スピード感のギャップ

東京に向かうのぞみ車中です。
今日は快晴!富士山が拝めるのではないかと期待が募る。

さて、最近よく耳にするのが、若手の成長スピードに対する認識のギャップ。
タイパ(タイムパフォーマンス)という言葉に代表されるように、
若手は「この1年でどこまで成長できるか」、
「どんな経験やスキルを身につけられるのか?」
と、成果を上げるまでを短いスパンで考える。
しかし、わたしたち世代は、「上司の背中を見て学べ」。
つい「石の上にも3年」とか言ってしまいそうですが、
3年!?長い!という印象を持たれることもあり。
成長に対する”時間軸のずれ”が、離職に繋がっていることも
少なからずあるのではないか。

人材育成についても「短時間で成果を上げる研修を」という
要望が少しずつ増えています。
人員不足で長時間現場を離れられないという背景もありますが、
ここにもタイパ的発想が影響していることもあり。
「いやいや、学びというのは時間をかけてじっくりと取り組むものだ!」
という固定観念を取っ払い、ゼロベースで考えることも大事ですねえ。

昨日は社内でそんなことをじっくりと対話しました。
すぐに答えの出ない問いを、仲間を話す場は貴重です!


 

 

DMN!

今日明日はリモートワークの日。
1日がゆっくりと過ぎましたが、こんな時は脳の中で、
デフォルトモードネットワーク(DMN)が起きるのだそうです。
目的なくボーっとしている時の脳は、アイドリング状態。
この時DMNは活発に働き、脳のメンテナンスが行われているのだとか。
脳のメンテナンスによって、気づきを得られたり、
ストレス解消のきっかけになったり、創造性が高まったりすることも多し。

そして何よりの効能は、 考えることをやめ、判断や決断をせず、
ぼーっとすることでDMNが活性化し、脳の中にストックされた必要なものを結び、
「あ!ひらめいた!」「あ、そうだったのか!」を生み出してくれる。
これはすごい。DMNを存分に発揮したいものです。

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ご検討下さい!

組織開発

今日は終日リモートワークの1日です!
一昨年受講した、組織開発の資料を読み返す。
この方面でのご支援の機会が少しずつ増えてきました。

半年間の講座を終えて印象に残ったトップ3は以下。

①組織開発の定義
多様な定義があるが、一番しっくり来たのは「組織開発とは、組織が課題遂行や
目的達成に向けて、プロセスを改善するための過程」

②ユース・オブ・セルフ
例えば1ON1を導入して終わり、ではなく、その場で起きたことや、感情、見えた課
題を放置せず、その気づきを活かしていく態度である。人が本来持っている、”人の
可能性を引き出しポテンシャルを発揮したい=よりよくなりたいという願い“に心と耳を
傾けられることが大切

③真価の探究と4Dサイクル
個人や組織にすでにある、真に価値があるものを探求し発見し、それを伸ばして
いくための4Dサイクル(Discovery⇒Dream⇒Design⇒Destiny)を実践する

組織開発は、一朝一夕には進まない。時間はかかるけれども、
これらの取り組みをあきらめずに継続すること!

すべては1人から始まる

東京の朝は快晴。今日は15度になる模様です!
さて、先日話題に出た「すべては1人から始まる」。
以前に購入していたのにストックされたままになっていた!本です・・。

この本は、ソース原理を元に展開されていますが、
「人の関わるあらゆる創造活動には、
ソースという特別な一人の人物が存在する。
その人が本当に内面深くから生み出したいと感じている活動に、
徹底して焦点をあてる」ことを提唱者、ピーター・カーニックは、長らく実践してきた。

創造の源であるソースの創造性とは、個人や歴史の想いの表れでもある。
自分自身を存分に表現したければ、内面にも注意を向ける必要がある。
このインナー・ジャーニー(内なる旅)の先に見えるものは?

「自分の内に潜る」ことが今年のテーマでもあるので、
この本は今読むべくして読むことになったのか!?
楽しみです。

抱負発表会

東京へ向かうのぞみ車中です!
今日は今年初めての全体会(BPS会)だったので、
恒例の抱負発表会でした。

いやあ、面白い!多様性の極み。
わたしはこのシートを書くのが大好きなのだが、
苦行(笑)だという声、テンション下がるという声もあり、
なるほどー、と改めて気づく。
来年は持ち時間10分フリータイムでもいいなあ。

オンラインなので、チャットにはコメントやフィードバックがてんこ盛り。
強みも各人各様。
互いの強みを掛け合わせたら、スゴイものが生まれるのではないかと、
妄想が膨らむ!
お互いのことをさらに知り合える楽しい1日でした。

名著『経営者の条件』

今日は終日リモートワークの日でした。
こういう日はついつい間食が増える・・。

今朝は久しぶりにP.F.ドラッカーの『経営者の条件』を手に取りました。
初版は1964年に発売されたそうですが、まったく色あせていません。
印象に残った8つの習慣を、一部引用します。

私がこれまでの65年間、
コンサルタントとして出会ったCEOのほとんどが、
いわゆるリーダータイプでない人だった。
彼らが成果をあげたのは、
8つのことを習慣化していたからだった。

1.なされるべきことを考えること
→ドラッカーは何度も念を押す。なされるべきことである。
 なしたいことではない。

2.組織のことを考えること
→株主、従業員、取引先、経営者はいずれも大事。
しかし彼らのことを考える前に、
社会の公器としての組織のことを考えなければならない。

3.緻密なアクションプランをつくること
→経営者とは、行動すべき者。
そのためには、計画しなければならない。
しかし、状況が変化すればただちに変更していく。
こうして、日常から事業の展開について、シミュレーションを行なっておく。

4.意思決定を行なうこと
→意思決定は定期的に見直していく必要がある。

5.コミュニケーションを行なうこと
→特にアクションプランについて、
コミュニケーションを行なわなければならない。

6.機会に焦点を合わせること
→問題の処理が成果をもたらすわけではない。
成果は機会がもたらす。

7.会議の生産性を上げること。
会議に出ているか、仕事をしているかである。
会議に出ていたのでは仕事はできない。

8.「私は」ではなく「われわれは」を考えること

成果をあげるには、性格、強み、弱み、
価値観、信条はいかようであってもよい。
なされるべきことをなすだけでよい。
成果をあげることは、習慣である。
したがって、他の習慣と同じように
身につけることのできるものである。
そして身につけなければならないものである。

朝の時間

始発で大阪→いつものスタバへ。
ここは6時半から空いているのでありがたい!
仕事の段取り、資格試験の勉強、電話、スマホ、読書と、
朝の時間の使い方はそれぞれ。

「朝2時起きでなんでもできる(枝廣淳子氏)」、という本を
読んだことをきっかけに、朝活を始めて早18年。

それまでは、典型的な夜型でしたが、頭も体も疲弊している中では、
仕事もはかどらずに悶々としていました。
しかし、朝型に変えてから、
なんとも充実の日々を送れるようになりました。
とはいえ、夜の方がはかどる方もいるでしょうから、
どの時間帯が自分にとって良いのかは、各自各様。

わたしが思う朝活のメリットは以下あたりです。

・朝は脳内が整理されており、アウトプットの質が高い
・まわりの静寂が集中力を高めてくれる
・時間制限があるために締め切り効果を発揮できる
・早朝からエンジンがかかるので、朝から元気に活動できる

早朝は、頭が整理整頓されている、というのは、
脳の構造によるもののようです。
睡眠中は、海馬にインプットされた情報が、
きれいに整理整頓されるそうです。
脳が大切なものと判断した記憶は、海馬でより強固なものとなったり、
側頭葉へ移されて長期記憶になったりする。
その一方で、不要と判断された記憶は、海馬から消去されます。
こうして海馬に、ある程度の「空き」ができるために、
早朝に学んだことは記憶しやすいともいえるのだそうです。

あ、今朝は朝活が一段落した時に、「仕事力大全」と「社長の姿勢」を注文しました!
どちらも、昨日の日経新聞に広告が掲載されていたので即注文。
仕事力大全は、愛読していた致知の記事が集約されているのが嬉しい。
では行ってきます!

委ねること

大阪の朝は極寒。ダウンコートに救われています!

さて、今年に入って、いろんな変化が起きていますが、
なんとかしようとしたことも、結局は「なるようになる」。
「なんとかする」は、まさに自力。自分の力でなんとかする、と思うこと自体、
おこがましいことでもあるなあ、と。

私は自分の才能と努力で人生を切り開いてきました。
でもダメな時はダメ、人生はなるようにしかならないのです。
一生懸命やった後は仏様にすべておまかせします。 (瀬戸内寂聴)

「なるようになる」。
一見、投げやりな心持ちのようにも思えますが、違うのですね。
自分が今できることを、精一杯行った上で委ねる。
精一杯行うプロセスも大事。

すべての物事には「原因」があって「結果」がある。
「原因」がさまざまな「縁」によって「結果」につながる。
一生懸命やったことも、手を抜いたこともすべてが影響し、
「なるようになる」。

ならば、適当にやり過ごすのではなく、目の前のこと・人に心を込めて、
向き合うことも大事だなあ、と思います。
その結果がどんなことになろうとも、なるようになったのだから、
受け入れること、ですね。