2026年8月19日
急がば回れ
大卒で入社した人のうち、 3年以内に離職する割合は 33.8%。
今も、3人に1人以上が 早期に会社を去っている 計算になります。
理由の上位は、 労働時間や休日の条件、 賃金の条件、 そして人間関係。
ここまでは、 よく聞く話です。
けれど、 もうひとつ気になる 話がありました。
ある調査では、 新入社員の離職率が 高い企業ほど、
育成期間を短めに 設定している傾向が あるとの指摘もある というのです。
早く一人前にしよう、 早く戦力にしよう。 その焦りが、
かえって 人を遠ざけているのかもしれない。
そう思うと、 はっとさせられました。
研修の現場でも、 似たようなことを 感じる瞬間があります。
「早く成果を」 と急かされた人ほど、 失敗を恐れて 挑戦しなくなったり、
わからないことをわからないまま 抱え込んでしまったり。
反対に、 じっくり関わってもらえた人ほど、 多少の壁にぶつかっても、
「もう少し頑張ってみよう」 と思えるようです。
人が育つには、 どうしても 「時間」という 土壌が必要です。
問いかけ、 待ち、 小さな変化に気づき、 言葉にして伝える。
そうした地道な関わりを 省略してしまうと、
結局は遠回りに なってしまうのだと思います。急がば回れ。
もちろん、 事業のスピードを 考えれば、 悠長にしていられない
という事情もあるので、「早さ」と「丁寧さ」の バランスを
どう取るかが、 育成の 問われどころなのだと思います。
悩ましい!

