分際を心得る

「人間の分際」再読。
ついつい奢ってしまいがちな自分に、
戒めをいただけます。

”世の中には「なせばなる」、
「努力すれば必ず報いられる」
などという美談が溢れているが
80数年の人生を顧みて、
努力してもダメなことは実に多い。
要は、ほとんどすべてのことに、
努力でなしうる限度があり、
人間はその分際を心得ない限り、
到底幸福には暮らせないのだ”。

”老いと死”がなければ、
人間は謙虚になれない”、
というくだりにも、共感しきり。
自分が今までできて当たり前だったことが、
できなくなる。
そうすると、改めて当たり前のことに
感謝しながらも、できない自分も、
受け入れることができるのだな、と
思います!

創造力と協働力

「時代の急速な変化を実感している」。
そんな言葉を耳にすることが増えました。

不確実かつ複雑なVUCAな時代。
こんな時代に対応すべく、
私たちは、変化への前向きな受容と適応力を持ち、
自らのキャリアを継続的に磨いていく必要があります。

これまでは与えられた仕事を
正確にこなす能力が重宝されてきましたが、
この領域は今後AIやロボットが、
素早く正確に実行してくれます。

人間だからこそ、できること。
ますます必要になってくるのは
「創造力」と「協働力」。

複雑な課題に対して、新たな価値を創造する力、
社内外の枠を超えた人たちと連携し
解決していく協働力。
どちらもとても大切です。

変化は次々と起きています。
そしてしなやかにそれを受け入れ、
変容していく力が求められています。
変容のベースになるのは、自己肯定感、
でしょうか。

あれこれ考える機会が増えている、
今日この頃です!

呼吸を磨く

ここのところ、改めて大事だなあ、と思うのが「呼吸」。
「いまここ」に集中することで、呼吸は整ってきますが、
過去の恐怖や未来への不安が頭に浮かぶと、
呼吸は乱れてきます。

ジープ島でも、深ーい海で、
ライフジャケットなしで泳いでいる時、
小さな頃に溺れかけた恐怖がよみがえったり、
溺れたらどうしよう!?という未来への不安が芽生えると、
呼吸が乱れ、じたばたし、さらに呼吸が苦しくなり、
ついには溺れそうになりました。
しかし、ただただ呼吸に意識を向け、
海に体を委ねている時には、
海と一体になれた感覚がありました。

ということで、先日、呼吸法を学んできました。
3秒ゆっくりと吸う、この時は交感神経優位。
6秒、ゆっくりと吐き切る。
この時は、副交感神経優位。
これを5分ほどやるだけで、
心が落ち着き、ばたついていた気持ちが静まります。

良き習慣が良き人生につながる。
呼吸は生きる上で不可欠なもの。
「息を磨く」ことを大事にしたいです。

ジープ島の日々

先週月曜日、ジープ島から帰ってきたら、
PCが壊れていました。
不思議とあせらない自分がいたことは、
嬉しい驚き?でした。

10日間PCのない日々を過ごしていましたが、
ようやく先週土曜に復活。
ブログも2週間ご無沙汰でしたが、
久しぶりに投稿致します。

ジープ島での5日間は、自然の中に身を置き、
そこにある環境、時間、景色を堪能する日々でした。
不自由だからこそ楽しめることがこんなにあるなんて!
と嬉しい驚きです。

ジープ島にはお風呂がなく、雨水をためた
バケツ1杯の水で体を洗い流します。
使った食器もササっと雨水をためた容器をくぐらせるだけ。
雨水を沸かしたお湯で入れたコーヒーの美味しさも身に沁みます。

毎晩、満天の星空と月明かりに照らされながら、
外のデッキチェアで眠りましたが、
必ず夜中にはスコールが降ってきて、
布団をもってスタコラサッサと屋内へ。
朝は日の出とともに目覚め、海へ行く。
自然の営みとともに過ごせる日々は、まさに極上でした。

ジープ島の周りには、手つかずの自然が広がっています。
トラック諸島には248もの島があり、
この半数は環礁の中に点在しているので、
サンゴの防波堤に守られていて、波も穏やかです。

さまざまな熱帯魚や野生のイルカ、サンゴが点在し、
海の青さの濃淡の織り成す素晴らしさといったら、
もう言葉になりません。
海は万物の起源であり、母なる存在。
その中に身を置くことで、
リセットされる自分を実感できました。

現地の人たちは、自給自足の日々。
「貯める」ことをせず、のんびりと人生を送っています。
豊かさって何なんだろう?って考えました。
モノも負の感情も貯めないこと?
いまの自分を縛りつけているものを、
少しずつ手放して行くこと?

ジープ島から帰ってから、時計をあまり
見なくなる日々が続いています。
とはいえ、こちらの日々はやはり、時間刻み。
ハイブリッドな日々を送りたいと思います。
やるときは、がっつりとやる。
そして、時間を忘れて過ごす日々を大事にする。
旅行の仕方も変わりそうです。
分刻みで予定を入れていたのが、
何も決めずに、ただ心の赴くままに過ごす。
そんな時間が、また自分を豊かにしてくれるように
思います!

書くことからしばらく離れていましたが、
やはり書くことは自分から切り離せないなあと、
改めて気づきました。
書くことで頭の中にあることを整理できる。
書くことで、また新たなものが入ってくる
スペースができる。
そんな風に思えた2週間でした。

ブログを1週間お休みします

2年前、カレンダーをいただき、
その絶景にすっかり魅せられたジープ島。
ミクロネシア連邦チューク州に位置するこの島は、
直径34メートル。どこまでも広がる海と空。
いつか行ってみたい!いや、きっと行く。
ということで、本日から1週間、行ってまいります。

HPによると、ジープ島は天空が360度広がり、
昼夜を問わず、大自然のパノラマを展開するのだと。
水中ではミナミハンドウイルカと遊び、
サンゴの林を散歩し、熱帯魚達の出迎えを受ける。

自然の真ん中に解き放たれ、
デバイスもつながらず、シャワーもなし。
文明の利器を享受している日常からすると、
アンビリーバブルな世界。
半原始人のような生活の先には、
何かが待っているのかもしれないし、
何もないのかもしれない。
しかし、とにかく今ここを、
堪能しようと思います。

ということで、1週間、ブログを
お休みさせていただきます!

学ぶ姿勢

「学ぶ姿勢を学ぶ」。
日々の中で、学ぶ姿勢の素晴らしい方を見ると、
自身を省みて、ハッと気づかされることがあります。
経験を積むと、つい、なんとなくわかった気になって、
学ぶ姿勢がおろそかになってしまう。
あ、それ知っている、それ聞いたことがある、などと
いうように・・・。

誰からでも学ぼうという姿勢は、
相手を尊重することにつながります。
それは相手にとっても嬉しいものであり、
人間関係も豊かになります。

心身一如。
心の様が態度にあらわれます。
聴いているようでも、心ここにあらずは、
態度に出ているものです。
わかったつもりにならず、しっかりと学ぶ。
我以外皆我師、ですね。

流れる仕組みをつくる

つくづく思うことは、
”モノや情報をため込んだり、滞らせてしまうという、
悪しき習慣とは今すぐ決別する!”ということ。

そのためには、「滞らないシステム」を
作ることが大事ですね。
日常の中に自分流のルールを取り入れていくことで、
以下のような滞らない状態を作ること。

・モノを捨ててからでないと買わない。
・インプットとアウトプットのバランスを図る
・スケジュールは7割ルールで詰め込みすぎない
・片付かない人は、「決断の先送り」をしているに過ぎない。
 捨てる、残す、という選択ができず、
「一旦置く」ことにより、滞らせているので、今、ここで決断する。

過去を憂いたり、ありもしない将来への不安、
悩みを生み出す時間をなくすためにも、
自分のお気に入りのモノ、ヒト、空間に囲まれて
「今ここを感じる」、ということを大事にしたいです。

最小の目標を立てる

お正月に目標を立て、
挫折したこと、
たくさんあります・・。

瞑想10分、TEDで英語スピーチを15分視聴、
ストレッチならば10分。というのは、
小さなことだと思っていましたが、
とんでもないことでした・・。
脳が抵抗するほどの大きなかたまり。
負担感があり、続かない。

よしやろう!というモチベーションに
頼るのではなく、
”とっても疲れている時でも、
気分が乗らない時でも抵抗なく、
流れるように取組める”には、
「最小の目標を立てる」こと。
これが大事だといいます。

瞑想やTED視聴であれば、1分、
体力づくりであればポンプ体操1分。
これだけを目標にするのです。

これならやれる!
Momentumというアプリを入れ、
この3つの目標を設定し、
やれたらチェック。

まずは2日、難なく続けられました。
そして、1分、1回で終わることなく、
ムリなく長くできることもありました。

まずは最初の一歩を低く低く!
これが続けられるコツですね。

パフォーマンスと練習

スポーツで、パフォーマンスを向上させるためには、
そのスポーツに必要なスキルを繰り返し練習します。

これはビジネスにおいても通ずることですが、
忙しい、忙しい!ということで、
意外とおろそかにしているのが
この「練習」の部分です。

パフォーマンス(実践)だけを繰り返しても、
脱自己流にはならないので、
なかなか上達しません。

私たちの仕事においてもそれは通じます。
内容をいかにブラッシュアップし、
事例をいかに増やしたとしても、
「先生の話し方がわかりにくかった」とか、
「表情がコワかった」ということであれば、
そこを筋トレの如く、練習し続けない限りは、
いつまで経っても向上しません。

パフォーマンスだけではだめだ!と
つくづく反省した昨日の勉強会でした。