強みを知る

2日間のAI講座を終えて、京都に戻る道中です!
全10回の講座の中でも最も楽しみにしていたAIですが、
昨日は19時までびっしりと。今日は17時まででしたが、心地よい疲れが・・。

24人の仲間は、人と組織を本気でよくしたい!という想いをもった方々。
2日間対面で、学び時間を共有することで、ぐぐんと心の距離が近づいたように思います。
OD(組織開発)を各職場で推進していく仲間たちの存在は、本当に心強い。

2日間の中で、印象に残ったセッションはいくつもありましたが、
二人一組で互いにインタビューを実施し、質問に答えながら、
自分の強みや大切にしたい価値を発見する、ハイポイントインタビューは良かった。

「あなたの人生で最も輝いていた時」や「あなたのチームが最も成果を上げた仕事」など、
ハイポイント(最もよかったこと)の質問を通じて、その人のポジティブコア(活力の源)を探ります。いやあ、話すだけでテンションが上がりました!
一人あたりの持ち時間は30分でしたが、足りないほどに盛り上がる。

このインタビューをいただいたことで気づいた自分の強みは、
「転換力」、「好奇心」、「直観力」、「行動力」。
自分は価値がある!と自己肯定感も高まること間違いなし。
一人ひとりの強み発見ワークとしても、いいなあ、と思います。

AI(アプリシエイティブ インクワイアリー)

今日から2日間は、組織開発講座@対面です。
AIを2日間びっちりと体験型で学ぶ機会。とても楽しみですー。

AIは、対話型組織開発のアプローチ手法。
診断型組織開発は、組織の中にある問題に焦点を当て、その改善を目指す、
ギャップアプローチですが、AIは、職場や組織の強みに光をあて、
その強みや潜在力を引き出すことを目指すアプローチ。

AIの根底には「社会構成主義」というパラダイムが流れていて、
わたしたちのリアリティは、社会的に構成される。
つまり、現実をどのように捉えているのかは、
各人のものの見方やとらえ方によって形作られているといいます。

講座では、組織や個人の強みや潜在力を発見し、
それが発揮された未来を創造し、ともに目指す姿や状態を明確にし、
行動のための計画を明らかにする。
これは自社にも他社支援にもぜひ取り入れてみたいです!
ということで、そろそろ行ってきます。

これは面白くも恐ろしい・・

先日この本のことを伺い、早速読んだ、「サボタージュ・マニュアル」。
”あるある本として笑いながら読んでいるうちに、やがて楽しさは、
空恐ろしさに変わる”とはまさに・。

どんなちょっとした工夫をすれば、組織がまわらなくなったり、
人をイライラさせることができるのか?
サボタージュ・マニュアルとは、米国戦略諜報局(OSS)が、
その活動の一環として作成したマニュアルです。
一般市民によるサボタージュ活動は、ボディブローのように組織や人に
弊害をもたらしていく。
「どうすれば組織がうまくまわらなくなるのか」
「どのようにすればうっかり事故や災害が起きてしまうのか」を
マニュアル化したものです。

人間の負の部分をそのままに映し出しているとも言われている
このマニュアル。びっくりするほど具体的且つ、事細かに書かれています。
「組織や生産に対する一般的な妨害」の項目をいくつか抜粋。

・何事をするにも「決められた手順」を踏んでしなければならないと主張せよ。
 迅速な決断をするための簡略した手続きを認めるな

・演説せよ。できるだけ頻繁に延々と話せ。長い逸話や個人的な経験を持ち出して、
 論点を説明せよ

・文面による指示を要求せよ。指示を誤解せよ。その指示をめぐってきりのない
 質問を投げかけよ。あるいは長ったらしい返信を送れ

・新しい作業者を訓練するときには、不完全な、または誤解を招くような指示をせよ

・通信、議事録、決議の細かい言い回しをめぐって議論せよ


・以前の会議で決議されたことを再び持ち出し、その妥当性をめぐる議論を再開せよ

・決断に対してはあらゆる可能性を吟味せよ
・行動するな徹底的に議論せよ

一見なぜ?と思うような項目も、解説を読むと納得です。
いやはや、無意識にやっていることも少なからずあるかも、と怖くなったのでした。