現場納め

今年最後の現場は、
博多にての、リーダーセミナーでした。
今年も無事に、この日を迎えられたことに感謝です。

女性リーダー育成、働き方改革関連の
ご依頼をいただくことが多い1年でした。

また、長いスパンで、且つ多階層に渡って、
人財育成支援を行うお客様も増えました。

中国の春秋戦国時代の古典『管子』の言葉にある、
『もしお前の計画が1年のものなら種をまけ
それが10年のものなら木を植えよ
それが100年ものなら人びとを教育せよ
1回種をまけばお前は1回収穫できよう
人々に教育をほどこせ。
お前は100回収穫できよう』

この言葉のように、
人の育成こそが、企業・国の存亡につながります。
そんな未来への想いを馳せながら、
今年も意義ある日々を送らせて
いただけたことに、感謝です!

イノベーション

本日の日経新聞1面には、
上場企業・有力非上場企業602社を
「働きやすさ」の視点で格付けした
「スマートワーク経営調査」をまとめた結果が、
掲載されました。
スマートワーク経営とは、
以下3要素で評価されます。

1.多様で柔軟な働き方の実現
2.新規事業などを生み出す体制、
3.市場を開拓する力

格付け上位40社の4割が今期、
過去最高益を見込んでいますが、
いずれの企業も、多様な人材を活躍推進し、
イノベーションを生み出しています。
記事には、『社員の能力を最大限に引き出す経営が、
高い成長につながっている』と。

うん、やっぱりここでも
”イノベーション”だなあ、と。

ここでちょっと宣伝を!

弊社では今年、米国GTストラテジーズ社と
パートナー契約を結び、
ブレッシングホワイト
リーダーシッププログラムや、
イノベーションプログラムを展開しています。

特にこの「イノベーション」をテーマとしたプログラム、
”アウトシンカー”は、引き合いも多くいただいており、
今後、日本語版パンフも作ってまいります!

社会が求める”社会的自立”その2

東京は今朝も極寒ですが、セミナー会場までは、
ホテルから徒歩30秒。ありがたいことです!

さて、昨日の続きです。
今の時代の社会が求める、
”社会的自立”とは、

「多様な人々と協働し、
周囲に良き影響を与えながら、
イノベーションを起こし、成果を出すこと」
だと考えます。

「自立」というよりは、「自律」的意味合いが
強いですね。

社会や組織、地域の課題を特定する、
視野・視点・視座を備え、
多様な利害関係を持つ人を巻き込んで、
解決のために協働し、自身の可能性を信じて、
粘り強く行動し続けることができることが、
「社会的自立」。

そのために必要な5つの力とは。

 1. 課題をつくり、シナリオを考え、必要に応じて
    柔軟に書き換えることができる(思考・試行力)

 2. 自分で考え判断し、できることを最大限行う(判断力)

 3. 多様な人と協働し、成果を出す(巻き込み力)

 4. 多様な価値観を受け入れ認める(受容力)

 5. 自身の強みと可能性を信じて一歩踏み出す(自律力)

たくさんの方にヒヤリングしたり、
意見を伺いましたが、快くお伝えいただき、
本当にありがとうございます!

社会が求める”社会的自立”とは?

京都の朝も寒いです。

今日は、学校関係の方々への
「社会が求める”社会的自立”」をテーマに
講演させていただきます。

人財ニーズは、社会の動きに同調して変化します。
かつては、経済的に自立し、決められたことを
きちんとできることが「自立」でした。

しかし、今は、何が起こるか予測不能なVUCA時代です。
急速にグローバル化が進み、市場は急激な変化を遂げています。
終身雇用制度は崩壊に向かっており、
安泰といわれていた大企業の倒産も
目立つようになりました。

また、IT技術の進歩に伴う
イノベーションの加速によって、
あらゆる市場で既存ビジネスモデルの崩壊・再構築が始まり、
ビジネス界の新陳代謝はどんどん激しくなる一方です。

このVUCA時代に充実した人生を送るためには、
企業も個人も創造的な工夫が必要です。
「今までと同じ仕事のやり方で働く」、
「従来のビジネスモデルをそのまま継続する」だけでは、
難しい時代を迎えました。

ITによる技術革新が進み、
現在の小学生が社会に出る頃には、
現存の職業の49%が
無くなると言われているほどです。
(英国・オックスフォード大学の研究)

そのようなVUCA時代に社会が求めているのは、
より良い社会、組織を創るために、多様な人と協働し、
周囲に良い影響を与えてイノベーションを起こすことができる人財です。

決められたことだけをきちんとこなしていれば良い仕事は、
AIやロボットに代替されていくでしょう。
パターン化、マニュアル化が可能な仕事は、
低賃金化が進むと言われています。

そんな時代に必要な、「社会的自立に必要な5つの力」。
伝えてまいります!

リーダーの行動

今日は東京で「リーダー5つの力セミナー」です。
東京・名古屋。大阪で開催いただいている
このセミナーには、毎回たくさんのリーダーが
ご参加くださいます。
今日は今年最後のリーダーセミナーです!

と、出がけにテレビをつけると、
自治体市長、町長、市会議員の
度を過ぎたセクハラ・誹謗中傷、
といった信じられない言動が、
取り上げられています。

釈明会見もまったくもって意味不明。
見ているだけで気分が悪くなり、
早々に、テレビを消しました。
リーダー大丈夫か?と
思う今日この頃。

あのような言動に出てしまうのは、
ストレス過多?過信?傲慢?
セルフコントロールができていない?

とにもかくにも自分を整えることは、
とても大事ですね。
今年もあと3週間を切りました。
ずいぶんとあわただしくなってきましたが、
自分を整えつつ、今年も無事に終えたいと
思います。

セルフリーダーシップ

始発で出発し、カフェで一息ノマド中。
今日の寒さは、この冬一番でしょうね。
早々と、防寒効果大の最強コートを
着てきました!

さて、今日はセルフリーダーシップ研修です。
リーダーシップの第一歩は”自分自身に対して”。

相手をどうコントロールするか、を考えても
人を無理に変えることは、難しいものです。
価値観の違う人とは、コミュニケーションを取らない、
と言っても、周りとの連携なくして、
仕事をスムーズに進めることはできません。

人間ですから腹が立つこともあれば、
落ち込むこともあります。
相手や環境を憂いたり、愚痴を言ったり
することもありますが、
そこに長らく留まっていても、
自分も疲弊し、周りにも悪しき空気を
まき散らす。
いいことなど、一つもありません。

自分の行動や感情は、自分で選択できます。
出来事が自分を支配しているのではなく、
”自分”が選択しているのです。
他人や出来事を変えることはできなくても、
自分を変えることは可能ですし、
それによって、自分をとりまく環境が
変わることだってあるのです。

セルフリーダーシップ力は、
自身の人生を豊かにするライフスキルですね!

研修講師講座

今日は、”研修講師 養成講座”の基礎編です。
かつては、年に5回は開催していましたが
しばらくご無沙汰していました。

この度、3年ぶりに自社で開催しますが、
人財育成業界の未来を担う、
講師の方々の育成支援は、
大事なミッションだと思いますので、
今後は定期的に開催予定です。

今回参加くださるのは、
社内講師の方、プロ講師・コンサルタントの方と、
参加者も多様ですが、いずれも
企業の生命線である「人財育成」に関わる
重要な役割を担っている方ばかり。

講師には、豊かな人間性と、
人々に勇気とパワーを与える”ありかた”が大切です。
何を言うかよりも、「誰が言うか」。

また、自身の根底に「相手の成長を心から願う想い」が
あってこそ、相手の意識、行動を変えるトリガーに
なるのだと思います。

一人ひとりに関心を向け、目を向け、
教えてやるといった、上から目線ではなく、
小手先の知識を得ただけで研修をやりこなすのもなく、
謙虚に誠実に向き合うこと。
参加者の方から学べることも計り知れないのです。

この講座を通して、こういった心構えや、
伝えるスキル・場回しのポイントなどを
実践を交えながら進めていきます!

今日もどんなご縁をいただけるのか、
楽しみです。

ミスって何?

最終の飛行機で松山にやってきました!
ホテルの部屋から見える松山城の
ライトアップが美しい。
窓を開けると、市電のガタンゴトンという音が
聞こえてきて、気持ちがなごみます。

さて、今日はミスゼロの研修会でした。
ひとたびミスをしてしまうと、、
やり直すという二度手間が発生するだけでなく、
お客様や周りの同僚、関係部署に迷惑をかけ、
場合によっては信頼低下にもつながってしまいます。

仕事には必ず「目的」と「目標」があります。
しかし、環境や情報伝達の不備、勘違い、思い込みなどにより、
本来の目的・目標と、でき上がった仕事との間に
ギャップが起きてしまう。これが「ミス」です。

人はなぜミスをするのか。
ミスには必ず、それを引き起こす原因があります。
そこには、『人』に由来するもの、
『道具』に由来するもの、
『環境』に由来するものがあります。

『人』そのものの思考・行動のパターンによる
ミスが多いのであれば、集中して仕事に
取り組めるように思考を整理し、
仕事の進め方を見直すことが必要です。

『道具』の不備がミスの原因になっていることが
多いのであれば、仕事に使用する道具に
不備がないかを確認し、メンテナンスをする。

『環境』が原因だと考えられるのであれば、
オフィス環境やデスクまわりの環境整備、
メンバー間のコミュニケーション環境の
見直しが必要です。

「ミスは個人的な資質や性格によるものだから防げない」
という思い込みにとらわれず、適切に改善することで、
ミスの発生は限りなくゼロに近付けられますね!

引き算力

将棋界で長年第一線に立つ、
羽生善治棋聖が、史上初の
「永世7冠」を達成しました!
47歳という決して若くはない年齢、
体力の衰えも実感しつつ、不退転の決意で
臨んだ勝負だったと。

20代は「読む力」、30代は「直観力」、
そして40代は?という記者の問いかけに、
「無駄なことを省いて、引き算で考えることが大事」
という”引き算力”という言葉を
挙げていらしたことが、印象的でした。

「引き算=減らすこと」だと思いがちですが、
減らす、という意味だけではなく、
「新たな価値を生み出す引き算」もあるのですね。

禅、茶道、俳句に和食。
どれもシンプルにすることで、
その価値を高め、私たちの心に
訴えかけてくれます。

引き算こそが、実は私たち日本人の
伝統の中に息づいているものであり、
強みなのかもしれません。