対象をかえる

4.1万件リツイートされたツイッターの投稿記事@リョウさん。

「ほめるときはヒトを主語に、注意するときはモノを主語にする」。

ほめる時は「●●さんが素晴らしい発表をしてくれた」と名前を前面に出す。

一方、注意するときは「その資料は誤入力があるので、修正が必要」と、

対象を人ではなく間違った資料とする。

少しの意識で人間関係はより豊かになります。

知性を磨く

毎日春めいた天気が続いていますね!

新人研修を目前に控え、且つ期末月ということもあってか、

組織をあげて馬車馬系の日々。あと一息、二息。

 

そんな合間にも趣味の読書はやめられない。

今朝は田坂広志氏の「知性を磨く」を流し読み。

 

「知性」とは答えのない問いに対して、
その問いを問い続ける能力のこと。

「知能」とは答えのある問いに対して、
早く正しい答えを見出す能力のこと。

「知識」とは言葉で表せるものであり、
書物から学べるもの。

「智慧」とは、言葉で表せないものであり、
経験でしか掴めないもの。

人生とは、答えのない問いに
向き合うことの連続。
日々においても、答えのない問いだらけ。
「ま、いっか」と割り切ってしまうことは、魂の弱さ。
その問題を考え続けることの負担に耐えかね、
「割り切り」を行いたくなります。

しかし、それに流されてしまうと、
深く考えることができなくなり、
答えのない問いを問う力である
「知性」が衰えていくのだと。

そして、精神の弱さに流されない迅速な意思決定として、
「腹決め」、すなわち「これで行こう!」と腹を定め、
能動的に意思決定し、その人、その事との関係を絶たぬこと。

「愛情とは関係を絶たぬことである」。
真の愛情とは、物理的に遠く離れても、相手のことを
想い続ける力であり、相手に心を残すことに他ならない。

氏の本は、いつも心を揺さぶられます。

始まりました!ATD講座

今日は森田圭美出版記念セミナー!おかげさまで50名を超える方々が、ご参加下さる予定です。参加者特典のパタパタ冊子「これだけ覚える!厳選ショートカット」は秀逸(笑)の逸品。ショートカットを知っているだけでも、ずいぶんとPC操作の効率が上がります。

私も以前森田に「Alt+Tab」を教えてもらい、オンライン研修の資料共有がスムーズにできるようになりました。

さて、待ちに待ったATD主催、T&Dケーパビリティモデル基礎講座が始まりました!全6回、人材開発に必要なコンピテンシーを体系的に学ぶことができます。1回目はインストラクショナルデザイン(ID)。

IDで必要な基本理論を教えていただきましたが、これを実務に紐づけながら、参加者の方と議論する中でも、学びと気づき満載です。

印象に残ったのは、教育設計の王道モデルであるADDIEが、この1年はSAMモデルへと変容したのではないか、というお話。

ADDIEとは、「分析→設計→開発→実施」のプロセスですが、この1年は誰も経験したことのない変化の中で走りながら「試作→レビュー→設計」で、まずはやってみる!いやあ、まさにわたしたちもこの1年そうだったなあ、と理論を学びながら現場で起きていることを検証してみると、納得しきり。

毎回学んだことを、社内で深掘りできる会を立ち上げよう!と思ったのでした。チームメンバー同士、共通言語を持つきっかけにもなるなあ、と!

自分をさらけ出す

比較的暖かい朝です。そろそろ桜の季節、楽しみです!

さて、ヴァルネラビリティという言葉を初めて聞いたのは、
数年前のATD基調講演。
ブレネー・ブラウン博士は、
ヒューストン大学大学院教授であり、
ベストセラー、”本当の勇気は「弱さ」を認めること”の著者です。
久しぶりにこの本を読み返してみました。

「傷つくのは怖いし、批判されたら腹も立つ。
本当の自分なんてさらけ出せない」。
こんな気持ち、少なからずあると思います。

特に、この変化激しき時代においては、
自分自身の「弱さ」や「傷つきやすさ」と
対峙しなければならない場面に遭遇することが、
結構あります。

でもそんな自分のことなど見たくないから、
何とかして避けようとする。
すぐに忘れようとしてみたり、他者を攻撃することで、
自分を守ろうとしたり。
周りの意見に賛同し、反対意見を決して言わない。
好かれるため、愛されるため、受け入れられるため、
自分の本来の姿や意見を決して表に出さない。

しかし、弱さに背を向け続けていると、
自分の人生で起こる素晴らしいことにも無感動になり、
感情を味わうこともなくなってしまいかねない。

誰からもよく思われたい八方ちゃんではなく、
恐れを手放し、ヴァルネラビリティを発揮する。
本来の自分をちゃんと表現すること、ですね!

付箋を活用

月曜の朝は早起きして、1週間の段取りをするところからスタートです。
合間にごみ出し、朝食、身支度と、このメリハリがいい感じ。
さて、一段落し体重計に乗ってみる。
うぎゃー、1.2キロ増。来週は人間ドック・・。
今年は数値改善間違いなしと楽しみにしていましたが、このままではまずい。
ということで、早速付箋に目標体重を目につくところに
見える化したのでした。これで節制行動につながるはず。

忘れ防止や意識の啓蒙に付箋は便利。
思考の整理にも使えます。
いろんなやり方を試してきましたが、
最近は付箋管理法に落ち着いている感じです。

心理学者のダニエル・レヴィティン博士曰く、
思考整理の前に「脳の情報整理」が大事だといいます。
私たちの脳には、仕事に関連するものから、
SNSメッセージまで、膨大な情報が押し寄せている。
しかし、脳が意識を向けられる限界は、1秒に120ビットの情報。
1日に処理できる量には限りがあるので、
ますは情報を効果的に整理するステップが重要。

【情報を整理するステップ】
1.思考が浮かんだらすぐに書きとめる
2.書いた思考は仕分けておく
3.場違いなアイデアも捨てずに保管する
4.5分でできることは即着手

まずは、書き留めることって大事だと。
書き出すのに博士が勧めるサイズは、ポケットや財布に入る3×5インチ。
1つの思考につき、1枚の付箋やカードを使うと後で整理しやすい。
似た内容をまとめたり、用が済んだらそれだけを捨てたりできるのだと。

書いて分類したものは毎日、決まった時間に見返して
優先順位を変えたり、新しく浮かんだことを加えたりするのが大事なのだといいます。
もちろん、些細なTO DOは書くまでもなく、その場で片付けていく5分ルールで処理。

いろんなやり方があるのですね!

ハイブリッド花盛り!

この1年で研修やセミナーのスタイルも多様化しました。
集合とオンラインの複合型であるハイブリッドセミナーも増え、
昨日登壇機会をいただいた、MURC名古屋様も、ハイブリッドセミナーでした。
こちらでは、大半のセミナーがハイブリッドです。

機材のセッティングを工夫下さることで、
スクリーンにはオンライン参加の方々のお顔が映り、
名古屋会場の様子もZOOMで共有。
お互いの発言もクリアに聞こえるので、
リアルセミナーと変わらない一体感が生まれるのも嬉しい限り。

オンライン用の機器が整っていなかったり、
移動に制約がある会社は、セミナー会場で受講でき、
オンラインは、時間と空間を越え参加いただけるので、
いずれでも選択できるのも、ハイブリッド人気の理由ですね。

私たちには、フェイスシールド!会場用のマイクオン!
オンライン用のマイクオフ!と、マルチタスクが求められますが、
これは絶好の脳トレ機会!刺激になります~。
また、マスクの下にブラケットを入れることで隙間が生まれ、
1日中マスクで話していても、呼吸困難にはなりません!
1年前には想像もしなかったスタイルですが、
いずれこれがスタンダードになるのかも、ですね!

リーダーシップといえばこの話

名古屋で迎える朝です。
ホテルの窓からちょうど日の出を拝むことができました。
今日はリーダーセミナーです。
これからホテルを出て、最寄りのスタバに移動予定。

さて、リーダーシップといえば思い出すのが、
ソニーの創業者、井深大氏が語ったリーダー論です。
この話を思い出すたび、胸が熱くなります。

ソニーの社長時代、
最新鋭の設備を備えた厚木工場ができ、
世界中から大勢の見学者が来られました。
しかし一番の問題だったのが便所の落書きです。
会社の恥だからと、
工場長にやめさせるよう指示を出し、
工場長も徹底して通知を出した。
それでも一向になくならない。
そのうちに『落書きをするな』
という落書きまで出て、
私もしょうがないかなと諦めていた。
するとしばらくして工場長から電話があり
『落書きがなくなりました』と言うんです。
『どうしたんだ?』と尋ねると、
『実はパートで来てもらっている便所掃除のおばさんが、
 蒲鉾(かまぼこ)の板2、3枚に、
“落書きをしないでください
ここは私の神聖な職場です”
と書いて便所に張ったんです。
それでピタッとなくなりました』
と言いました。
井深さんは続けて
「この落書きの件について、
私も工場長もリーダーシップをとれなかった。
パートのおばさんこそがリーダーだった。
リーダーシップとは上から下への
指導力、統率力だと考えていましたが、
誤りだと分かったんです。
以来私はリーダーシップを
“影響力”と言うようにしました」。
リーダーシップとは、指導力、統率力、
だけではなく、その人の「仕事に向き合う姿勢」や、
「あり方」そのものもリーダシップになるのだと
深く納得したのでした。

仕事人のスタンス

ここのところ、毎朝clubhouseに見城徹氏登場。
アクは強いがとにかく生き様がかっこいい!
にわかファンになり、早速”たった一人の熱狂”を読了。
仕事人のスタンスとして刺さる言葉満載です。

・GNO(義理・人情・恩返し)を大切にしない人間は、何事もうまくいかない
 小さなことにクヨクヨし、小さなGNOを死守
・仕事ができない人間の共通点は自分に甘いこと。思い込みが強いこと。
 小さなこと、片隅の人を大事にしないこと。約束を守らないこと。
 時間に遅れること。他者への想像力が足りないこと。
・自己検証、自己嫌悪、自己否定なきところに成長なし。
・自分には何ができるか悩み抜け
・痛みのないところに前進はない
・何かに入れあげなければ天職には出会えない
・自分で汗をかきなさい。手柄は人にあげなさい。そしてそれを忘れなさい
・スランプの時には首までとことん浸かり、また圧倒的努力で這い上がればいいのだ
・圧倒的努力で得た結果も一度ゼロに戻す。
 ゼロの地平から原石を探さなければ、次なる成長軌道は描けないのだ
・リスクのない成功などありえない。山の麓で太った豚のような安定を求めるのか。
 たとえ凍え死んでも頂上を目指す狼の孤独を引き受けるのか。
 君の覚悟が問われる

太った豚のような安定・・

失敗の時代!

今朝は日経ARIAを乱読!
入山章栄氏(早稲田大学ビジネススクール教授)の
「失敗の時代」インタビュー記事が面白かった!
印象に残ったフレーズをまとめてみます。

・組織が変化するためには新しい発想やアイデアを手に入れ、
アクションを起こさなければならない。
それは自分たちの組織の「認知の外」に出るということなので、
当然、失敗が多くなり、「失敗の時代」がやってくる。
そのチャレンジを支えられる仕組みを持っている組織が強くなる。
アマゾンにしても、ジェフ・ベゾスは1年間で新規事業を70ぐらい始めていて、
1年半でその半分以上を撤退している。
さらに孫正義氏も、自身を「撤退の達人」と言っている。

・「チャラ男」と「根回しオヤジ」こそが最強のコンビ。
「チャラ男」とは、異業種交流会や勉強会などに積極的に参加して、
社外にも人脈を広げるようなフットワークの軽い若手社員。
「根回しオヤジ」とは、社内に「強いつながり」の社内人脈を多く持ったキャリア社員。
若手社員がイノベーションを起こしうるアイデアを持っていても、
そのままではなかなか実現しづらいので、目が利く上司がサポートし、
「ケツ持ち」を買って出る。
根回し上手な「面白役員」のような存在が組織にいることが重要。

チャラ男と根回しオヤジ(笑)!