2026年6月24日
AI時代だからこそ体を使う!
先日、AI時代に何を拠り所に考えるのか?をテーマにした、
”西田幾多郎から学ぶ日本哲学入門”セミナーを受講しました。
お話の中で印象的だったのは「私たちは物事をつい“自分”と“相手”、
“主体”と“客体”に分けて考えてしまう」という話でした。
西田は、それ以前の状態である「純粋経験」を重視します。
例えば、美しい音楽を聴いている瞬間。
「私が音楽を聴いている」と意識する前に、音楽そのものと
一体になっているような感覚があります。
そうした主観と客観が分かれる前の体験こそが、
人間の根源的なあり方だという考え方です。
また、AIやデジタル技術が進化する今だからこそ、
「身体」の重要性についての話も興味深く感じました。
西田哲学では、知ることと行うことは切り離せず、
本来人は身体を使い、世界と関わりながら創造していく
存在だと考えます。
便利さが増す一方で、実際に現場に行く、
手を動かす、人と会う。
そうした身体を伴う経験の価値は、
むしろ高まっているのかもしれません。
仕事への示唆として心に残ったのは、「すぐに答えを求めるのではなく、
問題の根本原因を考える」という姿勢です。
目の前の出来事だけを見るのではなく、
自分がどのような「場」に置かれているのか、
その環境や関係性まで含めて考える。
すると、これまで見えていなかった課題や可能性が見えてくることがあるという。
AIが急速に進化する時代だからこそ、人間らしさとは何かを、
改めて考えることができた時間でした。

