脳が育つ!

『仕事ができる人の脳とできない人の脳は、
明らかに違います。
できる人の脳は、樹木が茂るように、枝ぶりよく育っています。
それは、得意なことを伸ばし、不得意なことに挑戦し、
困難を乗り越えることによって、脳が成長したからです。
使い方次第で、脳は死ぬまで成長し続けます。

自分は仕事ができない、何をやってもだめだ、と
諦めてはいけません。今からでも間に合います。
生活習慣や仕事のやり方を少し変えれば、脳は変わります。
筋肉と同じように、自分で鍛えることができるのです』。

枝ぶりよく育っているとはいい言葉!

脳を育てる手軽な脳トレ。まずはこれ↓をやってみたい。

・アイデアが浮かばなくなったら、ひたすら歩いてみよう。
デスク作業で酷使した脳を休め、連動系脳番地に
新たな刺激を加えることで、再び脳が活性化する

・目を左右に動かすと、見たい範囲、理解できる範囲が広がり、
注意力と理解力が鍛えられる

・5本指ソックスをはき、足の指をしっかり広げると疲れが取れる。
左右のバランスを感じ、10本の指全部に気を配れるようになり、
連動系脳番地が刺激される

・若いころに好きだった音楽を定期的に聴いてみる
忘れかけていた出来事が次々によみがえる。
記憶が呼び起こされ、若いころに使っていた脳番地が活性化する

あわい(間)を生きる


昨日の対話会で、「いつから仕事?」と訊かれて、
「今日から!」と答えたものの、仕事のような休みのような。
仕事・休みという概念が数年前からなくなった、という
話を聴いて、なるほど、と納得。あわい(間)に生きる。
「あわいに立つ」。いいなあ、と思います。

とかくこの世界には、白黒はっきりつけられない、
曖昧な「あわい(間)」が、いくつも存在します。
仕事と休み、善と悪、損と得、はっきり区別することを良しとする感あり
ですが、はっきりしない場面にこそ味わい深さがあり、人間らしさが
垣間見えますね。

能楽師の安田登氏の著書、「あわいの力」には、このように綴られています。
能の世界での「あわい」とは、この世とあの世をつなぐ境界、前と後ろをつなぐ
媒介なのだそう。幽玄の世界を観せる能楽は、媒介者であるワキが、異界の存在であるシテと出会い、現実世界と異界をつなぐ「あわい」の存在として、シテの
思いを晴らすまでが描かれている。

現実世界と異界を繋ぐ「あわい」。
生と死の間をつなぐ「あわい」。
こう書くと、そもそもわたしたちはあわいに生きているのだと思います。
自然の中に身を置き、あわいの感覚を呼び覚ましたい。
そんなことを願うのでした!

習慣について

いよいよ明日からお盆休みです!
道東旅をキャンセルしたので、地元で野山を駆け巡りたいです(笑)。

さて、先週のclubhouseのお題は「習慣について」。
人生をより豊かにする習慣を各自が語りました。

・朝起きたら30分は布団から出ない。紙とペンを枕元に置いて、
徒然なるままに思いを巡らせ、気づきやTODOはメモメモ
・寝室にはデバイスを持ち込まない
・夏でも湯舟にゆっくりと浸かる
・4時起床。朝一番は40分室内自転車を漕ぎながら読書
・「通りがかり」にピアノを一曲。パターを3分。コツはわざわざではなく、
 通りがかりにやれるように導線を考え配置すること
・気づきや閃いたことをEvernoteに記録。アプリは変わったが、記録という
 習慣は20年以上継続中
・昔流行ったカチンカチン体操を「ながら」で今なお継続中
→台所ではつま先立ち。お尻をぎゅっと締める、など
・毎金曜はお財布の中をリフレッシュ
・フランクリン手帳を20年以上愛用中。週の初めはたっぷり時間を取り
 向き合う
・AppleWatchで運動は見事に習慣化。しかし若干支配されている感あり
・早寝早起きが人生を変えた。6時間睡眠は必須
・週に1度はタップダンスで体幹トレーニング。今や特技に!

いやあ、面白い!
習慣が人生を豊かにするとはまさに。





金継ぎ

先日、「金継ぎ」について話を聴きました。
金継ぎとは、『割れたりヒビが入った陶磁器の破損部分を漆で接着し、
金などの金属粉で装飾して仕上げる修復技法です。

モノがあふれる今の時代、つい古いモノや壊れたモノは捨て、
どんどん買い替えています。
お気に入りの器が壊れたら多少ショックではありますが、捨てていました。
しかし、金継ぎで修復することで、新たな美しさや味わい深さを放つ器に、
さらに愛着を持てるなあ、と。

これって、生き方にも通ずるようです。
誰しも足りないところや欠けていることはありますが、
漆と金で修復するがごとく、埋めていく努力をすることで、
より、味のある自分になるように思います。

日常の中で、心が傷つくこともあるけれど、
それをなかったことにするのではなくて、ひびが入り、割れた心を
癒し修復する。自分を芸術作品に仕立てていくが如く生き方も
味わい深いですね!





視点を変える

名古屋から兵庫に入りました。
最近電車の遅延や事故が増えている気がするので、
大事をとって前泊。

さて、三浦綾子氏のこの言葉、
自分を省みるためにも、
たまに読み返すようにしています。

『九つまで満ち足りていて、
十のうち一つだけしか
不満がない時でさえ、
人間はまずその不満を
真っ先に口からだし、
文句を言い続けるものなのだ。

自分を顧みてつくづくそう思う。
なぜわたしたちは、不満を後まわしにし、
感謝すべきことを先に言わないのだろう』。

ぎくり。ついつい足りないものに
目を向けてしまうのは人間の常なのでしょうか。
だからこそ、意識して感謝することに
視点を変えることが大切ですね。

無意識を整える

名古屋に向かう車中です。自由席の1車両にたった一人!
お盆休みまであと1週間ということもあってか、心身ともに、
えらくバタついてきました。
こういう時は、ピリピリした空気を醸し出しがちなので、
自分を整えないと、です。

前野 隆司先生の著書 「無意識の整え方」によると、
意識ではなく、「無意識」を整えることが大事なのだと。

では、「無意識を整える」とは、どういうことなのか?
「無意識を整えよう」と思うこと自体が、意識の配下にある状況。

そうではなく、言葉に意識を集中したり、姿勢を正したり
ゆっくりと呼吸をしたり、世界全体がつながっていることを
感じることによって、心と身体全体が整う。
これが無意識が整った状態。

4名の方と対談されていますが、それぞれの方の言葉が印象的でした。

◆理解よりも体感が重要
◆意識しているとうまくいかない
◆無意識は心の倉庫。プラスなものを入れていないと 
 プラスなものは出てこない。そのためにはマイナスなものを
 入れないようにするのとプラスなことをあえて選んでいく
◆森では直感が開き無意識にアクセスしやすくなるのではないか
◆受け止めたものにひとまず名前をつけるだけにし、解釈しない
◆普段の生活では、動きのスピードを落としてゆっくりにし、
 感覚を研ぎ澄ませる


普段の生活で動きのスピードを落とす。
マグロのわたしには一番ハードルが高そうだが、
それだけに効果もありそうです!












読書の工夫

遅ればせながら、先日オーディブルデビューしました。
運転中や移動中に聴けるのがいい!
今は「アルケミスト」を楽しんでいます。
以前に本も読みましたが、朗読だと情景がリアルに浮かんでくる
ように思えます。

理解しきれなかった感ありの「サピエンス全史」もオーディブルで
聴いてみたらいいかも。

しかし、ビジネス書はkindleなどで読むのが向いている気もします。
ついついダラダラ読書をすることも少なくありませんが、
参考にしたいのが、「読書の質を高める方法」。

『読書の質を高める方法は大きく3つ。
(1)本を読む目的を明確にする
(2)本を読む時間を決める
(3)本の内容を誰かに説明するつもりで読む

上記を意識しながら読むだけでも、大切な内容が記憶に残り、
しかも速く読めるという。
本を漫然と読み始めてはいけない。
読み方によって読書の「成果」も大きく変わります。

(1)本への「質問」を決める本を読む目的を明確にすると、
大切な記述を見過ごさず、記憶にも残りやすい

この本を読んで何を知りたいのか。
本に対する質問を設定する。

質問は、「上司とのコミュニケーションを上達させるコツは?」
というように具体的なほど良い。

(2)読む時間を決める
「会社に着くまでの30分にここまで読む」といった具合に、
読む時間をあらかじめ決めると、ダラダラ読みを回避できる。
集中力が高まるため、速く読めて、内容が頭に入る。

(3)人に説明する前提で読む本の要点や感想を誰かに説明することを
前提に読むと、伝えるために内容をしっかりと咀嚼して理解しようとする。
本を読んだら、SNSやブログに感想を書くことを習慣にするといい』。










人・本・旅

心配していた富山入りもスムーズに。
お気に入りの環水公園スタバで朝活。ここはほんっとに素敵な場所。
プチ旅行気分を楽しめました。

さて、旅といえば敬愛する出口治朗氏の言葉。
4年前の日経に掲載されていましたが、永久保存版。
今は病気療養中でいらっしゃいますが、1日も早い回復を願います。

『ビジネスパーソンに今、
最も必要とされる能力は何か。そう問われたなら、
僕は迷わず「考える力」と答える。
言い換えれば教養を身につけること。
教養とは、単なる知識の集積ではない。
知識と知識を組み合わせ、応用しながら
自分の意見を組み立てあげる力のことだ。
高価な食材を集めても料理の腕がなければ、
おいしい食事にはありつけないように、
考える力がなければ知識は教養たりえない。

なぜビジネスに教養が必要なのか。
それは日本経済が、労働集約型の工場モデルから、
サービス業中心の産業構造に転換したからだ。
組織や上司に忠誠を誓い、残業をいとわず
働き続ければ結果も評価もついてくる工場モデルの時代は
とっくに過ぎ去った。自分の頭を使って考え、
斬新なアイデアを生み出し、イノベーションを起こす力が
働き手に求められている。

イノベーションは知識と知識の組み合わせに
よって生まれるが、自分の仕事に関する知識同士を
組み合わせるだけでは、大きなインパクトは持ち得ない。

自分の分野を深掘りしつつ、なるべく遠いジャンルの知識や
時空を隔てたところで見いだされた知恵を取り入れることで、
オリジナリティーは強化され素晴らしいアイデアとなる。
日々顔を突き合わせている同僚と飲みに行き、
24時間議論したとしてもイノベーションは起こせない。
遠いフィールドで得た気づきが豊かな発想を促し、
生産性を高めるトリガーとなりうるのだ。

その実現のためには、働き方改革が不可欠だ。
長時間働き、家と職場を往復するだけの
「メシ・フロ・ネル」の生活を、
「人・本・旅」の暮らしに切り替えなくてはならない。
仕事では知り合うことのない様々な人に会い、
いろいろな本を読み、興味を持った場所にどんどん出かけていく。
脳を刺激し続けることで、考える力も磨かれていく。

大手生保に勤務時代、ロンドンで現地法人社長を務め、
欧米企業のトップリーダーたちと接した。
彼らの多くは博士や修士の学位を持ち、
働きながらも貪欲に学び続けていた。
その教養の高さには、とても歯が立たないと思った。
残念ながら、世界標準と日本との間には大きな差がある。

「明日死ぬと思って生きよ。永遠に生きると思って学べ」
とはマハトマ・ガンジーの言葉。成長意欲を持って学び続けることこそ、
いつの時代にあっても人間にとって最も大切なことだろう』。

引用:日本経済新聞2017/08/21 夕刊より










蓮の花

仕事会場まで駅から1キロ強を歩く。
今日も暑さが半端ない!カフェで一息つくも、汗がだらだら。
サラサラパウダーシートはこの季節必須だ。

散歩道にある池の、蓮の花が見頃です。
蓮の花といえば、多くの仏像は蓮の花を台座にし、
天女は蓮の花を手にしています。
仏教と深いご縁があるのですね。

「汚れたこの世(濁世)においても、法(教え)の花(さとり)を開かせる」。
蓮は、泥の中にありながら、決してその泥の色には染まらず、
優美な花を咲かせます。
汚れた泥の中に、根を張り、茎を伸ばし成長しますが、
花だけは濁りなく美しいのです。

学生の頃に学んだ仏教学。
最近また、仏教に触れる機会が増えてきました。
人生の折り返しを経た今、
あのころとは違う気付きがあるように思います!