「もう」と「まだ」

始発で神戸にやってきました!
普通電車に揺られて1時間40分ですが、
乗り換えなしでゆっくり座れ、
積み残したことがサクサク進みました。

さて、先日、還暦を迎えた方とお目にかかったときに、
「もう60歳と思うのかまだ60歳と感じるのかで、
人生への向き合い方が変わってくる」というお話を伺いました。
その方は、来年からまた新たなチャレンジの場に進まれます。

「もう60歳だから・・」だと、あとに、「あまり無理しないことにします」
といった言葉が続くだろうし、「まだ60歳ですから」、だと、
「まだまだ〇〇に挑戦します!」という言葉が出てきそう。

もちろん、どちらが良くて悪いということではないものの、
私は「もう」を枕詞にすると、「もう若くないから英語を学んでも仕方ないですよね」とか、
「もう年だから、チャレンジ精神がなくなるのは当然のことです」と、
言い訳の材料にしてしまいそうです・・。

しかし、その方曰く、海外で「もう60歳だから」と言うと、
「もう60歳だからすべてのことをやり遂げてきた。
これ以上やることはない!完璧!」というニュアンスに取られ、
傲慢だと言われたのだと。いやあ、言葉は難しい。

私は「まだ」の精神で、まだまだやりたいことに取り組んでいきたいなあ、
と思います!

多色の組織

博多に向かう新幹線に乗りました。
今年最後の出張ですが、
新大阪駅も新幹線車内もガラッガラ・・、移動の自粛を実感します。
今年の仕事納めは12月25日、あと2週間です!

さて、今年は自社の組織の中でもずいぶんと大きな変化がありました。
コロナをきっかけに、答えのない時代に突入したこともあり、
渡り鳥経営(一人ひとりがリーダー)を目指そう!とばかりに、
個々が自律しながらも有機的に繋がるチームづくりへの歩みが始まりました。
各自の個性と色が際立つ「多色の組織」。イメージはばっちり頭の中にあるのですが、
啓蒙のためには、娘に絵をかいてもらいます!

もとい!10月には「MBAの知見を惜しげもなく共有するわよ!」
というありがたい申し出があり、それを受け「自社に落とし込んで深掘りしましょうよ」
という声が挙がり自由闊達に話す場も生まれました。
マーケティングの勉強会後、”今後わたしたちが力を入れていきたい事業領域”についても
皆で考えました!「誰に何をどのように」を考えるなどという思考は
これまで私の中には、お恥ずかしながら、全く!ありませんでした。

これから力を入れていきたいのは、
「チームリーダーのための、リモートワークでの働き方改善支援」。
多様な働き方が進む中でリーダーの悩みは多岐にわたりますが、
物理的に離れていても、エンゲージメントの高いチームづくりは出来るはず。

また、以下のような目に見える弊害の根っこにある組織の本質的な課題を見つけ、
そこを改善する「組織開発支援」にも力を入れていきたいです。

・メンバーの業務が見えないので、部下をマネジメントできない
・顔を突き合わせていないと喧々諤々質の高いコミュニケーションができない
・気軽に相談できないため、ミスが起きたりパフォーマンスが上がらない

ラーニングエコシステム6つの領域

2014年にATDに参加して以来、都度都度耳にする
「ラーニングエコシステム」。
今回のATDジャパンサミットでもD Dillon 氏が
このテーマについて講演されていました。

まず、前提として「ラーニングはインフラの一部であり、イベントではない」。
ツールと知識を最適なタイミングで支援するような配管を整備しているのか?
「配管」という表現が面白いなあ、と思います。

エコシステム構築に向けては、社員各人の多様な背景や、、
日々のエクスペリエンスを理解した上で、ペルソナを設定し、
そして、このフレームワークに沿って構築していくことが大事。

テクノロジーは手段。スピードとスケールを高め、
適材適所の支援ができるように整備するためのツール。
一つにこだわるのではなく、複数の最適なツールの組み合わせが大事。
それらを活用し、ゴール、成果を明らかにしたうえで、
それを実現するために整備すべきことは何か?
適切なソリューションは何かを考え設計する。

エコシステムのフレームワークということで、
6つを紹介されていました。

(1)ナレッジをシェアする場づくり
経験者が情報提供できる場をつくること

(2)パフォーマンスサポート
どこに行けば必要な情報が手に入るのかを知り、
会社側は、知っておくべき情報の基地を整備しておくこと

(3)強化
継続的にマイクロラーニングや、アプリ、
クイズ、練習問題を通じて上記の1.2を強化すること。

(4)コーチング
マネージャーは常にコーチングをし、信頼できるフィードバックを出すことが
求められている。マネージャーが最高のコーチングができるよう支援する

(5)構造的なトレーニングの機会
オンラインコース、オンデマンド。各自が主体的に学べるように
支援すること

(6)必須トレーニング
オンボーディング、コンプライアンスなど、
必須スキルのトレーニングの場づくり

セルフケア

ATDジャパンサミットが始まりました!
オンライン&オンデマンド対応なので、見逃しがなく嬉しいことです。
基調講演は、Britt Andreatta 氏による、
~変化の脳科学 コロナ時代に生き抜く方法~。

コロナがきっかけで起きている変化は、
想像以上に、脳や心にダメージを与えているようです。
だからこそ大事なことは「セルフケア」。
アンドレアッタ氏いわく、具体的には以下の5つです。

・睡眠
・栄養
・境界をつくる
・マインドフルネス
・遊び

まずは睡眠。
以前、ATDの基調講演者ハフィントン氏も睡眠の大事さを
伝えていました。

『睡眠は、ほかのどんな方法よりも
プラス効果がきわめて高い「究極の健康法」だ。
睡眠を犠牲にして何かしようとするのは、
「愚の骨頂」。人生を豊かにする
「睡眠革命」に今すぐ取りかかろう』。

『睡眠は空白の時間などではない。
非常に活発な神経活動が生じて、
記憶の定着や、認知機能のメンテナンス、
脳と神経系の掃除と回復が行われる、
とても豊かな時間だ。正当に評価すると、
睡眠時間は、起きている時間に劣らない価値がある。
私たちは、充分な睡眠を取ることで、
起きている時間の質をずっと高めることができる。
しかし現代社会の大部分は、いまだにあの集団妄想の
もとで営まれている。睡眠は時間の無駄遣いにすぎないし、
増え続けるToDoリストをこなして楽しく暮らすには、
ひたすら睡眠を削ればいい、という妄想だ』。

「境界をつくる」という話も印象に残りました。
次はこちらを!

こんな方が!

今朝の東京は曇り空です。

朝からポカミス。
今しがたホテルで、ショルダーバッグを持ち出すのを
忘れてチェックアウトしてしまい、
フロントの方に部屋の鍵を開けていただくというお粗末さ・・。

昨日の新幹線降り際には、書類鞄をキャリーバッグから
ボトリと落としてしまい、降りる人の道をふさいでしまう!

しかし!さっと素早くその鞄を拾って下さるやいなや、
ホームまで鞄をもって先導案内し、キャリーバッグの上に
のせて下さるという方、現る。
30代と思しき男性でしたが、こんな方がいらっしゃるとは、と感動。
自分は、とっさの時にこんな行動が取れるか?
いや、まったくもって精進が必要です。

段取りは未来への貯金

昨日は、適度に余裕がある1日でした!
おかげで、To Doも一つづつ解決できて、すっきり。
家の断捨離はまだ続きますが、
空間・時間・心の余裕がないと、心がざわついてきます。

段取りというのも、余裕を生み出すために大事なことです。
「段取りは未来への貯金」いう言葉を聞いたとき、
なるほどー、と、ずしんと響きました。

たとえば、お買い物から帰ったあと、
使いやすく下ごしらえをしておく。
たまねぎは微塵切りやスライスにし、
ジップロックに入れて冷凍。
長ネギは斜め切り、小松菜は3センチ幅にザクザク。
必要な時にさっと取出し、
すぐに使える状態にしておくことで、
未来の時間を生み出せる。

ちょっとした段取りだけれども、積み重ねることで、
時間にも心にも余裕が生まれてきますね。
ということで、午後からの出張段取りもほぼコンプリート。
午前のコトに集中できそうです!

どう生きるのか

週末は湖北周遊へ。
9月に賤ケ岳でご縁をいただいた、観光ガイドの方のお話がきっかけで、
戦国の女性たちの生きざま、特に浅井三姉妹の茶々・お初・江に惹かれる!
その後、大河ドラマの「江~姫たちの戦国」を46話を一気に観て、
田淵久美子氏の原作も読み、それでも飽き足らず今回また行ってきました。

まずは、小谷城戦国歴史資料館に行きましたが、
今回も、印象深いご縁をいただきました。
御年86歳にして今年、浅井氏を題材に出版された方。

夫と写真撮影をしていたら、「撮りましょうか」と声をかけてくださいました。
69歳までビジネスの世界で生き、引退後はお世話になった故郷のお役に立てたら、
ということで郷土史を編纂したり、この地域の小学生の副読本を監修されたり、
さらには出版。地元のすばらしさを伝えたいと、観光ガイドもされていたそうな。

寝る間も惜しんで執筆された時期は、体重が10キロ以上落ちたこともあったと!
1時間近くいろんなお話を伺いましたが、地位や名誉、欲や損得ではなく、
ご恩返しの気持ちや、後世に何かを伝えたいという使命感に、
突き動かされていらっしゃるのだなあ、と感じ入りました。

これからさらに、研究を深めたいテーマがあるのだそうです。
著書にサイン!もいただき、自分がこの先、どう生きるのかを
考える機会にもなった、湖北の旅でした。

ミスのない仕事をするには?

大阪はキリっと寒い朝です。
医療非常事態宣言が出たこともあってか、
今朝の電車はずいぶんすいていました。

さて、昨日はミスゼロのセミナーでした。
定型的な業務は徐々にテクノロジーが代替しつつあるものの、
まだまだ人間が請け負う領域もあり。
そのような中で、ミスのない仕事をいかに実現するのかは、
多くの人の関心事です。
ひとたびミスが起こってしまうと、
やり直すという二度手間が発生するだけでなく、
お客様や周りの同僚、関係部署に迷惑をかけ、
場合によっては信頼低下にもつながってしまいます。

仕事には必ず「目的」と「目標」があります。
しかし、環境や情報伝達の不備、勘違い、思い込みなどにより、
本来の目的・目標と、でき上がった仕事との間にギャップが起きてしまう、
これが「ミス」です。

人はなぜミスをするのか。ミスには必ず、
それを引き起こす原因があります。
そこには、『人』に由来するもの、『道具』に由来するもの、
『環境』に由来するものがあります。

『人』そのものの思考・行動のパターンによる
ミスが多いのであれば、集中して仕事に取り組めるように
思考を整理し、仕事の進め方を見直すことが必要ですし、
知識やスキル不足が原因であれば、磨きをかけるための
投資時間が必須です。

『道具』の不備がミスの原因になっていることも多し。
その最たるものは、道具(マニュアルや手順書)がない、
ということです。
特にリモートワークを前提とした働き方の中では、
業務やプロセスの見える化が大事。

『環境』が原因だと考えられるのであれば、
オフィス環境やデスクまわり、メンバー間の
コミュニケーション環境の見直しが必要です。

「ミスは個人的な資質や性格によるものだから防げない」
という思い込みにとらわれず、適切に改善することで、
ミスの発生は限りなくゼロに近付けられますね!

ブレンディッドラーニングの効果

今朝の東京は極寒、真冬のようです。

さて、ホームページにブレンディッドラーニング概要を
掲載しました!

https://j-bps.com/wp/blendted-learning/

2021年度版の研修ガイドも出来上がりました。
今年は電子データです。順次お届けしていきますが、
こちらからもご請求いただけます!

https://j-bps.com/wp/guide/?id=head

学びのスタイルが多様化したことで、
ブレンディッドラーニングの定着効果を実感しています。
支援事例も、順次ホームページにアップしていきます!