光る

浦安駅構内のいつものカフェで朝活中。
いつ来ても、スタッフの皆さんが光っていらっしゃるのですね~。
だからついつい一声、話しかけたくなります。

『人が声を掛けてくれるのは、
その人が持っている
何かがある気がするんですよ。
若いスタッフを見ていても、
何かをやる人間というのは光ってますよね。
そして一つひとつの姿勢や動作から、
常に何かを人に表現している。

だから人に認めてもらおうと
頑張るのではなく、
まず自分自身が光ること。
そうやって普段からベストを
尽くしていることによって、
周りが自然とその人に
注目してくる気がするんです。

NOBUオーナーシェフ 松久信幸氏』

日々を丁寧に生きる

木曜まで東京滞在です。
ここのところ毎週東京に来ていますが、
今週でひと段落です!

いつも以上に走り続けた7月ですが、
こんな時こそ、あくせくせずに、
毎日を丁寧に生きることが大切だな、と思います。

染織家で紬織の人間国宝、
志村ふくみ氏の「一色一生」の言葉を
折に触れ思い返します。

植物染料からいかに美しい色を出すかに
真剣に取り組み、そのために一生を費やすことも辞さない。
こんな姿勢で染め上げた糸を使い、
紡ぎだされた織物の風合い、色合いは
なんともいえません。

『自分の色というものは、
たった一つしかないのかもしれません。
それを求めてもらいたいと思いますね。

一つしかない色だけど、喜びや悲しみなど様々な感情、
刺激によって輝いていく。
その色に出逢うための人生じゃないですか。

それと同じように、
人の人生も織物のようなものだと思うんです。
経(たて)糸はもうすでに敷かれていて
変えることはできません。

人間で言えば先天性のもので、
生まれた所も生きる定めも、
全部自分ではどうすることもできない。

ただ、その経糸の中に陰陽があるんです。
何事でもそうですが、織にも、
浮かぶものと沈むものがあるわけです。
要するに綾ですが、これがなかったら織物はできない。
上がってくるのと下がってくるのが
一本おきになっているのが織物の組織です。
そこへ緯(よこ)糸がシュッと入ると、
経糸の一本一本を潜り抜けて、トン、と織れる。

私たちの人生もこのとおりだと思うんです。
いろんな人と接する、事件が起きる、何かを感じる。
でも最後は必ず、トン、とやって一日が終わり、朝が来る。
そしてまた夜が来て、トン、とやって次の日が来る。
これをいいかげんにトン、トン、と織っていたら、
当然いいかげんな織物ができる。
だから一つひとつ真心を込めて織らなくちゃいけない。
きょうの一織り一織りは
次の色にかかっているんです』。

3つの過剰が奪ったムダ

名古屋での仕事を終え、東京に向かっています!
車中で、敬愛する一橋大学名誉教授、
野中郁次郎氏のインタビュー記事読了。

タイトルは、「3つの過剰に陥った平成の日本企業。
今こそ共感や直観による経営を取り戻せ!」
3つって?と、気になる・・。

バブル崩壊から30年が経過したが、
バブル景気だった1990年度の実質GDP成長率は5.6%。
しかし、2018年度は0.7%。

なぜ、かくも長きにわたって低迷が続いてしまったのか。
最大の原因は「米国発の科学的アプローチに偏りすぎたから」だと、野中氏は説く。
バブル崩壊で経営への自信を失った日本企業は、
米国型マネジメントを積極的に取り入れた。
この偏重が、日本企業から「組織的に新たな付加価値を創出する力」、
つまり「組織的な知識創造力」を奪った。
これは、もともと日本企業が持っていた何より大きな強みだったのに。

さて、3つの過剰とは、オーバープランニング、
オーバーアナリシス、オーバーコンプライアンス。
経営において計画、分析、法令遵守は、
すべて必要な要素ではあるが、忠実に行いすぎたことで、
社員が知識創造を行える自由闊達な環境が失われ、
本来企業の存在意義である「社会のために付加価値を創造すること」が
軽視されるようになった。
合理化が追求され、組織から一定の冗長性(ムダ)を失わせた。

機動的な知識創造を可能にするのは、自律分散型組織だ。
官僚型ではなく、組織のどのレベルでも”入れ子”のような、フラクタル(構造)。

これからは「あれかこれか」、ではなく「あれもこれも」の
経営が必要だ。暗黙知と形式知、感性と知性、
アナログとデジタル、安定と変化、はどれも相互補完関係にあり、
対立しつつも、一つの事象に共存する。
物事を二項対立として捉えるのではなく、二項動態として、
双方を両立させ、全体の調和を追求する。

双方がうまく調和するバランスは、
現実の問題と、全人的に直接向き合い、
仲間と共に一生懸命試行錯誤することで見えてくる。

AI時代の今こそ、人間の共感や直観の能力は、
新たな知識を創造する上で価値を持つ、
という最後の言葉が印象的でした!

今日は記念日

東京から戻る新幹線の中です。
いざ、東京を出発!と思いきや、
米原での大雨の影響で新幹線がストップ・・・。
困ったものだと思っていたら、
すぐに運転を再開し一安心。

さて、今日は娘の18歳の誕生日です。
週末には、家族そろって参議院選挙に行けるとは、感無量。

18年前の暑い夏の日、予定よりも二か月近く早く、
1804グラムと小さく生まれてきました。
この日は、姫路で講演が入っていたのですが、
3日前に破水し入院。
代わりの講師の方に行っていただいたのも
懐かしい思い出です。

18年の間に彼女は随分成長しました。
体重は30倍に、身長は4倍に!
経験学習を積みながら、毎日を謳歌している様子です。

翻って私はどうだろうか?
体重は5キロ、年齢は18歳増。
いやいや、そういうことではなくて、
清濁併せ吞みながらも、人生はかくも
面白くもスリリングだと思える18年でした。

今日は祇園祭

今朝も涼しい東京の朝。
7時のカフェオープンとともに、朝活スタート!
おおよその仕事が終わりました。

さて、今日は祇園祭の前祭。
山鉾巡行の日です!
ここ数年、この日に京都にいることがなく
見物できていませんが、
来年は予定を入れておこうと思います。

それでは、今日も行ってきまーす。

仕事ができる脳

名古屋から東京に入りました。
今週も東京ウィークですが、とにかく涼しい。
冷夏になるのでは?と心配です。

さて、「仕事ができる人の脳 できない人の脳」読了。
どうも最近、カタカナ名が出てこなかったり、
閃きが鈍化したりと、脳の働きが低下しているようにも感じるので!

『仕事ができる人の脳とできない人の脳は、
明らかに違うと言います。
できる人の脳は、樹木が茂るように、枝ぶりよく育っています。
それは、得意なことを伸ばし、不得意なことに挑戦し、
困難を乗り越えることによって、脳が成長したからです。
使い方次第で、脳は死ぬまで成長し続けます。

自分は仕事ができない、何をやってもだめだ、と
諦めてはいけません。今からでも間に合います。
生活習慣や仕事のやり方を少し変えれば、脳は変わります。
筋肉と同じように、自分で鍛えることができるのです』。

そうかー、。得意なことばかりではなく、
不得意なことにも挑戦するって大事なのですね。
ついつい避けてしまいがちでした。

以下は、いつでもできる手軽な脳トレです。

・通勤途中にテーマを決めて周囲を眺めてみよう。
「かわいいもの」なら、赤ちゃんの笑顔、女子高生のポーチなどが見つかる。
目的を持って周囲を見れば、情報収集力が高まる

・目を左右に動かすと、見たい範囲、理解できる範囲が広がり、
注意力と理解力が鍛えられる

・5本指ソックスをはき、足の指をしっかり広げると疲れが取れる。
左右のバランスを感じ、10本の指全部に気を配れるようになり、
連動系脳番地が刺激される

・若いころに好きだった音楽を定期的に聴いてみよう。
忘れかけていた出来事が次々によみがえる。
記憶が呼び起こされ、若いころに使っていた脳番地が活性化する

・アイデアが浮かばなくなったら、ひたすら歩いてみよう。
デスク作業で酷使した脳を休め、連動系脳番地に
新たな刺激を加えることで、再び脳が活性化する

ひたすら歩く!これはやってみたいなあ、と思います。
脳も体も鍛えられ一石二鳥ですね!

パートナーシップ

金沢はとても涼しい朝です。
行脚の1週間も今日でようやく一段落。
明日からは3連休とは嬉しいこと!

さて今日はパートナーシップについて。

お互いが自律しながらも、
良き「パートナーシップ」を築きたいものです。
しかし、ともすればどちらかが自立的な立場になり、
どちらかが依存的な立場になる、という役割が
生まれがちになるもの。
それが長く続くと、お互いの関係のバランスが
崩れることがあるのだなあ、と思います。

パートナーシップは車の両輪のようなもの。
「依存」と「自立」の役割を、時と場面においては
交替しながら回していかないと、
やがては癒着と犠牲感で辛くなってしまいます。

そしてお互いが被害者意識を持ってしまう。
そんな負の人生ドラマが起きる前に、
お互いの本当の気持ちに向き合っていく機会を
作ることが大事だと、つくづく思う今日この頃です。

お互いが自分らしくあること。
「ねばならない」という役割意識に固執せず、
自分の内面とつながった上で、自分らしくあることですね。

組織開発

今朝もびっくりするほど涼しい東京、
過ごしやすい1日になりそうですね。

南山大学 中村和彦教授のインタビュー記事読了。
テーマは組織開発です。
わかっているようでわからないことが
クリアになった感じ。備忘録として書き留めておきます。、

以下、日本の人事部『LEADERS』より、一部引用します。

・組織開発とは「職場や組織を効果的、そして健全に発達、成長させていくこと」
もう少しわかりやく言うと、「職場や組織の中の見えにくいものに気づき、良くしていく取組み」
見えにくいものとは、人との関係性や気持ち、モチベーションなど、人間的な側面

・組織の中では、成果や戦略、仕組み、ルールなどの「見えるもの」に関する
話し合いやマネジメントはよく行われているが、見えないものに関しては
あまり行われていないのではないか。
組織の中にはいろいろなマネジメント課題があるが、人間的な側面に関する
マネジメントを行うのが組織開発

・組織開発が手法化していることは問題の一つだ。
イベントとして実施すること、一度やればすぐに組織が良くなるというものではない。
イベントや手法ではなく、「当事者がどのようにして現状に気づき、
自分たちで良くしていくのか」という組織開発の本質を浸透させること

・組織開発は、現場の困りごとから始まる。
現場に出向いて何が困っているかをしっかりと訊きながら、
これからどうなっていきたいのかを一緒に考え、進めていくことが重要

・今後、多くの組織で対話の時間を取れなくなっていくことが大きな課題。
対話の時間が取れなければ、ますます個業化が進んでいき、
その結果、仕事の仕方のロスが増え、効果的な仕事ができなくなる。
一人で仕事を抱えてストレスを高める、という悪循環が
進んでいくことは忌々しき事態

・効率重視の経営の中でも、チーム力を向上していくためには、
短い時間でもいいので、自分たちの職場やチームのことについて、
話し合うことが不可欠

オーセンティック・リーダーシップ

今朝も涼しい東京です。

先日のセミナーに参加下さった女性の方。
一番前の真ん中の席で、終日集中力を切らすことなく、
熱心に受講下さいました。

終わったのち、少しお話をしていましたが、
この方は大陸から来日し、10数年は料理店で接客業をしていたけれど、
今の上司の方にチャンスをいただいて、この会社に入った。

まったく未知の分野ではあるが、チャンスを最大限に生かすべく、
日々の仕事にも、こういったセミナーで学んだことに対しても、
懸命にチャレンジしたい!と目をキラキラさせながら話して下さいました。
自分がどうなりたいのかという目標も明確でです。

上司の期待に応えたい。人との関係性を大事にしたい、
そんな発言やあり方が、同じグループの方にも
良き影響を及ぼしていました。
まさにオーセンティックリーダーシップ!

オーセンティック・リーダーシップとは
「自分らしさをもったリーダーシップ」。

ハーバード・ビジネススクール教授の
ビル・ジョージ氏によって提唱されたリーダーシップ論であり、
ジョージ氏はこれを発揮するリーダーの5要素を、以下のように挙げています。

・自分の目標を明快に理解している
・自身のコア・バリューに忠実である
・情熱的に人をリードする
・人とのリレーションシップを構築する
・自身の規律を守る

自分自身をリスペクトし、自分を信じて、
律し学び続ける姿勢を持つ彼女の姿勢に、
大いに触発されました!