選択は自由!

今週で10月が終わりとは驚き・・。
マッハで過ぎた1か月でした!
自分の心に栄養を!ということで、読み返したのが「サラとソロモン」。
引き寄せ系の本ですが、物語調でとっても読みやすい。

少女サラは、1人で遊ぶのが好きな、内向的な性格。
良い気持ちを感じたくて、幸せになりたくて、
穏やかに愛想よく過ごしたいと思っているのに、
いつも嫌な先生や、いじわるなクラスメート、
いたずら好きな弟に、翻弄されています。
そんな中、フクロウのソロモンと出会い、
放課後、二人の対話が始まる、というストーリー。

より良く生きるヒントになるような名言満載ですが、
こんなくだりがありました。

「愚痴や不満で自分を正当化することよりも、
自分が良い気分になれることや、感謝できる部分を探している事の方が、
ずっと大事で、人生を好転させてくれる考え方だ」。

嫌な事に目を向けたり、それに関しての批判をすればするほど、
負の要素を自分に引き寄せ続けてしまいますから。

「もう不満は言わない(ウィル・ボウエン著) 」に、
”21日間、1つも不満を言わないこと。
不満を言わなくなればなるほど、
自分の人生から、不満が消えていく”という
ソロモンの言葉にも通ずるものがありますね。

自分がどんな言葉を選び、どんな感情を選択するのかは自由!


いかがなさいますか?

仕事帰りにカフェに立ち寄る。
レジ前の席で一息ついていると・・。
いきなり男性が怒鳴り出した。
「”いかがなさいますか”ってなんのことですか?
まったく意味がわかりません!!」

スタッフ:「申し訳ございません」。
男性:「何をどう、いかがしたらいいんですか!?」

怒りのボルテージは上がる。
スタッフ・「申し訳ございませんでした。お支払いは現金、カード、いずれに
なさいますか?」

途端に男性は意を得たとばかりに、「現金で払います」とおっしゃり、
クレームは成りを潜めました。

「いかがなさいますか?」は便利なWordだと思っていたが、
時に神経を逆なですることもあるのかも。
相手によっては、選択肢を明確に提示した方が良いケースもあるなあ、
と思います。

ということで、思い出したのが、若かりし頃の話。
日本を代表する大企業経営者に講演いただいた。
事務局の私は講演終了後の控室で、「お飲みものはいかがなさいますか?」と
聞いたら、「あなたね。講演のあとなのだから余計なことを考えさせるような
聞き方はやめてほしい。何が良いのか自分なりに考えて、具体的に提案するよう
に」と、ビシっといわれたことを思い出しました・・。


センスメイキング

この1週間はインプットが多かったので、整理しつつ名古屋に
向かう道中です!

先日、入山章栄氏の講演の中で出た、「センスメイキング理論」。
日本語に訳すと「意味付け・納得」です。

いま何が起きていて、自分たちが何者で、どこに向かっているかの、
「意味づけ」を集約させること。
センスメイキングは、イノベーションを起こす上で欠かせない条件であり、
VUCA時代のリーダーシップには不可欠だといいます。

答えのない時代の中で、ものごとに「意味づけ」を行い、
周りの納得を得て行動すること。正確性より納得性。

コロナを機に、社会・経済・働き方の変化はさらに加速し、
正解のない世界の中で、組織の境界もぼやけていくだろう。
大事なことは「何をするのが正解か」ではなく、
「自分は何をしたいのか」。

センスメイキングと両利き経営(知の探索と知の進化)、
野中郁次郎氏のSECIモデル(暗黙知の形式知化)。
この3つがグルグル回る組織が強い!
これらはすべて人間でないとできないことだ、という
言葉が印象的でした!

3つの鏡

始発で最寄駅に到着。
エキナカカフェで、しばしのお茶タイムを堪能中。

さて、貞観政要がYouTube大学で取り上げられていたので、
kindleをパラリ読み。

「三鏡(さんきょう)『銅の鏡、歴史の鏡、人の鏡』」
リーダーは3つの鏡を持たなければいけない。

1.鏡に自分を映し、元気で明るく楽しい顔をしているかチェックする(銅の鏡)

2.過去の出来事しか将来を予想する教材がないので、歴史を学ぶ(歴史の鏡)

3.部下の厳しい直言や諫言を受け入れる(人の鏡)

今の自分の表情(状況)、歴史、第三者の厳しい意見に
耳を傾けることが大事だということです。

昨日の入山章栄氏の講演の中でも、「これからの管理職は、管理するのではな
く、ファシリテーター的役割を担うことが大事。
周りの話を、ふむふむ、なるほどー!、と聞く力なくしては、組織は硬直化し、
VUCA時代には対応できない」とおっしゃっていました。




思い込み

赤い縦じまのゴルフウエアを着ていたら,
「道頓堀の食い倒れ人形みたいですね!」と言われて、
それっきりその服を封印した・・という話を聴いて、大笑いしていました。

しかし!今日着ていた洋服を見て開口一番、
「鬼滅ルックですね!」と声をかけて!?いただき、
どひゃー、と初めて気づく。緑に黒の模様って、ほんと、
まさに鬼滅ですやん。

このデザインはなかなかにアバンギャルドだわー、と思っていたが、
鬼滅ファン風?と思うと、笑えてくる。
これまた自信過剰バイアス!
いやあ、自分に都合良い解釈が、いかに多いかだ。

思い込む人は「視野が狭い」「客観的に物事を見られない」、
「成功体験がある」「物事に固執しやすい」などなど。
背景に、こういう傾向があるのだなあ、と!

こだわり

今宵は満月。東京のホテルの窓からは月は確認できず・・。

さて、 田坂広志氏の
「プロフェッショナル進化論」。
久しぶりに読みふける。

『もし我々が、一人の
プロフェッショナルとして、
個人ブランド、という言葉に
突き当たるときがあるならば、
ブランドという言葉の原点に
戻るべきであろう。

その原点は「信頼」。
この「信頼」ということを考える時、
何よりも深く見つめるべきは、
自分という一人のプロフェッショナルの中にある
「こだわり」である。

「自分は仕事において、
何にこだわっているのか」。
これは、”自分は仕事の根底に、
いかなる思想を抱いているのか”
ということ。

一人のプロフェッショナルとして、
これまでの仕事の歩みの中で、
いかなる「思想」を育んできたか。
その思想を体現したとき、
それは初めて「生きた思想」となる。
こう考えたとき、思想とは、
他者から学び取るものではなく、
自己の内に見出すものである』と。

好奇心!

名古屋2日目の夜ですが、今宵は月が美しい!
さて、さきほど観たウェビナー「宗教とイノベーション」。
妙心寺副住職、松山大耕氏のお話の中で、運のよい人についての
くだりがありました。

運というのは平等な条件であり、完全にフラットだ。
しかし、ある人は何か現象が起きた時に「運がいい」と思うが、
ある人は「運が悪い」と思う。

そして、運がいい人には特徴がある。
1つ目は「なんでもすぐにやる人」。
2つめ目は「好奇心が強い人」。

この「好奇心」というのは、今年のATD感想共有会でも取り上げられた
Wordです。好奇心は、人間が人間らしく生きていくための鍵。

好奇心の反対語は「答えがわかっているので、決められた通りに行う」こと。
そうすることで物事を単純化して考えるという罠にハマっていく。
「本質はシンプルだ」とばかりに、完全にその罠にはまっている自分に
気づく・・。

リーダーは、メンバーが好奇心を持てるような安心安全な環境を作ること。
質の高い質問がさらに好奇心を刺激し、こうしたチームはエンゲージメントも
高まるのですね!


キャッチフレーズ

先ほど名古屋に入りました!
ここのところ、「すぐに答えを見出せない問いの数々」が
降りている感あり。

先日のYouTube大学@中田敦彦が絶賛していた「ついていきたいと
思われるリーダーになる51の考え方(岩田松雄氏」読了。
それはどんなリーダーか?
「弱い人を大切にし、欲(誘惑)に負けないリーダー」。
仏道に通ずるお話です。

「もう一つ、私が意識していたのが、キャッチフレーズを作ることでした。
目指す方向があるときや、何かのプロジェクトを進めたりするときに、
私はよくキャッチーなフレーズを作って、それを旗印にしていました。
ザ・ボディショップのときには、”アニータ100人計画”」。

「何十回も出てくる言葉こそ、最も本質的なこと、といえるかもしれません。
だから、過去に言ったかどうか、など気にせず口に出し、紙に、メールに、
ウェブに書いたほうがいいのです。不思議なもので、部下も、あるときは受け入
れられなかったことが、あるときにはふっと受け入れられたりします」。

何十回も出てくる本質的な言葉。
これを探す旅はまだまだ続く!



雑談の醍醐味

いよいよ行脚も終盤戦へ。
金沢から広島に向かう道中です。
いろんなところに行ける楽しさを実感する1週間でした!

さて、この1週間も、楽しいお話の機会を
多くいただけました。

雑談力が高い方とお話していると、
あっという間に時間が経ちます。
話題が次から次へと変わり、
思いもよらない話で盛り上がったり、
話がどんどんと展開したり。

雑談上手な人は、話のキーワードをうまく拾い上げ、
すぐに新しいネタを連想されるので、会話がつきません。
雑談力に必要なことは、「豊富な情報」「基礎的な素養(知識)」
そして、「連想力」だなあ、と。

どれも一朝一夕で身につけることは容易ではありませんが、
日頃からいろんなことに興味関心を持ち、
インプットを怠らないことが大切です。

いきなりは難しい、という場合は、
まず聞き上手になることからスタート、でもよいかと。
相手の面白い話を聞き出すことができれば、
そこからどんどん話が広がっていく。
これまた雑談の醍醐味ですね。