賢い人が決断を誤るのは?

「賢い人がなぜ決断を誤るのか」。
アンコンシャス・バイアスに関する本ですが、とても面白い!
ロジックと事例がわかりやすく、うなずくことしきりです。

9つのトラップ(罠)が展開されています。
その一つである「自信過剰トラップ」にも、
いくつものバイアスがあるのですねえ。

まずは「過大評価」。
→わたしたちは他人と比較して、あるいは絶対的に自分を過大評価する。
例えば車を運転する人の88%が、安全運転に関して、自分はドライバーの
上位50%以内に入っていると思っている。確かに!

次に「計画錯誤」
→プロジェクトの見積りに関して楽観的すぎる。
巨大プロジェクトの86%は遅延し、予算を超過する。プロジェクトの見積り
だけではなく個人的な計画についても楽観的過ぎる。

さらに「過度の正確性」。
→私たちは自らの予測の正確さを信用しすぎる。
90%確信しているときでも、50%は間違っている。

人は、経済学者が考えるような合理的な意思決定モデルには
従わないのでミスを犯す。しかしそのミスはランダムではなく、
規則性があり、予測可能なミスである。

どれもあるあるです・。

ウェルスダイナミクス

大阪は快晴の朝です。
ウォーキングかたがた、公園のベンチで一息。
クリスマスプレゼントにポットをいただいて以来、
毎日お白湯を持参するのが日課になっています。
ほっこり一息つきながら、青い空を眺める!
最高のスタートです。

さて、ウェルスダイナミクスの本を出版された、
近藤学先生が出された本。
『人生を好転させる! 才能活用ビジネスモデルの教科書』。
面白かったです~。

先生は、以前弊社の顧問税理士をしてくださっていました。
冬至、頑張れば頑張るほど悪い方向に行く沼にはまっていたとおっしゃいます。
税理士という仕事はご自分の才能とは真逆のところにある職業だったようで・・。

しかし、ウェルスダイナミクスに出会い、自分の持つ才能に従った流れに
乗ることにより、ビジネスが好転し始め、仕事を楽しみながら、
経済的ゆとり・時間的自由を得られるようになられ、とても楽しそう!

ということで、私も早速やってみたら、
私のプロファイルは、『スター』。『ブレイズ』の要素多しでした。


スターは、存在感があり、
他人のアイデアを発展させることが得意で、
難しい状況でもその場をしのぐことができる。
また、周囲のモチベーションを上げたり、インスピレーションを与えられる。


弱みは、高圧的になることがあったり、人に話になかなか耳を傾けない
アイデアを思いついたら熟考せず突き進むことが多い。
ああ、納得!

ブレイズは、人との対話やコミュニケーションが得意。
人との繋がりの中で発展したり、新たなアイデアが
生み出されることも多い。

これまた、まさにです。
チャンスはすべて人が運んできてくださいました。

自分の才能を知り、その活用法を学ぶことで人生を好転させることができる。
とはいえ、コンフォートゾーンにいるばかりではなく、
ラーニングゾーンや違和感を感じる領域に身を置くことも大事。

いやはや、自分を知るのは面白いです!

これは注意!


大阪で朝活中ですが、しまった!
うっかり傘を忘れてしまいました。
今日は地下を移動することにしよう。

さて、「事業に失敗するコツ」、という
物騒なタイトルの資料が出てきました。
数年前にいただいたときにもギクリとした覚えあり、です。
慢心過信、現状維持は禁物だなあ、と。

「事業に失敗するコツ十二か条」

    
1.旧来の方法が一番良いと信じていること

2.餅は餅屋だとうぬぼれていること

3.ひまがないといって本を読まないこと

4.どうにかなると考えていること

5.稼ぐに追いつく貧乏なしとむやみやたらと骨を折ること

6.よいものは黙っていても売れると安心していること

7.高い給料は出せないといって人を安く使うこと

8.支払いは、延ばす方が得だとなるべく支払わない工夫をすること

9.機械は高いといって人を使うこと

10.お客はわがまま過ぎると考えること

11.商売人は人情は禁物だと考えること

12.そんなことはできないと改善しないこと

休日の過ごし方

快晴の朝です。
一昨日の睡眠時間は15時間半!
ほとんどの時間を寝て過ごしましたが、
昨日は早朝から活動。
いやあ、メリハリのある週末でした。

さて、先日お教えいただいた本、
「世界の一流は休日に何をしているのか」。
土日それぞれの過ごし方の参考になりました!
一部引用します。

『世界の一流は、土曜と日曜を独立した別々の日として捉えて、
使い分けています。

まず土曜日は、チャレンジデー。
チャレンジデーでは、趣味や家族との時間を楽しむことに加えて、
新たな人間関係の構築やセミナーへの参加など、
新しいことに積極的に挑戦。

日曜は、リフレッシュデー。
運動や読書、瞑想などを行うことで、
心身ともにリフレッシュさせる。
インドアとアウトドアをうまく組み合わせることによって、
休養と教養を手に入れている』。

このメリハリが大事ですね。
チャレンジデーには、近所に快適なサードプレイスを探し、
いつも読まない本を読んでみたり、学びを深める時間に充てたい。

リフレッシュデーはデジタルデトックスし、
朝風呂、ジャーナリングを楽しみたい。
あ、明日も祝日ですね。近所の温泉で朝風呂決定だ!

見ること

この2日間は千葉です。
何度も宿泊しているこのホテルから、
富士山が見える!今日初めて知りました。
見ているようで見ていない・・。

さて、見ると言えば、この言葉。

『指導者たるものは、できるかぎりとらわれを排して、
ものごとをあるがままに見るように
つとめなければならない。
そうしたあるがままの認識があって、
はじめて適切な指導も生まれてくる』

(松下幸之助氏 『指導者の条件』より)

ついつい自分の感情に影響されたり、
自分よがりに解釈し、
物事を見てしまいがちです。
それでは正しい判断はできない。
あるがままの認識をして、
はじめて、適切な指導ができるのだと。

先入観や思い込み、捉われを排して、
相手を知ろうとする。
その上で、個々に合った指導を行うことが、
大切なのだと。
「あるがままに見る」というのは、
なかなか難しいことではありますが・・。

旅するように

茨城にやってきました!
今週はあちこち移動できて嬉しい。

”旅するように働く”って、惹かれる言葉です。
以前、『モバイルボヘミアン 旅するように働き、生きるには』
(本田直之 四角大輔 共著)を読み、
仕事とプライベートを分けるのではなく、
「仕事・遊び・生活」に垣根がない状態での生き方、
自分の性に合っているなあ、と思いました。

作家の有川真由美氏は、
旅するように生きるための7か条を
こんな風に記されています。

【旅するように生きるための七カ条】
第一条 世の中に対して「なにができるか」考え続けること
第二条 失敗をあたりまえだと考えて、一歩を踏み出すこと
第三条 万が一の「逃げ道」を準備していること
第四条 出逢った人を大切にして、個人的なネットワークを築くこと
第五条 自分のモノサシをもち、自分の「好き」を追求すること
第六条 先の予定を決め過ぎない、モノをもちすぎないこと
第七条 むずかしく考えすぎず、ものごとを明るく、シンプルにとらえること

むずかしく考えすぎず、ものごとを明るくシンプルにとらえる!
これは大事にしたいことです。

一命二運・・・

東京は、キリリと寒い快晴の朝です!

立春。
春の始まりであり、新しい年のスタートでもあります。
今年はイレギュラーですが。

「一命 二運 三風水 四積陰徳 五念書」。
こんな心持ちで立春を迎えたいものです。

人間には天命がある。
しかし、徳を積み常に学ぶことで運が開けていく。
こんな意味だそうです。

「一命」。
人間には、変えることのできない
「宿命」があります。
それを受け入れること。

「二運」。
しかし人間には、自分の意思で
変えることのできる「運命」があります。

「三風水」。
風水を知らずして過ごす人は、
運気の山谷を繰り返すだけで
人生の山を、上手に昇っていけない。
運命を高いレベルまで
引き上げることができるのは、
風水を知ればこそ。
特に良い流れを呼び込むためには、
「家の掃除」が大切。

「四積陰徳」。
自分だけが良くなれば良い、
という生き方ではなく、
善行を行うこと。

「五念書」。
常に学ぶことで、自分の教養を
高めること。

最強寒波に注意・・

東京に向かうのぞみ車中です。
明日あたりから最強寒波が到来見込みとのこと・・。
今週いっぱい行脚の日々なので、影響を受けずに済むことを
願うばかりです。

10年以上前のこの時期、東京に大雪が降りました。
当然タクシーはつかまらない、電車も間引き運転。
一晩でびっくりするほど積もったので、スノーブーツの準備もなく、
10センチ以上積もった雪の中をキャリーケースを担いで、歩く歩く歩く・・。
足は雪でびしょ濡れとなり、しもやけ寸前・・。
なんとか研修会場へ到着しましたが、あの時の大変さがよみがえります。

皆さん、ご安全に!

傲慢と善良

この小説、ほんっと面白かったです!
オーディブルで聴きましたが、
「傲慢と善良」とは、1人の人間の中に存在する。
え!?それ私やなあ、と。ぎくりとすること多しでした。

何より著者の心理描写の見事さ!
前半に登場する人々の語りにより、
自分がこうだ、と思っていた婚約者とは、
まったく違う姿が浮かびあがってくる。
その説得力たるや、情景がリアルに思い浮かんですら来る。
リアル過ぎて身震いするほど。
人間とはかくも・・。

小説を通じて、受け取ったメッセージは「選択」と「自立」。
選択するには、自己肯定感がベースに必要なのだ、ということにも
気づかされました。