抽象と具象

ゴールデンウイークは、
9日間のお休みをいただきました。
前半は仕事でしたが、後半はプチ旅行に
行ったりと、ゆったり過ごすことができ、
頭もクリアになった感じです。

本日は、新たに形にしたいことについて、
談論風発の時間をいただきました。

ドラッカーの質問にもある、
「顧客は誰か」。
「誰のためにそれをやるのか」。
「誰を幸せにしたいのか」。
そんなことを自由に談義した時間でした。

時間軸の視野を広げて考えてみると、
それは5年先の世の中にも、
必要とされていることか?

課題もまだまだありますが、
抽象と具象の間を行き来する中で、
確かに見えてきたものがありました!

ビジョン

本日は、今期のキックオフミーティング、
今年は会社設立15年の節目です。
ということで、早朝から、そもそもの
この会社の存在意義・ビジョン・
今期方針を振り返っていました。

普段バタバタしていると、
なかなかこういう時間が取れないのですが、
ビジョンとは、「目指しているもの」
「やりたいこと」「近未来像」と
言えるでしょうか。

目指すところが、はっきりしていること。
どこまでそれに近づいているのかが
共有されていること。
そこまでの道筋が見えていること。
こんなことをおろそかにしていたなあ、と
反省しきりですが、今日はそれを考える
良い機会です。

また、会社のビジョンだけではなく、
個人のビジョンをも考え、
可視化できればということで、
午後からは、講師の方を招いて、
カードづくりも試みる予定です。

ワークショップでは、
組織のビジョンと個人のビジョンをクロスさせ、
可視化したもの(表がイメージ、裏が言語化されたもの)を
ポストカードサイズにまとめて作ります。

これは普段手帳にはさんで持ち歩いたり、
デスクのに貼っておいたりしながら、
活動に迷いが生じたとき、気分が乗らないときなどに、
サッと目にできるカードづくりを目指す、ということで、
これまたどんなものがアウトプットできるのか、楽しみです!

知性を磨く

田坂広志氏の「知性を磨く」読了。

「知性」とは答えのない問いに対して、
その問いを問い続ける能力のこと。

「知能」とは答えのある問いに対して、
早く正しい答えを見出す能力のこと。

「知識」とは言葉で表せるものであり、
書物から学べるもの。

「智慧」とは、言葉で表せないものであり、
経験でしか掴めないもの。

人生とは、答えのない問いに
向き合うことの連続です。
日々においても、答えのない問いだらけ。
「ま、いっか」と割り切ってしまうことは、魂の弱さ。
その問題を考え続けることの負担に耐えかね、
「割り切り」を行いたくなります。

しかし、それに流されてしまうと、
深く考えることができなくなり、
答えのない問いを問う力である
「知性」が衰えていくのだと。

そして、精神の弱さに流されない迅速な意思決定として、
「腹決め」、すなわち「これで行こう!」と腹を定め、
能動的に意思決定し、その人、その事との関係を絶たぬこと。

「愛情とは関係を絶たぬことである」。
真の愛情とは、物理的に遠く離れても、相手のことを
想い続ける力であり、相手に心を残すことに他ならない。

氏の話は、いつも心を揺さぶられます。

自分を幸せにする

今日、対話をする中で改めて思ったことは、
「自分を整え、自分を輝かせることで、
自分を取り巻く周りが、より良く変わってくる」
ということ。これは間違いない!と実感しています。

先日読んだリリーウィステリアさんの記事にも
通ずるものがあります。
一部、以下引用します。

『私たちは、ついうっかり
誰かを変えようとしてしまいます。

「夫が陰気な性格だから
もっと明るくなってほしい」

「友人がいつもやりたいことを
躊躇しているからもっと
積極的になってほしい」

「怒りっぽい上司が
もっと穏やかになってほしい」。

でも、「誰かを変えよう」としても
世界は何も変わりません。
あなたが「誰かを変えたい」
という思いを手放したとき
世界は動き始めます。

人の人生ではなく、
もっと自分の人生に
フォーカスしましょう。

自分を幸せにする
自分を大切にするというのは、
実はとても奥が深いものです。
自分にとって何が幸せなのか?
今この瞬間、何をするのが幸せなのか?

本当はどんな人生を歩みたいのか?
明日、命が終わるとしたら
悔いなくこの世を去れるのか?

自分本来の魅力を見極めて
それを発揮できているか?

自分の心の声を聞いて
その声に従って行動しているか?
他人の声に従っていないか?
人に注目している暇はありません。

もっともっと自分を大切にしましょう。
これは決して自己中心的な生き方ではありません。

自分が輝くとそのエネルギーが
まわりに伝染していくし、
輝く波動の世界で生きていけるのです。

そこには、
笑顔の家族や夢に向かって進んでいる友人
生き生きと仕事をする仲間たちがいるのです。

自分が輝くとまわりの人も輝きます。
まずは自分。
とことん自分を幸せにしましょう。

ついうっかり
他人を変えようとしていませんか?
他人の人生に注目するのではなく
自分の人生に注目しましょう。

他人を変えようとしても
世界は変わりません。

自分が輝いたとき
輝く世界があらわれるのです。

自分を幸せにするというのは
尽きることのない究極のテーマです』。

我(が)を控えめに

こんな話を聞きました。

「鏡というのは自分を映すもの。
かがみという言葉の真ん中にある、
「我(が)」をとることで、
「神」になるという。

私たちの心の中には、
「神のような存在」と、「我(が)が強い面」、
両面が混在している。
心の羅針盤を少しでも正常なものにして、
「我(が)」を少しずつ減らしていくことで、
人生は鏡のように輝いていく。

「我(が)」が強すぎると、
相手を排斥し、対立が生じることもあります。
また、「わたしが、わたしが」と自分ばかりの
利益を優先するのでは、周りの協力は
得られません。

ゼロにすることは難しいでしょうが、
少しずつ減らしていきたいと思います。         

いつからでも成長できる

心から敬愛する心友と、
昨日は夜遅くまで話していました。

私が一生かけても手に入れるが難しいかも?
と思うことを、彼女は惜しげもなく手放しては、
新しいことにチャレンジしています。

その根底には、「このまま進んだら、
未来がどうなるのか、見えてしまうのは
楽しくない。無難はいや」という想いがあります。
だから誰もやっていないことに、
果敢にチャレンジしたいのです。

また、「うまくいくのは嬉しいけれども、
うまくいかないのは楽しい」とも言い切ります。

うまくいかないことがあるからこそ、
頭をぐるぐる回して、それこそ真剣に考える。
その中で、ピカリ!という閃きが
あるのだと言います。

この1年も新しいことにチャレンジし、
1年でこれだけ自分が成長できるとは
思わなかったという言葉に、
我が身を省みて、ハッとしたのでした・・。

1年間で大きく成長できた人と、
単に1年、年を重ねて老けて行く人との、
大きな違いはここにあるのだなあ、と。

人の成長は無限大。
いつからでも遅くない!と
チャレンジする勇気をいただきました。
         

シンプルに生きる

シンプルに生きる」読了。

心に響いた言葉が、いくつもありました。

秩序とは美の土台となるものである (パール・バック)

貧しい旅行者とは、荷物をたくさん
抱えている人のことをいう   (イギリスの格言)

話すことをやめ、考えることをやめる、
すると、何もわからないことはなくなる(仏教の格言)

空間、光、整頓。これこそが食べ物や寝床と同等に、
人間が生きるために必要としているものである
               (ル・コルビュジエ)

他のすべてを知りたいときに、
自分自身に無知であることは、
ばかばかしいことである  (プラトン)

           

自律型人財を育てる

4年前からご縁をいただいている会社の、
人財育成セミナーに2日間参加しました。
冒頭、社長がお話になったのは
「この会社は人財育成を柱に据えた会社」である、
ということ。

創業以来、人財育成に一貫して取り組まれた結果、
10年で100億円を突破され、
今なお成長し続けている会社です。

では、どんな人財を育てていらっしゃるのか。
それは「独立自尊の経営者マインドを
持った人財づくり」。

経営者マインドとは、”自律している人”です。
具体的には、以下3つの要件を持つ人です。

1.人と比べない
→自分の目標と競争するということ
2.自分自身への期待を持っている人
→セルフイメージが高いこと
3.自己管理
→健康管理と時間管理ができること

人は自身の成長を実感することによって、
幸せを感じる。
だからこそ人財育成の重要性を
改めて実感したのでした。

後姿

後ろ姿がしょんぼりしているのは、
不徳であることを示しているのだ。
怒り肩がいいのかと言うと、
これもよろしくない。
後光が差すというか、
徳のある人は後ろ姿が凛々(りり)しく、
元気であふれているのである。

『安岡正篤 一日一言』より

後姿はその人の鏡、うそはつけません。
そして背中には生き様が表れますね。
凛とし、毅然とした美しい背中、
曇りなき背中を目指したいものです。