社会の変革は個人から始まる

始発で大阪へ向かい、いつものカフェで朝活中です。
今日もずいぶんと寒い1日になりそうです。

さて、週末の授業で連続起業家 千本倖生氏の講演を聴きました。
氏は、第二電電やイー・アクセス、イーモバイル社を立ち上げ、
日本の高速インターネット普及と携帯電話業界の競争促進に
多大な貢献をされた方です。

「未来へのかじ取り―起業・イノベーション・良心をつなぐもの」
というお題でしたが、内容はとても人間くさく、インパクトあるものでした。

つい先日まで台湾の TSMC を訪れていたそうですが、
産業革命の時代、世界を大きく変えたはオイル(石油)でしたが、
いま社会を塗り替えているのはAI。その基盤を支えるのが半導体。

韓国では Samsung 一社でGDPの3分の1を占めるほどだが、
そのサムスンでさえ、台湾のTSMCには簡単に追いつけない。
創業者であるモリス・チャンの決断とリスクテイキングが、
世界の構造を変えた。
今やTSMCは時価総額170兆円規模の、他の追随を許さない
存在になっています。

印象的だったのは、「社会の変革は、個人のリーダーシップから始まる」
という一貫したメッセージです。
ソニーの井深大氏と盛田昭夫氏、NVIDIA が3人から始まったこと。
大学の存在が企業成長を支えてきたこと。
どれも「人」と「学び」が軸にあります。

次世代へのメッセージは、
世界をよく見て、旅をし、自分が何者かを知ること。
社会の矛盾に気づき、周到に準備し、リスクを取って
“ファーストペンギン”になること。
そして、良きパートナーを得て、始めたら「今の次の一歩」だけを見る。
過去にとらわれず、感謝を忘れない。

「儲かるかどうかだけで判断してはいけない。
社会に役立つかが大事。但し、税金を払うことも社会貢献」。
税金を払わない会社は「悪」だとさえ、言い切っていらっしゃいました。
経営と良心を切り離さないこと、ですね。

御年84歳の今なお、世界を飛び回る氏。
飛行機はエコノミー、新幹線は自由席にしか乗らない、
無駄遣いはしない。自身が設立された財団を通して、
社会貢献に遣っていることにも頭が下がりました・・。



今年は「瑞」

先日は、社内で2026年の抱負発表会でした!
持ち時間は一人10分。これ、毎年の楽しみです
大切にしたい価値観・強み・ビジョンは人それぞれですが、
お互いへの理解が深まり、人と人との繋がりが、より深まる場でもあります。


今年の一文字は「瑞」。
日々是好日、の如く、瑞々しい気持ちで毎日を過ごしたい。

大切にしていることは、
「好奇心」「インテグリティ」「変化を楽しむ」。

好奇心の原動力は、「見たい!知りたい!体験したい!」。
野次馬根性とも言えるが、これは子供の頃から変わらぬ性分。

インテグリティは誠実さ・高潔さ・真摯さ。
人とコトに、丁寧に真摯に向き合いたい。

変化を楽しむとは、山谷あってのこその人生だと
ここ数年、実感しているから。

仕事では、対話の場を増やし、そこから生成されるものを
大事にしたい。
さらにはモヤモヤしたことにすぐ結論を出したり、
手放したりせずに、寝かせておくことも!

そうそう、今年は歌舞伎や文楽も楽しみたい。
これまで経験したことのない世界に足を踏み入れることに、
ワクワクします。

というようなことを1枚に見える化し、
徒然なるままに話すと、エネルギーが湧いてくるのでした!

両利きの経営

週明けは千葉からスタートです!
昨日は雪で移動が心配でしたが、東海道新幹線は
定時で東京到着、ありがたい。

さて、課題図書である『両利きの経営』完読。
以前に斜め読みしていた本ですが、講座の課題図書ということもあり、
しっかり読み終えました。

両利きとは、「今の強みを磨き続けること(深化)」と
「未来のための新しい挑戦をすること(探索)」を、
同時にやり続けること。これこそが会社が存続し続ける鍵だといいます。
企業の平均寿命は、1955年には45年だったのが、
2005年にはなんと15年・・。

参入障壁の低下、グローバルでの競争激化、
目覚ましい技術革新が、ビジネスモデルの陳腐化を
加速させていることも一因です。

さらには、多くの会社は、どうしても「今うまくいっていること」に
力を入れがちです。売上が立っている事業、お客様から評価されているサービス、
効率よく回っている仕組み。それ自体はとても大事で正しい判断。

でも、その「正しさ」こそが、次の変化を遠ざけてしまう。
これを本の中では「成功の罠」と呼んでいました。
むむむ、胸が痛い・・。


とはいえ、「両利きの経営」は、
何かを捨てて新しいことをやれ、という話ではありません。
今の強みを磨きながら、同時に、不器用でもいいから
未来の実験も続けよう、というメッセージです。

「ちゃんと今に向き合いながら、ちゃんと未来にも賭ける」。

この視点を忘れないでいたいです!

35刷目!

2018年に上梓した
『仕事で「ミスをしない人」と「ミスをする人」の習慣』が、
このたび35刷目の増刷をいただきました!

執筆当時はここまで長く、たくさんの方に手に取っていただける本に
なるとは想像していませんでした。

現場で悩みながらも、ミス削減を実践してくださった読者の皆さん、
研修や講演の場で本書を紹介してくださった方々、
編集・制作に関わってくださった皆さん。
多くのご縁と支えがあって、ここまで育てていただき、
本当にありがとうございます。

本書の中でお伝えしている習慣は、特別な才能や難しいやり方を
必要とするものではありません。
誰もが今日から少しずつ取り入れられる、小さな工夫の積み重ねです。

この一冊が、仕事に対する不安を和らげたり、
自信につながっているとしたら、嬉しいです!

対話はすごい!

昨日は、ヒューマンバリュー会長の高間さんによる、
「対話の哲学」講座を受講しました。

そもそも哲学とは、答えを与える学問ではなく、
前提を問い直し価値を揺さぶり、よりよく生きるための
「思考の技法」であり、「対話の文化」そのもの。
対話とは真理を発見する場ではなく、「意味が生成される場」
だということに、目からうろこが落ちました!!

オープンダイアローグについても掘り下げて伝えて下さいましたが、
複数の声が立ち上る「多声性」の中で、
意味が立ち上がっていく。
対話とは、結論に急ぐものではなく、問いが生き続ける場を守る
営みなのだと思えました。

ベイトソンの「学習の階層」という考え方も、
深い示唆を与えてくれました。
多くの対話は、行動や考え方を少し修正する「学習Ⅰ」に
とどまりがちですが、本当に人や組織が変容するときには、
前提そのものが揺らぎ、自己と世界の関係が組み替えられる
学習Ⅱ・Ⅲが起きている。これはすごい!

「対話をうまく運ぶ」ことよりも、「問い続ける」ことを
今年は探究したいと思うようになりました。
わかろうと急がず、結論を急がず、沈黙や違和感も含めて場に留まる。
対話とは、他者と向き合う以前に、自分がどんな世界観で、
人と関わっているのかを映し出しているようにも思えます!

理論は現場を自由にする

組織開発の学びを深めるために東京へ向かっています。
今日は富士山が美しい!

12月からビジネススクールで学んでいる
「組織マネジメント」の科目も、いよいよ佳境です。

自組織の組織能力を高め、成果を出すために“何をどう考えるか”を学ぶこと。
個人の頑張りではなく、組織“全体”として成果を生み出すための
視点を身につけることに重きが置かれています。

初回授業で学んだことは、
「組織を見る3つのパースペクティブ(視点)」。
合理性や効率性を重視するモダン・パースペクティブ。
文化や意味づけに注目するシンボリック・パースペクティブ。
そして、権力や抑圧、前提そのものを問い直す
ポストモダン・パースペクティブ。

これまで無意識のうちに、
「正しそうな一つの見方」で組織を語ってきたかもしれません・・。
しかし視点を変えることで、同じ現象がまったく違って見えてくる。
そのこと自体が、組織開発の第一歩なのだと感じています。

授業では理論を学ぶだけでなく、ケース分析やディスカッションを通じて、
「組織をどう設計すれば成果につながるのか」
「なぜイノベーションが生まれないのか」
といった問いを、自分自身の組織に引き寄せて考え続けます。

特に関心が高いのは、自主運営型組織や
イノベーションを生み出す組織のあり方。
ぬるま湯体質、トップダウンからの脱却——
多くの組織が抱える課題と、私自身の問題意識が
重なっているなあ、と思います。

組織論を学ぶことは、複雑な現象を「チャンク化」し、
扱える大きさにすること。
理論は現場を縛るものではなく、現場での思考と選択を
自由にする道具なのだと、あらためて思います。

学びを、知識で終わらせない。
自分の組織を語り、問い、提言できる力へ!
今日の学びもそんな実践につながる一日になれば、と
期待が膨らみます。

女性活躍と対話

今朝は千葉に来ています。
いつものカフェで朝活中。
ホテルで仕事をするよりは、場所を変えた方が、
頭のスイッチも自然と切り替わります!

本日は女性リーダーセミナー。
今週は女性関連のお仕事が多かったです。
女性活躍イコール、「管理職を増やす」「女性の意識を変える」
といった言葉が先に立ちがちですが、実際の現場に立つと、
それだけでは足りないことを改めて感じます。

よくある誤解は、女性活躍推進=制度づくり、仕組みづくりだという考え方です。
もちろん制度は大切ですが、それ以上に影響が大きいのは、
日常の関わり方や、安心して話せる関係づくり。
否定されない、ちゃんと聞いてもらえる。
そうした関係性の土壌があってこそ、だと思います。

「対話を大事にしよう」。
言葉にするとシンプルですが、実践は決して容易ではありません。
なぜなら、対話とは「正解を出すこと」ではなく、
「違いをそのまま扱うこと」だからです。
意見が食い違うこと、感情が揺れること、沈黙が生まれること。
そのすべてを、なかったことにせず、急いで結論にまとめず、
場に置き続ける力が求められます。

多くの組織では、効率や結論が優先されます。
会議は短く、結論は早く、空気が重くなる前に話題を切り替える。
そうした“正しさ”が染みついているほど、対話は難しくなります。
本音を出すことはリスクであり、違和感を口にすることは面倒なことだと、
無意識に学習していることもあるかもしれません。

それでも、対話を避けたままでは、女性活躍推進は表層にとどまります。
制度は整っているのに、声は上がらない。
役職には就いたけれど、発言には慎重になる。
そうした状態を変える鍵が、対話型組織開発です。
立場や役割を一度横に置き、一人ひとりが自分の言葉で語り、
聴き合う。その積み重ねが、心理的安全性を生み、挑戦を後押しします。

対話には時間がかかります。成果もすぐには見えません。
だからこそ難しい。でも、その遠回りこそが、
組織をしなやかに強くし、女性が自然体で力を発揮できる
土壌を育てていくのだと、現場に立つたびに実感します。

【20年】

今日は、今年の初出張です。

さて、2006年1月中旬にブログをスタートし、
ちょうど20年が過ぎました!
もう20年経つとは感慨深い・・。

何を書いていたのだろうと、初日の記事を読んでみる。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

今日は子供の保育園での参観日でした。
「子供さんのいいところを、お母さんから話してもらいましょう」と、
先生からの提案。

うちの子供をはじめ、自分のいいところをお母さんに話して
もらっている子供たちは皆とっても嬉しそう。

大人だってそうですよね。あなたのこんなところが素敵。
って言ってもらえたらとってもハッピーな気持ちになれて、

自分にも自信が湧いてくるのではないでしょうか。
褒め言葉は、相手に関心を持っているからこそ言えること。
親子共々、幸せな気持ちになれた時間でした。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

おおお、娘はまだ保育園児だったのか!
しかし、何をほめたのかはすっかり忘れてしまった。
あと20年続けたら80歳。
人生あっという間だと思います。

自分点検

3連休明けの今日は、朝から人間ドックへ!
1年に一度“自分点検”として受診しています。

結果はというと――
少々コレステロール高め、という指摘はありつつも、
大きな異常はなく、ひとまずホッとひと安心。

「すごく良い結果」ではないけれど、
「大きな問題もない」という事実を確認できただけで、
なんとも言えない安心感があります。

人の身体も、仕事も、組織も、
いきなり壊れることは少なくて、
たいていは“小さなサイン”を見逃し続けた結果、
気づいた時には大きな問題になっているもの。

だからこそ、
年に一度の点検、
定期的な振り返り、
そして「今の状態を知る」ことは、
とても大事だと改めて感じました。

完璧を目指すより、
異常がないかを確かめ、
気になるところには、少し手をかける。

まずは数値改善を目指して、
コレステロール対策も兼ねて、
日々の食事と運動から、です!