大事に使う


長年愛用しているキャリーバッグが
ギシギシと音を立てるようになったので、
先日、ショップで修理をしていただきました。
ああ、なんとスムーズに動くことか!

万年筆が書きづらくなってきたので、
これまたお店でクリーニング。
つまり感もなく、スラスラと書きやすい!
これは独立した時に買ったので、もう22年使っていますが、
いまだここ1番の時には活躍中。

白の洋食器セット一式は1993年に買ったので、
どひゃー、28年物。
先日、娘が入学式に履いていった靴は、30年前に買って
2度しか履いていないもの。ハンドバッグは両親が退職記念に
イタリアで買ってくれた、これまた24年物。
捨てるものも多いが、思い入れのあるものは、意外と長く
愛用していることに、書きながら気づく。

自分の体もちゃんとメンテし鍛えて、長らく大事に使いたい。
今宵のホテルまでの2.5キロは歩くとしよう!





仕事の報酬

毎年、この時期になると読み返す、
田坂広志氏の「仕事の報酬とは何か」。
新入社員必読の1冊でもあります。

仕事には『収入』や『地位』という
目に見える報酬のほかに、
『能力』『仕事』『成長』という
目に見えない3つの報酬がある。

一所懸命、仕事に向き合うことで、
ビジネスパーソンとしての「能力」が身につき、
自分自身の作品としての「良き仕事」を
残すこともできる。
さらに「人間的な成長」も遂げることができる。
これこそが最高の報酬だと。

自ら求めて得るべきは、「能力・仕事・成長」の報酬。
結果として与えられるのは、「給与・収入・役職」などの報酬。


師匠から学ぶ3つのものは、「呼吸・着眼・心得」。
師匠との出会いを妨げるのは、自分自身の驕った心。

あの人はこうだから、と欠点を責めるのではない。
他人の中にある「欠点」は、必ず自分の中にもある。

この本は、マイ名著10選の中に入る、不動の1冊です!





新入社員への言葉

サントリーの広告はこの時期、
伊集院静氏による、新入社員への
メッセージが掲載されます。
もう何年続いているのだろう?
いつも楽しみにしていますが、
新入社員だけではなく、
私にとっても、仕事の原点を思い起こす、
貴重なメッセージです。

印象に残ったフレーズを、一部引用します。

『新社会人おめでとう。
今日、君はどこのどんな職場に立っただろうか。
どこであれば、どんな仕事でも、そこが君の出発点だ。

(中略)

50年前なら、勤勉で、真面目な働き手を求めた。
それも必要なひとつだが、今は違う。
何を求めているか。
それは、今までにない発想と、君だけの情熱だ。

(中略)

もう企業を、社会を、大転換させなくてはイケナインダ。
金儲けだけの企業じゃダメだ。
人を、社会を豊かにする創造をなすのが企業であり、品性だ。


「人を、社会を豊かにする創造をなすのが企業であり、品性」。
この言葉にしびれます。



新年度スタート!

4月1日、新たな期のスタートです!
この1年で大きく変わった学びのカタチ。
オンライン、オフライン、動画視聴と、複数の学びのスタイルを組み合わせ、
成果につながる「ブレンディッド・ラーニング」でご支援する機会が、
飛躍的に増えました。

ブレンディッド・ラーニングには、テクノロジー、コンテンツ、ファシリテーションの力が必須ですが、この1年、チーム一丸となり、専門家の力もお借りしながら進んできましたが、この流れはますます加速する傾向にあります。

ビジネスパーソンの学びは”イベント”ではなく、「価値を生み出すためにイノベーションを起こせる人財になること」・「変化に対応して必要とされるスキルを習得すること」。

従来の集合研修をそのままオフライン化しただけの学習設計ではうまくいきませんし、大量の動画や資料を一方的に提供し続けるプログラムでは、却ってやる気を削ぎ、学習効果を下げることにもなりかねません。

1年間はアジャイルで走り続けてきましたが、経験学習をしっかりと検証し、それぞれの手法のメリット・デメリットを理解した上で、設計を最適化。
BOAの(事前学習→当日→事後学習)プロセスは、幾通りものやり方がありますが、どれ一つ同じものはない。その経験値こそが財産です。


今年度は、社会の課題解決につながる新たな事業も立上げ予定ですが、皆で一丸となって進んでまいります!今年度もどうぞよろしくお願い申し上げます。






10の理由

東京の朝は快晴!朝4時に起きて、日の出とともに、千鳥ヶ淵まで散歩をと
段取りするも、「片道2キロ×往復ウォークを研修前に強行するのは、体力的にも危険かも・・」と断念(笑)。帰りに散歩できたらいいな、と思案中です。

さて、中国史上、最も安定した治世の一つを築いたといわれる、唐の第二代皇帝・李世民。「貞観の治」と呼ばれる善政をしいた李世民と重臣たちとの間で交わされた問答をもとに編纂されたのが「貞観政要」です。

100分De名著の最終回で取り上げられたのは、「有終の美を飾れない10の理由」。成功すると驕慢な心がムクムクと湧き上がり、もっともっとと贅沢を望んだり、周りに対してぞんざいな態度をとってしまう。この10の理由は、今を生きる私たちにもあてはまることばかり・・。

1.馬や宝石を買い集め、異民族から軽蔑される

2.人民を軽々しく肉体労働に徴用

3.大宮殿を作りたがる

4.小人に親しみ、徳のある人を遠ざける

5.商工業を重んじて農業がおろそか

6.自分の好き嫌いで人材を登用

7.狩猟などの娯楽に興じる

8.臣下への態度がいいかげん

9.傲慢で欲望を自制できない

10.天災・謀反への備えがおろそか



最後の講義

春爛漫。どこを歩いても桜を楽しめるのが嬉しい朝です!
昨夜、NHKオンデマンドで上野千鶴子氏の「最後の講義」を見た中で、
2019年の東大入学式での祝辞のことが話の中に出てきました。

氏曰く、「大半のマスコミがスピーチの中で一番多く引用されたのが、”あなたの恵まれた環境と能力を恵まれない人を貶める(おとしめる)ためにではなく、
恵まれない人々を助けるために使ってください”のくだり。これはノブレス・オブリージュ(身分や地位の高い人に伴う義務と責任)だと報道したが、ちょっと待ってよ!」

そのあとに続く”そして、強がらず、弱さを認め、支え合って生きて下さい”までが一つ。なぜならば、強者はずっと強者のままではいられない。強者もいずれは弱者になる。だとしたら、わたしたちが欲しい社会はどんな社会か?

私たちが弱者になったときに、助けてと言ったときに助けてもらえる社会。氏が考えるフェミニズムとは「弱者が弱者のままで尊重される社会を」。そんな定義は初めて聞いた、という声も多かった。弱者になっても安心できる社会をつくることが私たちの目的ではないのか?それが私の願いである。
主婦研究者としてスタートした時から、それは変わらない。
解決できることは人の力で解決していきたい。

変わるのを待つのではなく、自分たちが変えていく。
論証をもとに、世の中と戦っていく姿がカッコいい!


習慣化の工夫は?

始めました!散歩。

昨日の夕方、オンライン三昧のあと、
1時間歩いてみましたがいいですねー。

近所の公園まで行きましたが、夕日に映える桜が美しい!
おかげで昨夜は夜中に一度も目覚めることなく熟睡できたのも散歩効果か。

これを習慣化するには、やはりアップルウォッチか?
「健康の未来が手首の上に」というキャッチにもそそられる。
友人がこれを健康管理はもちろんのこと、TODO管理やゴルフレッスンにも
使いこなしているので、勉強会で教えてもらい、あやからせていただきます!
しかし、お気に入りの時計も使いたいので、ダブルでつけたい。
両親も高齢化し、夜中に電話がかかってくることもあるだろうから、
24時間つけておくことで、緊急な事態にも対応できるはず。

フェイスブックの過去投稿が毎日上がってきますが、5年前の今日は、
Fit Bitを使っていた模様。これも歩数や睡眠時間、運動量、消費カロリーなどを
計測できたようですが、時計と一緒に腕につけていたので、ダブル持ちも
大丈夫なはず(笑)。

ということで、習慣化への相棒はアップルウォッチ!





リーダーシップ

昨日は人間ドック、去年受診できなかったので2年ぶり。食生活も変わったし数値が期待できるなあと思っていましたが、体脂肪率が恐ろしいことになっていました・・。加齢とともに筋肉は落ちる一方、これはいかん!ドクターからは「少し汗をかくような速足散歩で脂肪燃焼」、「脂肪を筋肉に変える筋トレを続けること」というアドバイスをいただきました。散歩はとてつもなくハードルが高いがやってみようか、と思案中。

さて、目に飛び込んできた伊賀泰代氏の記事にいたく納得。一部引用します!

『20代、30代は、リーダーシップと聞いた途端に
「私には関係ない」と思考停止状態に
なってしまう人が多いのですが、
リーダーシップとは一部の限られた人だけが
持っていればいい能力ではありません。
すべての人に必要な能力ですし、
訓練次第で身に付けることができます。

リーダーシップとは、問題を解決するために、
何をするべきかを考え、周囲を巻き込みながら
行動することです。リーダーとは、
「自分の意見ばかり主張する人」でもなければ、
「他人に指示ばかり出して自分は手を出さない人」
でもありません。

先日、電車でこんな光景を目にしました。
杖を突いたおばあさんが乗ってこられましたのですが、
席は空いていません。
でも、半人分くらいのスペースはあったんです。
その時、立っていた若い女性が席に座っている人に
「すみません。もう少し詰めていただけますか?」と声をかけたんです。
そのおかげでおばあさんは座ることができました。
物腰柔らかい言い方で、周囲の協力を得る工夫が素晴らしいと思いました。

例えばオフィスのプリンターの調子が悪い時に、
「誰かが直してくれるだろう」ではなく、
自分から担当部署に連絡して修理を依頼することも
“リーダーシップの発揮”です。ささいなことでもいいのです。
身近な問題を一日一つ自分の力で解決することを
意識するだけでもリーダーシップは訓練されます。
そして、小さな問題を解決できる人は、
次第に大きな問題を解決することができるようになっていきます。
それが、自分のキャリア形成や人生の問題を
解決するためにも必要なスキルなのです』。

空気を読みすぎない!

車中から見える桜が美しい!いつの間にかグングン咲いています。

ああ、今年も奈良の吉野へお花見に行きたいです。

山全体がピンクに染まり、それはそれは感動的です。

さて、山本七平の名著「空気の研究」より。
ここで言う空気とは、一定の状況下で生じている
精神的な空気・雰囲気。
空気は、絶対的権威としてあちこちに影響し、
甚大な力を行使する。

日本人は論理的思考や科学的データではなく
「空気」に重きを置き、意思決定をしているとの主張です。
「あの『空気』ではこうせざるを得なかった」、
「あの会議の『空気』では、とても反対意見は言い出せなかった」、
という表現から伝わるように、ある特定の状況下での「空気」のせいで、
望ましい言動ができなかったりすることは、確かに存在します。

いったん「空気」が発生してしまうと、
論理的・相対的に考えることが困難となり、
最終的に「空気」に沿った結論が
導かれてしまうことも多々あるという。

しかし、空気によって、望ましくない決定をしたとしても、
その責任は誰にも取れない、ということは
怖いことだなあ、と思います・・。

空気は読みすぎない!