解なき世界で

松山にやってきました!
飛行機の眼下に広がるしまなみ海道が美しかった。

さて、今朝の日経1面を読み、舵取りが難しい時代だとつくづく思う。
企業の成長に資するのは、管理か自由か?
自由すぎて成長機会がないとわかれば、若者は会社を
見限ることもあれば、管理しすぎても窮屈すぎるとNGが。
若者に合わせすぎてもいけないが、まったく無視もできない。

1面には、こんな一文も書かれていました。

『厳しく管理しても、居心地が良すぎる職場を作っても、
社員はキャリアへの焦燥感を募らせ会社から逃げ出す。
いかにやりがいを高めたまま管理できるか。
社員の「働かせ方」を改革する覚悟が今、問われている』。

管理か自由か、という二元で考えるのではなく、
部下一人ひとりを見極め、相手に合わせた対応が
必要なのだと思いますが、管理職はほぼ、プレイングマネジャー。
コミュニケーションの時間を捻出するのも、正直難しいという声もよく耳にする。

このシリーズのサブタイトル、「解なき世界で」。
答えのない世界に突入していることを日々実感します。

シェアド・リーダーシップ

名古屋に向かう朝です!
今朝も快晴、雲一つない空が広がっています。

週末は、『リーダーシップ・シフト~全員活躍チームをつくる
シェアド・リーダーシップ(堀尾志保・中原淳著)』読了。
共感至極で、自身とも重ね合わせながら、一気に読了しました。

冒頭述べられているのは、マネジャーを取り巻く変化。
前例踏襲的に仕事を進めていくことは、もはや不可能です。
以下、5つの変化の中で、マネジメントを取り巻く環境の難易度が、
相当に上がっており、自分一人のリーダーシップだけで牽引していくのは、
限界があると感じることが増えたというマネジャーは72.3%!


・複雑化・・前例踏襲ではもう対応できない
・少数化・・加速度的に進行している人手不足
・多様化・・みんな一緒はもう終わり
・分散化・・バラバラの場所での協働
・多忙化・・給与は増えぬが業務は増える

シェアド・リーダーシップとは、「マネジャー一人にリーダーシップの発揮を
求めるのではなく、チームメンバー全員が自分の強みを活かして、
リーダーシップを発揮している状態」。

本書には、従来のリーダーシップのあり方から、シェアド・リーダーシップへと
シフトするステップも、わかりやすく解説されています。

4年前、コロナ渦中で、自社の仲間と半年間、学んだ先に
たどり着いたのは、「わたり鳥チーム」への変容。
これぞシェアド・リーダーシップの考え方に通ずるものだなあ、と
思います。全員が主役でありリーダー。

メンバーとともに方針を描き、対話を重ねて
共通認識のレベルを高め、対話で得た情報を放置せず、
決定の経緯と根拠を丁寧に説明する。

ああ、そこがまさに足りないと気づくことができました。
対話の旅は続きます。


壁がある。だから行く

今回の出張は、初の茨城県潮来市です!
香取神宮、鹿島神宮と日本3大神宮がある場所。
これから潮来を数回訪れるので、追々参拝したいと思います。

さて、ますますご依頼が増えている、女性管理職育成支援。

しかし、「自分には皆をぐいぐい引っ張っていくリーダーなんて無理」と
尻込みされることも少なくない。
しかし、そのスタイルだけが、リーダー像ではない。
従来型のリーダーではなく、自分らしいリーダーシップを発揮する。
「ありたいリーダー像」に向かって、必要な能力や経験を積んでいく。

メンタリングや1ON1で上司はつい、自身の武勇伝を語りがちになるが、
それが、「私には到底無理」に拍車をかけることにもなる。
上司は傾聴し、相手の中にある想いや考えを、引き出していくことが大事。

壁があるだから、行く」。
このフレーズが大好きです。顧客企業のCMでよく流れていました。
壁を取っ払うきっかけを作れたら、と思います!

チャレンジに尻込み

いつものカフェで朝活中です!
3連休は、学び・法然展・・ゴルフ・かやぶきの里にと、
楽しい3日間でした。

さて、連休中に行った、社会人MBA説明会。
「大学院在学中は、仕事と学び以外の時間はあきらめてください」
という先生からのお話に、しょっぱなから愕然とする・・。

え!?遊ぶことも旅行に行くことも、その期間中はまず無理。
ここにまったくもって、覚悟が定まらない自分・・。
旅行もゴルフも行きたい。さらには両親の送迎も必要になってくる
だろうしなあ、と言い訳がましく思ったりする。

とはいえ、学びの中身は魅力的!
今朝偶然、カフェで会った仲間も4つ、いや5つの役割を遂行しながら、
大学院で修士論文までコンプリートし、2年で卒業とは、恐れ入ります・・。

もう少し、他大学も情報収集しつつ、と逃げに入る自分。
チャレンジするかどうかの結論は、もう少し先送りにします(笑)。

生き方

いよいよ出張最終日。
今日も東京は快晴です。
今朝は早く起きたので、久しぶりに読書時間が取れました。
私のバイブル、稲盛和夫氏の「生き方」。

1.経営にとって大切なことは
「人間として正しいことを追求する」ことに
あると思っています。
それは、幼かった頃に両親や年長者から褒められたり、
叱られたりした経験から学んだ、
極めて初歩的な倫理観と同じものです。
私はそれを生きる上での原理原則とし、
またリーダーとしての判断基準にもしてきました。
    
 
2.「才能を私物化してはいけない」
私はたまたまこの世界の創造主から才を与えられ、
役割を与えられた。
ならば、その才を自分のために使って
「俺がやった」などと自惚れてはならない。
やはり従業員のため、世のため人のために使う。
それがリーダーだと思い、これまでやってきました。

3.私は人生の目的は何かと問われれば、
心を高めることであり、魂を磨くことに
あると思っています。
人間が死を迎える時、現世でつくり上げた
地位も名誉も財産もすべて捨て、
魂だけ携えて、新しい旅立ちをしなくてはなりません。
すなわち、わずかなりとも美しく
崇高な魂になって旅立つことが、
この世での人間の務めだと思います。

適応課題と技術的課題

東京の朝は曇り空。
日ごとに秋が深まっていることを実感します。
研修会場から徒歩1分のカフェにて朝活中。
こんな近いところにあるのは嬉しいことです!

さて、女性対象の研修は増える一方ですが、
推進を阻む適応課題と技術的課題は多岐に渡ります。
適応課題は根深いですが、挑戦しがいのある課題でもあります。

適応課題→個人や組織の価値観や考え方に根ざしており、そのままの価値観では対応が
       難しい課題。解決するためには、その価値観や信念体系を変更、または手放す
       ことが必要。これらは言動の背景に存在するので認知しにくい。対話や内省を
       経て気づき、徐々に変容

技術的課題→自分や組織が現在保有する知識がスキルでは解決することが難しい課題
          解決するためには必要な知識やスキルを習得し、活用すること
 

【適応課題】
・経営層のマインドセット
・男性中心の組織風土
・アンコンシャス・バイアス
 過小評価バイアス/慈善的バイアス/確証バイアス
・ダイバーシティ&インクルージョンの職場風土
・職場の心理的安全性
・男女の役割に対する根深い固定観念


【技術的課題】
・多様な人材を評価・育成する手法が不明確
・女性のリーダーシップ開発の場や経験不足
・時間制約に関わらず成長を促す機会・役割期待の付与
・残業せずに成果を出せる業務マネジメント
・業務の標準化→平準化 ・自身のキャリアパスを考える場づくり

人間観

東京は寒い!いきなり15度って・・。
一昨日の大阪は29度だったのに、なんとも寒暖差が激しいです。


さて、師匠が旅立たれて2年になろうとしています。

30年近く前、先生に最初の勉強会で伝えて下さった、
3つの人間観。

1.仕事のために人間があるのではない。
  人間のために仕事があるのだ。

2.人は生かされたいと願っている

3.人は意義なしでは生きていけない

先生の長い人生の中で、経験から、そして熟考された中から
紡ぎ出された言葉であり、折に触れて思い返します。


精神交互作用

東京の朝は雨模様。
涼しく、ようやく秋らしいです。

さて、年初に変形性股関節症だ、と書いていましたが、
最近はそのことを忘れてしまう位、調子が良い。
これは足の筋トレとストレッチが功を奏したのか、
はたまたパッチやニュースキャンの効果か!?

あまり気にしなくなったことが影響しているのか?
以前、日経新聞の記事で読んだ、「精神交互作用」によると、
”人間の鋭敏な感覚は、自身の身体の変化をも、
いち早く自覚症状として、察知してしまう。
そして当人は、その症状に捉われ続けてしまうことがある”。
これが精神交互作用だそうです。

本来の自覚症状というのは、
身体器官に異常が発生し、その信号として、
痛みや不快感が脳へ送られて認識される。
しかし、精神交互作用による症状は、
脳から不調を探りにいく。

症状を気にしすぎると、却ってセンサーが日々鋭さを増して、
自覚症状が強まり、捉われ続けてしまう。
注意と感覚の悪循環ですね。

セルフメンテナンスは継続しつつも、
気にし過ぎないことも大事!

「稼ぐ」から「磨く」へ

東京に向かう、ひかり車中です。
富士川鉄橋から見える富士山は、
残念ながら厚い雲がかかっていました。
今日から金曜まで行脚の日々ですが、
荷物はずいぶんとコンパクトです!

さて、副業マーケットは広がっている。
本日お話を伺い、実感しました。
本業で培った経験やスキルを活かし、
週5時間〜空いた時間で挑戦可能。

事業環境や技術の変化が速いなか、
副収入だけでなく、リスキリング(学び直し)に
副業を活用したいと考える人や企業が増えている。
稼ぐことよりも、経験を通じて自分のスキルを磨くことを
優先したい人も一定いるそうです。
成果を本業に生かせれば企業側にもメリットあり、です。

都市部で専門的な経験を積んだ人が、
地方活性化に貢献したいという想いで、
副業される方もいるという。

自分たちが未経験なことは、自前で取り組んでも限界がある。
かといって、専門スタッフを雇用する余力はない。
こういう時に副業プロ人材がお助けマンになる!
働き方は多様化していることを実感します。