引き際を考える

『プラダを着た悪魔2』を観ました。
ネタバレになるので詳しくは書きませんが、
「どう引き際を選ぶのか」を考えさせられました。

年齢を重ねたからこそ見える景色や、仕事との向き合い方。
かっこいい女性たちの姿に背筋が伸びつつ、
圧巻のお洒落な衣装の数々に心が躍りました。

そして、前作との“つながり”も随所に。
20年という時を経たからこそ響く、大人のための続編だった気がします。

若い頃は、「頂点に立つこと」や「走り続けること」が
格好良く見えていたけれど、今はそれだけではないのだと感じます。
どこで立ち止まるのか。何を守り、何を手放すのか。
そんな問いを静かに投げかけられているようでした。

それでも、この映画は決して重たくありません。
テンポの良い会話、美しいファッション、洗練された空気感に
ワクワクしっぱなし。スクリーンに映る一着一着が本当に素敵で、
お洒落って、自分を奮い立たせる力なんだと思います!

人は意味を求めている

長らくお休みをいただいていましたが、
今日から仕事スタートです!

ゴールデンウィークは、バリへ、そして終盤には、
奈良のキトラ古墳を訪れました。

バリでは、毎朝、家々や店先に小さなお供えが並びます。
花やお菓子、香を供え、人々は静かに手を合わせる。
それは特別な行事ではなく、
日常の風景として自然に存在しています。
自然への畏れ、神々への感謝、
あくせくせず、「なるようになる」というおおらかさ。
人は生かされている存在であるという感覚が、
根づいているように感じました。

こうした“目に見えないもの”への敬意が、
いまなお、暮らしの中に当たり前に残っていることに驚きます。

一方、奈良のキトラ古墳でも、似た感覚を覚えました。
1300年以上前に描かれた天文図や四神。
当時の人々もまた、空を見上げ、
自然や宇宙、そして目に見えない世界に、
意味を見出そうとしていたのかもしれません。

人の想いや信頼、
願いの積み重ねを大切にしながら、
前に進んでいきたいと、改めて感じた休暇でした。


ヒヤリとした朝

今朝は日帰りで東京講演へ。
いつものように新幹線に乗り込み、資料の最終確認をしていたところ、
「車両点検のため運転見合わせ」のアナウンス。
当初は10分程度の遅れといわれていたものの、
まったく動かず・・。あせる!!
結局45分遅れで東京に着きましたが、
ずっと、はらはらしていました。

本来の到着予定時刻は、講演開始時間の2時間半前だったので、
最悪2時間止まっても大丈夫。しかしそれ以上動かなかったらどうする?
ハイブリッドの予定をオンラインに変更し、最寄り駅のホテルを予約し、
そこから配信できるだろうか?

不測の事態が起きるのは避けられませんが、
心臓に悪い朝でした。

10の行動規範

福井の朝はすでに20度近く。
今日は暑い1日になりそうです。

さて、Xで、「Googleが10年かけて証明した、マネジャーの10行動規範」
という記事を目にしました。

■ マネジャーの10行動規範(Google Project Oxygen)

・良いコーチである
・チームを信頼し、任せる(マイクロマネジメントしない)
・メンバーの成功と幸福に関心を持つ
・生産的で成果志向である
・コミュニケーションが上手で、よく話を聞く
・キャリア開発を支援する
・明確なビジョンと戦略を示す
・専門性を持ち、適切な意思決定ができる
・チーム横断で協働する力がある
・強い判断力を持ち、方向性を示せる

これはGoogleが社内調査「Project Oxygen」を通じて導き出したものです。
どれも一見シンプルですが、実際の職場で一貫して実践するのは
簡単ではありません。だからこそ、10年という時間をかけて
“有効だと証明された行動”として意味があるのだと思います。

とはいえ、「知っている」ことは「できる」のか?というギャップも感じます。
部下を信頼すべきことも、対話が大切なことも理解しているけれども、
やってみるのは簡単ではない。こうした基本行動を地道に積み重ねることこそが
大事なのだなあ、と思いました。

ぼっちりの幸せ

ウェルビーイング社会の実現、をテーマにした
経済同友会の全国大会が終わりました。

福井県は幸福度ナンバーワンの県。
福井県立大学准教授、高野先生のお話がとても印象的でした。

従業員のウェルビーイングが高い会社ほど
生産性、売上、創造性ともに高い。
そして、幸福度を高める鍵は「安心できる居場所と活躍できる舞台」。

また、他者との競争ではなく、自分の満足度を
軸にした価値観、という意味の土佐弁「ぼっちり」という言葉も
心に残りました。
ちょうどいい、という意味だそうですが、
経済の成長だけではなく、家族や仲間との良好な関係、
人とのつながり、健康に過ごせる心身。

仕事を楽しみ、自己決定できている人は幸福度が高い。
仲間の幸福度を高めることが、私たち経営者の役割なのだという
メッセージにも納得しきりでした。

ウェルビーイングな社会づくりが、各地の経済同友会と官民連携で
始まっていることも印象的でした!

欲望の果てに・・

昨夜、高知に入りました。
はりまや橋と高知城を散歩し、会場に向かおうと思います。

今日から、「第38回全国経済同友会セミナー」が開催されます。
今回の大会テーマは、「幸せの国創りは土佐の山間より
~ウェルビーイングな日本を目指して~」

「幸せ」という極めて本質的なテーマに惹かれました。
基調講演では、NHKの丸山俊一氏が登壇予定。
氏が作られた欲望の資本主義シリーズ、大好きです!

これまでの資本主義は、欲望をエンジンとして成長してきたけれど、
格差は拡大し、社会は分断し、将来への漠然とした不安は
大きくなるばかり。
果たして人間は、欲望を追い続けることで幸せになれるのか?

このことを、高知という地で問い直す。
ここは自由民権運動の地。
「自由は土佐の山間より出づ」の言葉にあるように、
中央ではなく、地方から社会を変えようとした歴史があるだけに、
興味深い議論がなされそうです!

何のために働くのか?どんな社会をつくりたいのか?
そんなことを考える機会になればよいな、と思います。

新卒採用は?

今朝もいつものカフェで朝活中。
昨日よりも暖かいと感じる朝です!

さて、日経ビジネス4/13号は「新卒は必要か」。
長年の前提を揺るがすようなタイトルです・・。

確かにここ最近、「新卒採用を絞る」という企業が増えています。
その背景にあるのは、景気だけでなくAIの進化。
これまで新入社員が担ってきた議事録作成や情報収集、
資料づくりといった業務は、今やAIで短時間に処理できるようになりました。
一昔前のように、こういった仕事を通じて業務への理解を深める
という育成モデルが機能しにくくなっているのですね。

とはいえ、企業の持続的成長を考えると、新卒採用は依然重要。
採用にAI面接を取り入れるなど、やり方も変わりつつあります。

そして、「どう育てるか」も大事。
新人研修の内容も大きく変わっていくように思います。


女性リーダーが育たないのは?

大阪は肌寒い朝です。
この界隈に来た時にはいつも立ち寄るスタバで、朝活中。

さて、この4月の女性活躍推進法改正により、
これまで301人以上だった企業に求められていた情報公表義務は、
101人以上へと拡大されました。
女性管理職比率や賃金格差などの可視化が進み、
女性活躍は「努力目標」から「実行責任のあるテーマ」へと変わりました。

しかし現場では、「女性リーダーがなかなか育たない」という声を
耳にすることが多いです。
とはいえ、それは男女間の能力・意欲の問題ではなく、
「機会設計」が肝だと思います。

リーダーシップやマネジメント力の醸成は、小さな意思決定や、
周りを巻き込みながらコトを前に進めるという経験の積み重ねが不可欠ですが、
無意識の配慮や遠慮(アンコンシャス・バイアス)によって、
その機会が男性に偏っているケースは少なくありません。

また、いきなり管理職として登用するのではなく、
段階的に役割を広げていくことも大切です。
例えば、チームの一部を任せる、後輩育成を担うなど、
負荷と責任のバランスを見極めることが大事ですね。

そして忘れてならないのは、上司の関わり方です。
女性リーダーの育成は上司の姿勢に大きく左右されるように思います。
「配慮」と「期待」のバランスを大事にしつつ、
適切なフィードバックが成長のスイッチにもなります。

社内制度は整いつつあるものの、制度だけでは動きません。
女性活躍を前に進めるために必要なのは、
「育つ構造をどう設計するか」。
その前提に立つことが、次の一歩になるように思います。

言語化力とスピード

千葉は快晴、気持ちの良い朝です。
さて、昨日お会いした方はAIやガジェットを使い倒し、
仕事に活用している方。
AR(拡張現実)グラスにはその迫力にびっくりしましたが、
去年から愛用されているのだそう。

また、「Claude Code」でアプリを作って、
業務効率化に生かしているとのこと。
少し前までであれば、エンジニアの仕事と思っていたことが、
今は私たちにも可能な世界が広がっている。

とはいえ、ここで問われるのが言語化力ですね。
「なんとなくこうしたい」ではなく、
・何を
・どの順番で
・どう処理したいのか

自分の仕事を細かく分けて、構造を理解し、
どこを自動化できるかを考える。

この力がある人は、AIを使ってどんどん仕事を前に進めていく。
一方で、それができない人は、「便利そうだな」で止まってしまう。

もうひとつ大きいのは、スピードです。
これまでは「考えて、作って、試して、修正する」までに
時間がかかりましたが、今は、それが自分で可能ってすごい。
PDCAが一気に加速しているのです。
これからは、「知っている人」ではなく、
「試している人」が強くなる。

今からでもキャッチアップできるか?
試してみます!