アンラーニング

京都は午後から大雨になっています。
この雨のあとは、また秋が深まりそうですね。
明日からは3連休、楽しみです!

さて、今年7月から学びの機会をいただいている、
ヒューマンバリュー社さんの「タレント&組織開発の本質を探究する研究会」。
何度もアーカイブを試聴しましたが、第2回目の動画視聴は本日まで!
ということで、急ぎ動画を試聴。

アンラーニングについては自分も含めて、変化激しい今の時代には、
必要だな、と思いました。

アンラーニングとは、これまでの経験によって形成されてきた
信念や行動、前提、価値観を意識的に手放し、新しい認識や
行動様式を取り入れていくプロセスのこと。
単に「忘れる」ことではなく、未来へ向けた“余白をつくる行為”と言えますね。これまでの成功パターンが、今後も通用するとは限らない。

このスライドのお話が印象的でした。

  1. 静的な専門性 と柔軟な専門性
    テクノロジーが補完する領域が増える中、人は境界を越える能力が問われます。
  2. 天才の文化 と 成長の文化
    特定の個人が輝く組織ではなく、学習と挑戦を許容する文化が必要です。
  3. サイロ構造 と 橋渡し構造
    部署や専門性の壁を越えたコラボレーションが価値を創出します。

アンラーニングを進める上で問い直すべきは、信念・障壁・文脈の3つ。
「本当に正しいと思い込んでいることは何か」「構造的な妨げは何か」
「時代状況はどう変わったか」を丁寧に観察すること。

「私は何を、手放すべきだろう?」と、問いかけるタイミングなのかもしれません。

マンダラチャート

今日は月に一度の全体ミーティング。
午後は、先生をお招きし、マンダラチャートのワークショップを
行っていただきました。

先生にガイドいただきながら、2026年の人生計画を
マンダラチャートに記入!思考や発想を掘り下げる9×9=81マスに、
健康・仕事・経済をはじめ、8カテゴリーのありかた、やりかたを
記入していくのですが、面白い!
チャートに書くことで、目標達成へのルートが見えてきます。

人生計画だけではなく、事業計画やお客様へのインタビュー、
旅行記、セミナー開発にも使えるとのこと。
書くとエネルギーが湧いてくるので、いろいろなテーマで、
これからも書いていきたいです~!

我が祖国

広島に向かう車中です!
さて、今日はモダン焼きにするか、はたまたお好み焼きか?と
心は夕食へ・・。

さて、5年前から、オペラやバレエ、クラシックコンサートという、
今までほとんど縁のなかった分野を、深く知る機会をいただいています。
先生が出して下さる課題演目を、1か月の間に鑑賞する、聴く。
月に一度、ZOOMで繋がり、その感想を参加者が語り合い、
先生からまた深い知見をいただく場ですが、
昨夜は59回目でした!

今年4月のお題は、スメタナの「我が祖国」。
この曲の虜になりました。
去年、チェコのプラハを訪れたこともあり、
余計に感情移入したのでした。

そんなことをお話したら、お仲間のご厚意で、
チケットをお取りいただき、先日、チェコ・フィルハーモニー
管弦楽団による『わが祖国』のコンサートに行ってきました!
生で聴く演奏は、言葉では形容できないほどに素晴らしかったです。

スメタナは生涯を通じて「祖国」を愛した作曲家です。
晩年、聴力を失いながらも、この曲を完成させました。
ボヘミアの自然、伝説、そして自由への祈り。
それらがこの6つの交響詩に込められています。

プラハで「共産主義博物館」を訪れた時に知ったのは、
チェコの人々が長い間どれほど抑圧されてきたかという事実です。
自由を奪われ、声を封じられ、それでも文化と音楽だけは失わなかった。
1989年のビロード革命で人々が歌とともに広場に集まり、
平和的に自由を勝ち取ったのですね。

チェコの人々にとってこの曲は、希望の証であり、
祈りそのもの。
また、チェコを訪れたいです。

今日を生きる

福井の朝は快晴です!
今日は少し暖かくなるようですね。

新たな1日がスタートしました。
いつも思い起こすのは、敬愛する土光敏夫氏の言葉。

旧国鉄や電電公社の民営化のために
大ナタを振るった土光敏夫氏。
私心なく、公私の別に厳しく、質素を好んだ土光氏が、
色紙を求められるといつも書いたのは
「日新 日日新」という言葉。

”きょうという一日は天地開闢以来
はじめて訪れた一日である。
それも貧乏人にも王様にも、みな平等にやってくる。
その一日を有意義に暮らすためには、
その行いは昨日よりもきょう、
きょうよりも明日は新しくなるべきだ。”

一日の決算は一日にやる。
失敗もあるであろう。
しかし、昨日を悔やむこともしないし、
明日を思い煩うこともしない。
新たにきょうという清浄無垢な日を迎える。

ぼくはこれを銘として、毎朝
『きょうを精いっぱい生きよう』と誓い、全力を傾けて生きる”。
昨日を悔やまず、明日を思い煩わず、今日を精一杯生きる。

こんな日々を積み上げたいと思います!

タイム・プア

始発で大阪へやってきました!
このスタバは6時半~開いているのが嬉しいこと。
朝一の店内は資格試験の勉強に励む方々多し。
素晴らしい!!

「今週のTO DOフォルダ」のタスクを完遂できて、
すっきり!束の間のすっきりではあるものの、
やり残している感が払拭されて嬉しいこと。

『タイム・スマート-お金と時間の科学-』を読んだ際、
”タイム・プアになる5つの傾向”にギクリとしたことを思い出しました。

1.テクノロジーへの絶え間ないアクセスによるストレス
2.働くこととお金を稼ぐことへの執着で、今頑張れば、
 将来は楽になれるということへの幻想
3.多忙のステータスシンボル化
4.何もしないでいることへの嫌悪
5.未来の時間を楽観的に捉え、多くのリクエストにイエスと答え、
 その時が来て忙しすぎる状況に追い込まれる

3~5があてはまる!
同じことを繰り返しているが、
こういう状況が好きだったりするのかも。
 



リフレッシュ

日曜から行脚の日々ですが、
本日、一旦自宅に戻って来ました。

忙しさにのまれないよう、ほんの少しの工夫で
“心の余白”をつくり、リフレッシュしたいものです。
何も特別なことではなく、日常の中にある
“ちょっとしたワクワク”の積み重ね。
ということで、この24時間以内で心躍った出来事を。

・スメタナの「我が祖国」@チェコフィル演奏に感動
・お土産にいただいたクッキーサンドがとてもおいしかった
・書きやすいペン発見
・VIVANT2情報リリースとのことを教えてもらい、チェック!
 来年の楽しみができた
・股関節改善に光明が!?

すべて、周りの方のおかげだと実感。


欲を手放す

秋は毎年、出張三昧の日々です。
今日は久しぶりに京都でのお仕事。

さて、なかなか今年はゴルフに行けていませんが、
先日、数か月ぶりに行って来ました。
が、久しぶりということで、欲を出してあれこれやろうと思うと、
グダグダに・・。

これは仕事でも同じですねえ。
ついつい欲張ってしまいがちですが、
以前に講演を聴いた為末氏の言葉をすっかり忘れているではないか!

①パフォーマンスを阻害するのは「想像力」
ありもしない未来の不安を憂いたり、過去の失敗を思い返すことで、
緊張感から体が縮こまったり、余計な力が入ってしまい、
本来の力が発揮できない。

②人間の限界を作るのは「思い込み」
この記録を破ることなど到底無理。
人間には限界がある、というメンタルブロックが、
力を発揮することを阻害する。

③トレーニングの際に意識を向けるのは「1点だけ」
あれもこれもと考えだすと、動きが不自然になり、
どうにもこうにもならなくなってしまう。
「要するに何なのか?」に目を向けること。
シンプルに考えること、そぎ落とすこと。

④大事なことはビジネスもスポーツも楽しくやること
義務感や「ねばならない」では、メンタルが持たない。

「ねばならない星人」の話で昨夜は盛り上がりましたが、
つい陥ってしまいそうです。
ゆるめよう。

共助資本主義

夕方からの会合に参加したのち、東京へ向かう新幹線車中です。
本日の講演は、「共助資本主義」について。

東京の経済同友会が提唱してますが、「共助資本主義」とは、
ただ利益を追うだけの資本主義でも助け合いだけの社会でもない、
“成長と共助を両立させる”新しいモデルです。

企業は「利益を出すこと」だけではなく、
自らが掲げる目的(=パーパス)を通じて、
社会に価値提供したり、社会課題解決を図る役割を担う。
起業家精神・挑戦心をもって革新を起こしつつ、
同時にソーシャルセクター(NPOなど)と
共創し、「共助」の取り組みを進めよう、というイメージです。

なぜこんな発想が必要かと言うと、従来の資本主義モデルは、
富の偏在や格差、共同体の崩壊、孤立感の拡大といった
問題を抱えているが、これからの時代は、収奪的な社会から
包摂的な社会への転換が求められているからだと。

自社の利益の一部を、社会課題解決に役立てる。
具体的な取り組みも少しずつ進んでいて、
「ソーシャルウェンズデー」という社会貢献・
共創活動を促すプログラムや、ケロッグ朝ごはんプロジェクトも
その一つ。

但し、企業側が本気で社会課題を解決しようとすると
コストがかかり、利益とのバランスをどう取るかが難しい。
連携する団体間で価値観・目線がずれることもあります。
課題はあるものの、この考え方が広まることにより、
「稼ぐ」と「支える」がセットになる社会は、
少しずつ実現できるかもしれません。

終わりが始まり

連休明けの大阪は少々曇り空です。
今日も30度の見込み。いつまでも残暑厳しい・・。

さて、昨日大阪・関西万博が終わりました。
行ったのは7回ですが、毎回発見満載。
時間が許せば毎日通いたいくらいでした。
視野が広がり、たくさんの問いが立ちました。
これで最後だと思うと、一抹のさみしさはありますが、
最高の半年間でした!

8名のプロデューサーが万博を振り返る特別パネルディスカッションが、
すごく面白かったです。
「万博を単なる展示会ではなく“問いが生まれる場”にしたい」という想いで、
各自各様のシグネチャーパビリオンを作ったが、
その中で、来場者自身が問いを受け取り、日常の中に問いを持ち帰ることを
設計の目的に据える。そのために、展示・建築・技術が有機的に連携し、
体験の余白を大切にしながら、「問い続ける」構造を目指すアプローチにしたのですね。

先日行った、ロボット工学の第一人者・石黒浩氏が手がける「いのちの未来」。
3つのゾーン構成もとてもわかりやすく、それぞれにメッセージ性を感じました。

ゾーン1では、土偶や仏像など「モノにいのちを宿す」人間の、文化的な営みを
振り返る。
ゾーン2は、50年後の未来を題材とし、アンドロイドやロボットと共存する
日常風景が、おばあちゃんと孫のストーリーをベースに語られる。
ゾーン3では、1000年後のさらなる進化が表現されている。

没入体験や未来社会を描くストーリー構成、何より未来の“いのち”を
どう捉えるかを考えさせられる内容でした。

福岡伸一氏のいのち動的平衡パビリオンでは、「死は利他的である」
というメッセージを受け取りましたが、アンドロイドになってまでも、
命を長らえることを選択するのか?

未来社会・生命・共生というテーマで、考える機会をいただけた
万博でした。万博は終わりましたが、問いを立て続け、自分ができることに
チャレンジする。そういった意味では、これからが始まりなのかもしれません。