可能性の枠

「毎日忙しくて時間がないから」とか、
「こんなことは苦手だから」と、
長らく回避していたことがありました。
しかし、避けられるどころか、
何度も向き合わざるを得ない出来事がやって来る。
ということは、それは自分の役割なのだなあと、
ようやく腑に落ちたのでした。

そのことを受け入れ、置かれた場所で、
一生懸命考え、取り組むことで、
「新たな自分との出逢い」があり、
自己肯定感が高まったり、
今まで気づかなかった自分の可能性を、
見出せるように思います。

今日はたくさんの対話の時間をいただきました。
対話することで自分の知らない自分に、
出逢える可能性もあります。
自分の頭の中にあることを、
人に話してみることで、
こんな風に思ってたんだ、と
自己理解が深まる。
また、話を聴くことで、
化学反応が起きることもあります。

「私はこういう人だから」と決めつけることなく、
しなやかに、自分の可能性の枠を
広げていきたいものです。

コラム「探し物の浪費への考察(1)」(2018年1月30日)

探し物の浪費への考察(1)

統計によると、人は1日10分、成人人生の3680時間、実に153日間を探し物に費やしているといいます。一生で半年近くも探し物をしていることに驚きます。またイギリスの民間の保険会社が成人男女3000人を対象に行った調査によると、探し物をする回数は平均で1日9回、年間3285個にのぼっています。20歳からの60年間で、のべ20万個近いアイテムを見失う計算になります。ここでは探し物の時間について調査されていませんが、1日9回であれば、少なくとも1回当たり3分で試算しても1日27分になり、成人人生の9936時間、414日と1年間を軽く超えてしまいます。
これらの実態から「探し物をなくす」ことはビジネスにおいても、プライベートにおいても重要課題です。基本的に整理整頓ができていないと探し物が頻発することは誰もが理解しています。仮に整理整頓されているとして、探し物が発生する要因は何でしょうか。ゼロベースから考えると、定位置管理でのモノ探しは、元に戻さないことが一番に挙げられます。職場が乱れる要因の一つである、仮置きがその筆頭格です。またモノや書類を紛失しやすい状況はモノ環境の煩雑さにもあります。誰もが簡単に元に戻せる置き場や環境づくりが必要なのです。モノの指定席や書類の保管場所が決まっていても、元に戻しにくいのであれば「ルールの徹底」という一元論では解決は不可能です。つまり探し物をなくすには、①誰もがわかる定位置管理、②元に戻す習慣化、③モノの総量管理の3つがリンクされていることです。①は整理整頓の技術、創意工夫が必要であり、②は誰でも元に戻せる「見える化」→「元に戻す」を習慣化すること、③についてはモノや書類が増えない定量の仕組みづくりが求められます。
探し物の問題は仕事だけに特化することでなく、プライベートの要素まで踏み込んで当事者意識をより持たせることで各自が真剣に対処しようとします。探し物の時間は私生活まで及んでいます。
仮置きがなくなり、元に戻すことが守られると探し物はなくなります。ミーティングにおいても家庭での探し物をなくす解決方法をビジネスでも十分に応用することです。探し物は環境、収納場所、生活(作業)動線など、二者にすべてが共通するからです(下記参照:「探し物が多い人の特徴はビジネスもプライベートも共通」)。また探し物をなくすことは、ムダがなくなり正味作業時間の向上から、一人ひとりの業務処理能力を約7%向上させるのです:1日8時間/1日7.5時間(▲約30分の探す時間)。

(参照)探し物が多い人の特徴はビジネスもプライベートも共通

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