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BPS代表 藤井 美保代

2026年3月30日

問いを立てる

すっかり春本番!
週末は近所でお花見を楽しみました。

さて、多くの大学で行われた卒業式も一段落ですね。
SNSやネットニュースに学長やゲストのスピーチが
いくつも取り上げられていましたが、
去年までと比べて傾向が変化したように思います。
これまでは、「夢を持とう」「挑戦を恐れないで!」といった、
力強く背中を押す言葉が多かったけれども、
今年は問いが立つようなお話が多かったという印象です。

■AI時代における「人間らしさ」とは何か
このテーマは、先月まで参加した研究会でも取り上げられました。
AIができることはどんどん増えて。人が努力して
体得したことが、代替されつつある。
だからこそ問われているのは、
「人間にだからこそできることは何か」ということ。
このことを、問い続ける姿勢そのものが大切だという
メッセージが目を引きました。

■不確実性を“前提”として生きる
2つ目は、「未来は予測できるものではない」という前提の共有。
これまでは、いい大学に入り、いい会社に入り、
レールに乗って、キャリアを積み上げていく。
しかし今は、成功パターンのレールに乗るのではなく、
変化の中で動き続けること、安定ではなく適応すること。
時には試行錯誤することが大事なのだと。
この価値観のシフトは大きい。

■自律し、学び続ける力
3つ目は、学び続ける人だけが変化に
対応できるというメッセージ。
単なる知識習得ではない。自分で問いを立て、
自分で考え、自分で選ぶ力。
言い換えれば、「誰かに用意された正解に乗る力」ではなく、
「正解がない中で、意思決定する力」なのだと思います。
そのためには、意思決定の判断軸になるような知見を
学び続けること。

ビジネスパーソンの学びも変化しています。
かつては、「こうすればうまくいく」という型を教えることに
価値があったけれども、今は違う。むしろ求められているのは、
自分で考え続けられる人をどう育てるか。ということ。

AI時代、不確実性、自律的な学び。
これらはすべて、これからを生きるための前提。
そしてその前提の中で問われているのは、
「あなたは、自分で考え続けることができるか」。
AIは考えることをも代替してくれそうですが、
過去の情報の蓄積の先にある解ともいえる。
自分の頭とAIとを、どう使いわけるかも問われそうです!

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