インポスター症候群

お江戸へ向かう新幹線の中で、
中原淳氏の「女性の視点で見直す人材育成」読了。
初めて聞いた「インポスター症候群」。
思い当たる節もあるので、調べてみると・・・。

”何か目標を達成したり、仕事に成功したりしても、
「それは自分の実力ではなく、私の運がよかっただけ」
などと思い込んでしまい、自分に自信が持てていない状態のこと”。

インポスターは英語で書くと“Imposter”。
これには“詐欺師、偽物”という意味があるように、
自分が周囲に対して“実力があるかのように見せて、周囲を欺いている”
というような感覚に陥っているのです。

男性よりも女性の方が発症しやすいそうで、
例えば、女性管理職への登用を打診されても、
「自分にはそんな実力などないのに」と、卑下してしまう。
症状を和らげるには、完璧主義とおさらばし、
未来の自分でははく今の自分に集中し、
自分で自分をほめる習慣を持つ、などが有効とのこと。

30代のころの自分は、たぶんインポスター症候群だったな、
と思います。
、「もっと完璧であらねば!」とか、
「実力のない自分を周りに悟られてはならない」とか、
不自由な鎧をいっぱい身に付けていました。

頑張っても「もっともっと」と自分を追い立て、
充実感も手ごたえもない。
自分をほめるどころか、できていないことに焦点を充て
自己嫌悪に陥る。

年を重ねるにつれて、出来ないことだらけの自分を
受け入れることができて、少し肩の力が抜けたように思います。

ちょっとした一言

新幹線にて。
前の席の方が、「少し倒して良いですか?」と一言。
「どうぞどうぞ!ご遠慮なく」とレス。
ちょっとしたやり取りですが、ほんわかします。

そうかと思うと、座った途端に、いきなりマックス倒してくる人。
おっと!あやうく、PCが巻き込まれそうになった。
危ないなー、とムッともする。
目の前にはつむじ(笑)で、景観も今一つ。
先日も「いきなり倒すなよ!」「倒して何が悪い?」という
小競り合いが起きていましたが、
この「シート倒す問題」が物議を醸すこともあり。

ちょっとした一言は、相手にエネルギーを与えることもあります。
先日、人気店で並んでいると、食べて出てきた方が、
「並ぶ値打ちあり!抜群においしかったですよ~、お楽しみに!」と一言。
俄然、並び続けることへのエネルギーが湧いてきたのでした。

洋服屋さんで試着していると、お客様が「うわー、素敵だわ~」と
言って下さり、購入したことも何度かあり。
ちょっとした一言の効用は、思った以上に大きいですね!

立ち止まりながら進む

大阪での打ち合わせを終えて、広島へと向かっています。
今宵はお好み焼き?モダン焼き?と、妄想が広がります!

さて、明日は、6年間お世話になった広島にて最後のセミナーです。
毎年、この時期に小旅行気分で伺うのが楽しみでしたが、
いつまでも自分が前に出すぎては、若手の人たちの
成長機会を奪ってしまいます。

女性活躍3Kの如く、
期待(K)して、育成機会(K)を作り、鍛える(K)ことが大事。

そして、次の世代を担う人たちに託すことが、
自分自身の成長にもつながるだろうし、
終わらせることで、始まることもきっとあるはず。
時間、空間、精神的な余白を作らないことには、
現状維持だけで精いっぱい。
その先には衰退あるのみ、です。

先日、東洋経済オンラインで読んだ、ヒロミのインタビュー記事は、心に迫るものがありました。

『今までどおりにはいかないかもしれない。
そんな予兆を感じ取ったとき、多くの人はどうするだろう?
気のせいだと考えて、その場に踏みとどまることもできる。
何かが起きると受け止めて、小休止に入り対策を練ることもできる』。

確かに、受け止め、立ち止まることも大事だな、と思います。
変なプライドが邪魔をして、悪あがきしても、いいことなんて
ひとつもない。

立ち止まりつつ、ラーニングゾーンへ!を大事にしたいです。

「学習する組織文化」を定着させる5つのポイント

「自社に学習する文化を定着させる5つの秘訣」。
東洋経済オンラインに掲載されていました。
一部引用します。

1.リーダーが率先して学習に取り組む
2.学習体験をパーソナライズ(一人ひとりに最適な学習コンテンツを提供)
3.いつでもどこでも学習できる環境づくり
4.学習をワークフローに統合する
5.学習の成果をシェアし、認め合う

2はLMS(ラーニングマネジメントシステム)の構築、
3はML(マイクロラーニング)が一役買ってくれますね。

そして、5番が大切だな、と思います。
学習する文化というのは、一人ひとりが自己研鑽に努めるとともに、
社員同士がお互いの学習を手助けし合う文化を醸成することでもあります。
同じコミュニティの中で、質問したり、気づきをシェアしたり、
称えたりすることは、継続のモチベーションにもなります。

継続して学習し、常に新しいスキルを身に付けることができる人財。
そのような人財を惹きつける、学習する文化を持つ組織。
自社でも展開していきたい、と思います。

小さなリーダー

何かを始めようというとき、
不安な気持ちが先立つと、
踏み留まってしまいます。
そのまま一歩を踏み出す勇気が持てず、
結局あきらめてしまうことも。
 
でも、心のなかには、スッキリとしない
もやもやした気持ちが残っていることもあります。
もし、不安に思う自分の背中を、
誰かが力強く押してくれたら、
きっと前に進めるかもしれません。
その「誰か」は、すでに自分の中にいます。
「本当はやってみたい」、「挑戦してみたい」と思っている自分。
その声に、しっかりと耳を傾けてみることです。

もうひとりの自分は、不安な私の背中を
押してくれる「小さなリーダー」とも言うべき存在です。
「あなたなら、きっとできるよ」
「それ、いいチャンスじゃない? 挑戦してみたら?」。
そんなリーダーの声に従ってみることも大切ですね。

ブラッシュアップ会

毎月、社内で定期的に行っている、
「コンテンツブラッシュアップ会」。
談論風発の刺激的な時間です。

同じコンテンツでも、講師によって、
ファシリテーション、使う事例は人それぞれです。
それもまた良し。
同じ素材を使っても、出来上がる料理は多様。
同じようなことだと思います。

皆で意見を出し合うことで、コンテンツもどんどんと
ブラッシュアップされ、新たな息吹が芽生える感じです。
自分なりのやり方を捨てることで、新たな発見もあるはず。
捨てる勇気も必要ですね。

今回は、「ミスゼロ」と「気が利く社員の仕事術」を
テーマに4時間。
標準コンテンツは76テーマありますが、
まだまだ磨きをかけていく楽しみ満載です!

立春

今日は立春らしい暖かい1日でしたね。
昨日は節分でしたが、邪気を払い、
魔を除け、厄を払うために豆を撒き、
心晴れやかに立春を迎えられました。

この季節、自然界では生き生きとした
エネルギーがめぐりはじめ、
芽吹きや目覚めの兆しがちらほらと。

これは私たちとて同じで、
スタートに最適な時期。
さらに明日は、新月でもあり、
何をするにも始めどきです。

新年以降に思うようなスタートが切れなかったことや、
三日坊主で終わってしまったことも、再起のチャンス。
今一度CITTA手帳に仕切り直しました。

季節の移ろいとともに生きていく。
先人から受け継がれている風習は、素晴らしいと思います。

リスク管理

今年は雪が少ないので、移動の支障もなく、
助かっています。
今日は午後からお仕事ですが、
人身事故で電車が止まっている!ということで、
ぐるりと迂回し、事なきを得ました。

何があっても、絶対に穴をあけられないお仕事。
とはいえ、この時期はインフルエンザや風邪、
ウイルス性の腸炎、交通遅延などなどリスクは無数にあります。

交通遅延については、早め移動&先読み行動で
ほぼ回避できますが、健康管理はキリがありません(笑)。
睡眠、食事、適度な運動はもちろんのこと、
気持ちの持ちようも大事だと思います。
「ここまで管理しているのだから、インフルエンザになるはずがない」
という気合と思い込み?のおかげか、
仕事を始めてからインフルエンザになったことはありませんが、
しかし、油断は禁物、ですね。

最近、必携している「イスクラ板藍のど飴」。
ネットで買えないので、薬局経由で取り寄せ、大量購入された方に、
わけていただきましたが、声楽家の方にも人気だとか。
漢方なのにとっても美味しい、オススメです。

いよいよ!

東京オリンピック観戦チケットの
詳細価格が発表になりましたね。

4月に第一弾が販売開始ですが、こちらは抽選。
お値段は、陸上100メートル決勝戦のA席チケットは13万。
開会式のチケットは、A席30万。
これにプレミアがつくと、
えらい金額になるのではないかと思います。
しかし生で見る迫力は、お金には代えがたい魅力!

そもそも価格と価値のバランスとは?
以前、東山魁夷のリトグラフ展示販売会に立ち寄った際、
販売員の方が、価格を決めるのは、
「美的価値」×「稀少性」×「需要と供給のバランス」だと
おっしゃっていました。
オリンピックのチケットも、稀少性と需要と供給のバランスを鑑みると、
決して高いとは言えないのかもしれません。
いよいよあと1年半!楽しみです。