自分に何かできるのか?

今週は、自分の”ありかた”を問うブログばかりですが、
それを考える節目に来ているのだなあ、と思います。

先日聞いたお話の中で、
こうありたいなあと思うことあり、だったので、
書き留めておきます。、

”人との出逢いが人生を変える”とはまさにですが、
とかく人は、「出逢ったこの人に、何をしてもらえるか」と
考えてしまいがち。
「こんなことに力を貸してもらおう」、とか、
「こんなものをいただこう」、とか。
はい、私もまさにそうです・・。

「出逢った目の前の人に、私は何ができるのだろうか?」
と考え続けることが大事。
「その人が喜ぶこと、してほしいことはなんだろう」と、
考えること。「応援する」、というエネルギーが、
循環し合うことで、相互支援の循環が生まれる。
しかし、見返りを期待せずに、ただただ応援し続けること。
いやあ、これまた自分のあり方を内省するお話です・・。

お金に対しても同じ。
お金がないからプラスにしよう。もっと増やそう。
いろんなことを考える。
しかし、お金とはエネルギー。
自分のエネルギーを、一瞬にして世界に回せるのだから、
幸せな循環を作っていきたいです。

明日は、伊勢の神宮に、今年半年、
無事に終えられたことへの感謝を伝えに行く日です。
感謝のエネルギーを奉納金に乗せて・・。

上善如水

今週はずっと名古屋でお仕事です。
同じホテルに連泊していると、
自分のペースが掴めて嬉しい限り。

先日は、セルフリーダーシップの研修でしたが、
自分の”ありかた”が、仕事はもとより、
人生の豊かさにも影響します。

老子が説いた、最上の善なるあり方は、「水のように」。
水は、大地に恵みを与え、作物を育て人々の喉を潤しと、
さまざまな利益を私たちに与えてくれる。

川を流れる水は、しなやかに方向を変えながら
岩を避けるようにして流れていく。
そして最後には、低い場所に落ち着くが、
こうした水のありようを人間にたとえてみると、
低きに流れる謙虚な姿と、通ずるものがあります。
また、水は己の形にとらわれることなく、器を選ばない。
時に静かに、時に激しく、清濁併せ飲むのが「水」。

しかし、現実には、「これはこういうものだ」とか、
「こうあるべき」だと物事を決めつけ、
少しでも上へ、高いところへ立ちたがる。
一方においては、周りに流され翻弄される。
そんな自分を顧みるのでした・・。

何ものにもとらわれず、縛られず。
水のようにしなやかに柔軟に生きていけたら、
いいなあ、と思います。

「水に字を書く・砂に字を書く・岩に字を刻む」

「水に字を書く人、砂に字を書く人、
そして岩に字を刻む人」。
3種類の人がいる。

水に字を書く人は、イライラすること、
腹立たしいことが起きたとしても、
”水に字を書く”が如くに、
書いた瞬間に流していく。
尾を引かない、ということですね。

砂に字を書くと、しばらく残ってはいるけど、
時間とともに流れていきます。

岩に字を刻む人は、怒りが長く尾を引き、
いつまでもずっとそのことにこだわり続ける人。

水に字を書く人、いいなあと思います。
すべての出来事は、縁によってそこに現れるけれども
水に字を書いても、流れて形にならないように、
悪口や不快になる言葉をきいても、心に長く留めることなく、
いつも温和な気持ちでいられたとしたら、
自分にとっても周りにとっても素敵なことですね。

「信」と「ネガティブケーパビリティ」

昨日は一心塾での学びの日。
やり方ではなく、”ありかた”を学ぶ時間は、
とても貴重です。

毎回、各宗派の総本山に行き、
開祖の生きざまに触れ、想いを馳せる。
鑑真和上、玄奘三蔵、空也、そして
今回は、臨済宗開祖の栄西禅師ゆかりの
建仁寺に行きました。

「信」の心で、道を拓いた人々。
不確実で不透明で、何があるかも、
どうなるかもわからない。
しかし、自分を見失わず、ただまっすぐな心で、
己を信じて、そこに立ち、この道を信じて進む。
その”ありかた”は、心に迫るものがあります。

「ネガティブケイパビリティ」。
”せっかちに答えや理由を求めず、
不確実さや曖昧さ、カオスの中にいられる能力”。
これはなかなかに難しい。

答えの出ない対処しようのない
事態に耐える力であったり、
先行き不透明な事態や状況を
受け入れる力・・。

すぐに答えを求めたがる私にとっては、
修行が必要な力ですが、「信」の心があれば、
その答えのない道を進んでいけるのだなあ、と思います。

自分の伝えることが、人の成長につながるのかなんて、
わからない。しかし、それを信じて、明日からも
立ち続けていきたいと思います。

未来を考える時間

今朝も始発で出発し、普通電車でメールに返信。
セミナー会場近くのカフェでは、
未来を考えることに時間を費やす。

今朝は、理想的な1日のスタートを
切ることができました!
以下のような1日3分割が理想だな、
と思います。

・メール返信などの業務管理に費やす時間
・未来を考える時間
・セミナーや研修などの価値を提供する時間

今後は、「業務管理に費やす時間」をもっと手放し、
「未来を考える時間」を増やしていきたいです。
今までにない経験をし、感性を磨くことで、
未来へのインスピレーションを得ることも、
未来につながる貴重な時間。
こんな時間投資もどんどんと増やすことが理想です!

ということで、そろそろ時間がやってきました。
では、セミナー会場に行ってきます!

備えること

今朝の京都は梅雨本番、どしゃぶりの朝です。
会場近くの最寄カフェまで歩くまでの間に、
傘を差しても、足はびしょ濡れ、
髪は膨張しクリクリに・・・。
うわー、カフェの入口まで水が浸水してきているが、
大丈夫だろうか、と一抹の不安。

九州は大雨の影響で、土砂災害の危険あり。
自然の力の前にはなすすべもなく、人は無力です。
しかし、できるだけの備えはしておきたいとも
思います。

以前、台風の影響で特急列車が止まり、
長らく閉じ込められたときに、
周りの人たちと、声をかけあいながら、
お菓子を分け合いながら、心丈夫に乗り切ったことを
思い出しました。

地震のこと、まだまだ安心できませんので、
荷物の中には、食糧・水・ランニングウェア・
歩きやすい靴、など、一式入れて出発しました。
ヘルメットはさすがに持ち歩けませんが、
いざとなったら、このキャリーケースで
頭を守ろうと思います。
これならば瞬時に持ち上げられる!

致命的な天災でない限りは、
しばらく乗り切れそうです。
ちょっとした安心感を携えて、
では今日も行ってきます!

ゴリラから学ぶ"リーダーのあり方"

先日の日経新聞夕刊に掲載されていた、
京都大学山極総長の「私のリーダー論」。
面白かったです。
以下、一部引用致します。

【ゴリラのリーダーシップその1】
ゴリラのリーダーに求められるのは『負けない心』なんです。
攻撃し合わずに張り合って、周囲も自分も納得して引き分ける。
人間も『負けない』という姿勢によって、
並列社会をつくってきたのだと思います。
勝とうとする精神は、相手を屈服させ排除しようとするので、
自分はだんだん孤独になっていく。
でも負けまいという姿勢は、相手を対等に見るので、
友達を失わずに済む。だから仲間ができる。
そうやって人間の集団もつくられていったのでしょう。
ゴリラと人間の社会の底流に流れているものは極めて近いと思います。

【ゴリラのリーダーシップその2】
大事なことは公平であることです。
リーダーは、メス同士や子ども同士の間に起こった
トラブルを仲裁しますが、決してえこひいきはしない。
えこひいきをすると、されなかったほうは恨みを抱き、
離れていこうとしますから。どちらかに加担することなく、
トラブルそのものを瞬時に止める。そこから信頼感が芽生えます。

【ゴリラのリーダーシップその3】
ゴリラは言葉を話しませんから、態度が非常に重要です。
まさに『背中で語る』。
ゴリラのリーダーは、メスに対しては決して後ろを振り返りません。
君らがついてくるのは振り返らなくてもわかっているよ、
という威厳を見せないといけないからです。
でも子どもがついてくるときは、振り返る。ちゃんと気遣っているよ、
というのを態度で示すのです。リーダーは子どもに頭を叩かれても、
毛を引っ張られても動じません。200キログラムもある体を安易に動かすと、
子どもを踏み潰してしまう危険もあるからでしょうが、その泰然自若ぶりは見事です。

勝ち負けを決めないゴリラから学べること、
大いにあるなあ、と思います。

まだまだ注意が必要です

今朝7時58分、大阪府北部を震源とする地震がありました。
ご心配下さった皆さま、ありがとうございます。
明日に向けての移動も、関東、四国、山陽、九州と、
多方面にわたりましたが、無事に現地に入りました。
弊社は皆無事でしたが、被害に遭われた方々に、
心よりお見舞い申し上げます。

朝、そろそろ出発しようか、という矢先の激しい縦揺れ。
登校途中の小学生は、地面に伏せる。
私を含め、大人はオロオロ。
いざという時には、訓練が生きるのだと実感しました。

電車に3時間以上缶詰になった方、
24階まで階段を昇ったという方、
10キロ以上の道のりを、歩いて帰宅したという方、
有事の時には、体力も必要です。
歩きやすい靴、水、いくばくかの食糧、スマートフォンの充電池、
しばらくは備えを万全に移動することにします。

東日本大震災や熊本地震の時は、
震度6程度の余震の2日後に、本震がありました。
今日の地震は余震だとしたら?
まだまだ安心できません。
どうぞこれ以上の被害が広がらないことを、
心から願っています。

働き方改革と改善

博多の朝は快晴です。
お部屋からは、日の出を拝むことができて、
ありがたいことでした!

働き方改革のご相談をいただくことが、
飛躍的に増えています。
日本の労働生産性の低さは、
先進7か国の中では最低、
OECDの37加盟国の中でも20位と
看過できない状況が続いています。

しかし、どうも気になることは、
”働き方改革は人々の幸せにはつながらない”ということです。
前向きなどころか、後ろ向きな空気すら感じられ、
「仕事量は変わらないのに、残業ゼロなんて無理」
「人が減っているのに、業務量はむしろ増えている」
という声を耳にすることも多くあります。

とはいえ、206o年には、労働力人口はピーク時の
ほぼ半分になり、高齢化はますます進む中、
今の日本の状況で立ち行かなくなることは、
国の試算からも明らかです。
今後は、海外からの労働力確保や、
テレワークをはじめ、多様な働き方を
容認することも必要になってくるでしょう。

しかし、こういった会社の施策に頼るだけではなく、
私達一人ひとりができる改善、チームでできる改善に
主体的に取り組んでいくことも大事です。
自分たちのやっていることを「これはこういうものだ」
という思い込みや囚われで見るのではなく、
「そもそもこれって・・」という観点で見ると、
たくさんのムダが潜んでいます。
今日は「仕事の質とスピードを高める
4つの力向上」セミナー。

そんなことを、お伝えしてまいります!