周りを巻き込む

東京の朝は快晴、
今日は少し暖かい1日になりそうですね。

さて、今日は半年間の改善活動発表会。
事前に送られてきた資料を拝見しながら、
皆さんの活動に想いを馳せています。

周りを巻き込みながら、楽しく、
効率的に仕事に取り組める方法を実現。
成果も着々と上がっている様子です。

改善リーダーには、メンバーと一緒にゴールの絵を描き、
そこに至るシナリオを紡ぎだす力が必要です。
ゴールに到達するのに何より大事なことは、
実現のために必要な能力、資源、情報を持っている人々を
巻き込んでいく「巻き込み力」が大切になってきます。

”役職や権限がない・・・”
だったらあきらめるのではなく、
役職や権限のある人を巻き込んでいく。

”周りが聞く耳をもたない・・・”
であれば、相手がなぜ聞く耳をもたないのか、
相手を理解することから始めてみることです。
無理やり相手に押し付けても、
主体的にやってみよう、という気持ちは生まれません。
時間はかかっても、相手と対話することを大事にする。

”経験やスキルがない・・・”。
ならば、今置かれている状況こそ、
経験を積んだりスキルを磨くチャンスです。

リーダーシップとは、自分が自ら動く、ことから始まります。
人を巻き込むためには、まずは自分が
逃げることなくあきらめることなく、
自らも動き続けることで、
周りの人々を巻き込み動かす力に他なりません。

自分の中に小さなリーダーシップの芽はあります。
一歩づつ歩むこと、小さなことを積み重ねること、
自分が動くことでほかの人々を動かすリーダーシップは、
今、どんな立場からでも踏み出していける。
そんなことを実感する朝です!

振り返りと集中

予防学者、石川善樹氏と、
宗教学者、釈徹宗氏との対談記事を読了。

最初に論じているのは、
現代人の集中時間はどんどん短くなっていて、
連続して集中できる時間は、ほぼ8秒!
金魚の集中は9秒続くのに、
それ以下だといいます・・。

ついついスマホに手がのびて、
ネットにアクセスし、はまり込んだり、
絶えずSNSをチェックしたり。
そこからまた刺激が入るので、ますます
集中できない。

また、昔の農作業は日が沈むと
やめざるを得なかったが、
頭脳労働は家でもできるので、
脳内では、いつまでも仕事が終わらない。
だらだらやると、脳のリカバリーも効かず、
どんどん疲弊してしまう。
そこで大事なのが、「振り返る」時間。
脳は1日を振り返り、明日はこうしよう、
というところまで整理できて、
初めて今日の仕事が終わったと認識します。
明日、やるべきことを整理しておけば、
翌日も集中できるのだと。

また、ハーバードビジネススクールの先生は、
「1日の仕事を終えたら、必ずその場で振り返り、
最も印象的だったことを1行でも書くこと」を
推奨しているといいます。
これが5日たまると何らかの気づきがある。
何の感情も生まれない、が続いたら、
惰性になっているかもしれないので、
何かを変えた方がよい。

人間は感情の生き物なのに、
そこを無視し、「やるべきこと」ばかりを
やっていると、心がどんどんつらくなり、
依存や逃避が起きることも。
さらには、気を紛らわしているだけでは、
心身に破綻をきたすこともあるかもしれません。

1日の振り返り習慣。
大事ですね!

”おかげさま”と”ありがたい”

おかげさまで、今年もあと1か月。
無事に12月を迎えることができました。
ありがたいことです。

「おかげさま」。
陰で支えてくれている
人、モノ、に気づくこと。

「ありがたい」。
有り難きこと。
そうそう簡単にはないこと。
「有る」ことに感謝。

うまくいっているとき、
それは、自分の頑張りの賜物。
自分がもたらした結果。
ついつい驕ってしまいがちですが、
そんなときこそこの言葉を
思い出したいです。

当たり前のように使っている
言葉の意味は、実はとても深いのですね。

廃棄と集中

昨夜、東京にやってきました。
新しいPCがサクサク、スピーディで快適すぎて、
いつまでもPCに向かっていたくなります(笑)。

さて、朝から読んでいた本の中の、
ドラッカーの一説に目が留まりました。

『トップ本来の仕事は、
昨日に由来する危機を解決することではなく、
今日と違う明日を作り出すことであり、
それゆえに、常に後回しにしようと思えばできる仕事である』。

ぐさりと本質に切り込む言葉です。

今、目の前にある問題は、
過去の意思決定と行動の結果。
この過去を優先すると、
問題の抜本的な解決は遠のき、
問題を前提にいくら計画を立てても未来は変わらない。
そこで行うべきことは、未来を計画する前に、
生産的でなくなった過去の活動を廃棄すること。

廃棄の本質は「資源の開放」。

過去の活動に縛りつけられている資源を、
今の自分の手に取り戻すことであり、
その資源を明日の機会に集中するとき、
成果があがる。
「選択と集中」ではなく、
「廃棄と集中」である。

しびれる言葉です!

パッチワーク型キャリア

今日は、女性活躍支援研修でした。
午前中は管理職の方向けの講演、
そして午後からは女性の方への研修でしたが、
この組み合わせが大事だと思います。
どちらか一方だけに、変容を求めるのではなく、
「お互いが変わっていく」ことです。

女性支援とは、”働きやすさ”改革だけではく、
”働きがい”を実感できるような場を作ること。
上司、女性ともに、アンコンシャスバイアス(無意識の偏見)を
払拭することです。
しかし、無意識なだけにそれに気づくことが
むつかしいのですが。

さて、女性がキャリアを考える上で、
必ず出てくるのが、「ロールモデルになる女性がいない」ということ。
しかし、完璧なロールモデルなど必要ありません。
そんな人がいたとしても、完全コピーでは、
自分らしさも発揮できません。
むしろ、パッチワーク型で考えることが大事だな、と思います。

パッチワーク型とは、いろいろな人の、
いい部分を「取り入れる」すること。
例えば、仕事のやり方はこの人がモデル、
仕事と子育ての両立はこの人のコツを、など、
「真似したい部分」だけを組み合わせていけば、
自分ならではの、ありたい姿が見えてきますね!

”今ここ”を堪能する

ありもしない未来を憂い、
過ぎてしまった過去を憂い、
今この瞬間に集中できず、
存分に堪能できないとは、
もったいないこと。
「今ここ」を味わうことを
大事にしたいものです。

オードリー・ヘップバーンの言葉。
『その日のために生きようとしてはいけません。
それではあまりに即物的だから。
それよりも、1日1日を
宝物のように慈しむべきよ。
生きていることそれ自体が、
どれほどありがたいことかを意識せずに
皮膚だけで生きているような、
つまりごく表層的な生きかたをしている人が、
とても多いように思うの。

どんな日であれ、その日をとことん楽しむこと。
ありのままの一日。ありのままの人々。
過去は、現在に感謝すべきだということを
わたしに教えてくれたような気がするわ。
未来を心配してばかりいたら、
現在を思うさま楽しむゆとりが奪われてしまうわ』。

まさに、今この時を精いっぱい楽しみ生き尽くす、ですね!

”学び支援”の連鎖

今朝、ミャンマーから戻ってきました。
日本語を学ぶ若者たちとの交流会では、
まっすぐな眼で自分たちの目標を
語ってくれました。

日本とアメリカに留学し、
コーチングやリーダーシップを学び、
ミャンマーのビジネスパーソン教育に
尽力したい、という男性もいれば、
日本の良書を紹介すべく、
翻訳家になりたいという女性。
日本企業で働き、ビジネスのことを学び、
ミャンマーで起業したい、という女性。
実現したい未来が、イメージできていることに
頼もしさを感じました。

日本語を学ぶことで、自分の将来への
可能性が広がり、目標も実現できる。
そして、皆さん口を揃えておっしゃることは、
「日本に留学したい!」ということ。

とはいえ、日本へ留学するには、
授業料に生活費にと、ずいぶんお金がかかります。
ミャンマーの日本語学校で2年学んだのちに、
日本に来日し日本語学校でさらに2年学ぶ。
そして大学受験し、4年間の大学生活。
計6年間となると、ざっと500万ほどの費用が必要です。

特に来日し、最初の2年間は、日本語だけではなく、
大学受験の勉強も重要です。
しかし、生活費を稼ぐためにアルバイト中心になると、
日本語は上達しない、受験のための学力は向上しない、
結局大学に入れない。あるいは入ったとしても、
希望の大学には行けない。
という負の連鎖になってしまいます。

そこで、大きな味方になるのが、奨学金です。
現在も、文科省からの奨学金もあれば、
ロータリー関連の「米山奨学金」などもありますが、
日本語を学びたい学生は去年と比べても倍増。
17,000人もいるということですから、ずいぶんと狭き門です。

「MYUI~あなたのあしたへ~」。
という名で、今回立ち上げた奨学金は、
ミャンマーで日本語を学ぶ人のためにと、
スタートしました。
しかし、現地で話を聞くと、
実はその先の方が、
ずいぶんハードルが高いのだなあ、と
わかったのでした。

これからも、少しずつではありますが、
”学び支援”の連鎖を広げて行きたいと思います。
「教育こそが国を変える」。
そして、支援の連鎖が広がることを願っています!

コアバリュー

おはようございます。
まもなく伊丹空港から成田を経由し、
ミャンマーに飛びます。

早朝の空港の雰囲気が大好きです。
今朝も5時半のオープンと同時にやってきて、
昇る朝日を拝みながら、本を読んだり仕事をしたり。
これぞ至福の時間!

ミャンマー行きのきっかけとなったのは、
昨年のミャンマー視察と、今年の年始早々に
受講したコアバリュー講座です。

2日間の講座では、自分と向き合う時間が続きます。
子供の頃から今に至るまで。そして未来のありたい姿。

こんなに自分自身のことを考えたのは初めてでしたが、
とても楽しい、そして驚きの発見が数々ありました。
今の自分を動かしている原動力は何か。
自分らしさの源は何か。それがコアバリュー。

わたしのコアーバリューは、
「挑戦」であり、
「ゼロから生み出していく」ということ。

人生を通じて実現したいのは、
「地球ワンワールド」。
なに?それ・・。地球は1つって、
海外で何かをしたいわけ?
その時はよくわかりませんでしたが、
いまはいろんなことが、つながった気がしています。

人生で大事にしたい

土台は4つ。
「貢献」「バランス」、「自然と一体化」
「旬=タイミング」を大事にしていくこと。

マイナスバリューは「無力感」や「自己嫌悪」。
ここから逃げ出そうとする自分がいることも
納得しきりです。

流されるのではなく、”真に自分が望んでいる
人生を生きていく力”に気づけるこのプログラム。
自分の魂が喜ぶことに出逢えた気がします。

「教育こそが国を変える」。
では、ミャンマーに行って来ます!

女性リーダー育成プロジェクト

今朝の東京は4度!真冬のような寒さです。

昨日で、半年間にわたっての
「女性リーダー育成プロジェクト」が節目を迎え、
懇親会ののち、最終近くののぞみで東京にやってきました。

今年の5月、参加者の座談会・上司ヒヤリング&研修から
スタートしたこのプロジェクト。
会社、参加者、上司、の三方のニーズと、
目指すゴールを鑑みて、支援プロセスを設計しました。
研修と研修の間をつなぐのは「Habi&Do定着支援システム」。
上司の方にも、がっつり支援をいただきながらの半年間でした。

最終回研修は、上司の方にも全国から集まっていただき、
参加者のプレゼン、そして午後からはこのプロジェクトの
OG女性、上司も集まっていただいての全体セッション。
皆さん発信力を発揮し、自分の想いや考えを堂々と
お話になっている姿に感じ入ったのでした。

半年間のダイアログを通じて、自己理解、他者理解が深まり、
自分がどうしていきたいのか、も見えてきたようです。
リーダーのスタイルは人それぞれ。
支援型もあれば、パッチワークモデル型もある。
さらには、後姿で見本を示す!というスタイルもありです。

懇親会では談論風発、昭和な雰囲気満載で、
熱く語り合う上司・女性・ダイバーの方々。
対話の中にこそ未来がある。
そんなことを実感した半年間でした!