リフレッシュ

日曜から行脚の日々ですが、
本日、一旦自宅に戻って来ました。

忙しさにのまれないよう、ほんの少しの工夫で
“心の余白”をつくり、リフレッシュしたいものです。
何も特別なことではなく、日常の中にある
“ちょっとしたワクワク”の積み重ね。
ということで、この24時間以内で心躍った出来事を。

・スメタナの「我が祖国」@チェコフィル演奏に感動
・お土産にいただいたクッキーサンドがとてもおいしかった
・書きやすいペン発見
・VIVANT2情報リリースとのことを教えてもらい、チェック!
 来年の楽しみができた
・股関節改善に光明が!?

すべて、周りの方のおかげだと実感。


欲を手放す

秋は毎年、出張三昧の日々です。
今日は久しぶりに京都でのお仕事。

さて、なかなか今年はゴルフに行けていませんが、
先日、数か月ぶりに行って来ました。
が、久しぶりということで、欲を出してあれこれやろうと思うと、
グダグダに・・。

これは仕事でも同じですねえ。
ついつい欲張ってしまいがちですが、
以前に講演を聴いた為末氏の言葉をすっかり忘れているではないか!

①パフォーマンスを阻害するのは「想像力」
ありもしない未来の不安を憂いたり、過去の失敗を思い返すことで、
緊張感から体が縮こまったり、余計な力が入ってしまい、
本来の力が発揮できない。

②人間の限界を作るのは「思い込み」
この記録を破ることなど到底無理。
人間には限界がある、というメンタルブロックが、
力を発揮することを阻害する。

③トレーニングの際に意識を向けるのは「1点だけ」
あれもこれもと考えだすと、動きが不自然になり、
どうにもこうにもならなくなってしまう。
「要するに何なのか?」に目を向けること。
シンプルに考えること、そぎ落とすこと。

④大事なことはビジネスもスポーツも楽しくやること
義務感や「ねばならない」では、メンタルが持たない。

「ねばならない星人」の話で昨夜は盛り上がりましたが、
つい陥ってしまいそうです。
ゆるめよう。

共助資本主義

夕方からの会合に参加したのち、東京へ向かう新幹線車中です。
本日の講演は、「共助資本主義」について。

東京の経済同友会が提唱してますが、「共助資本主義」とは、
ただ利益を追うだけの資本主義でも助け合いだけの社会でもない、
“成長と共助を両立させる”新しいモデルです。

企業は「利益を出すこと」だけではなく、
自らが掲げる目的(=パーパス)を通じて、
社会に価値提供したり、社会課題解決を図る役割を担う。
起業家精神・挑戦心をもって革新を起こしつつ、
同時にソーシャルセクター(NPOなど)と
共創し、「共助」の取り組みを進めよう、というイメージです。

なぜこんな発想が必要かと言うと、従来の資本主義モデルは、
富の偏在や格差、共同体の崩壊、孤立感の拡大といった
問題を抱えているが、これからの時代は、収奪的な社会から
包摂的な社会への転換が求められているからだと。

自社の利益の一部を、社会課題解決に役立てる。
具体的な取り組みも少しずつ進んでいて、
「ソーシャルウェンズデー」という社会貢献・
共創活動を促すプログラムや、ケロッグ朝ごはんプロジェクトも
その一つ。

但し、企業側が本気で社会課題を解決しようとすると
コストがかかり、利益とのバランスをどう取るかが難しい。
連携する団体間で価値観・目線がずれることもあります。
課題はあるものの、この考え方が広まることにより、
「稼ぐ」と「支える」がセットになる社会は、
少しずつ実現できるかもしれません。

終わりが始まり

連休明けの大阪は少々曇り空です。
今日も30度の見込み。いつまでも残暑厳しい・・。

さて、昨日大阪・関西万博が終わりました。
行ったのは7回ですが、毎回発見満載。
時間が許せば毎日通いたいくらいでした。
視野が広がり、たくさんの問いが立ちました。
これで最後だと思うと、一抹のさみしさはありますが、
最高の半年間でした!

8名のプロデューサーが万博を振り返る特別パネルディスカッションが、
すごく面白かったです。
「万博を単なる展示会ではなく“問いが生まれる場”にしたい」という想いで、
各自各様のシグネチャーパビリオンを作ったが、
その中で、来場者自身が問いを受け取り、日常の中に問いを持ち帰ることを
設計の目的に据える。そのために、展示・建築・技術が有機的に連携し、
体験の余白を大切にしながら、「問い続ける」構造を目指すアプローチにしたのですね。

先日行った、ロボット工学の第一人者・石黒浩氏が手がける「いのちの未来」。
3つのゾーン構成もとてもわかりやすく、それぞれにメッセージ性を感じました。

ゾーン1では、土偶や仏像など「モノにいのちを宿す」人間の、文化的な営みを
振り返る。
ゾーン2は、50年後の未来を題材とし、アンドロイドやロボットと共存する
日常風景が、おばあちゃんと孫のストーリーをベースに語られる。
ゾーン3では、1000年後のさらなる進化が表現されている。

没入体験や未来社会を描くストーリー構成、何より未来の“いのち”を
どう捉えるかを考えさせられる内容でした。

福岡伸一氏のいのち動的平衡パビリオンでは、「死は利他的である」
というメッセージを受け取りましたが、アンドロイドになってまでも、
命を長らえることを選択するのか?

未来社会・生命・共生というテーマで、考える機会をいただけた
万博でした。万博は終わりましたが、問いを立て続け、自分ができることに
チャレンジする。そういった意味では、これからが始まりなのかもしれません。

大阪・関西万博

昨夜、岡山から東京へとやってきました。
移動オフィスにちょうど良いとばかりに、
ひかりに乗りましたが、さすがに4時間は少々きつかった!

さて、都内は台風の影響による遅延はなく、一安心です。
とはいえ、台風23号も発生中。
3連休に日本列島へ近づく恐れありとは困ったものだ。
あと5日で閉会となる万博にも影響がないことを願うばかり。

思えばバッシングからスタートした大阪・関西万博でしたが、
これほど人気になるとは。
テーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」。
史上初めて「いのち」をテーマにした万博です。
158の国・地域、7つの国際機関が大阪・夢洲に一堂に会し、
共に未来社会について考え、交流、対話する貴重な機会。

世界の分断が進む中、いのちをテーマとし、
分断から世界をつなげようとする万博。
正解のない未来を共に考える万博は。とても意義深いものです。

ミャクミャクには、脈々と受け継がれる人間のDNAや知恵、
歴史や文化を未来に継承する、という意味と、
水が湧き出る「みゃくみゃく」に由来するそうです。
青い部分は水、赤い部分は細胞。水は方円の器に従う、が如く、
自在に形を変えていける。

いろんなことを考えさせられた万博でした。
あと1回、じっくり味わってきます!

百年の孤独

東京から岡山に向かう新幹線の中です。
東京はずいぶんと風が強くなってきましたが、
新幹線は遅れることなく動いておりありがたい限り。

さて、コロンビアのノーベル文学賞作家、
ガブリエル・ガルシア=マルケスの
長編小説『百年の孤独』。
昨年文庫化されたので、早速読んでみました。が、読みづらい!!
同じような名前の登場人物が出てきて、だれが誰やらわからない。
途中で挫折した三国志のときのようだ・・。

物語は、架空の村マコンドを舞台に、村を切り開いた
ホセ・アルカディオ・ブエンディアから始まる。
村の隆盛→衰退→消滅と、ブエンディア一族の盛衰を描いた
100年に渡る壮大な物語。スケール大きすぎ。しかし面白い!

Netflixでもドラマ化されているので、小説と並行して観ると
理解が進む感じです。

マジックレアリズムという、現実ではあり得ない超常現象が、
日常に溶け込んでいるように描かれている手法が
取り入れられているので、夢かリアルか。
これまた不思議な感覚。

大阪・関西万博のコロンビアパビリオンの外観は、
「百年の孤独」に出てくる「氷の家」がモチーフ。
館内には多くの「黄色いチョウ」が舞っているそうな。
マルケス氏についてのコーナーもあるそうなので、
是非行ってみたいです。

台風22号

今日の大阪は29度。10月だというのにえらく暑いです。
ところで、日本に接近している台風22号・・。
こののちの進路が心配です。

今週は東京→岡山→東京と移動の日々ですが、
非常に強い勢力になって日本へ接近予定とのこと。
さきほど四国の南の海上で急カーブし、四国に近付きそうですが、
こののち8日にも急カーブし、四国や和歌山の海上を
東よりに進む予想。とにかく逸れてほしい。

今年は比較的台風が来ないと思いきや、
ここに来て影響を受けることになろうとは・・。
なんとか無事に移動できることを願うばかりです!

富山3日目


富山3日目の朝です。
今朝も過ごしやすい気温ですが、
早朝から富山駅は混雑。
登山に最適な季節ですね!

さて、今朝読んだ備忘録(致知1日一言)
「機を読む」。

人間に最も大切なものは「機」というものであります。
これは人間のみならず、
自然もすべて「機」に満ちている。
したがって人生というものは、
すべて「機」によって動いているといってよろしい。

のんべんだらりとしたものではなくて、
常にキビキビとした機の連続である。
機というものは「つぼ」とか
勘どころとかいうものであって、
その一点ですべてに響くような一点を「機」という。

そこで機を外すというと響かない、
つまり活きない。
人間の体もそういうつぼ、
点で埋まっているわけであります』。

安岡正篤氏の言葉にあるように、「機」の大切さ、実感します。
人間関係においても、相手の心の機微をよむことが、
とても大切です。

瞬間瞬間にそれを感じ取る力。
忙しすぎると鈍ってしまいそうですが、
富山の自然に触れるとチャージできます。

博物館がすごい

富山に向かう朝です。
先週は福井、そして今週は富山と、2週続けて北陸へ。
北陸新幹線に乗るとなんだか旅行気分になり、ワクワクします!

先週行った、福井県立一乗谷朝倉氏遺跡博物館。
ここがむちゃくちゃ素晴らしい!
戦国大名・朝倉氏が築いた城下町の壮大な歴史を
体感できる場所です。

発掘調査で出土した膨大な資料をもとに、
かつての城下町を精緻に再現。
武家屋敷や町屋、庭園などが実際に目の前に広がり、
「そこに暮らしていた人々の生活」をリアルに想像できるのも魅力。

また、朝倉家屋敷の当時の部屋や花壇が、
館内に原寸大で再現されているのも、そのスケールに驚き!

昨年は、福井県若狭町にある、年縞(ねんこう)博物館にも
感動しました。
こちらは三方五湖の一つである水月湖の湖底で発見された、
7万年に及ぶ年縞に関する展示・研究を行っているところ。
年縞とは、長い時間をかけて湖の底に積もった泥の縞(しま)。
三方五湖の一つである水月湖の年縞は、世界でも最長クラスの
7万年の歴史が45mもの深さで堆積しており、
年縞を元にさまざまな提言がなされています。

全国の名物博物館を回ってみたくなりました!