感謝は想像力

”お金の正体とは感謝”。
ありがとう、ということなのだ。
パン屋さんにお金を払う。
それは「こんなにおいしいパンをつくってくれてありがとう」。
靴屋さんにお金を払う。
それは「こんなカッコいい靴をつくってくれてありがとう」。
一人ひとりの感謝を記憶したメディアがお金なのだと。

感謝は想像力。
パンを食べた時に、どれだけ真心をこめて、
作って下さったかをイメージできるから、感謝できる。
そういうことが想像できればできるほど、感謝の気持ちが大きくなる。

想像力のない人は、もらった小遣いを「これっぽっち」と思う。
想像力のある人は、「お父さんがすごい苦労をして稼いできてくれた
お金だ」と思って感謝できる。
自分に与えられているもの、届けられているものがあった時に、
それに関わって下さった人たちの苦労や努力を思えるから
感謝できる。

1万人ファッションショー

今日は長年お世話になっているお客様が開催された、
大阪城ホールでの1万人ファッションショーに
お招きいただきました。

圧巻!感動!のショーでした。
90分、息つく暇もなく、その演出の素晴らしさと、
魅力的な衣装の数々に、見入っておりました。

これだけのショーを開催されるまでに、
どれほどの入念な準備と、商品開発に向けての
ご尽力があったことかと、胸が熱くなりました。

10年で100億円を突破し、今なお成長を続けている企業。
人間を中心とした、人を大切にしていく会社づくりを
体現されている「あり方」に、学ばせていただくことばかりです。

社長は創業以来13年間欠かさず、クリエーター会員の方々に、
「LOVEメッセージ」をお届けになっています。
この本は、その150本の中から選ばれた
ベストセレクション。

どのメッセージも心に迫るものばかり。
バイブルとして、日々精読させていただきます。

遠心力と求心力

今日いただいたメッセージは、
「遠心力」と「求心力」。

遠心力とは、円運動をしている物体が
受ける慣性力の一つ。
円の中心から遠ざかる向きに働く力。
組織にたとえて考えてみると、
外へ向かう、外へ飛び出す、外へ発信する力。

求心力とは、中心に引きつける力。
組織においては、「他人を引きつけ、
その人を中心にやっていこうとさせる力」と
言えるでしょうか。

組織には、遠心力と求心力が必要です。
外に向かおうとする力が強い組織ほど
活力があるといわれる反面、
外ばかりに力が向くと、中が緩くなります。
求心力ばかりが強いと、カリスマ、ガラパゴス化を
もたらしてしまいます。

組織のリーダーは、この遠心力と求心力を
上手く使い分けることが大事だなあと。

無限ループ

三重県津市に来ています。
ポチリとテレビをつけたら、
「無限ループ論」なる言葉が。
ゾゾタウンの前澤社長が提唱しています。

無限ループとは以下の通り。
、、
お金をガンガン使う→とんでもないモノとの出会いや新たな体験をする
→それが糧となり気づいたら成長→さらに稼げる、

以前、バスキアの絵を62億円で落札したら、
ある日レオナルド・ディカプリオからメールが!
彼もバスキアの絵が大好きなようで、ご対面の機会につながったと。

まあスケールは違いすぎますが、
「新たな体験が成長につながる」というのは、納得です!

イノベーション

今日の経済同友会例会は、
全自動衣類折りたたみ機の「ランドロイド」を開発する、
セブン・ドリーマーズ・ラボラトリーズの阪根氏の講演でした。

「世の中にないモノを生み出し人々の生活を豊かにする」、
というミッションを掲げ、果敢に挑戦を続け、
世界一イノベーティブな会社になることを追求し続けている会社です。
ハードウェアベンチャーが乗り越えねばならない壁は、
人材、時間、お金。この中でも資金調達がもっとも
難しいにも関わらず、困難や危機を乗り越えて、
累計100億近くの資金調達を実現し躍進中です。

阪根氏曰く、「イノベーションはテーマ選びが最も大切。
テーマ選びは必ず”ニーズ”ありきで、技術力や”シーズ”を軸に
テーマ設定してしまうと、会社の持っている技術によって
テーマの幅が絞られイノベーションは起こらない。

「世の中にないもの」「人々の生活を豊かにするもの」
「技術的ハードルが高いもの」という3つの条件を設定し
分野を問わずテーマ探しを行うものの、
論文、特許を徹底的に調査する中で、
99%はボツになってしまうそうです・・。
分野を絞っていては、その3つの基準を満たすテーマは
なかなか見つからないので、幅広い分野でテーマを探していく。

ランドロイドも2年!かけてテーマを決めたといいます、すごい・・。
現在はこれに加えて、快適な眠りを実現する”ナステント”、
そして完全オーダーメイドのカーボンゴルフシャフト、の
3つがコア事業です。

「イノベーションは、人々が求めているのに、世の中にないものを、
ゼロからテーマを見つけていくことによって起こるもの」。
エキサイティングなお話に、引き込まれた90分でした!

内省の時間

連休中には、黄檗宗総本山萬福寺に参拝したのち、
近くの宝蔵院へ。
こちらは、印刷技術発祥の地とも言える、
記念すべき場所です!
鉄眼禅師が1669年、一切経(いっさいきょう)を
印刷出版し普及させましたが、
これはまさに人生を賭けた一大事業でした。

当時経典を手にする人は限られていました。
それまでは、主に中国から経本を輸入して、
書き写すのが基本的なやり方でしたが、
これでは普及は叶いません。

そこで鉄眼禅師は、木版印刷での普及を試みます。
版木はなんと6万枚!!
表裏に400字詰め(20行×20行)。
これは現在の原稿用紙の起源とも言われます。

この偉業を17年かけて成し遂げたこともすごいですが、
多くのお布施を集める中、1度ならずも2度までも、
せっかく集まった大金を寄付してしまわれます。
1度目は大洪水、2度目は天災飢饉で苦しむ人のために。
そして3度目の全国行脚を経て、集まったお金を
ようやく印刷に使うことができたのでした。

経典を印刷する本来の目的は「民を救うこと」。
であるならば、目の前で洪水や飢饉に苦しむ民がいたら、
救うのは当たり前のことだ、だからと。
  
ここに来るまでは、鉄眼禅師という人の、
存在すら知りませんでしたが、
市井にこんな素晴らしい方が
いらしたのだと感じ入りました。
翻って自分は・・と、内省しきりの場となりました。

萬福寺で普茶料理をいただいた折、
玄関に飾ってあった、木彫りの登り龍と降り龍。
昇り龍は、上求菩提(悟りを求め修行に励むこと)の象徴であり、
降り龍は、下化衆生(命あるもの全てに悟りを説くこと)。
この木彫りからも、「ありかた」について、大きな気づきを
いただけたのでした。

未来を読む

これまた面白い本を教えていただきました!
「未来を読む」。

今、世界でもっとも注目を集めている人たちへの、
インタビューをまとめた本です。
この中には、現在愛読中の「ホモ・デウス」の著者、
ユヴァル・ノア・ハラリ氏も!

長期的視点から、歴史を大局的に見ているハラリ氏は、
壮大な人類史を検証するには、
一つの分野の視座からでは不可能だ、といいます。
ゆえに、ハラリ氏は横断的方法を取り、
歴史学のみならず、政治学、経済学、生物学、心理学、
哲学などすべての分野について、横断的な知見を持っています。
そういった視座をベースに、この本の中では、
以下のようなことを論じていました。

「われわれは、今、人類の歴史上のみならず、
生命の歴史全体で、最大の革命に差し掛かっている。
40億年の間、生命は自然淘汰によって進化してきた。
バクテリアであれ、恐竜であれ、人類であれ、
すべての生物は有機体であり、その生死は、
自然の法則に従っていた。

しかし、わたちたちは、自然淘汰さえ克服しつつある。
インテリジェントデザインによって、
生命の摂理が置き換えられており、
ひょっとしたら、40億年の有機体生命の時代が、
間もなく終わるのかもしれない。
この世の栄華を謳歌したものは必ず滅びる」。

「21世紀の我々人類は、絶えず学習し自己革新せねばならない。
それは、”環境に自身を適応させるため”。
しかし、人は本来、本質的には変化を好まないため。
学ぶべきは、狩猟民族だだ。
彼らは、自分たちの力では、環境を変えることができない
世界で生きていた。だから、現代人よりもはるかに、
柔軟性や適応力がある。

また、もう一つの学ぶべきは、自分の体や五感に対して、
鋭敏であるということ。
生き延びるためには、目で見て、耳で聞き、鼻で嗅ぎ、
すべてについて研ぎ澄まされた感覚が必要だ」。

最良日と極上空間

今日9月13日は、天赦日、一粒万倍日、
大安が重なる最強の日です。
金沢駅で降りたら宝くじ売場があり、
「天赦日」の垂れ幕が!
これは買うしかない!と数十年ぶりに宝くじを購入(笑)。

今日は”自分と向き合う日”、と決めていました。
金沢市内にある、鈴木大拙館。
単に「もの」を鑑賞する場ではなく、
来館者が自由且つ、自然な心で鈴木大拙と出逢うことにより、
そこから得た感動や心の変化を、自らの思案に繋げていく。
そのような場所として設計されています。

展示空間では、まず大拙を「知り」、
学習空間で、大拙の心や思想を「学び」、
思索空間で自ら「考える」。

近所だったら、週末ごとに通いたい、
と思えるほどに魅力的な場所でした。
心の移り変わりを感じます。
明鏡止水のごとく、静かな水面。
しかし、時々”水紋”が発生します、
まさに人の心の如く、です。

思索空間には、明鏡止水のごとく静かな水面。
しかし、時々”水紋”が発生します、
まさに人の心の如く、です。

この平和な時代の日本に生まれたというだけでも、
たいそう恵まれた人生を与えられている私達。

「仕事とは、どれだけの人の幸せに貢献できているのかであり、
仕事とは、どれだけの人のお役に立っているのかだ」。

そんなことに想いをめぐらすことができた、
極上時間でした。

読みごたえあり!

世界で800万部以上売れたという、
『サピエンス全史』の続編ともいえる「ホモ・デウス」。

飢饉、疫病、戦争という人類の敵を駆逐した人類が、
次に向かうのは”老化と死の克服”。
それはずばり、「神性の獲得」だといいいます。

大胆な論調ではじまるこの本、
圧倒的な知識量と最新の研究をベースに
人類の未来が述べられていて、とても面白い!!
ハラリ氏は天才だなあ、と思います。

「今日、人間が地球を支配しているが、
それは個々の人間が個々のチンパンジーや
オオカミよりもはるかに利口だったり
器用だったりするからではなく、
ホモ・サピエンスが、大勢で柔軟に、
協力できる地球上で唯一の種だから。
歴史を紐解いてみても、勝利はほぼ例外なく、
協力が上手だった側が手にしている」。

「21世紀には、個人データこそが
人間が提供できる最も貴重な資源となるかもしれない
アップグレードされた人間が、少数の特権エリート階級となるが、
ほとんどの人はアップグレードされない。
結果、コンピュータアルゴリズムと、新しい超人たちの
両方に支配される劣等カーストとなる」。

「自動車が馬車に取って代わったとき、
私たちは馬をアップグレードせず引退させた。
ホモ・サピエンスについても同じことをする時が
来ているのかもしれない」。

まだななめ読み中ですが、「ホモ・デウス」になれるのは
少数の特権エリートであり、AIの進化により大半の人たちは
無用者階級になるという予測。
少し背筋が寒くなりました、しかし、圧倒的な面白さです!

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